IS~科学と魔術と… 番外編   作:ラッファ

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第6話

現在の時刻は午後3時30分。

ティナ達はあの話し合いの後、今後の対策等を練っていたのだが途中学園都市に侵入した一夏達の情報収集も会った事を思い出し席を外したのだが、ここはIS学園、一応図書室などもあるのだが使徒十字のような霊装に関する本などあるはずもなくティナとしてはため息を吐く。

そのため彼女は通信用霊装を使い一夏に通信を入れる。

 

一夏も通信に出るが、学園都市にいる彼も手詰まりであったのだが、途中彼がティナにイタリア語を読むことが出来るかと聞かれる。

彼女はイギリス人でありイタリア語を話すことは出来ないが母親の職業や自信が魔術師と言う事もありイタリア語を読むことなら出来る。そのため彼女はイタリア語を読むことが出来ると言う事を伝えると一夏は

 

<ちょっと報告書が来たんだけど、俺イタリア語読めなくてさ悪いけど翻訳してくれないか?>

 

<いいわよ、言うのも面倒だと思うから携帯のアドレス教えてちょうだい>

 

そう言われたため彼女は快く引き受ける。

すると彼は

 

<サンキュー、ティナ。それじゃ今からメール送るからアドレス教えてくれないか?>

 

<ちょっと待って、一夏。あなたのアドレス教えてちょうだい。登録するから>

 

彼女がそう答えると一夏は不思議そうに

 

<登録なんてしなくても俺がティナからアドレス聞いてそれに送ればいいんじゃないのか?>

 

<そうしたいのは山々だけど私の携帯登録したアドレス以外からのメールは拒否する設定にしてるのよ。迷惑メール対策って奴>

 

<成る程、それじゃアドレス教えるぞ…>

 

彼はその後アドレスを口頭で伝えティナはそれを携帯に打ち込んでいく。彼らが使っている通信用霊装は携帯電話に付いているストラップのため近くの生徒に怪しまれることなく作業が出来る。

その後一夏から送られてきたメールにはイタリア語の文字が記されていた。

それを見た彼女は

 

「(これは…英国図書館にある雑記帳の記録を纏めた物ね。えーと…)」

 

そうして彼女は10分ほどでそれらを日本語に訳すと一夏に再び通信を入れる。

その後、彼女は一夏と再び話した後、彼女から通信を切る。

そして彼女は一息つくと、内心

 

「(一夏、ようやく自由になったらまた事件に巻き込まれるなんて…巻き込まれ体質なのかしらね。魔術側の事件以外にも臨海学校の福音事件やクラス代表戦の無人機乱入…精神的な疲れもあるだろうし大丈夫かしら…?)」

 

学園都市で事件に対処している一夏の身を案じていた。

その後は図書館で本を読んだのち、谷本たちの居る所に向かおうと廊下を歩いていたのだが、その途中で谷本と鏡の二人と廊下で合流する

 

「ごめんなさい席を外して。もう訓練終わっちゃった?」

 

ティナがそう尋ねると谷本は

 

「そんな所。でも気にしなくていいよ。最後の方はみんな疲れてグダグダだったからそのままお開きになったのほかの子たちはシャワーまだ浴びてると思うよ」

 

そう言う彼女達の髪も若干濡れていることから彼女たちは鷹月や夜竹より早くシャワーから出てきたことになる。

その後彼女たちは雑談をした後夕食を食べる約束をしたのでそれぞれ自分の部屋へと戻るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の某所にあるマンションの最上階の部屋。ここにはIS学園の学園祭を襲撃した亡国機業のメンバーであるクスグが一人で座っていた。

 

「だーっ、暇だ!!マジで暇だ。イオの旦那に着いて行きゃよかったかなー?」

 

そう一人でつぶやきながらソファの上で寝そべっていると、そこに

 

「どうしたクスグ独り言をはなして。ついに頭まで可笑しくなったか」

 

侮蔑の笑みを浮かべながら部屋に現れた少女はエム。彼女もまた亡国機業のメンバーのエム。ISの操縦技術は高く国の候補生レベルならば簡単に退けられる腕の持ち主だ。そして先の少年、クスグはエムとは違い魔術師でありその実力だけは保障されているが私生活がいろんな意味で不味く、よくエムと喧嘩と言う名のコミュニケーションを行う仲である

 

するとクスグはエムに対し

 

「エムか、いやいやイオの旦那とアトラクの二人が指令を受けたとかで出かけたんだよ。オトゥーと二人でいてもやる事無くてさ。暇でしょうがないんだよ」

 

そう言いながら彼はオトゥーと呼ばれた少女を指さす。彼女はと言うと一人でテレビを見ている。

見ている番組は超機動少女カナミンの再放送である。

 

「…成程カナミンはこうして魔術の仕込みを日常で行っているのね…」

 

とは言っても彼女もまた魔術師、アニメをものすごく偏った見方で見てるのだが

そうするとエムはクスグに

 

「ところでさっきイオ達は指令を受けたとか言っていたが、お前たちは行かなくていいのか?」

 

「ん…あぁ。俺たちは留守番だってさ。まぁ俺たちが暴れると街焼けるって上の判断なんだけどさ」

 

彼の今のある一言にエムは疑問を覚える

 

「上…?お前たちの上司はイオじゃないのか?」

 

「違う違う旦那の上。幹部会みたいなもんだよ。エムやあの年増達は幹部会からの指示で動いてるだろ。それと同じうちらにも似たような決定機関が有るんだよ。ちなみにアンタらと組織として合流することを決めたのも上だ。詳しい事は分からん…って言うかうちらの上層部はマジで何考えてるんだかも分からん。」

 

「ちなみにその上層部に会った事は?」

 

「ねぇよ。それ以外の戦闘要員なら結構知ってるんだけどな。」

 

彼女の質問にクスグは淡々と答える。組織の内情に付いて話すのは本来なら禁忌とされているが彼がここまで話すと言う事は特に話しても問題ないと言う解釈である。今までもイオなどはスコールに対しある程度の構成を話していたことからもそれが本当であるとうかがえる

 

エムも一呼吸置くと

 

「そうか。良いなお前たちは留守番で、私はこの後また仕事だぞ」

 

「仕事…また強奪か。ったくエムばっか使わないで少しは自分らでやれってんだあの年増共。下種なことして奪った白式もあるんだからよ」

 

クスグがそう呟くとエムは

 

「言えてるな…まぁ今回は強奪ではない別件だ」

 

「そっ、いってらー。帰りにアイスよろしく」

 

「ふざけるな。自分で買いに行け」

 

彼女はクスグにそう言い放つと部屋から出ていく

すると今までの流れを聞いていたオトゥーは

 

「…エム、本当に柔らかくなった…」

 

彼らの一連のやり取りを思い出しながら笑みを浮かべていた

そしてすぐに真剣な表情になると

 

「…それにしても白式。まだ反応しないのかな…?」

 

「スコール曰くアクセスを拒否してるらしいな。まっ無理やり主人と引き離されたんだ拒否されて当然だって」

 

クスグはそう告げる。

一夏から奪った白式をスコールたちは装着しようと何度も試みているが一度も反応したことが無い

まるで彼女達を避けている風にも取れるその反応に彼女たちは困り、最近になりどうするべきか話し合っていたのをクスグは思い出す。もしかしたらエムが出かけて行った理由と言うのもそれが関係しているのかもしれない。

 

するとクスグは

 

「にしてもISって何なんだろうな?女が使えるだけかと思ったらあの男の魔術師が動かしちゃうし…挙句の果てには操縦者を選ぶようなものまでついてるなんてな」

 

「…だからこそボスたちは目を付けてここに合流したのかも?”目的”の為に…」

 

「どうなんだろうなぁ」

 

彼らはそんな事を話す。

そうしながら表と裏の一日は終わるのであった

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