ティナ達が整備等を行っていると校内放送が流れる
「あーテステス~、マイクの放送中~」
流れるのだがその声には緊張感が無くのんびりとした口調である事からここにいた全員が声の主に気づく
「本音…」
「そうか、本音って生徒会役員だったよね」
そう言ったのは鷹月と相川、そのほかにもここにいる一組の夜竹と谷本も声の主に気が付く。
そして彼女のお気楽な声にこの場に居た全員が和んでいると、彼女は
「え~それでは今から生徒会長決定戦のトーナメント表を発表します~皆さんご注目~」
彼女がそう言い終わると同時に整備室にあるモニターや校内のモニターのある場所全てにトーナメント表が映し出される。
普段なら学食など決められた場所にしか映さないのだが、今回は生徒会長決定戦と言う事もあり全校生徒の注目を集め、一か所に人が集まる事で混乱が起こる事を想定しこのような事を行ったのだ。
そして参加者全員がトーナメント表に注目する
すると谷本が
「私はBブロックの第3試合か…相手は1年4組の子あぁ、順当に行くとブロックの準決勝で凰さんと当たるね…」
「私はFブロック第一試合…嘘っ、ウェルキン先輩のシード下に入ってる…くじ運悪いなー」
彼女の後に続くように鷹月が言い放つ。ちなみにこのブロック反対の山には専用機で参加するラウラも居るため相当な激戦区になる事が予想される。
そして一年の3強とも噂される内の二人、相川と夜竹はと言うと
「私はAブロック…初戦は2年生の人だね、このブロックに専用機持ちは居ないし決勝トーナメント進出狙ってみようかな」
「私はDブロック、反対の山にオルコットさんがいるね…とその前に二回戦で2年のクルス先輩と当たるから気が抜けない…かな?」
二人はそう言い放つ。
ちなみに他の実力者はと言うと、専用機で参加するシャルロットはEブロック、訓練機で参加する簪はHブロック、前回ベスト4のフォルテはCブロックでこのブロックには専用機で参加する箒が反対の山にいる。
そして1年3強の最後の一人田中はGブロックにいる。このブロックには専用機持ちは居ないがメンバーの大半が上級生で占められておりここはここで激戦区になる事が予想される。
トーナメント表の組み合わせに一喜一憂する生徒も多く、またそれと同時に生徒会長決定戦が近くなってきていることを全員が自覚するのであった。
生徒たちがトーナメントに向けて機体の調整や訓練を行っていく中、生徒会室では実に貴重な顔ぶれがそろっていた
「山やん久しぶりやなぁ、元気にしとったか?」
「はいお久しぶりです、咲夜さん。元気そうで何よりです。ご活躍はニュースでチェックしていますよ」
山やん…生徒会顧問の真耶が咲夜と呼んだ関西弁を話す女性の本名は近江咲夜(おうみ さくや)という。ちなみに彼女は日本の国家代表であり専用機も持っており、待機携帯は右手にはめられている指輪である。
彼女はダリルが一年生の時に生徒会長を務めていた人物であり彼女もまた今回開催される生徒会長決定戦で優勝し生徒会長になったのだ。
そして生徒会室に現在いるのは真耶のほかにもダリルと布仏姉妹がいる。彼女達もまた麻耶と共に生徒会室に入ってきた彼女に大きく驚いたのだ。3年生のダリルや虚はともかく本音が彼女の正体にすぐ気付いたのは家の都合と彼女が仕えている簪が日本の代表候補生と言う事もあり何回か会った事が有るのだ。
ちなみにこの学園で国家代表と言うと楯無が当てはまるが楯無と彼女が勝負した際は咲夜が完全勝利を収めている。この結果の理由としては、機体の性能以前に咲夜の操縦技術が楯無を大きく上回っていることが原因である。実際楯無自身、咲夜に関して「どうやって攻略すればいいのか分からない。全てにおいて私より上…と言うか選手権ベスト4常連の人達なんて咲夜さん含めて全員チートじゃない?」と話していたりする
多くの国がISを保有しており多くの国家代表が存在するが、その中でも世界選手権でベスト4常連のメンバーは格が違い過ぎると評価する者も多く彼女は海外では高く評価されがちだが、日本では千冬の戦績が別格過ぎるため咲夜はあまり有名でないのだ。
するとダリルが咲夜に
「それで近江さんはどうしてここに…?」
「近江さんなんて堅苦しいからやめーや。咲夜でええで。いやなんか母校でゴダゴダが有って異例の生徒会長決定戦があるて聞いて顔出したんや」
「そうなんですよ。まぁいろいろありましてね…詳しくは言えませんが」
「まぁうちは部外者やし、そう言う事は学園の皆に任せるわ…それはええとして、この大会いつから専用機解禁されたんや?うちらの代はみんな訓練機で出てたで」
彼女はそう生徒会室にいるメンバーに問うと本音が
「国家の事情って奴ですよ~、今までは空気呼んでたけど今年はKYな人たちが多いんですよ~きっと」
「簪ちゃんと中国の子は訓練機で出るんやな…そういや中国の代表が愚痴っとったなー”うちの候補生の一人才能は有るけどなんか扱いにくい”言っておったな…まぁええわ。それでな山やん今日はお願いがあって来たんや」
彼女はそう言うといつも以上に真剣な表情で麻耶を見つめる
そして彼女は
「生徒会長決定戦の優勝者と模擬戦させてくれまへんか?優勝賞品としての扱いでええ。頼む」
彼女はそう言いながら頭を下げると真耶は困った様子で
「これに関しては私の判断じゃ決められないので他の先生たちと相談してみますね。これから相談しますので咲夜さんたちは校内を自由に歩いていてください。勿論、騒ぎは起こさないでくださいね」
「おおきに…って言うかうち騒ぎ起こしたことあったか?」
「起こし過ぎてるような気がします…あの時の生徒会はか・な・り騒ぎを起こしていた記憶が有るんですが。」
「あれーうちそんな記憶ないわー、なんでやろー?」
「まぁいいです。ではくれぐれも騒ぎを起こさないでくださいね」
彼女はそう言うと真耶は生徒会室を後にする
すると咲夜は大きく背伸びをしながら
「さーて、ダリルちゃんちょっと案内頼めるか?」
「良いですけど、どこを案内すれば」
「全部のアリーナを。今年の生徒の実力を見たいんや」
「分りました」
彼女たちはそう言うと生徒会室を後にする。
彼女たちがそんなやり取りを行っていることなど知らずティナ達はトーナメントに向けての準備を進めていた
すると谷本が
「これは清香ちゃんとさゆかちゃんに期待していいんだよね?」
そうティナに言うと彼女は
「あら?私はここにいるみんな優勝のチャンスが有るって信じてるわよ」
とそう言い放つ。彼女はあまり人を過大評価することも過小評価することもないため谷本言ったこの言葉も嘘ではない…とはいえ鷹月のくじ運の悪さには彼女も若干であるが同情していたりする。
ちなみに鷹月はと言うとこの組み合わせに開き直ったのか「優勝は無理だけどせめて一回戦は突破する」と意気込んでいる
谷本も優勝と言うよりはベストを尽くすと言う事を目標に今回のトーナメントに挑むのだ
本気で優勝を狙う生徒も居れば結果よりも内容を重視する生徒も居るなど今回の大会は様々な思いで挑むこと大会
9月23日、決戦の日は近い
遊戯王で先行ドロー廃止…ペンデュラム召喚…まるで意味が分からんぞ!!
とはいえ次回からはいよいよ生徒会長決定戦の幕開けです
魔術とは違う戦闘描写なので雑になってしまったらすいません
大会なのですべてが順調にいくとは限りませんよ…?