Wake#01 first day
前略。今、海の上に居ます。
普通に寒い北極海の上。漁船に乗って水平線を眺めている。
現実逃避だけど、何か?
あれは数分前に遡るんだよ。
ここどこ?ふと私は思ったんだよ。壁もない真っ白な部屋に私は居るんだよ。
そして、ふと思い返してみたんだよ。思い出したんだよ。
そうだ私、死んだんだった。
確か、学校の帰り道空から花瓶が降ってきて直撃したんだよ。そしたら目の前がブラックアウトして
次に目を覚ましたらここに居たよ。
何故、死んだって分かるかって?知らん。頭にふと思い浮かんだ。
しばらくして白い服を着た人?が現れたんだよ。
それでこう言われたんだよ「貴方は死にました。なので転生させます。」
最初はこいつ何言ってんだ?と思ったが転生の方に頭の考えが回ったんだよ。
転生と言えばよく小説であるテンプレ的な展開。大体チート能力を手に入れることとなる。
私もその時はワクワクしていたんだ。
そして私の目の前が白い光に包まれたんだ。
それで、現在に至るわけだ。
え?何で不機嫌かって?
だってさ、転生したんだよ。それなのにね私、漁船の上だよ。
この漁船なんだと思う? これね、私の船。
さっきは話しそびれたけれども私は「艦これ」の世界に転生したらしい。
まとめると、私は艦娘として艦これの世界に転生したんだよ。艦娘なのに、漁船なんだよ。
つまりどういうことかと言うと軍艦じゃない。オーケー?
軍艦じゃないってことは戦えないんだよ私は。
兵装も無いのかって? 聞いて驚け、モリがある。
モリは何とな鋼鉄製だ。硬いぞ。でもね、結局はただのモリでしかないんだよ!
当たり所によっては船を貫通できるかもしれないよ?知らねえよ‼
嘘だと言ってくれよ…。私いじけちゃうよ。だって期待させておいてこのオチだよ。
食料と真水は1週間分しか無いし、この先どうやって生きて行けというんだ…。
現実逃避をしつつ、船内を探索したんだよ。そしたらな、何とな…
ある箱を見つけたんだよ。
え?何の箱かって?
箱には…「91式携帯地対空誘導弾」って書いてあった。
私、この名前聞いたことあるんだよ。
確か…前世で読んだ某イージス艦がタイムスリップする漫画で
出てきたような気がした。
後、部屋も発見し着替えも見つけたよ。特に船内に異常は無かったし良かったよ。
漁船の艦娘。名を「ホッポウマル」。完全に漁業用。戦闘力ほぼ無し、自衛能力ほぼ無し。
兵装は熱源追尾式のロケット弾のみ。何故か装甲は25㎜もあった。やったぜ。
備え付けられた機能は一般的な漁船に搭載されている機能。
つまりどうあがいても漁船。泣きたくなるわ。
結局のところ転生した意味がない。戦えないのだから。
せめて警備艇だったら良かったのに…。
さてこれからどうしようか…GPSは勿論、反応無いし、通信も応答がない。
航海用レーダーや魚群探知機は生きてるみたいなんで問題なし。
どっちにしろこのスペックだ。戦闘に巻き込まれれば確実に沈む。
まだ死ぬのは御免だ。
…暇だ。テレビはあるが画面は砂嵐。ラジオもあるが何も受信しない。
娯楽と呼ばれるものが何1つ無い。何をしようにも漁船内にあるもので
暇を潰すしか無い。
この北極海でまさかの私1人ぼっちだよ。
やるとしたら、漁業だ。小腹も空いている。非常食は後に取っておこう。
とりあえず漁船の艦娘だから、というわけか漁業の知識が一杯詰まっている。
とりあえず漁業をすることにした…。
水槽の中を見て一言
釣りすぎた()
知識があるからってさすがに釣りすぎた。ガンガン釣ってリリースするの忘れてた。
ごめんよ…魚たち。こんな狭い場所で。後で戻すね。
時刻は…恐らく日が落ちてきたので6時ぐらいだろう。
正確な情報入手しないとなぁ…。後で考えよう。
とりあえず調理をすることにする。これも漁船娘だからか、魚料理のレシピが分かる。
船内にあった調味料とかを使って魚を調理した。
そして満腹になり、明日の方針を決めることにした。
燃料は何故か要らなくても動くから、とりあえず食料とかの調達のために日本を目指すことにした。
ということで寝るかな。おやすみ~。
そしてホッポウマルは1日目を終えたのであった…。
暇ったのと原潜思いつかないんで書き直した。
色々変更した。