この海で生きる ~1隻のお舟の物語~   作:そーりゅー

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Wake#02 Rest on the island

前略。神様いかがお過ごしでしょうか。

 

漁船を最大速力で走らせている、私。

何故かって?

 

それはな、航海レーダーに島影が映ったんだよ。やったね。

つまりその島に向かって舟を走らせているわけだ。

レーダーで見た感じだと…大分ちっちゃい。

よく映ったもんだと思う。

 

で、舟を最大速度で走らせてるんだが…こいつ結構速い…

機関出力や速度が表示されるモニターを見てみると

37ktぐらい出ていた。

 

そろそろ島が見えてくることかと思ったら見えてきた…

それでだ。これどうやって止まれば良いと思う?

気が付いたら島はもう数十メートル先だった…

このままだと衝突まっしぐらだ。

で考えたんだ。

前見た映画みたいなことやれば停止できるのではないかと。

とりあえず…機関を停止して…

「左舷錨下ろせ!」と叫び、左舷に搭載されていた錨を下ろす。

すると…もう浅瀬だったのか直ぐに錨は海底へと居座り…

 

ご察しの通り、船体は横に回転し、島へと突っ込んだ(´・ω・`)

 

どうしてこうなった?

 

とりあえず船体や自身にダメージは無かったので、とりあえず舟を降りて周りを

見渡す。

 

島の端から端まで見えるほどの大きさの島だった。

木が数本生えている程度の平坦な島だった。

 

ところで、これどうやってまた海に出れば良いんだろう…

まぁ後で考えればええか…

 

それでだ。私は「何か」を発見したんだ。

その「何か」というのが島に突っ込んだか、墜落したか分からないが

小型飛行機だった。

見た感じ、日本の水上戦闘機だった。

奇跡的に機体にそこまでダメージは無く

生存者こそ見つからなかったが…様々な部品を回収できた。

この世界の通信機と思われる物を回収したので

とりあえず他の部品を持って舟へと戻った。

 

それでだ。今後の方針を決めなければならない。

食料も確保しなくてはならないがとりあえずは誰かと接触したいのが本音だ。

でだ。接触するには日本へと行くべきだと思うんだ。

だが方向が分からない。困ったもんだ。

 

とりあえず…昼寝するか…

そして私は昼寝へとついた…

 

 

 

 

 

 

「…司令。パトロールに出した水上戦闘機が行方不明になりました。」

 

そう司令と呼ばれる男へ女性は報告する。

 

「そうか…確か深海棲艦の報告は無かったはずだよな?」

「はい、ありませんでした。しかし…今、勢力が低下している

この警備拠点には一人の妖精も貴重です。捜索を要請します」

 

そう女性は司令へと伝える。

 

「分かった。捜索を許可する。駆逐艦を捜索に出してくれ。

選抜は任せる。」

 

「了解しました」

 

その女性はそう言うと部屋を出ていった…

 

 

 

そしてその司令と呼ばれる男性…桧垣中佐は一人呟いた…

 

「う~ん…何だか嫌な予感がするんだよなぁ…」

 

この予想が当たるのは今は誰も予測していなかった…

 

 

 

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