念願のアサシンパライソ、ゲットだぜ
今日から日記をつけることにした。和尚から字を習ったので、俺の人生をココに書き記そうと思う。
まず、俺には前世が存在する。ただし、それが本当に前世の記憶なのかはわからない。
なぜなら、俺が今生きている世界は前世から遥か昔の世界だったからだ。
いつの時代かわからん。それでも明らかに昔というのはわかる。周りの暮らしを見ればな。
見窄らしい着物を着た農民に、現代ではありえない程の手が加えられていない大自然。妖怪や武家が存在しているから明らかだ。
最後に、俺の名前は安珍という。和尚から貰った名前だ。実の両親から貰った名前は
百姓の息子に生まれ、山賊の被害で両親を殺されて寺で暮らす孤児だ。
◇◆◇
よく考えたら、今の年月日はおろか日本の何処なのかすら知らない。自分の年齢は辛うじて冬を6回目迎えたから数えで6歳だと思うが。
仕方ないので、日記の日にちは書かないことにした。
和尚は人がいい人物で、俗にいうお人好しだった。
だが、和尚は人に騙されやすかった。そのせいで、見るからに怪しい奴に食料を分け与えていた。去り間際に怪しい笑みを浮かべていたのを俺は知っている。
そして俺の他にも孤児は5人いた。血の繋がりは無いがみんな兄弟同然に育った。
やんちゃな兄貴分のキスケ。厳しいけど優しい姉のカナエ。同い年でよくケンカするカズ。よく甘えてくる妹分のナナ。一番年下で大人しい弟分のフウ
だから俺はそんな和尚と兄弟を守るために拳を鍛え始めた。
生前、俺はある人物の弟子として武術を学んだ。
再び幼少の身となったのであれば都合がいい。生前では極めることが出来なかった師匠の魂を今こそ受け継ごう!
流派東方不敗は
王者の風よ
全新系裂
天破侠乱
見よ東方は赤く燃えている!
見ていてください師匠!時代を超えて、俺は貴方の流派を極めて見せましょうぞ!今の家族を守るために
◆◇◆
あれから三年の時が流れた。
濃厚な修行の日々に日記を書くのを忘れてしまった。アホか俺は。
大岩を砕けるようになったし、布術で滝を割れるようになった。崖から落ちても普通に着地できる等になった。
うん、ここまでは生前と同じだな。
基本的な技である光輝唸掌はあと少しでモノに出来そうだ。
問題はここからだ。灼熱掌(サンシャインフィンガー)は手に気を集中させ、高温のエネルギーを相手に叩き込む奥義
兄弟子や師匠はソレの上位技を習得しているのに下位であるこの技を未だに使えない自分が恥ずかしい
よし、まずは気のコントロールからだ。
◆◇◆
一年後、予想外の形で俺は奥義を開眼してしまった。
灼熱掌の修行の為に寺を留守にしていたのが仇になった。
野盗が寺を襲い、和尚と俺と同じ孤児たちを皆殺しにしたのだ。
修行を終えて目に入ったのは、和尚の首を切り裂く野党の姿。死体となり血塗れとなった兄弟たち。
その姿を見て俺は、キレた。
後で思えば、兄弟子は怒りのスーパーモードと言っていた状態になっていたのだろう。
怒り狂った俺は、野盗たちを殺戮した。守るために鍛え上げた東方不敗の拳で。
気が付くと、俺は返り血で真っ赤に染まり、足元には肉塊となった野盗たちの死体。
家族を殺されて、活人拳の為の東方不敗を殺人拳に変え、すべてを失った悲しみと後悔で心を潰されて、俺は泣き叫んだ。
和尚・・・・・・キスケ兄・・・・・・カナエ姉・・・・・・カズ・・・・・・ナナ・・・・・・フウ・・・・・・
ゴメン、ごめんよ。俺が修行で寺から出て無ければ。畜生、畜生っ!
俺は、何のために強くなろうとしたのかわからなくなってしまった。
ども、ゼルガーです
と言う訳で安珍の拳をリメイクしました。
この作品の安珍はリメイク前同様に転生者ですが、神様転生ではなく純粋な転生です。
ですが、前世が異常でして、平行世界の同位体である東方不敗マスターアジアの弟子になってます。兄弟子はドモンです。
しかし、主人公は物覚えが悪く、フィンガー系の技はもちろん、他の東方不敗の奥義を習得出来てませんでした。しかし、長い年月見続けてきたので習得方法や修行方法、東方不敗の奥義の全ては知っています。知ってるだけですが。
つまりこの物語は、安珍の流派東方不敗成長物語でもあります。
リメイク前ほどチートではなくなりましたね。
え?清姫に向かって「お前が好きだ!お前が欲しい!」って言わせたいだけだろって?当り前じゃないですか~