ようこそ実力至上主義の教室へ 【捻くれ者の主人公】 作:修羅シュラ
午前8時。そろそろ、優待者が発表される時にいた。
俺と堀北と綾小路でカフェでコーヒーを飲みながら、メールを待つ。
「こちらとしては優待者が私たちのクラスにいた方がいいわね」
「オレたちのグールプにも優待者が欲しいところだな」
そう、このゲームの肝は優待者がクラスにいるかいないかだ。
いた方がどのグループも有利になることは確実だ。
優待者がいると、バレないように作戦を立てたり、優待者を騙したりすることができるのもその一つだ。簡単に言うと、優待者がいると真実を突き通すこともできるが、嘘で塗り固めることもできる。
逆に優待者がいないと、探すための対策をしなければならない。探すためには、真実を見極めることが必要だからだ。対策を取ろうにも、優待者がいるグールプの方がたくさん対策を立てられるからな。だからこそ、Dクラスのところにたくさん優待者が欲しいところだ。
そしてメールが届く。
俺の内容は優待者ではないというメールだった。
「オレの方はダメだったぞ、そっちは?」
「私も優待者ではないわね」
「俺も違う」
みんなでメールの見せ合いっこをすると俺と堀北は同じ内容だが、綾小路だけ少し違ったが、グールプの違いというところだろう。
平田と櫛田にメールは来ただろうか?兎グループは綾小路に少し任せるとして、龍のグールプはめんどくさい奴らばかりなので、手がかかりそうだ、特に龍園とか、龍園とか龍園とか。
******
俺たちはそのまま朝飯に入った。
俺と綾小路はそこまで重いものを食べたくないので、サンドウィッチを、堀北はコーヒーとホットケーキを頼んでいた。
「綾小路くんの方はどうなの?何か対策はあるの?」
「どうだろうな、俺はあまり考えてないな。幸村とかがいるからそこらへんが作戦を練ってくれそうだな」
「あなた人任せばかりにしていいの?確かあなた、実力隠している可能性はあったわよね?」
「あの50点の話か?あれはものすごく稀に起こる偶然だ」
「確か兎グループには一之瀬さんもいたわよね?結構強敵が紛れ込んでいるのね」
「まあな、そこら辺はなんとかするさ」
今思うことでもないけど、俺って空気すぎないか?
「比企谷くん、あなたが思う龍グループで一番気をつけないといけない人って誰?」
「龍園」
「即答なのね」
まあ、あいつほど気をつけないといけないやつはいない。多分ああいう人種は、殺すか道連れかしか選ばないんだろうなと思う。
だからこそ道連れにされないように、注意しないといけない。
「葛城くんとかはどうなの?あの人も相当優秀だと思うけど」
「まあ、優秀は優秀だが、警戒までには及ばないな」
葛城は龍園の真の思惑に気付かず、行動した。たしかに龍園と組めばいい成績を収められるかもしれないが、龍園と組む際もっと慎重になるべきだったな。
「あとこれも聞きたいのだけれど、今のメールを見て、不自然な一文がない?この厳正な............」
俺はそこまで言いかけたところで堀北のホットケーキにフォークをさす。堀北はそれにビックリしたようで会話を止めた。
「いい天気だな鈴音、今日もゾンビ野郎とお食事か?」
「気安く名前を呼ばないで、龍園くん。あと猫を被っていた伊吹さん」
「............」
伊吹は堀北に挑発されたが、それを押し殺す表情が顔に出ていた。
俺は龍園とあまり関わりたくないので、俺はこう告げる
「とりあえず龍園、飯の邪魔だ」
「おー怖いなぁ。じゃあ邪魔しないように帰るぜ。またな鈴音」
「名前で呼ばないで」
龍園は俺の言葉に気づいたのか、そのまま去って行った。
伊吹も龍園の後ろをついていこうとするが、俺が伊吹の肩を掴みこう言った。
「あとで話がある。21時に展望台テラスに来てくれ」
伊吹は一度俺の方を見たが、そのまま龍園の方に去って行った。
「比企谷くん、伊吹さんと随分と仲良くなったのね」
「は?いや、仲良くなってないぞ。クラスにも仲良いやついないのに、他クラスにできると思うか?」
「............それもムカつくわね。コホン、てか比企谷くん。ホットケーキどうするの?」
「は?............あ」
そうだ会話を止めるために、フォークを刺したんだった。
堀北はなぜかそれに結構怒っていて、ここのお会計を俺がすることになった。あと堀北はパフェを追加で頼んだ。
******
俺たちは円卓の騎士のように丸いテーブルに一人づつ席についていく。クラスはクラスで固まるように、俺は堀北や櫛田や平田の近くに座り、試験が開始されるのを待つ。
平田と櫛田は何やら話しているようで、取り込み中だ。周りを見ると喋っている人や、試験を静かに待つ人。などがいた葛城は後者で龍園はニヤニヤしているが、後者なのか?
『ではこれより1回目のグループディスカッションを開始します』
簡潔なアナウンスで、1回目が始まった。
まず動いたのが平田だった。
「まずみんなで自己紹介をしようよ。みんな知らない人も多いだろうからさ............」
「お前、勝手に仕切ってんじゃねぇよ。自己紹介?くだらねぇ、今の時間は優待者をあぶり出す、時間だろ?それともお前のクラスに優待者がいるのか?」
「それは答えられないけど、自己紹介はしとくべきなんじゃないかな。あぶり出すにも、名前は知っといて損はないだろうし」
「最初に名前は説明されただろうが、それ以上必要ねぇよ」
平田と龍園が言い合ってる時に堀北は口を出さず静かにしたり、櫛田はオロオロしたりしてる。多分櫛田は演技だろうけど。
「さて始めるか」
龍園が、声を上げると龍園の方にみんなは注目する。
「俺は結果1を狙う。だから優待者手を挙げろ」
龍園の言葉は衝撃だった。結果3を狙うと思っていたが、まさか1を狙うとは思ってなかった。
もちろん手をあげるやつはいない。手を上げたとしてもメリットがないからだ。
「そうか、なら仕方ねぇ。俺が見つけ出して、最後にみんなに教えてやるよ。結果を楽しみにしてるんだな」
龍園はそう告げると、黙り出し、観察に移行するのだった。その後に平田が自己紹介をし出したりした。みんなするので結果的に俺もすることになった。ぼっちにはひどい行為だ。平田許さん。
その後に平田が仕切ったりしたりする中、龍園は周りを観察しているだけだ。
そのまま1時間の時が過ぎる。
アナウンスが流れ自由にして良いらしのでそのまま俺は本を読んでいたのを閉じ、立って出て行く。俺は本を読んでいる間にも、どう攻略するか考えていたが、もし櫛田や平田が優待者なら攻略する方法は変わってくる。だか、いる可能性は低いと思った方がいいな。
少し眠くなってきたので、夜まで眠ることにした。
******
時刻は21時に差し掛かった。俺は展望台テラスでマックスコーヒー飲みながら伊吹を待つ。
展望台テラスのドアが開くと伊吹がそこにいた。
「で、話って何?」
「少し長くなるから、これやるよ」
「何これ?」
俺はマックスコーヒーを投げる。缶を下からや上からいろいろな見方で見つめている。
「毒は入ってねぇよ」
「わかってるわよ」
プシュっと音を立てて、ゴクッと一口飲んでいた。最初は「あまっ」っと言っていたが気に入ったようで、ゴクゴク飲んでいた。
「で、話って?」
「それは私が話そう」
出てきたのは、茶柱先生だ。伊吹が出てきたドアから出てくる。先生にもマックスコーヒーを投げる。先生は真顔でそのままあける。ゴクッと一口飲んで、口を開く。
「率直に言うと、比企谷八幡はお前を買いたいそうだ」
「はぁぁぁ!?」
伊吹の絶叫が夜空に響く。
ちゃんと書けましたね!
偉い偉いと自分を褒めました。
活動報告見てもらえるとありがたいです。