ようこそ実力至上主義の教室へ 【捻くれ者の主人公】 作:修羅シュラ
2巻飛ばそうか迷ってる作者です。すいません。
まあ書いてもいいかなレベルなので、書かずに時間があったら番外編で描くかもしれません。
世界は平等ではない。そう思わないだろうか。みんなはどう思ってるかは知らないが俺ははっきりと思っている。この世は平等ではない。
平等じゃないと言えるのは人間がそもそも一人一人違う個性を持っているからだ。才能や地位などたくさんあるが人それぞれ違う。平等というのは人が作り出した理想の言葉だ。人間は平等ではない。だから世界は平等を求めている。もしこの世界の人間が平等だとしたら世界はどんな風になるんだろう。きっとつまらない日常になるんだろう。だけどつまらなくても俺はその日常が.........平等が欲しい。
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堀北鈴音はすぐにスタスタ帰ってしまい俺と綾小路は一緒に寮に向かっていた。寮に着くと寮というよりマンションに近いものだった。
寮に入ると俺たちは受付に行きカードキーとマニュアルをもらった。
俺のカードキーには407と記入されていて綾小路は401と記入されていた。
マニュアルは二人とも同じもののようだ。歩きながらそんなことをしているとエレベーターについた。
エレベーターは立派な作りでモニターもついていた。エレベーターの中に入るとなかなか広いもので二人だけだと広すぎて一人で乗ってる感じだった。
「ゴミ出しの日や時間 騒音に気をつけること水の使いすぎや無駄な電気の使用を控えること。電気代やガス代も基本的に制限がないのか...てっきりポイントからかと思っていた」
綾小路が一人でマニュアルを読みだした。何だ病気かと思ったぞ。
「まあ電気代やガス代はあまり使いすぎたら先生に注意されたりするんじゃないか?わからんけども」
俺はちょっとした疑問を口に出した。
綾小路は「あぁそうかもな」と返事し、4階にあっという間に着いた。
綾小路は401で俺は407というなかなか近い距離にあった。
綾小路は401に入り俺は407に入った。入るとちょっといい一人暮らしができるぐらいのスペースがあった。
俺はベットに飛び込み今日起きたことを整理した。
本当にこの学校やりすぎじゃないか?なぜこの学校がこんなにすごいんだ?毎月10万のお小遣い。カフェやカラオケそしてショッピングモールがあるなどのすごい施設。小さな街みたいなものだ。唯一この学校のデメリットといえば外の奴らと連絡が一切取れないことだ。
でもそれをかき消すほどのメリットが豊富すぎる。この学校はどうなっている。
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こんなに設備がいいんだから学校の授業ぐらいは手を抜いているのかと思っていたがそんなことはなかった。昼休みになるとみんなは一気に友達を誘い食堂へ向かって言った。チラリと綾小路と堀北の方見ると何やら二人は話してるようだった。
何だ綾小路にも友達いるじゃねぇかよ。よかったな。
あいつには友達がいるようだし、俺は食堂へ向かおう。
綾小路が待ってくれ!とでも言うかのような顔をして俺を見ていたが、堀北がいるからいいだろ。と思い無視して食堂へ向かった。
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くそ、八幡のやつ少し待ってくれてもいいじゃないか。オレは一人で飯食うんだぞ。一緒に食べてくれても......。
「哀れね」
堀北は捨て言葉を残し去って行った。
哀れなのかオレはいや哀れだな友達もできずにこんなところでうじうじしてるなんて哀れすぎて何もいえん。
オレはコンビニでパンを買おうと外へ出た。
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コンビニから帰ると堀北が一人で飯を食べていた。
黙っていれば美人なのに。
話しかけづらいのでオレはコンビニで買ってきたメロンパンを口に入れた。
食べ始めようとした瞬間に校内放送が流れた。内容は部活紹介らしい。部活に入りたい奴は体育館に来いと言うことだ。
部活には興味なかったオレだがこれが最後の友達作りだと考えた。
しかしオレは一人で行く勇気がないので身近にいるクラスメイトに...
「わたしは行かないわよ」
「まだ何も言ってないだろ」
堀北は感づいているようだった。オレの目的に。
けどここで諦めるわけにも行かず堀北に再度頼むことにした。
「なあ堀北は部活入りたくないのか?」
「興味がないわ」
まあ興味なさそうだもんな。堀北は部活やってない代わりに他の経験があるのか?
「なにか失礼な事考えなかった?」
「お前が想像してる失礼な事ってどんな......ゲフッ!?」
堀北の拳がオレの腹に当たった。
「次からはあなたを指導するときは暴力にしようと思うわ」
クソッ普通にこいつの力普通に強かったぞ。
オレが悶えてる時に放送がかかった。生徒会の紹介もあると言う放送だった。
やっぱりこの学校も生徒会はあるのか。生徒会って言ってもどれくらいの地位があるんだろうか、ちょっと気になるな。
「ねぇ綾小路くん。少しなら付き合ってもいいわよ」
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こうしてオレは部活紹介に行くことができた。部活紹介はひどく賑わっておりスクランブル交差点のより賑わっていた。
堀北と距離を取りながらブラブラ歩いていると。オレの耳から聞こえてきたのは生徒会の紹介だった。
生徒会の紹介が始まると堀北の顔がすぐに変わった。まるで憧れる人を見るように生徒会長らしき人を見ていた。
しかも何だ?急に静かに...
「私は生徒会長を務めている堀北 学と言います。生徒会もまた上級生の卒業に伴い一年生から立候補者を募ることになっています。特別、立候補に資格は必要ありませんが。もしも生徒会へ立候補を考えているのならば部活動の所属は避けていただくようお願いします。それから私たち生徒会は甘いものではありません。甘い考えで立候補すると当選することはおろか学校に汚点を残すでしょう」
「我が校の生徒会は起立を変えるだけの権利と使命が学園側に認められると期待されている。そのことを理解できるもののみ歓迎しよう」
生徒会長の威圧はすごいものだった。
この会場にいる全ての生物を硬直させるほどのプレッシャーだったな。あと堀北の様子なんだったんだ。
オレは堀北と別れ寮に戻っているところだった。
「あ、綾小路くん」
可愛らしい声でオレのことを読んだのはもちろん堀北じゃなくあの櫛田桔梗だった。
「良かった綾小路くんのこと待ってたんだよ。ちょっと話がしたくって、少しいいかな?」
櫛田は微笑みながら俺に問いかけてきた。
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「ってことなんだよ」
俺は綾小路の話を教室で聞いていた。
綾小路の話をまとめると、櫛田に堀北と仲良くなりたいから仲を取り持ってくれないかと持ちかけられ、徐々に友達になる作戦でやったが結果は失敗し櫛田はストレートに申し込んだがあっけなく却下されたと言うことか。
ふむ、やっぱり堀北は俺と似ているな。やっぱり運命かな。
てか養ってくれないかな?
「けど櫛田がそんなに堀北に執着する理由が全員と友達となりたいからだけか?俺は少し疑問を持っているぞ」
「それはオレも同感だ櫛田は本当に友達を作りたいだけなのか?それとも...」
すると俺たちに声をかけてきた奴がいた。
「おーい綾小路!え、えーっと、ヒ、ヒキタニ!一緒にプール行こうぜ!!」
めちゃくちゃテンションが高い池に声をかけられた。
おい。てかヒキタニって誰だよ。この学校にはそんなやついないぞ。
てかプールそんなに好きなのか?いや女子の水着が目的か。こいつ人一倍女子のこと見てるんもんな。だからテンション高いのか。
俺と綾小路は断る理由もなく池について行った。綾小路はなぜか嬉しそうだった。あーそんなに友達欲しかったのか。哀れ綾小路。
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プールはめちゃくちゃデカく長かった。これ学校のプールか?と疑問を持つぐらいにでかい。
俺はプールに感心していると、池がフンフンと鼻息を荒くして女子を待っていた。おいおいこいつマジでヤバいぞ。俺が女子だったらこいつには近づかないでおこうと志すぞ。
「うわ〜凄い広さ、中学のプールなんかよりもずっとおっきいや」
そんな声が女子から聞こえる。池と山内がさらに興奮し出した。おいおいお前ら、女子好きすぎだろ。俺はまあ興味がない、と言うと嘘になるが、そこまで意識して見ようとも思わない。あまり目立たずに、この学校生活を送るために、社会のつまはじきになってはいけない。池と山内が女子の水着に興奮していると。
「二人とも何やってるの?楽しそうだね!」
二人の間を破るように櫛田が顔をのぞかせた。
「く、くくく、櫛田ちゃん!?」
二人は動揺したようでぺたりと音を立てて座り込んだ。
おいおい。まあ動揺するのも無理もないか。
池と山内は普通に櫛田の胸やお尻を見ていた。
おいおい。何やってんだお前ら、どさくさに紛れて胸見てんのか。
俺もつい乳トンの法則とやらで、自然と向いてしまうが、それを避ける。
綾小路は外を見て、まるで世界平和って素晴らしいとか考えてるような顔をしていた。
「何を黄昏ているの?」
堀北は綾小路に向かってそう告げた危ねぇ。これほどモブでよかったと思ったことがないぜ。
俺はそろそろプールの授業が始まりそうだったので準備運動を始めた。しばらく準備運動をしていると堀北が近づいてきた。なんだ、俺何もしてないよね!?
堀北はまじまじと俺の全身を見ていた。なんだよ、いやヤバいな。絶対これ聞かれるぞ。
「比企谷くん。あなた、綾小路くんの幼馴染よね?運動してたの?」
「運動なんてしてないぞ、一般的な体よりもガタイがいいだけだろ。そこまでガタイがいいとは言えないと思うがな」
「一般的な人よりもガタイがあったとしても筋肉の発達は普通じゃないわよ。綾小路くんみたいね。しかもこのキズ...」
堀北は俺に右胸にあるキズを触ろうと手を伸ばした。
「それには触れないでくれ」
「!?.........ごめんなさい」
少し反省したように手を下ろした。
「いや別に大丈夫だ。それと筋肉のことは、俺の親父がプロテインを俺に飲ませてたから、こんなに発達してったんだよ」
「お前ら〜集合しろー」
こんな会話をしていると先生が集合をかけた。
見学者以外はみんな先生のもとに集まり始めた。
「見学者は16人か。随分と多いようだが、まあいいか」
絶対サボりもいるだろうが、そこまで先生は追求せずに始めた。
「準備体操をしたらお前たちの実力を見たい。競争をしてもらうぞ」
俺たちは準備運動が終わり次第、水に慣れるために、一本軽く流してから、競争が始まった。
「1位になった生徒は、俺から特別ボーナス、5000ポイントを支給しよう。一番遅いやつは、逆に補習だぞ」
競争は50M自由形である。女子は人数が少ないため5人2組にわけ一番タイムが早い奴が優勝となる。男子はタイムが早かった上位5人で決勝だと言う。
俺は水泳は好きな方だ。なので俺はどうしようか迷っていた。ここで本気を出すか出すまいか。5000ポイント......かちょっと興味があるんだよな。ポイントはいくつあってもいいからな。
「八幡、お前やるのか?」
綾小路が真顔で聞いてきた。まあこいつはいつも真顔だけど。
「あぁどうするか迷ってるが上位5人には残るつもりだ」
「そうか。気をつけろよ」
目が語っていた、やり過ぎるなと、力を出し過ぎるなと。
お前に心配されるほど俺は甘くはない。
「わかってるさ」
女子のレースは堀北が相当早いタイムをだしたが小野寺という水泳部が一位だった。
そして男子の番だ。
俺は3コースで須藤が1コース、綾小路が2コースだった。
とりあえず須藤についていければ余裕か。そんなことを考えながらスタート台に飛び出した。
俺と須藤はものすごいスピードで泳ぎきった。俺がついてきたことが意外だったようで驚いていた。
「二人ともすごいな。同着で25秒切っているぞ」
綾小路は36秒ぐらいだった。まあ最下位ではなかったらしい。
「お前ら水泳部に入らないか?練習すれば全国行けるぞ」
「いえそんなめんどいことはしたくありません」
「まあ俺はバスケ一筋なんで。水泳は遊びっすよ」
俺と須藤は多分確定的に5位の決勝戦に出ただろう。
あとは平田やあのチャラ男、高円寺が俺らよりもタイムを2秒も早くゴールしていた。しかも高円寺は全然本気で泳いだとは思えない。
俺は決勝戦の5人に選ばれたので少しワクワクしながらスタートラインについた。
なぜか知らんが綾小路は池に絡まれていた。何やってんだか。
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「クソッ!」
水泳の結果高円寺が1位に終わった。須藤は2位でその結果に不満なのかで更衣室でロッカーを殴っていた。
俺はというと最下位で幕を閉じた。しかも反則で終わりだ。
俺、高円寺、須藤は快調にスタートを切ったが、高円寺のスピードは異常で俺と須藤をぐんぐん突き放して行った。しかし俺は、高円寺の泳ぎを見て興奮したのか、俺も高円寺を追い越そうと、少し泳ぎをキレを入れだした。須藤とも差が開きだし、25Mのターンの時、俺と高円寺の、デットヒートだった。ターンを俺と高円寺は快調にきめて、壁に脚をつけ、思いっきり蹴り出した。高円寺も俺を全く気にしていなかったようだが、水中でニカッと笑い出しスピードを上げた。俺は高円寺の強さを垣間見た気がした。俺は水をかいていた手を止め、溺れるように水中に沈んだ。あまり深くない学校のプールはすぐに足がついた。
途中で立ったため俺は反則で負けだ。
とりあえず次回は中間テストを挑むまでのところまで書くかなと思ってる。
.........文字数多くなったな。