ようこそ実力至上主義の教室へ 【捻くれ者の主人公】 作:修羅シュラ
テストが終わっただらけのせいなのか、明日でいいか、と思いダラダラしてたらこんなことになりました。
なので今日出すことができます。文字数が少ないですが、ご覧ください。
「何言ってんのあんた」
まあ、当然だよなぁ。普通言うよなぁ、まあ俺もそんな状況になったら普通そう言う対応するわ。
先生はマックスコーヒーとタバコを吸いながら伊吹にこう語りかける。
「Cクラスの担任の許可は取っておいた、結構骨が折れたがなあとはお前の同意一つでCクラスをやめ、こちらのDクラスに入ることができる」
「ちょっと待って、なんで私を引き入れたいのかはあとでにして、100万ポイントでクラスを移動できるってなんか安すぎないか?」
確かに客観的に見ればAクラスに上がるのに1000万かかるところを、Dクラスに入れると100万は安い気がしなくもない。けど伊吹が聞きたいのは、そんなことが可能なのか、と言うことだ。
一人いないとペナルティやAクラスに上がれないなどあるかもしれない。しかし、ペナルティはあるかもしれないが、Aクラスに上がらないと言うことはないだろう。
もっとも伊吹が聞きたいのは、引き入れた理由の方だと思うが。
「あぁ、可能だ。所属していた担任の許可と本人の同意とポイントさえあればの話だがな、もちろんクラスによっては変わってくる、例えばBクラスからDクラスなどはポイントはもっと必要だ」
「そんなことが............」
伊吹が驚きの表情を見せる。先生は何も変わらずタバコをふかし、コーヒーは飲みおわったようだ。
「けど、私が聞きたいのはこんなことじゃない。なぜ私を引き入れるの、比企谷八幡」
俺に鋭い眼差しが俺に刺さる。先生は興味があるのか、テラスから自分の部屋に戻ろうとはしなかった。興味がないことなら、要件が終わり次第帰るはずだろうが、先生がここにいると言うことは興味があると言うことだ。
「俺はAクラスに上がる予定がある。Aクラスに上がって成し遂げることがある。けど俺一人じゃ限度がある。確実に勝つためにお前が必要だったんだ」
「はぁ、なるほど私と戦っ......私の動きを見てスパイにはもってこいだとそう言いたいのか?けどお前のお気に入りの堀北がいるじゃないか、あいつも熱じゃなければわたしといい勝負したと思うけどね」
戦うって言うのが茶柱先生にバレたら大変だと思ったんだろう。まあ、茶柱先生に元々白状しているがな、俺らが戦ったことは丸わかりだけどな。
「堀北は俺が扱うには難しいんだよ。じゃじゃ馬ってやつだ」
「私は扱いやすいと?そう言いたいの?」
伊吹は怒っているようで、俺のことをにらんでいた。
伊吹を引き入れたい本当の理由は他にあるのだが、これを喋るとバカにされる可能性があるので言いたくない。本当の理由は至極簡単で俺のただの欲求を満たすために引き入れる。だからこそあまり言いたくはない。
「あんた、本当の理由言わないなら私は許可は絶対に出さないよ。私の運命を預けることでもある。それを本当の理由も明かさないやつなんかについてはいけない」
本当の理由を隠してるって気づいてるみたいだな。
しかし伊吹の意見は、ごもっともな意見だ、CクラスからDクラスに変わると言うことは、運命をDクラスに預けると言っても過言ではない。Dクラスの仲間が使えないのだったら、Cクラスの方が良かったとなる。そうならないように伊吹は見極めているんだ。
「てかあんた、私を扱うって言ったけどあんたのクラスって堀北いたよね?あいつの方が扱いやすいんじゃないの?」
伊吹は堀北のことを敵対視しているのか、鼻をフンっとやっていた。
「堀北は俺たちのリーダー格だ、扱うとかって言う人種じゃねぇんだよ。てかあんな奴を扱ってたら俺の身が持たん」
マジであいつを扱ったりしたら俺は多分物理的に死ぬぞ。
「納得してくれたか?お前を勧誘する理由」
「ふーん、とりあえずわかった。私を誘う理由は、私を誘って、私にスパイさせるってことでいいのね?」
「まあ、そうだ」
確かに、本当の理由は別にあるが嘘はついていない。実際こちらのクラスに入ったらスパイ活動はさせる気だし、俺の相方として近くにいてもらうことになる。いわゆる俺の奉仕活動してもらうことになる。
いや、エロい意味じゃないからね?
「それなら嫌だね。私は誰かに扱われるっていうのは一番嫌いなんだ。龍園に扱われているのは、Aクラスに上がるための仕方ない行動さ。龍園は大嫌いな奴だけど、実力は認めてる。けどあんたは一度龍園をまぐれで出し抜いただけに過ぎない。それだけじゃ実力は認めない」
伊吹は龍園のことは嫌っているが、実力は認めてるっていうことか、だから別に扱われることに対しては嫌悪感を抱くが、実力があるからこそ、使われてると見たほうがいいか。
なら俺が提案する内容は決まった。
「なら今回の試験で龍園に勝てば俺のこと認めてくれるか?」
「はぁ?」
先生はフッと小馬鹿にしたように笑い。伊吹はこちらを見て呆れていた。俺はいたって冷静だ。伊吹から信用を得るなら、龍園を倒し、俺に信用を得てもらうしかない。
「それで手を打ってくれるか?」
伊吹は俺の目を見て考える。その言葉が嘘偽りがないか確認しているのだろう。人間は疑心暗鬼になりやすい生き物だ。騙された数だけ人を疑う。
「わかった。けどそれだけじゃ足りない。私は嘘をついている人間にはついて行きたくないからね。私を引き入れる本当の理由教えてもらうよ」
伊吹は見抜いていたようだ。伊吹を利用するという言葉は嘘ではない。本当に利用するだろう。しかし、本当の理由がそこにあるわけじゃないことを見抜いていた。
「わかった。龍園を倒した時には教えると約束する」
こうして伊吹と俺との契約が済んだ。
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2日目も3日目も順調に過ぎて行く。
龍園は何もしないまま観察に没頭し、平田と他の愉快な仲間たちは平田がしきり、話し合いなどをしている。もちろん櫛田も参加しているが、堀北は意外にも参加していた。俺はというと本を読み、作戦を立てているが、いつ実行するかと悩んでいるところだ。
そして3日目の会議が終わると同時に平田が俺に声をかけてきた。若干気まずそうな顔で。俺に話しかけるのが嫌なんですかね?これだからリア充はほんと砕け散れ。
「比企谷くん、ちょっといいかな?少し時間かかるんだけど何も言わずに僕についてきてくれないかい?」
ちょっとじゃねぇじゃねぇか。ちょっとっていう定義ってなんだろうな。
「まあ、暇だがいいが」
「ありがとう。じゃあ行こうか」
ここから俺がもっと苦悩することになるのは、1時間後のことである。
俺だけじゃなく、俺と堀北を巻き込む。解決部の一つの依頼のせいで2つもこなさなければならなくなった。ほんと社畜だよな俺って。
次回解決部の依頼を明かします。