アレから、珠が目を覚まし朝ごはんと言う名の非常食を食べ、その間僕が周りを警戒していると、夜中に来たあの4人が本当にアレから5時間きっかり経ったくらいにやってきた。
「あれ?ミヤ…レプリカちゃん。この人たちは?」
「ああ…うん。確か、……えーと?誰でしたっけ…?」
すると、珠を含めみんながずっこけた。
「冗談ですよ…。確か、こっちのコックの人がヘチマ…?」
「ペチカです!」
「そうそう…。で……後の3人は名前は知らない…」
ヘチマとペチカって発音似てるから覚えづらいね。
と。そんなことを思ってると、私以外の全員が呆れつつ各々自己紹介を始めた。
「わたしはクランテイルだ。よろしく。魔法は【半分だけ色々な動物に変身できるよ】だよ。正確には、動物の首から下になる感じだな」
「わたくしはリオネッタ。魔法は【人形を思い通りに操ることができるよ】ですわ」
「わたしは
「わたしは、ペチカです。ま、魔法は【とても美味しい料理が作れるよ】です…。戦闘の役には立たないですが……」
「わ、私は、たま、です。魔法は【いろんなものに素早く穴を開けられるよ】です」
と、私以外の5人が自己紹介が終わると、全員に目を向けられる。
「……もしかして、わたしも…?」
「当たり前だよっ!ほら、早く!」
「わかった、わかったから揺らさないで……。
……レプリカ、
たまに急かされものすっごい簡潔に説明した。
魔法をいうとこの場にいる
「で、自己紹介だけじゃないでしょう……?何のために貴方達はきたんでしたっけ…?」
すると、4人はヒソヒソと話しながら、クランテイルが代表して前に出てきた。
「レプリカ、改めて貴方にお願いをしにきた。狩場を占領している巨大なネズミに強さを認めさせるために協力してくれないか?そして、ついでと言ってはなんだが、その後も貴女方と共に行動をさせてほしい」
「…まあ、わたしは構わないんですが……。珠、どうする?」
「レプリカちゃんがいいんなら私もいいと思うよ」
「わかった……。……って、4人とも、何をそんな鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしてるんです……?」
「「「「い、いや、特に何も…」」」」
「…?」
「レプリカちゃん、一体何をしたの?」
「特に何もした記憶はないんだけど…」
一回モンスターと間違えて殺しかけてしまったことと少し警告をしたくらいで、あとは何もやってないはず。
「……ああ、手を組むにあたって…一つだけ条件が…」
「?」
「そうですね……。そちらの4人まとめてで構わないので
それを言うと、まあ案の定クランテイルと……那子?とリオネッタの3人はイラっときたのか顔をしかめっ面にした。
「随分とまあ大きい口を叩きますわね」
「その口ぶりからすると私達が雑魚に見えるのかな?」
「4人同時でいいなんて、ナメてるにも程がありマース!」
「ちょ、3人とも、落ち着いてください…!」
「レプリカちゃん!なんでそんなこと……」
「勘違いしないでくださいよ…。これは、私自身のためとかじゃない。君たちのため。もし私の足手まといになるようなら、私とは別行動の方がいいから。私と一緒にいると、周りの魔法少女は、格段に死亡率が上がる。なぜかは分からないけどね……。共に行動をする以上は、助け合うのも、よしとしましょう。ですが私は、一度に3人も4人も守れるほど器用じゃない…。それを確認するため…。てことで…さあ、どこからでもどうぞ」
「3人もと、ココはワタシから行かせてくださいデース!目に物を言わせてあげるデース!」
と、那子がやる気満々と言った様子で前に出てきた。
「…4人同時で構わない、って意味がわからなかったのかな…?まあ、いいか…」
「はぁっはぁっ…」
「スタミナお化けですわ……」
「い、痛い…」
「…(まあ、まだマシ…かな?
今はクランテイルを相手にしてる。
下半身が様々な生き物にはなるが、まあなんとかなる。応用力は高いが、あの
隙が出来たところを腕を掴んでリオネッタ達がいるところめがけて投げつける。
「ほら、意地を張ってないで……4人まとめてどうぞ」
「勿論ですわ!このままで終われませんわ!」
「珍しくリオネッタさんに同意デース!」
どうやら、リオネッタと那子はまだやる気満々らしい。ペチカとクランテイルに関してはもうやる気はないらしいが。
ペチカは怯えから。クランテイルは素直に僕との実力差を感じ取ったからだと思う。
「(この2人は……まあ、まだ及第点…?って、私も何偉そうなことを言ってるんだか)」
問題は、人形と見た目だけ巫女服のやつ。
2人とも頭に血が上っていてさっきタイマンで手も足も出なかったのにまだやろうとしてる。
「とりあえずもういいんだけど…まぁ、2人の気がすむまではやろうか……」
☆ペチカ
「す、すごい……」
レプリカさんは、那子さんとリオネッタさん2人同時に相手しながらも、苦戦どころか圧勝している。
魔法も使うそぶりすら見せていない。
私はというと、怯えたまま逃げ回ったもののすぐに捕まり組み伏せられた。
「あ、あのー、大丈夫ですか…?」
犬のような格好をした人……たしか、たまさんが話しかけてきてくれた。
「は、はい。大丈夫です」
「よかった。あ、そっちの…えーと、クランテイルさんも大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ。かなり手加減されていたから。アレが本気を出したらと思うと、ゾッとするよ」
「あ、あはは…」
クランテイルさんの言い方にたまさんは少し苦笑いをした。
それもそうだ。本当に、あの人が本気を出したらと思うと…きっと私なんて一瞬で殺される。
「2人とも、勘違いしないであげてくださいね。レプリカちゃんは、ああ見えてとても優しい人なんです」
優しい。その言葉を聞いて、それは嘘だ、と思っている自分と、やっぱりそうだ、と思っている自分がいる。
そんなことを話していると、レプリカさんがちょうど2人をノックアウトさせていた。
「はい…終わりです……」
「なんでですの…なんでこうも攻撃が当たらないんですの…」
「まるデ、心が読まれてるみたいデース…」
「………うん。とりあえず、どちらにするかは決めました……」
その言葉を聞いて、体がビクッとなってしまう。
もし、私のせいで断られてしまったら。私のせいでみんなに迷惑をかけたら、と。
震えていると、たまさんが優しく肩をポンっと叩いた。
「きっと大丈夫ですよ」
そう、小さく囁いてくれて、心が少し軽くなった気がした。
「…割とみなさん。私の予想以上だったので、まあ協力しましょう」
「ほ、本当デース?」
「はい…。現状、貴女方
え?
「3人、とはどういうことだ?レプリカ」
「言葉通りの意味ですよ。クランテイル。戦ってみた結果、クランテイル、御世方那子、リオネッタの
「私が言いたいのはその先のことだ。何か?手を組むならペチカを
「まぁ、端的に言うと、そうですよ…」
私がパーティを抜ければ、みんなはレプリカさんと協力できる?私がいると、私のせいで協力ができなくなる?
「ふざけないでくださる?そういいことなら、わたくしはこの協定を結びませんわ」
「私もデース!ペチカさんを見捨てるわけにはいかないデース!」
「私もだ。この協力は、私たち
クランテイルさんと那子さん、リオネッタさんが怒りをあらわにしながら言う。
「……話は最後まで聞きましょうよ。そこのペチカさんは、貴女たちにとっても足手纏いだ、って言ってるだけなんですよ……。だから、ペチカをパーティからはずせ、って言ってるんです」
と、まだ何かを言おうとしてたがその前にクランテイルさんがレプリカさんの胸ぐらを掴み始めた。
「あ、あのっ!」
それをみていると、思わず声を張り上げてしまった。
私以外のみんなが、私をみていた。
「わ、私は、大丈夫ですから。ひ、1人でも、なんとかやっていけますから…」
「ペチカちゃん…」
半分、泣きながら声を絞り出す。たまさんにも、心配そうな顔をされた。
「……はぁ、誰1人私の話をちゃんと最後まで聞かないんですね……。
別に、ペチカはそちらの4人のパーティから抜けろ、と言っているだけで
「もう、レプリカちゃんは遠回しに言いすぎだし誤解されやすい言い回しをしすぎるんだよ…」
「…?ごめん…自覚はないんだけど…」
クランテイルさんはレプリカさんから手を離し、どう言うことかちゃんと聞いている。
「けほっ…。要は、ちょうど6人いることですし、パーティを3人編成の2グループに分けよう、ってことですよ。
そちらは、ペチカを除けば、まあ3人いれば死ぬことはないでしょうね…。でも、ペチカは違う。戦闘面においても、精神面においても、とにかく不足しています。だから……ペチカさんを私のパーティに入れます。2人なら、ギリギリ守れるくらいですし…」
レプリカさんが、そう説明すると、さっきまで緊張していたからか膝からガクッと崩れ落ちた。
たまさんに慌てて抱えられた。
「ね、大丈夫だったでしょ?」
「は、はい…。よかっだ…です…」
思わず、涙声になってしまっているのが自分でもわかった。
「で……どうします?それでいいのなら私は、この協力を受けましょう。必要最低限の、そちらの要望は呑んでいますが……」
「「「「………」」」」
私たち4人で、少しだけ見つめ合い、互いに頷いた。
「こちらこそよろしく頼む。レプリカ、たま」
「どうも……」「よろしくですっ!」
クランテイルさんが代表していいその後ろで私は頭を下げた。
「………さてと、協力を組んだ上で一応念のために、皆さんに言っておきますよ?珠も聞いててね……」
「「「「「?」」」」」
「まあ、協力関係になる以上は、貴女たちは、できる限りの範囲で守ります。ですが…その【守る】と言う行為の中に、
……要は言いたいのは、ネズミのやつに力を認めさせる、とは言いましたが、私がやる以上は、最悪の場合は死に至らしめます。それを覚悟しておいてくださいね。……いまあなた方がどう言う印象を私に抱いているかは知りません。
ですが、私は一度決めたことは基本的にやり通す性分なもので……。今、あなた方はできる限り守る、と決めたので…。そのためには、他人が死のうがどうでもいい。
……話し過ぎました。はい、それじゃあさっさと行きましょう…」
レプリカについて(本編には全く影響しません)
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好き(受け入れられる)
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嫌い(受け入れられない
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どちらでもない