魔法少女育成計画 己の大切な人を生かしたい   作:紀野感無

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受験ガァ、今週末にぃ、迫ってきてルゥ。

それなのに書くという、なんとも阿呆らしいことをしてます。
けど、仕方ないんです。
なんか書きたい衝動に駆られてしまっているから(面白いとはいっていない

まあ、13時から22時まで数学漬けとか、発狂しそうでしたけど

と、どうでもいい情報はいいのです。
それではどうぞ


9話

刃物を思いっきり振り上げ、目の前の動けない魔法少女の首をはね……

 

「……止めにくると、思ってたよ。君は、絶対に見捨てないだろうから、ね」

 

る直前で止める。あ、気絶してしまった。まあいいか。

 

刃物を折りたたんで、ポケットに納めて、真後ろに立っている魔法少女------スノーホワイトに向き直る

 

「はやく、その人を解放して」

「言われなくても……やるよ」

 

土を、音の超振動を、慎重に操りながら、壊してついでにかけておいた魔法を一種類を除いて解除した。

これで文句はないだろう。

 

「……頼むから、ルーラ(それ)をしまってくれないかな?」

「念のため」

「ああ、そう」

 

心を除いて完治させたというのにスノーホワイトはルーラを構えたままだった。

 

相変わらずわたしをなんだと思ってるのか……

 

「昔は、優しい人なんだ、って本気で思ってたよ。でも、今は……ゴメンけど、思うことができない」

「…まぁ、優しい人、って思うこと自体間違ってるんだけどね……」

 

心を読んでくることに関しては前の戦闘で慣れたからスルー。

 

「…そうだね、スノーホワイト」

 

「?」

 

「極々稀な、私からの誘いを、受ける気はある?」

 

ほらほら、その仏頂面をやめて、少しくらいは私の提案に興味を示してくれてもいいんじゃない?

 

ブンッ!

 

「…っとぉ、危ない危ない」

 

「仏頂面は余計だよ」

 

「だからってルーラを振り回さないでくれない…?本気で危なかったよ?」

 

「レプリカなら死なないって信じてるから」

 

「そんなクズを見るような目と棒読みで言われてもねぇ…。で。どうする?誘いを受けないなら、私はこのまま用事を済ませに行くんだけど……」

 

「……」

 

「どうせ心は読まれてるだろうから、誘いの内容を言っておくと、前にしてから一ヶ月経ってるから、また行くわけなんだけど、一緒に来る?って誘い……だよ」

 

「…貴女がいま何をしてるか、とか色々と教えてくれるなら、行ってあげるよ。メイズには貴女を守ってもらうように頼んだけど、本当は『魔法の国』からは、まだ貴女を狩ってくれ、無理そうなら情報だけでも、って言われてるから」

 

「……何を知りたいのか知らないけど、まあいいよ……。それじゃあ、…いこう、か」

 

ある魔法を発動しながら床に超簡素な紋様を描いていく。

 

「…メイズ(そいつ)はどうする…?」

 

「一応信頼は出来る人に助けに来てもらうように言っておいたから大丈夫」

 

「用意がいいことで……。そんじゃ、さっさとこの中に入って……」

 

と、スノーホワイトを今描いた紋様の中に入れる。

 

「…これはなんの魔法?」

「ワープできる魔法…。どんな名前かは忘れた…。それじゃあ、行くよ」

 

魔法を使うと私たち二人は光に包まれ、次の瞬間には、非常に見慣れた場所へ出て来た。

 

「ここは……」

「前に……()りあった場所……。で、用があるのは……こっち。というか、もうわかってるかな…?」

「…うん」

 

もう、流石にルーラはしまってもらった。

 

だって

 

これからいく場所に、そんなものは必要無いから。

 

 

 

 

 

 

〜岸辺颯太の墓の前〜

 

「えーと…線香とかは…まだストックあるね。…スノーホワイトもやる?」

「うん」

「……霊とか、死後の魂とかは、基本は信じてないんだけど…今は、ラ・ピュセルは喜んでるかもね…。もしくは、苦笑してるか」

 

線香に火をつけ、所定の位置に刺し、数十秒の間、目を瞑って手を合わせる。

 

「ラ・ピュセルには…悪いけど、今日はどっちかというと私よりかはスノーホワイトの方が言いたいことは多いと思うから……。あとは相思相愛の二人で、ごゆっくり……」

 

「相思相愛って…?」

 

「……?そのままの意味だよ……。スノーホワイトは、ラ・ピュセル----岸辺颯太に惚れてたんでしょ…?というか、見てた感じそうかな、って思ってたんだけど…」

 

「……〜〜⁉︎⁉︎」

 

「あ、自覚なかった感じか……」

 

久しぶりに、無表情、怒る、葛藤以外の表情をしたスノーホワイトを見れたね。照れて顔を真っ赤にしてるのは初めて見たけど。

 

「で、でも…そうちゃんが私のことを…なんて、そんなこと……」

 

「……ラ・ピュセルは、岸辺颯太は、ずっと君に想いを寄せてたのは事実だよ。私はファヴの野郎に、魔法少女にならされた時からしか知らないけど、初めてあった時も、初めて戦った時も、奪われたキャンディーの分だけ君たちに渡しに行った時も、砂浜で話した時も、

……多分、死ぬ時までも、キミをずっと想ってた、と思うよ。

そうでなければ、私に【スノーホワイトに手を貸してあげてほしい】なんて頼みごとをしないし、自分がいなくなってしまった時のスノーホワイトのことを考えて、涙を流さない。

もちろん脱落したら死ぬってことがわかった後は、『死』に対する覚悟はあったんだろうね。その上で、何が何でも生き残ってやる、ってのも言っていた。でも、ラ・ピュセル(あいつ)は、自分の命よりもキミのことを考えていたのは、確か」

 

「……!!」

 

スノーホワイトが珍しく言葉に詰まった。

二人きりにしてやった方がいいと思って墓からは離れてるし背を向けてるからどうなってるかはわからないけど。

 

「それじゃ…ごゆっくり、と」

 

今、スノーホワイトが何をどう思っているかはわからない。ただ、私としては、少しでも初めてあった頃のような彼女に戻って欲しいというのはあった。

 

私の最初で最後の友達は、きっと今のスノーホワイトを責めはぜずとも、悲しむだろうから。

 

 

 

……きっと、私が珠以外の一個人にこんなことを思うのは、今となってはスノーホワイトだけだろうね。

 

 

 

そこから暫くは、スノーホワイトの気の済むようにしてもらい、私は、特に何をするわけでもなくボーッとしてた。

 

 

 

 

〜数十分後〜

 

 

 

 

「…もう、大丈夫?」

「うん、少しスッキリした。疲れが取れたというか…」

「そう…それは良かった」

 

目が少し赤いのは、言わないほうがいいかな?声も、少し柔らかくなってた。

 

「……それで、何が…聞きたいの?」

「それは…」

 

 

ザシュッ!

 

 

「え……?」

「ん…?」

 

何かを貫く音が聞こえたかと思うと、胸の辺りに激痛が走って、妙に生暖かくなった。

胸を見下ろすと、誰かの手が、いつかのロボット風が死んだ時のように、私の胸から突き出ていた。

 

「レプリカッ!」

「なんだ、意外と楽勝じゃん」

 

手が引き抜かれると、勢いよく血が流れ出る。

けど、焦ってはいなかった。

 

こう言うのもなんだけど、ぶっちゃけ致命傷(これ)は慣れてる。

 

口の中に溜まった血を吐き出して、魔法で傷を治す。……いや、少し表現が違うな。致命傷を()()()()()()にした。【10回までなら何からでも守られるよ】をかけておいたのに攻撃を受けたってことは、気づかないうちに使い切ってたか、魔法を消されたからか。まあどっちでもいいか。

 

「あれ?おかしいな、確実に心臓を潰したはずなんだけど」

 

「……見た感じ、外交部門かな?依頼人は…魔王パムはわざわざこんなことしないし、……まあいいや、わからない依頼人なんてどうでもいいか」

 

目の前の、私の服を血まみれにしてくれた奴に色々と言われているが、ガン無視して少しだけ考える。その途中でスノーホワイトと言い合っていたが。

 

「……そうだね、スノーホワイト」

 

「レプリカ、大丈夫なの?」

 

「ああ、うん、この程度なら…別になんとも」

 

「ならよかった…」

 

「って、キミは私を狩る側でしょ…。……まあいいや。スノーホワイト、私について、教えてくれ、って言ったよね。なら……いまからは、キミとの戦闘の時に見せたものとは、全く違う、()()()()()()()()()()()を、みせるよ」

 

スノーホワイトの返事を待たずに、私は胸を貫いてくれた魔法少女に突撃した。

 

 

 

 

 

 

 

「が…」

「うん…こんな、ものかな?」

 

不意打ちもあっただろうが、まあ圧勝してやった。

どんな魔法を使ったかはスノーホワイトにはわからないだろうが、そこの道端には、綺麗に急所を避けて、でも無数の刃物が刺さっている、名前も知らない魔法少女が転がっている。

 

殺しはしてない、殺しはね。まあ、あと数分ほっとけば死ぬだろうけど。

 

「……ま、今のを見て、どう思うか、とか報告するか、とかは、まあお好きなように…。別に知られて困るわけでもないし。…知ったとこで対処できないだろうしね。……にしても、こういう時にピンポイントで狙われるってことは…流石に気づかれてるか…。……でも、流石に変えたくはないしな…。ま、保留でいいか」

 

ああ、襲ってきた奴に関しては知らん。一応スノーホワイトがいる手前、手加減はしたけど、死んだら死んだで、まぁドンマイ?

 

「……なんか、興が削がれた。…そいつに関しては、まあお好きなように。私は…キミには悪いけど、また身を隠させてもらうよ」

 

スノーホワイトの返事を聞かずに、ワープの魔法を使って、この場から去った。

 

 

 

 

 

 

 

〜2日後(ゲーム開始日)〜

 

また、気づくと荒野のど真ん中にいた。

真っ先に珠とペチカの居場所を確認し、その二人のちょうど間に向かう。

 

数分後に、再開できた。

 

「じゃあ…次は荒野の街で集合…だったっけ?」

「うん」

「じゃあ…新しいエリアも解放されてたし、早く合流しよう…」

 

私が殿(しんがり)を引き受ける形で、二人に先頭を走ってもらい、途中湧いたモンスターは私が速攻で潰す。

 

「……?」

「…?どうしたの?珠」

「い、いや。……なんだかミヤビちゃん、怒ってる?」

「………いや、怒ってないよ…」

 

珠に見られてたかと思うと、そんなことを聞かれた。

まあ怒ってはない。()()()()

 

 

 

(はっはっは。あれからまた数段と成長してるなぁ。感心感心。魔法の組み合わせも前よりレベルが上がっている。よくない噂しか聞かなかったが、まあ安心したよ。いつも通りのキミだ)

 

 

 

「(あの痴女魔王、絶対いつかぶちのめす)」

 

つか、ここ最近魔王は私に対して容赦がなくなってる。

3〜4回くらい勝ったことはあるけど、手を抜かれてた、と思わざるをえない。

 

「(でも、よくよく思い返すと、勝った時って【羽】を2枚しか使われてなかったような……。まあいいや)」

 

 

 

 

 

「……だろうね、こうなると思ったから早く合流しようかと思ってたんだけど…時すでに遅しか」

 

荒野の街に着くと予想通り怒鳴り合いをしてた。

 

「と、止めないと…」「で、でも…どうしよう」

 

ペチカと珠は止めたいらしい。

クランテイルもこちらに気づいてなんとかできないか、という視線をこっちに寄越した。

 

……え、何。もしかして私がやれと?

 

「ほら、二人とも。みんな来たからその辺で…」

「「ぐぬぬ……」」

「……別に、したいようにさせとけば…?私たちは先に、進もう」

「で、でも…」

「…わかった、止めるからそんな顔しない。……理性飛ぶから」

 

でも、珠の上目遣いには勝てなかった。

 

 

 

このあと、力づくで止めに入り、なぜか私たちが遅いのも悪い、とか言われたので文句があるならかかってこいと言うと、本当に来たので止めると言う名目でストレス発散させてもらった。

 

 

 

 

 

前にメンテナンスに入る前は、ほとんど行く暇がなかったため、どんな感じか、しかわからないが都市エリアまで解放されていて、今現在ではその次の地底エリアまで解放されていた。

都市エリアに行かなかった理由としては、単純に時間がなかったから。なにやら、私がネズミをボコる前くらいには都市エリアは解放されてたらしい。

つか、どーやったらこの短期間に解放できんの。

チートでも使ってたりして。

 

まあどうでもいいことはやめにして、いまは目の前のドラゴンに集中しようか。

 

 

「レプリカッ!」

「はいはい…わかってるよ。スゥーー………わっ!

 

大気が、文字通り震えるくらいの大声を出して、沸いてきたモンスターたちのターゲットを全て自分にさせる。

 

この地底エリアでの特徴は、敵がドラゴン、ということだった。1メートルサイズの小さいものから、大きいものでは4〜5メートルものまでいた。

エリアショップには、色々と売ってあったが、特に必要性は感じなかった。

他の人は、『武器+5』や、様々な護符を買っていた。

珠とペチカの装備に関しては私のキャンディーが有り余っていたので、『盾+5』を買って渡した。

後の三人の方は……うん、クランテイルの分だけ買った。他二人は『私に助けられたくない』とか言って拒否してた。

 

なんか、モンスター図鑑によるとここのドラゴンは様々な属性のものがいて護符も様々な属性のものがあったので、それを使い分けろ、ってことなんだろうけど、護符を切り替える暇があるなら狩ればいい。攻撃?当たらなければいいじゃないか。当たっても治せばいい。

 

と、私は、前述した通り必要性を感じなかったけど1つだけは有用な道具だと思ったから、1500キャンディーで買った。

 

「ん…いいね、この道具。いい感じに、狩れる」

 

それは、【チャレンジャーの護符】と言うもので、モンスターからのタゲ集中が、なにかちょっとした行動を起こすだけで100%と言っていいほど、自分に向く代わりに、キャンディーやアイテムのドロップ率が上がる、と言った効果だった

 

「(2メートル級が3体か。まあ、これくらいなら…)」

 

脚に力を込め、一番近いやつに向かって飛び、下から顎を突き刺し、頭までねじ込む。

手を引き抜くと、赤い血がドバッと溢れ出てくると同時に倒れた。

それを見た別のドラゴンは逃げようとしていたが、それをクランテイルが下半身を蜘蛛にしており、蜘蛛の糸で翼を絡めとり逃さないようにしていた。

そいつは、他の奴らに任せて、残りの一匹に向く。

殺そうかと思ったが、なんか……えーと、たしか那子ってのが一匹は殺さないでくれ、とか言って来たので、適度に痛めつける方向にした。

 

初めてドラゴンと戦った感想としては、期待外れにもほどがあった。が、まあ今はこんなのはどうでもいい。

 

余談だが、またネズミのやつが縄張りを独占しようとしてたが、私を見た瞬間に、小さくなって私たちを通した。

だから、結構効率のいいところで狩りができてる

 

 

と、まあここまでは順調だったんだ。ここまでは。この状態が、何事もなく3日続いてたんだから。

最後にメンテ前のあのイベントが言い渡されるまでは。

 

珠を強制参加させるって聞いた時並みに、マスターを殺してやろうと思った。




後半は説明多すぎるから削るか?とか思いましたけど、削る方法を見出せなかった…。

さてと、スノーホワイトがほんの僅かだけですが昔に戻りましたが、いやはやどれだけもつか…。

余談ですが、レプリカは、負かされた相手には今現在6連敗くらいしてます。

いやぁ、やっぱりまほいくは面白い。個人的に一番好きなのはjokerです。

皆さんも是非是非、余裕があれば原作まほいくを読んでください。
こんなのよりはるかに面白いですよ。



読んでくださりありがとうございます

レプリカについて(本編には全く影響しません)

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