魔法少女育成計画 己の大切な人を生かしたい   作:紀野感無

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ひゃっほい!受験という長き戦いにようやく終止符が!

これで思いっきり書きまくれます。
ただ、まぁ……うん、どんな感じで進めてくかは思いついても、どうやって書けばいいか、わからんくなってくるのです。
こんなのでいいのかな…って思いながら書いてるので、近いうちに書き直して再投稿するかも……。



それではどうぞ。



10話

「今回のイベントは、キャンディー所持数が最も少ないプレイヤーが死亡しますぽん」

 

マスコットは、淡々と言った。

 

いつもの通り、3日目が終わりかけていたので、マスコットによる荒野の街への強制ワープが行われ、今回のイベントはどんなものか、と僕以外の全員が耳を傾けていたところ、先ほどのようなことが言われた。

 

プフレと、……えーとよくわからない、訛りのひどい話し方をしてた奴以外の全員が何かしらの言葉をマスコットにぶつけていた。

 

私はというと、多分、一番ブチギレていた。

 

「まつぽん、レプリカ。頼むから落ち着けぽん」

「そ、そうアルよ。今は……」

 

「あ゛?」

 

周りの全員に、手がつけられなくなるのではないか、と思われていたかもしれないが、どうでもいい。

 

「……これは、ファルが決めてるわけじゃないぽん。マスターが決めてるんだぽん。ファルには、それを変える権限を与えられてないんだぽん」

 

「……そーいや、お前は現状に憤り覚えてたっけ……。……よし、マスターは、絶対に、殺そう。……悪いね、マスコット」

「大丈夫ぽん。気持ちは痛いほどわかるぽん。

 

……改めて、もう一度言いますぽん。今から15分後、最もキャンディー所持数の少ないプレイヤーが一人、死亡しますぽん」

 

しん、と広場が静まり返った。

 

念のため、キャンディーの総数を確認すると、48600と表示されていた。

珠達に防具等を買ったとはいえ、私が最終的に仕留めるわけだから、必然的にキャンディーの所持数は多くなっているんだろう。報酬を分けてはいるが、クランテイルがその辺はしっかりしていて、一番危険な役割を担っている私に報酬を多めにしてくれていた。

 

ぶっちゃけ要らないって言ってたんだけど。

 

さて、珠とペチカはというと、顔が真っ青になっていた。

 

……うん、本当にキークのやつは殺そう。珠にあんな顔をさせるんだから、しょうがない。

 

クランテイル達はというと、クランテイルは無言だが怒っており、人形風と巫女風は互いに罵り合っていた。

 

「今から変更することはできませんぽん。ご了承くださいぽん。もう一度繰り返しますぽん。15分後、最もキャンディー所持数の少ないプレイヤーが、死亡しますぽん」

 

……ん?

 

なんかマスコットの言い方に、なんというか引っかかりを覚えた。今も、ずっと同じことを言い続けてるけど…なんかやたらと、最も少ない、とか、1人、を強調してるように聞こえるのは気のせいだろうか。

 

「ファル」

 

まあ、勘違いだろうとどうやって1人犠牲を出……じゃなくて、現状を、いかに珠とペチカを生存させるかを考えてると、プフレが口を開いた。

 

「キャンディー所持数が少ないプレイヤーが1人、と言うが、もし複(・)数(・)い(・)た(・)場(・)合(・)はどうなる?ランダムに1人か?もしくは複数人が一度に死ぬのか?」

 

……ああ、そういうことか。

 

「所持数の少ないプレイヤーが複数いた場合、誰も選ばれませんぽん。死亡者ゼロでイベントを終了させていただきますぽん」

 

そこからの行動は早かった。どうやって最下位の人を複数人作るか、という議論がまた始まった。

まあ、それに関しては関わらない。

私は、というか私のパーティメンバーは関わらせない。

 

死ぬ確率を少しでも下げない理由がない。

あとは……

 

「ほら、早く申請したまえ」

「……断る。私達まで巻き込むな。そっちで誰も死なない状況を作ればいいだろ。悪いけど……私は、珠以外は私を含め誰1人として信用していない。ていうか……お前に協力したくない。…そうだね、幻覚とか、そういうのを使われてないって断言しない限りは協力はしない」

「ま、それに関しては当然だとは思うが、今は協力したまえ」

「やだね…。今聞いてる感じだと、私達3人は、あなた達全員のキャンディー所持数を上回ってる。……そっちで、勝手にやってればいい。あとは-------」

 

プフレの耳元である事を囁く。結果的にプフレを背負ってた黒ナースにも聞こえていたと思うけど。

 

「なるほど、それならば良いだろう」

「相変わらずの上から目線…イラつくな。いつか後ろから刺してあげようか」

「おお怖い怖い」

「……本当に殺してやろうか」

 

そして、プフレはまた全員の中に戻って行った。

珠とペチカだけ、私の周りにいて、3人で集団から離れてる。

 

「ね、ねえ。レプリカちゃん」「れ、レプリカさん」

 

2人同時に話しかけてきて、互いに見つめあって、ペチカが譲って珠が口を開いた。

 

「レプリカちゃん。なんで…協力、しなかったの?」

 

「うーん、そうだね……。3つくらい、理由があるかな?……一応弁明しておくと、あの人たちを見捨てようと思って、協力をしなかったわけじゃない」

 

あ、少し嘘。プフレは死んでもいいや。

 

「まず1つ目。まず全員を信用ができない。この私でさえもね。……精神的に干渉してくる魔法を使われている可能性を排除しきれてないから。もし、あの場で、私に全員を敵、と思わされたら、どうなってると思う…?」

 

「あっ…」

 

「一応、そういう魔法への対抗策がないわけじゃないんだけど……このデスゲームは、主に戦闘がメイン。それに、私が使える魔法は、現実とは違ってかなり限られてる。だから、そっちを補う事をやめて、たたかいやすくなる様な魔法を選んでる。……まぁ、もし倒さなきゃならない『魔王』がどんな奴かによっては……全(・)面(・)的(・)に(・)協力はするつもりだから。そこは安心して。

…2つ目の理由。前ログアウトする前に、プフレの仲間の1人を殺したって言う人を探したでしょ?これは、プフレにも確認を取ってるから間違いはないんだけど……侍風の魔法少女は、犯人じゃない」

 

「「えっ⁉︎」」

 

「その辺は、まあとりあえず置いておこうか。なら、犯人は誰か。そいつが死んでるのか、生きてるのかすらわかってない。そんな状況下で、協力をするのは、とてもじゃないけど危険。

3つ目。まあ、こっちもこっちで不確定要素多いんだけど…。もし仮に、プレイヤーの誰かと、もしくはチーム戦か何かをさせられる場面があるかもしれない。その時のためにも、私についての情報が漏洩するのを少しでも防ぎたい。………なんでかは知らないけど、私は他人を死んでなければ、どんな外的な重傷を負っていようと治せるってことは広まってるんだけどね。

別に、納得してもらわなくてもいい。でも……これだけは、はっきり言うね。

 

私の、今(・)の(・)最優先は、何があろうと珠、ペチカ。君達を生かす。それだけは、断言できる。その為なら、どんなことでもする」

 

いやーでも……、覚悟してるとはいえ、珠に疑心暗鬼になられるって、結構つらい。

いやまぁ、私の行いが原因なのはわかってるんだけど……。

 

と、そうこうしてるうちに、プフレ組はキャンディーの均一化が終わったらしい。

 

「一番キャンディー所持数が少なかったのは………え?」

 

ガシャン!

 

時間がきて、マスコットが名前を言おうとして、詰まった。

それと同時に、誰かの端末が落ちる音が鳴り、その数秒後にはだれかが倒れる音がした。

 

「い、一番少なかったのは……チェルナー・マウス……です、ぽん」

 

そこからは、ゲームがメンテナンスに入るまでは意味のない罵り合いが始まっていた。

 

そんな中、私はプフレと黒ナースに近づき、少し離れたところに行った。

 

 

「……うん、だいぶ、目星はついた…かな?」

 

「ほう?」

 

「多分-----------だと思うよ。それ以外の奴らは、あのネズミの端末には触れていない」

 

「なるほどな。なら…それをどうやったか」

 

「…まあ端末を遠隔操作できない、と言うことも証明できてないから、確定ではないけどね…。あと可能性としてあるのは、ネズミを魔法で操って時間ギリギリに捨てさせたか…。……まあ、可能性を上げてくとキリがない。って言っても、どうせ私以外の全員の魔法はほとんど把握してるんだろ……?」

 

「ああ。もちろん。でも君の情報は十分すぎるほど役に立つ。感謝する」

 

「……お前が感謝とか、裏があるとしか思えない」

 

「相変わらずの酷い言い草だな」

 

 

 

 

 

 

〜???〜

 

「……今度はどこ。前もこんな感じで前いたとことは別のとこだったし……」

 

おかしいな。確実に隠れ家でゲーム始まったはずなんだけど。

いくらなんでも好き勝手されすぎな気がする。

 

「……もしかして、私だけ物(・)理(・)的(・)に(・)ゲ(・)ー(・)ム(・)の(・)中(・)に(・)放(・)り(・)込(・)ま(・)れ(・)て(・)る(・)…?……まあ、どうでもいいか。とりあえず、状況把握しないと……」

 

ワープの魔法を使えばいいんだろうけど、めんどくさい。

それにずっと隠れ家にいても暇だし。

 

それなら未開の地で散策してたりする方がいい。

珠はキークが保護してるのはわかってるし。…まぁ保護かどうかは知らんけど。一応保護って言っておこう。

 

それに、こうやって姿晒してると、時々馬鹿が釣れるからね。それを返り討ちにするついでに色々と試したりとかできるし。

何を、とは今は言わない。というか言うつもりない。

 

まあ、特に何事もなく、3日間が終わった。

つまらない。

 

 

 

 

☆シャドウゲール

 

プフレ-----庚江は、今現在、私の自室にいて、我が物顔で占領し、何かを考えている。

ぶっ飛ばしてやりたかったが、なんとか我慢した。

 

「チェルナーマウスのキャンディーが……。そしてレプリカの情報から………」

 

そしてあろうことか、私の、気に入っているノートを勝手に取り出し、気に入ってるペンで勝手に色々と書き始めた。

 

 

・パーティA

プフレ 高性能な車椅子

シャドウゲール 機械類を改造

 

・パーティB(2つのパーティの混合チーム)

①

クランテイル 下半身が動物に変身

リオネッタ 人形を操る

御世方那子 動物と友達になる

 

②

レプリカ 多数 内、治癒系統とどこでも潜れるを確認済み

たま 素早く穴を開けることができる

ペチカ 美味しい料理を作る

 

・パーティC

ディティック・ベル 建物と会話。ゲーム内では使用不可(チェルナーマウスの右隣)

メルヴィル 風景に溶け込む(チェルナーマウスの左側)

ラピス・ラズリーヌ 宝石のある場所にテレポート

チェルナーマウス 大きくなる(被害者)

 

パーティD

のっこちゃん 自分の感情を伝える

@娘々(あっとまーくにゃんにゃん) 物を札に閉じ込める

夢ノ島ジェノサイ子 無敵のスーツ(端末のみ参加)

 

 

思った以上に、詳しかった。

最後にレプリカに言われた通り、本当にほぼ全員の魔法を把握していた。

 

「最後にレプリカと話すときは、なぜか私には席を外させましたけど、犯人はわかったんですか?」

 

「ああ、検討まではついてる。とは言っても、知っての通り、状況的証拠など、私には本来必要ない。私は人物を見て犯人かどうかを決める。だが、まあ一応念のためだ。レプリカも、本来は証拠とかを探すんじゃなく、その人物を見て、判断するタイプだ。…いや失敬。少し意味が違うな。体(・)に(・)直(・)接(・)聞くタイプだ」

 

体に直接、ということは拷問でもするのだろうか。

 

いや、あいつなら普通にやってのけそうだ。

 

「だが、珠がいる手前、そんなことはしないんだろう。更に言うとあいつにとっては誰が犯人なのか、なんてのはどうでもいいんだろうね。今回私に協力、とまでは行かなくても情報を集めたのは、思うに、『私に振り回されたくないから』というのと『少しでも死ぬリスクを減らすために、できるのなら犯人を見つけておきたい』っていうのがあったんだろう」

 

ああ、それは全面的に同意する。

 

「まあ、それはそれとして……犯人には、報いを、必ず受けてもらおう」

 

突然、空気の温度が極端に下がった気がした。それと同時に気づいた。

 

庚江が、怒っていることに。

彼女は、身内----家族や親戚、ではなく近しいもの全般-----に手を出す者を決して許しはしない。

 

「たとえ、どんな手を使ってでも、報いを、受けさせる。そのために、私は人物を見る。護は方法を考える。それで犯人を探す。そのために、君には必ずこれがいるだろう」

 

と、先ほどの情報が書かれたノートを渡された。

あの、これ私のなんですが。そんな『私のをあげよう』って顔で言われても。

 

「(結局、お嬢も、レプリカも、似た者同士な気がするんだよなぁ。これが同族嫌悪、って言うのか)」

 

まあ、もちろんこんなことを言うわけにはいかない。

絶対に不機嫌になるのはわかってる。

 

 

 

 

 

☆レプリカ

 

ゲームが始まって、すぐに集まり、またドラゴン狩りを再開した。

 

人形と、巫女がかなりギスギスしてたけど、もう止めるのもだるいから放置した。

 

けど、そんな中、プフレからの一斉送信メールが届いた。

 

内容は『エリア開放ミッションを発見。だが独力でのクリアは困難。協力を求む』だった。

 

なんか、プフレがやたらと協力を持ちかけてきて、裏があるんじゃないか、と思ったけど、珠もペチカも、クランテイル達も協力するらしいので、私も協力をすることにした。




おまけ ボツネタ

チェルナーマウス死亡後 現実世界に帰った後のレプリカ


「……なにこれ。『ゲームスタート』?意味が……」

突然、空中にそんな文字が浮かんだかと思うと、何かが飛んできた。

「……は?」

飛んできたものを見ると、なんかものすっごい見覚えのある『黒い羽』が。
しかも、1枚だけじゃない。2枚目、3枚目、4枚目、5枚目と、どんどんと数が……。

「…あれ?」

おかしいな、上限って4枚までな気がしたんだけど。
あと、確かこいつら羽単体なクセしてバカ強かった気が……。

あれ?私ピンチ?

と、そんなことを考えてると、羽が一斉に襲ってきた。





さてと…そろそろネタが切れかけ……。オリジナルストーリー組み込んでいくの難しい…。たまにはイフ編とはまた別の、番外編とか書いてみようかな……


読んでくださりありがとうございます

レプリカについて(本編には全く影響しません)

  • 好き(受け入れられる)
  • 嫌い(受け入れられない
  • どちらでもない
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