魔法少女育成計画 己の大切な人を生かしたい   作:紀野感無

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いやー、今日数Ⅲの試験があったのですが
なめてました。超なめてました。すんません、と心の中でガチで謝っちゃいました。


今回から、オリ主は色々な人と絡んでいきます
魔法のせいもありますが、それ以外も……


それではどうぞ


2話

「はい…?」

「だから、これを埋めるの」

 

今はルーラに呼び出されて明王山というところに来ているのだが、何ともまぁ面倒なことを言ってくれた。

 

目の前には大量のゴミがあるのだが、いや、もうゴミだけでちょっとした山になってる。

これを、全て埋めろというのか。

 

ピーキーエンジェルと珠も来ているがスイムスイムだけ来ていない。珍しい。

 

「スイムスイムは?」

「さぁ」「忘れてたりして」

「…」

 

あ、ルーラの機嫌が悪くなった。

 

「る、ルーラ。スイムちゃん、今からくるって。なんか、明日と間違えてたらしくて……」

「はぁ⁉︎あのバカ。何してんのよ」

 

うおぉ、スイムスイム。なかなかのミスをやらかしたね。

僕の中ではスイムスイムはお気に入りなんだ。魔法の面ではね。

 

実際にかなり使える。

【どんなものにも水みたいに潜れるようになる】だが、その名前とは裏腹にめちゃくちゃ強い。

自分に使えば、文字通り物質透過をすることができる。

これによりほとんどの物理は無効化できる。

けど、色々と検証して見たが光や音といったものは通過できない。

 

というか、そんなものまで透過できたら怖い。体を光や音を認識できないということは何も見えなければ音も聞こえないということになる。

 

 

閑話休題

 

 

スイムスイムが遅れながらもやって来た。

ただし、1人の客と一緒に。

名前は、トップスピード、だったか。

 

「およ?珍しい。レプリカは単独行動じゃないのな」

「私は…もともとルーラ組ですよ…。ただ1人で行動する方が多いだけで…」

「まー、確かに。レプリカを見たって人はいてもルーラたちと一緒に見たって人は聞かないもんなぁ」

 

軽く話したが、やけにテンションの高い人だなと思った。失礼かもしれないが、魔法少女、というよりは魔女に見えて仕方ない。

 

一通り話終わったのか、トップスピードは差し入れとか言ってお弁当を渡して箒に乗って去って言った。

推測だけど、多分魔法は【箒で空を飛べる】だ。

 

まあ、コピーしておくに越したことはない。

手札はあればあるだけいいのだから。

珠を守るために。

にしても、見るだけでもいいってのは楽でいいね。

 

たまはまたルーラに怒鳴られ魔法を使って大きな穴を開けていた。

そして、そのまま自分で開けた穴に落ちて言った。

 

……ドジな珠かわいいな。

 

「本当役立たず……穴をあけるしか脳がないなんて」

「このゴミ全部埋めたらキャンディーどれくらい稼げるかなー」「100個?いや、200個行ったりして」

「早く取り掛かりなさい、クズ!夜が明ける前に落として埋めるのよ!」

「「は、はぃー」」

「「……」」

 

相変わらず無言なのは僕とスイムスイムだけだ。

 

「何してんのたま!ユナエルとミナエルを手伝いなさい!」

「はぃー」

 

一つ確認しておこう。

僕のコピーしている魔法は以下の通りだ。

ルーラ、スノーホワイト、たま、ユナエル、ミナエル、スイムスイム、トップスピードだ。

 

特に一番使えるのはスイムスイム。その次はユナエルくらいか。

 

……近いうちに全部の魔法少女の魔法をコピーしてみようか。

 

ピピッ

 

「ん……?メール?」

 

端末を見るとヴェス・ウィンタープリズンと書いてあった。

なんか、聞きたいことがあるらしい。

 

「ルーラ…用事ができたので先に失礼します」

 

と、言って了承を得るのも面倒なのでルーラが何かいう前にこの場を後にした。

 

 

 

 

 

 

「で……何の用ですか?ウィンタープリズン、シスターナナ」

 

チャットルームにはウィンタープリズン、シスターナナ、スノーホワイト、ラ・ピュセル、マジカロイド44がいた。

 

「お呼びたてして申し訳ありません。まずは親しい方に相談を…と思いまして」

 

?だとしたらおかしい。私は2人ともあったことがないんだが。

 

「実は…信じられないというか、恐ろしいというか…。ごめんなさい、ウィンタープリズン、お願いします」

「先日、ここの過去ログからねむりんの発言を抜き出していたんだが」「私が頼んだんです。彼女の思い出を作っておきたくて」

 

……へぇ、そんなことできるんだ。

 

「それで見つけてしまったんだよ」

「何を……ですか?」

「見てくれ」

 

そして、少し前のログが流れて言った。

 

 

(ファヴ、一つ聞きたい。魔法少女としての資格を奪われるとどうなる。お前、そこを言ってないよな?)

 

(魔法少女の資格がなくなった人は死んじゃうぽん)

 

(それは、魔法少女として死ぬという比喩的な意味?)

 

(()()()()()()()()()()()()()()())

 

 

 

「ファヴと…そこのレプリカが2人で会話していた記録さ」

 

「死ぬ……だって……?」「嘘だ!だってじゃあ……ねむりんは……」

 

「コレがジジツなら、モウ死ンデマスネ」

 

「それで、レプリカ。お前を呼び出したのには理由がある」

 

「はい……?」

 

ウィンタープリズンの言葉により、この場にいる全員に視線を向けられる。

 

「この会話の後に、全員に伝えることができたはずだ。なぜしなかった?」

 

「なぜ……とは?」

 

「こんな重要なことをなぜ知った後に誰にも伝えようとしなかったんだ、と聞いているんだ」

 

「………伝えなければならないことですか?」

 

と、聞き返すとウィンタープリズンは怒りを増した。………なんで?

 

「当たり前だろう。私たちの生死に関わってくることだ。当然、お前も」

 

「………ああ、そうですね。答えないと……いけない感じですね」

 

周りを見るとスノーホワイトは怯えながらこちらを見ているし、ウィンタープリズンとラ・ピュセルは今にも殴りかかってきそうだ。いや、チャットだから殴れないとは思うが。

マジカロイド44はただ、こちらを見ていただけだったが。

 

「……あー、もう。めんどくさい。このキャラは。えーと、4人とも。まず前提として、僕にとってはこんなことは本当に些細なことだったんですよ。だから報告しなかった。それだけです」

 

と、キャラを作るのも面倒になって素の喋り方でいうとみんな驚きながらこちらを見た。

 

「どういうことだ?」

 

「そのままの意味です。僕にとって、僕の命の有無、他人の生死なんかどうでもいいんです。ただ、僕の大切な人が生きてくれさえいれば。だから………今のうちに行っておきます。その大切な人に生き残ってくれと言われれば僕は生き残りますし死んでくれと言われれば死ぬ、ただそれだけです。だから、もしキャンディーを奪え、やこの人を殺してくれ、と言われれば僕はやります。それが……誰であっても」

 

あれ?ちゃんと言ったはずなのに警戒したぞ?なんでだ?

 

「じゃあ、これで……もしまだ何かあるようならリアルで直にあって話し合いましょう」

 

そして、僕はチャットを後にした。

 

「さーてと、………まずは色々な魔法少女に合うか」

 

ウィンタープリズンやラ・ピュセルに狙われる可能性が出てきた以上、たまと自分の身を守るためにも手札は増やしたほうがいい。

 

 

 

 

 

 

 

「……」

「なんだい、その反抗的な目は」

 

まずい、しくじった。

いま、目の前にはカラミティ・メアリがいる。

 

なせがというと、彼女のテリトリーに入ってしまったからだ。クラムベリーに会いに行こうとして彼女のテリトリーだということに気づかずに通ってしまったのだ。

 

そして、突然発砲された。

 

いまはビルの屋上で向き合っている。

 

「……テリトリーに入ってしまったのはすいません。私の不注意です。けど……いきなり攻撃はないんじゃないんでしょうか?」

 

できるかぎり、下手になりながらも文句を言って見た。けど、これは間違いだったらしい。

 

すぐさま、銃で足元を撃たれた。

普通の銃弾ではありえないほどの破壊力を持っていた。

 

「カラミティ・メアリに逆らうな、煩わせるな、ムカつかせるな。オーケイ?」

「…………」

 

コク、と頷く。

 

「いい返事だ。ま、今回はこれに免じて見逃してやろう」

「どうも……それでは、私はもういきますので」

 

と、振り返った瞬間、ガチャッと音がした。

とっさにジャンプすると先ほどいた場所が粉砕されていた。

 

「……何するんですか」

 

「その目、その目だよ。あたしなんか眼中にない、みたいな目がムカつくんだ。だから………死ね」

 

そして、銃を乱射してくる。

そのおかげでビルの屋上は粉々になりかけていた。

 

「……チッ」

 

魔法をルーラのに切り替える?いや、命令する前に撃ち抜かれる。

トップスピードの魔法?いや、箒がない。

たまやユナエルの魔法だと意味がない。

 

……はぁ、結局スイムスイムのに頼るしかないか。

 

僕は魔法を発動しコピーしてあるスイムスイムの魔法を使う。

すると、銃弾が体を文字通り通り抜けて言った。

 

「……?」

 

と、不思議に思ったのかカラミティ・メアリはさらに乱射してくる。しかし、それは無駄だとわかったのか撃つのをやめた。

 

「もう、満足ですか?」

「いーや、満足なんかしちゃいない。けど、分が悪いのはわかる。だからやめただけだ」

 

へぇ、ただの自己中バカかと思ったら意外と冷静だ。

 

「それじゃあ、今度こそこれで…」

 

そう言いながら僕はスイムスイムの魔法を使い地面に潜った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遅れてすいません……クラムベリーさん」

「いいですよ。何かあったのですか?」

「カラミティなんたらに襲われまして…。まぁ、魔法のコピーができたので良しとしましたが」

 

森の小屋のところまでくると、クラムベリーはピアノを弾いていた。

僕はドアをノックし入ると丁寧に出迎えてくれた。

 

「生きている、ということは彼女と渡り合ったのですか?」

「まぁ、逃げていただけですが……それでクラムベリーさん。承諾はしてもらえます?」

 

「ええ、いいですよ。私も()()()()()()()()()()()()()()()()

 

そして、僕とクラムベリーは外に出る。

適度な距離まで離れる。

 

「「…………」」

 

先に仕掛けたのはクラムベリーからだった。一気に距離を詰めてきて回し蹴りをしてきた。

 

それを避けながら右腕をミナエルの魔法を使い刀の刃の部分にして切りつける。

それをクラムベリーは刀の側面を弾きさらに蹴り上げてくる。

魔法を解除して今度はたまの魔法を使う。

 

あらかじめ至る所につけておいた傷に対して魔法を使う。

たまの魔法は【色々なものに素早く穴を開けられる】だ。

このためには傷をつけないといけないのだが、一度、傷だけつけておいて別の魔法を使う、また別の傷をつけたりしても、最初につけた傷に魔法は使えることは検証済みだ。

 

足元に突如として現れた穴にクラムベリーは驚きながらも一度地面まで落ちた後すぐさま飛び出してきた。

 

あらかじめ作っておいた簡易的なパチンコを取り出し、先ほどコピーさせてもらったカラミティの魔法を使い強化する。多分、効果は【武器強化】だろう

それで小石をクラムベリーに撃ち込む。

石はパチンコが出せる速度をはるかに超えており威力も段違いだ。

避けられはしたものの岩を破壊できるほどの威力にはなっていた。

 

避けた隙を見逃さずに近づいて拳を振り上げた。

が、受け止められた。

そして腕を引っ張られ膝蹴りをされ、蹴り飛ばされた。

この間、おそらく20秒もなかったんじゃないんだろうか

 

「ケホッ、やっぱりクラムベリーさんは強いですね……。しかも……攻撃手段に魔法どころか手すら使ってもらえないなんて」

 

「私も驚きです。久しぶりに楽しめそうです」

 

と、歪んだ笑顔を見せるクラムベリー。だけど、僕自身も楽しく、笑っていた。自覚はしていなかったが。

戦うことはこんなにも楽しいのか。

 

「……そうですね、レプリカ、と言いましたか」

「はい…?攻防は止まっているとはいえ話しかけるなんて余裕ですね……」

 

「レプリカ、今日はお終いにしておきましょう。あなたは強い。しかし、貴方はまだ戦い慣れていない。戦い方も荒削りです」

 

「………薄々気が付いていましたが、それが何か?もしかして、もう飽きちゃいましたか?」

 

「いえ、そうではありません。私は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「……それはどういう意味で?」

 

「そのままの意味です。私は、私のために貴方を強く仕上げてみようと思った。正直に言いますと、貴方ほどの戦いの才能がありそうな人は初めてみました。おそらく、今までやってきた試験の中で一番でしょう。今、別にどちらか死ぬまでやってもいいのですが……それだと面白くない」

 

…え?なんでこんなに高評価受けてるの?ていうか、試験って?

 

「それに、もし私の提案に乗ってくれるなら、可能な限り貴方の頼みは聞きましょう」

 

「………それは魅力的ですね。私がみた中で一番強い貴方に稽古をつけてもらえて、しかも貴方にお願いができる……」

 

試験のことが少し気になったが、別に知ろうと知らまいとどうでもいい。

それより……お願いか。

 

「それなら……クラムベリーさん。たまという魔法少女には手を出さないでください。それくらいですかね………」

 

「わかりました。まぁ、そもそもの話、私は強い相手と戦いたいだけなので。たまという弱い魔法少女には興味がない」

 

「……それで、今日はどうしましょうか」

 

「今日のところはもう帰って構いませんよ。……ああ、一つだけ」

 

「?」

 

「できる限り、様々な魔法少女と手合わせをしてみなさい。貴方は、戦えば戦うだけ強くなれます。それは私が保証しましょう」

 

「………わかりました。アドバイスありがとうございます……それでは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

『珍しいぽん。クラムベリーが相手を殺さずに終わるなんて』

 

レプリカと別れると、()()()()()()()からファヴが出てきた。

珍しいというのは、私がレプリカを生きたまま返したことだろう。

 

「そうですね。私がこんなことをするとは。しかし、彼女……いえ、彼は強い。これからも強くなるでしょう。()()()1()()()()()()()が楽しみです」

 

私はいつもの小屋に戻りベットに寝っ転がった。

特にやることもないのでそのまま眠りについた




どうでしょうか?
個人的にはクラムベリーも好きなんですよね。

生存ルートは……わかんないです

でも、なぜか敵キャラは毎度毎度好きになるんですよ。
とくに、性格ゲスいやつとか

なんか、ゾクゾクって感じがするんですよ。


読んでくださりありがとうございます

レプリカについて(本編には全く影響しません)

  • 好き(受け入れられる)
  • 嫌い(受け入れられない
  • どちらでもない
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