いやまぁ、自分の実力不足は否めないんですけどね。
あ、そうそう、最近DSを引っ張り出してポケダン時を最初からやり直してる。めっちゃ楽しい。
(なんの話だ)
それではどうぞ。
「……ああ、私が、一番最後…か」
少し用事があったため、クランテイルに強く念を押しておき、集合場所へ先に行ってもらった。
できる限り早く済ませてきたけど、それでも私は一番遅かったらしい。
用事っていうのは別に大したことじゃないけど。
少しショップに用があっただけ。
何かを買ったとかではなく、ドラゴンからのドロップアイテムがいらない、というよりは使えないくせしてやたらと落ちてたからそれらを売って、珠達に必要なものを買っただけ。
主に回復薬と敵から身を一時的に隠せるようになるものとか。
「……なんかやたらと、私に敵意をむき出しにしてる人多いけど、なんか…したの?」
「気にするな。みんなお前を信用できないだけらしい」
「あっそ……。なら、私達のパーティはエリア開放に協力する必要ないね……」
「待ちたまえ。ただ容疑者がいない中、君に火の粉が飛んだだけだ。君に罪がないのは明白ということは後で改めて私が言っておいてやるから、帰ろうとするんじゃない。何より、今からすることには、少なからずお前の力がいるのだから。なぜフォローしたにも関わらずドン引きするような目をされたのかは追求しないでおこうか」
プフレにそう言われ、思わず身震いして後ずさりしてしまった。
珠やペチカ、その他諸々に驚かれてるがこの際は気にしない。
「そういえば、『R』で椅子が手に入ったりしていないか?」
「そもそも『R』をしてないし…あったとしても、私が、お前に、渡すと思うか?」
「ああ、できるのなら渡して欲しいね。お礼ははずむよ」
「……」
もうペースを崩されるのが嫌になって、どうでもいいことは無視することに決めた。
プフレは、辺りを見渡して全員がいるのを確認すると、付いて来いと行って先導して歩いて行った。
魔法少女の集団を、珠とペチカと一緒に歩いて付いていく。
「(私の力を借りたいって言ってる時点で絶対戦闘系だし、魔法の確認でもしとこう)」
久しぶりにゴーグルをつけるとまた魔法が追加されていた。
「……?あれ?おかしいな……。
魔法のおかげで(とは言っても現実でかけているためゲームの世界に影響されているかはわからないが)記憶力は格段に良くしている。
だから、どんな奴と戦ってどんな魔法を使われてたかは、嘘の情報をつかまされていない限り間違えないはず。
あ、人の名前は別。珠とラ・ピュセル、スノーホワイト、魔王、以外は基本的に覚えてない。
「のっこちゃん……?……誰だ。………まぁ、いいや……。後で聞こう…」
「レプリカ、少しは聞きいてくれないか?」
「ん…?」
気づくと、みんな大広間-----とは言っても馬鹿でかくそこらに沸いていたドラゴンくらいなら10匹くらいは余裕で入りそうな部屋-----みたいなところで止まっていて、そこの中心にはまたどでかい螺旋階段が置かれていて、上を見上げると天井も抜けており、一番上までは軽く100メートルを越していた。
それを今度は登るらしい。
「……なるほど、私の力がいるって意味がわかった……。確かに、これは少し骨が折れ…る?また見た目だけってならなきゃいいけどな…」
プフレによると、ドラゴンの王らしいが、まあ納得した。
登りきると今度は結構大きい通路があって30メートルほどそれを進むと、直径が大体20メートル強くらいの円形の地形の部屋に出た。そして、その中央には15メートルくらいのドラゴンがいた。
最初見て驚きはしたが、それ以上の感情は特に湧いてこなかった。
「そこに赤い線があるだろう?その赤い線から先に行くと…」
と、プフレがそこらの石を赤い線の中に投げ込むとドラゴンが炎を吐き出して石を文字通り消し炭にした。
炎がこちらに飛び火してくると思い、珠の前に体を出したが、赤い線を越えると炎は霧散して消えた。
どうやら、この円形の部屋に入ると攻撃対象になるらしい。
いや、よく見ると赤い線は円形の部屋いっぱいになってるわけではなく、一番外側に人1人は通れそうな空間があった。
「こうなる。幸い、赤い線よりこちら側に攻撃は来ないがね」
「ならそれを先に言え…。万が一珠に攻撃が当たってたらどうするつもりだ…」
「お前の目の前だというのに珠を危険に晒すわけがないだろう?」
「でだ、ドラゴンの真上にある縄ばしごを上った先に人1人がギリギリ通れる穴があってね、あれが次のエリアに通づるだそうだ。そして抜けるためには、あのドラゴンを倒さねばならない」
まあ、そうだろうね。だからこそ、私の力がいる、と。
皮肉なことに、この中だと、私の強さに関してはプフレが一番知っている。
ま、戦うのはいいけど、珠とペチカは戦闘には参加させないってのは念を押すとして…。
そうだな。剣とかあれば侍風の魔法少女が使ってた魔法でここから首を落とすとないけそうだけど。
さて、どうしたものか…。あまり魔法を知られたくないから、その手は使いたくないし…。
「勝てるわけがないでしょう!」
そんなことを考えてたら、人形風がヒステリックに叫んだ。うっさいな。少し黙って欲しい。
モンスター図鑑を開いて、確認するとあれはグレートドラゴンと言うらしく、ほとんど???となっていた。わかったのは、属性が炎、ということくらいだった。
「……属性が炎なら、ショップで売っている『水のお守り』で攻撃を上げつつ、一撃必殺で殺せば……。別に炎に関しては避ければいいし……」
「レプリカの言う通りだ。『水のお守り』と『シールド+5』を装備し前面を守れば一撃死はない。多少火傷を負うが我慢できるレベルだ」
黒ナースが頷いてるということは身を以て体験しているのか。
「そしてこんなものもあってね。『竜殺し』といって、見た目が小さく、それ相応に威力は低めだがドラゴン系に対して威力特大。当たれば必ず殺す、とはアイテム図鑑に載っている。あとは@娘々」
「なにアルか?」
「君の札はどれくらいの射程距離がある?ビルで攻撃すればさしものグレートドラゴンも無事ではいられないだろう」
「……札を投げるだけアルから、かなり近づかないといけないアルね」
「そうだろうね。なら二面から攻めればいい。右翼から竜殺し。左翼から@娘々。どちらかがドラゴンに到達すれば我々の勝利」
プフレがものすごい簡単そうに言うが、あいつが簡単に言う者に限って大体めんどくさい。
それは身を以て体験している。
「……プフレ」
「なんだ?」
「まさかとは思うけど、この場にいる全員を戦わせるわけじゃないよね……?」
「私はそのつもりで収集をかけたつもりだが?」
「……あんだけ私をこき使っておいて、まだ私について理解していないらしいね…。悪いけど、この場にいる全員でやる気は、無い」
また全員に見られたが、今回ばかりは私の主張を押し通させてもらおう。
「まず、明らかに命をかけた戦闘に慣れてない奴が多すぎる。よくても、私、クランテイル、
最後に、お願いじゃなく、命令、と付け足して言った。
「ふむ……」
「その代わり、エリア開放報酬だとか、あいつからのドロップアイテムとかは、私には無しでいい。君らで、勝手に決めろ。それと今回の戦闘に限って、私はお前の指示に従ってやる……」
「承知した。じゃあそうしよう」
で、この後は私が報酬の話をしたから、予想通り報酬の分け方の話になって、それが終わるまでは通路の壁に寄りかかって無心でいた。
「じゃあレプリカ。作戦会議といこう」
「……」
プフレに呼ばれ、そっちに行くと、さっき私が言った7人がいた。
「珠にペチカ、のっこちゃん、御世方那子、ディティック・ベルは誰かに万が一のことがあった時の救助、という役割を担ってもらうがそれくらいは構わんだろう?」
「ああ…」
「じゃあ、戦闘に参加する人を決めようか」
「本当にこいつの力を借りないといけないアルか?」
と、話し合いが始まってすぐに、中華風に睨まれ指を刺されながら言われる。
「……何、まさかとは思うけど、私の力いらないとか言いたい?まぁ、別にいいけど……君らの勝率下がるだけだし、君らの死亡率上がるだけだから」
「…っ!違うアル!マジカルデイジーを目の前で見殺しにしたお前の力を借りたく無いだけアル!」
「助かる望みが無かったし、私に無関係な奴を助けるほど、私は優しく無い」
「まあ待ちたまえ。いまそのような話を蒸し返しても話し合いが進まない」
「すぐに助けてくれたらもしかしたら助かってたかも…」
中華風がやたら熱くなって言ってくるが、興味がないように一瞥すると、さらに怒った。プフレ…じゃなくて黒ナースが止めていたけど。
「……悪いけど、私は、この場の誰よりも、他人の生死に関わってきたし、私自身も、生死に関わる傷を負ってきた。だから、死んだか、死んで無いか、くらいは見当がつく。……まだ文句があるなら、実力行使でもしてきたら?…まぁ、この場の全員に負ける気とかしないけど…」
「まあまあ、その話は一度置いておこう。この戦いが終わった後に存分に話せばいい。話を戻すが、戦闘に参加するのを誰にするか」
「------」
「私は参加させてもらいます。みんな命をかけているのに1人だけ安全なところにいるなんてできません、とメルっちは言ってます。そして、私ももちろん参加させてもらうっす」
「無論私も参加する」
「私も参加するアル」
「わたくしも参加しますわ。あの巫女に実力差を見せつけてやれますもの!」
「ふむ、みんなやる気だね。じゃあ全員参加、ということになるが、いいかい?レプリカ?」
「…私、3人か4人、って言ったんだけど……まあいいや。私の邪魔さえしなければ」
それを言うと、プフレとクランテイル、黒ナース以外が腹たったのか不機嫌そうな顔になった。
「じゃあ、竜殺しは誰が持つか。それと『シールド+5』は一応全員に渡すつもりだが」
「私はいらない」
「-----」「私は後方で援護するので必要ありません、とメルっちは言ってるっす」
「じゃあ、レプリカはなぜいらないんだい?」
「私は……囮をする。本当なら他のやつに注意を引きつけてもらって、私がやればいいとは思ったけど……人多いし、私のやり方は、こんな人数だと味方を殺しかねない…。『チャレンジャーの護符』が効けば、他の人が何をしようと、私にタゲが向くはずだし……。あと、シールドとか邪魔でしかない……」
「なるほどな。まあ、レプリカならば大丈夫だろう。後は竜殺しだが……。できれば機動力のある人に持ってもらいたい」
「なら、私が持とう」
と、竜殺しはクランテイルが持つことになり、他らは
他はドラゴンの両サイドから、私は正面から。
珠達は常に赤い線にギリギリ入らないところにいて、誰でもすぐに助けれるように自分で考えて動くとのこと。
「よし、全員配置についたね?それでは……」
「えっ……」
「ん…?」
プフレが合図を出そうとした刹那、人形風が立ち上がって、中華風のいる方向を見た。
その方向を見ると、いつだったか侍風の奴に斬られて、そのままいなくなっていた……ええと、たしかジェノサイ子、みたいな名前のやつがいた。
中華風は、ドラゴン退治ということも忘れたのか、嬉しそうな表情になって、ジェノサイ子に抱きつき、そのまま
ドラゴンは二発火球を撃ち込み、一発目は外れたものの、二発目は、抱き合っている2人に命中した。
三発目を放つ前に、メルヴィルの銛がドラゴンの首に刺さった。
血しぶきが走り、ドラゴンが空に向かって咆哮した。
ドゴォン!
「止まっでんな!駆げれえっ!」
全員が呆けて見ていた中、誰かがそう叫び、私は叫ばれるより前にドラゴンの目の前で、床を思いっきり殴った。
他は、それを見て思い出したかのように動き出した。
余談ですが、最初は、戦うメンバーのうちクランテイルとシャドウゲール以外の全員とレプリカがタイマンで戦う予定でした。
ああ、感想でもあったのですが、レプリカにとっては、珠以外の魔法少女の命の扱いは、虫以下、とかではなく『無価値』です。
ペチカは、今は自分自身と珠の命がかかっているため、ゲームが終わらないうちは守るべきものの中に入ってますがゲームが終わり次第、多分ですがどうでもいい部類に入る……。
改めてレプリカは異常。
いや、異常って言葉で片付けられるのか……?(今更)
読んでくださりありがとうございます
レプリカについて(本編には全く影響しません)
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好き(受け入れられる)
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嫌い(受け入れられない
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どちらでもない