魔法少女育成計画 己の大切な人を生かしたい   作:紀野感無

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気づくとrestart(前)の部分も終わっていた…だとっ⁉︎

意外と早いことに自分でもびっくり(笑)

そして思う。原作ブレイクがとんでもないことになってきてる…w

原作ブレイクが苦手な方はご注意を


それではどうぞ


12話

☆レプリカ

 

「止まっでんな!駆げれえっ!」

 

岩の上からそんな声が聞こえるより前に、誰よりも早く赤い円の中に入り、でかいドラゴンの手前の床を殴った。

 

ヘイトが私に集まっていればいいが…。

 

ドラゴンがこっちに向かって火の玉を吐こうとしているのをみて、スイムの魔法を使って床の中に…

 

「……っ⁉︎」

 

が、()()()()()()

 

「うわっ⁉︎なんだ…」

 

だれかが転けた音がしてそっちを見ると、クランテイルが()()()()()()()()()()

 

そしてドラゴンは目の前の私じゃなく()()()()()()()()()()火の玉を吐き出した。

 

が、黒ナースがとっさに前に出て盾で防いでいた。

 

それを見て、流石に分が悪いと感じたから、久しぶりに大声を張り上げた。

 

 

「全員、円から出ろ!」

 

 

ビリビリと空気が痺れ、クランテイルと崖の上で弓を構えていた奴、あとは守りに入っていた魔法少女が一瞬驚いていたがすぐに赤い円から出ていた。

 

「うおっと……急に方向転換はダメだよ…。熱っ…」

 

全員が出たのを確認しドラゴンを見ると、火の玉を吐く直前に私の方向に切り替えてきて、慌てて真後ろに跳躍して避ける。が、少し遅かったらしく右手に当たった。

けど、それと同時に赤い円からも出れたのでドラゴンはそれ以上の攻撃をやめた。

 

さっき地球防衛軍みたいなのに掴まれて転げた結果、火の玉が直撃した@娘々(中華風)は私が出たあとに、火の玉を何度も浴びせられていて、しまいにはただの黒い塊になっていた。

 

「……黒ナース、プフレを、呼べ」

「っ、あ、ああ…」

 

 

 

 

 

 

「さて、では状況確認と行こうか」

 

戦闘に参加する予定だったメンバーが1人を除いて全員が集まった。@娘々(中華風)は、もう息絶えていた。だから、もう治せない。

 

「レプリカ、戦闘開始直後に全員を退かせたワケを教えてくれ」

 

「……あの赤い円の内部、…あそこは、()()()()()使()()()()()()()、だと…思う。現に、魔法が使えなかった」

「それに関しては私も同じ意見だ。素早く動くために馬になっていたが、円の中に入った瞬間に、意図せずに魔法が解けた」

 

「ふむ…」

「……後は、多分、私の……『チャレンジャーの護符』による、ヘイト集めも、意味を…成していない。現に……ドラゴンの目の前の床を…全力でぶっ壊したのに……クランテイルに攻撃の行き先が向いていた……。私の予想としては……ドラゴンの攻撃の優先度は……『攻撃力』の高い順。……竜殺しがあるとはいえ、私を無視られたのは……いささかイラつくけど」

 

プフレがどこからか手に入れたのか紙とペンを持って言われた情報を書いていた。

 

「さて、これらを踏まえて、ドラゴン攻略をどうするか。何か案のある者はいるかね?はい、レプリカ。言ってみたまえ」

 

「……あのドラゴンは、()1()()()()()。『チャレンジャーの護符』が意味ないから……多人数で攻める、というのも、意味がない…。それに私にとって……どれだけ強い魔法少女だろうが……私にとってはただの足手まとい」

 

足手まとい、という単語にこの場の全員が反応し睨まれたがスルーしよう。

 

「後は……純粋に、あのドラゴンは、私がぶっ潰したい」

 

「それはなぜだね?ああ、先に言っておくが、勝率を上げるためにも、君が単体で挑むのは承認しかねない」

 

「なんで……と、言われても……あのドラゴンには、()()()()()()()()

 

「約束?」

 

プフレとその他全員に疑問符を浮かべられたが、特に何も思うわけでもなく、私は口を開いた。

 

「ドラゴンとの戦いの前に、珠と、誰も死なせない、と約束を……したから。約束をした直後に、あのドラゴンには……約束を破らされた。いや、正確にはあの地球防衛軍みたいなやつか……。あいつが生きてたら本当は二、三度ボコるつもりだったけど……。もうボロ炭になってるしね……。……だから、その報いの分も、あのドラゴンには受けさせる」

 

「ちょっと待つっす!」

 

淡々と言っていると、青い魔法少女……ラズリーヌだったかな?そいつが割って入ってきた。

 

「私は賛成できねーっす」

 

「……お前が、賛成できなくても……関係、ない。私が……1人で、やる。クランテイル……竜殺しと『水のお守り』を、私に、渡せ」

 

「いやいや、1人でやらせるわけにはいかねーっすよ。あんたにとって私らは足手まといかもしれないですが、協力すべきっす」

 

「……」

 

クランテイルに迫ると、ラズリーヌが止めてくる。

 

「……さっき、協力しかけていたのは、事前情報が、なかったから。でも、今回は……違う。情報が、ある。それに……魔法なしでも、この場の全員には、勝てるけど…?でも、勝てるということは君たちより強い、という証明にはなるけど……君らを全員守り通せる、というわけじゃない。だから、私1人でやる」

 

「心配ご無用。自分の身は自分で守るっす。それに……あなたには悪いですが、約束を破ってしまったからって理由だけで、あなたを危険にさせれないっす。あなたが強いというのならなおさら。あのドラゴンの先にいる魔王を倒すためにも()()()()()()()で早死にしてほしくないっす」

 

 

ピク

 

 

そこからは、少しだけ自分の意識が途切れるような感覚に陥った。

 

「だから…いたっ⁉︎何す……が……」

 

「珠との約束がくだらない理由?ああ、そうかい。でも…悪いけど、私からしたら、この世で二番目に大切なものだ。それに比べたら、君たち全員の命の有無のほうが、くだらない。勝手に、殺し合いをして、勝手に、罵りあって……。死にたいなら、勝手に死ねばいい。私を、珠を、巻き込まなければ、それでいい。私からしたら……君らの方が、どうでもいい。本当なら珠とペチカ以外の、この場にいる全員を、殺して、安心に安全に、このゲームを攻略していってもいいんだよ……?」

 

気づくと私は、ラズリーヌに蹴りを入れ、怯んだところを首をつかんで、床に叩きつけた。

首は、喋れるか喋れないか、くらいにまで、握りしめた。

 

「わ、わかったから、謝るから…離してくれっす…」

「レプリカ、落ち着きたまえ」

 

「……ああ、()()……だ。まあいいや……。ラズリーヌ、次は……ない、から。他の、全員もね……言葉には、気をつけなよ。私のことを何一つ知らない君たちが、私の逆鱗に触れたら、それこそ私は、珠とペチカ以外なら、誰であろうと、殺す。……話が逸れた。クランテイル、さっさと竜殺しと『水のお守り』を、私に、渡せ」

 

ラズリーヌから手を離した後、クランテイルに向き直ると、今度は素直に渡してくれた。

 

「……他に、反論のあるやつは…いる?」

 

「一つだけ、私から提案だ」

 

「ヤダね…」

 

「まあそう言うな」

 

竜殺しを右手に持って、水のお守りを装備した。

行く前に念のため確認すると案の定プフレがでしゃばってきた。

 

「そら、『火のお守り』と『電気のお守り』だ。持っていたまえ」

 

「……?なんで…」

 

「念のため、だ」

 

「……わかった」

 

こう言う時のプフレの念のため、は本当に必要になる時だと思ったから、素直に受け取っておいた。

 

「さて…それじゃあ、久しぶりに珠を守る時のようなスイッチ入れよう……」

 

ゴーグルを、誰にも見せないように念を押して珠に預けだあと、赤い円に入る手前に立ち、改めてドラゴンに向く。

 

「(痴女魔王の翼()()と比べると……やっぱり()()()()かな……。でも、魔法が使えないから…まだ五分五分くらいで考えておいた方がいいか)……よし、スイッチ入れた。さっさと…片付けよう」

 

珠に肉体的にだろうが、精神的にだろうが害を及ぼす可能性のある敵に慈悲なんてものはいらない。

 

今からするのは、ただの殺戮。

 

それ以外のなんでもない。

 

 

 

 

☆珠

 

「す、すごい……」

 

ドラゴン討伐組が、少し揉めたかと思うとミヤビちゃんが1人で赤い円の中に入っていった。

 

それを見た私とペチカさんは慌ててプフレさんたちに、なんでミヤビちゃん1人なのか聞いたら、本人がやりたがった、と言われた。

 

全員でドラゴンを倒しに行った矢先に、@娘々さんと夢ノ島ジェノサイ子さんが、丸焦げ(あんな風)になってしまっていたから、心配しかなかった。

 

 

けど、そんなのは杞憂だったかのように、ミヤビちゃんはあの巨大なドラゴンを速さで、力で、圧倒していた。

 

 

火の玉を、なんども連射されていたが、全てを避けていて、ドラゴンの懐に入ったかと思うと15メートル強はあるはずのドラゴンの体が浮いた。

よくよく見ると、ドラゴンの腹を殴っていた。

 

その次はドラゴンが自分の足をデタラメに振り回して床を壊していたが、ミヤビちゃんはいつのまにかドラゴンの背中に乗っていた。

と、同時にドラゴンが悲痛な雄叫びをあげた。

ミヤビちゃんが背中から頭にかけて移動しているが、その際に赤い液体が飛び散っていた。

 

「勝ったな」

 

プフレさんがそう言って、もう一度ドラゴン…今度は頭を見て見ると、ミヤビちゃんは既にそこに到達していて、右手を振り上げていた。

 

でも、なんでだろう。ミヤビちゃんが勝った、ということへの喜びの感情よりも、()()()()()()()()()という感情が先に出てしまった。

 

 

グギャァァァァァ!!!!

 

 

「「「⁉︎」」」

 

またドラゴンが、雄叫びをあげた。

さっきよりも、馬鹿でかい音量で。

 

この場の全員が思わず耳を塞いだ。

ミヤビちゃんも耳を塞いでいた。

 

そんな中でもミヤビちゃんはドラゴンに竜殺しを突き立て、ドラゴンを倒していた。

 

 

「レプリカ!上だ!」

 

「あ…?」

 

 

プフレさんに言われ、ミヤビちゃんを含めたみんなが上を見た。

 

「もう2匹⁉︎」

「レプリカちゃん!」

「まずい…」

「だから言ったのに!」

 

「レプリカ、早く戻れ!」

 

「…っ」

 

上空には、さっきのグレートドラゴンと色違いのドラゴンが2()()いた。

 

緑色のドラゴンと、水色のドラゴン。

 

通常サイズのものと同じなら、緑色の方は電気の属性を、青い方は水の属性を持っていたはず。

 

でも、装備できる装飾品は()()()()だったはず…。

 

「レプリカちゃん!早くでないと……」

 

「……()()()()。魔法の…壁みたいなのが…貼って……ある」

 

「えっ…」

「レプリカ、1人でなんとかなるか?」

 

「わか……い……ど…た……ん…だいじ……」

 

声まで遮断され始め、終いには魔法の壁というものに色がつき始めて、中を見ることさえ叶わなくなった。

 

「レプリカちゃん⁉︎レプリカちゃん!返事して、レプリカちゃん!」

 

「たま、落ち着くんだ。レプリカならきっとドラゴンを倒して戻ってくる」

 

「そんな保証どこにもない!」

 

どうしようもなく不安になってしまい、遮断した魔法の壁に寄りかかりながら叫んでしまい、プフレさんになだめられるも大声で言い返してしまった。

 

「レプリカは、君との約束を守らないようなやつじゃない。あいつは『絶対に死なない』と、君と約束していると聞いている。だったら、あいつは絶対に約束を破らないさ。そうだろう?」

 

「……違うんです」

 

「違う?」

 

「なんとなく…でしか言えないんですが……レプリカちゃんは……段々と、怖くなってるんです。感情が、()()()()()()()()()()()()()。私の、勘違いかとも思ったんです。でも…このゲームをやっていくうちに……勘違いじゃ…ない、と思うようになって……。レプリカちゃんの心が、底から冷えていっているというか…、段々と、昔のレプリカちゃんから戻れなくなっていっている……そんな気がして、ならないんです…」

 

「……そうか」

 

「お願いだから…無事で、帰ってきて……ミヤビちゃん…」

 

 

 

 

 

☆レプリカ

 

「クッソ……無駄にいい連携取るなぁ。まあ、それくらいじゃないとやりごたえないけど……」

 

先ほどまでグレートドラゴンが居座っていた床には、青くでかいドラゴンが陣取っていて、上空には緑色のドラゴンが陣取っていた。

 

「ドラゴンが暴れて、いい具合の死角を作ってくれてるのはいいけど……ジリ貧だな……。()()()死に直面している(こういう)感じ、久しぶり……」

 

魔法も使えない、相手の攻撃一発が致命傷な敵2匹を1人で相手する。

手元にあるのは竜殺しと各種お守り。

 

青のドラゴンは、どこからか水を呼び寄せて高圧で撃ってくるから、当たったら濡れるどころじゃ済まないし、液体ならなんでも創り操れるのか、隠れる時に撃たれた液体は床を溶かしていた。

少しやりあって厄介だと思ったのは、見た目だけじゃどんな液体かわからない。

 

緑のドラゴンは、電気を操ってくる。

小さいドラゴンだと電気を纏っているくらいだったが、こいつは雷レベルの電撃を落としてくる。グレートドラゴンの火の玉の速度の比じゃない。が、撃つモーションをみて落ちてくる先を予測して回避すればギリギリ避けれることもわかった。

けど。空中に陣取っているから、青いドラゴンに集中してるといきなり落とされることもある。

 

 

この2体を、同時に相手して、かつ致命傷を負わないようにする。

 

 

 

「いい……ね、こういうのを、待ってた…。さてと、腹括ろうか。これで死にました、じゃ珠とか痴女魔王に殺される」




あれ?レプリカさん、魔法なしでこの2匹を1人って……無理ゲーじゃないっすか?と書いてる作者が思ってしまうというなんとも阿呆らしいことになりましたが、後悔はしていない。

追想の部分とかをどこで入れるか…とか色々と考えてはいるんですが、書けてはいるものの、タイミングわからなくて保留になってる((どうしよう))

その辺もしっかりと考えます。


読んで下さりありがとうございます

レプリカについて(本編には全く影響しません)

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