魔法少女育成計画 己の大切な人を生かしたい   作:紀野感無

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新生活ぅ!
大学生だぜヒャッハー!

(ぼっち道を辿ってるなんて言えない


今回は対ドラゴン戦
戦闘描写むっずい……

誰か才能をちょびっとでええから分けて……。

それではどうぞ


13話

「(どっちから仕留めるか…………やっぱり、水からかな?)」

 

水と電気、どっちがめんどくさいかと言われると、水だ。

 

電気は、耐性さえつければ何とかなる。と思う。これで『火のお守り』をつけていたのに即死の雷きた、とかだったら笑えないけど。

 

でも、操るのが電気だけだとするなば、まだマシだ。

 

水の方は、確認してるのは高圧の水と床を溶かした強酸の液体。

もし仮に触れたりすると即死する猛毒の水、気化しやすい毒水とかだったらもっとめんどくさい。

 

「とりあえず、『火のお守り』を装備しておいて……あとは竜殺しで速攻でかたをつけようか。うん、それで行こう」

 

二、三度深く深く深呼吸をして再度落ち着く。

 

久しぶりの死地だ。死という感覚が麻痺していたから、少し、いや()()()()()()

 

「……スイッチ、入れた。よし、いこう」

 

手元にあった拳大の石を握って、私からかなり遠くに投げる。

それと同時に姿を現してドラゴンに向かって走る。と、同時に床を再度力一杯殴りつけ、瓦礫と粉塵を巻き上げる。

 

水と雷が同時に石に直撃して石が砕け散った。

次の瞬間には私を狙おうとしていたけど、フィールドがドラゴンより少し大きいだけなのが幸いして、巻き上げた粉塵に身を隠しながらすぐにドラゴンの真下に入ることができた。

 

「⁉︎」

 

けど、何か嫌な予感がして、真横に飛ぶと、()()()()()雷が飛んできて、先ほどまでいた場所を駆け抜けた。

 

それと同時に今度は周りの空気中に氷の槍ができたかと思うと、あらゆる角度、方向からこっちに向かって飛んできた。

 

「ああ…『水蒸気』も『水』だったね。そして大別すると『氷』も『水』ってことか」

 

首に飛んできたのを真剣白刃取りの要領で受け止め、それごと後ろから飛んできてたのを弾き、その勢いで上段蹴りで顔めがけてきていたのを砕き、足元から生えていたのを蹴った後の勢いでへし折った。

その後はその場に応じて砕いて、受け止めて、避けて、砕いて、砕いて、砕いて、砕いた。

 

流石に視界が悪くて分が悪かったので水のドラゴンの下から出て今度は背中に飛び乗った。

 

 

バチッ!

 

 

「っ……()()()()()()()…?『火のお守り』で軽減できてるから良かったものの……対策は電気で正解だったな」

 

飛び乗った瞬間に痛みが走った。

感覚的には、電気の拷問を受けさせられていた時のと同じだから、電気が水のドラゴンの表面に流れてるってことだろう。

 

「んなもん、関係…あるかっ!」

 

だったら、()()()()()()()()()()()()。生憎、誰かのせいで痛覚を切断するのにはなれた。魔法なんざ使わなくても、できる。

 

ドラゴンを、確実に仕留めるために頭へ向かってドラゴンの体を駆け上がる。

 

 

ズドォン!

 

 

「っ…()()()()……?全力で狙いが定まらないように動いてたのに……」

 

頭に辿り着く直前に雷が直撃した。

 

痛覚はないものの、体全身が麻痺する。

 

ポタ……ポタ……

 

「あ……?()?どこから……」

 

今度は、どこからか血が落ちてきた。

 

出所を探すと、それは私の口だった。

 

「ゲボッ!……チッ、毒か」

 

咳が出ると同時に大量の血が口から溢れ出た。

いつのまにか毒を仕込まれていたらしい。

 

雷に直撃したのも毒のせいか。

 

 

「デェモォー……悪いけど、この程度じゃ、私を殺すには足りないよ。デカブツ」

 

 

神経毒?猛毒?関係ない。今までどれだけ()()()()と思ってる。

 

毒によって無理やり引き戻された痛覚により、激痛が走ってる中、無理やり体を動かしてドラゴンの頭に乗る。

 

振り落とそうと、頭を振り回してくるが、左手をねじ込み、体を固定した。

 

「…絶好のチャンスなのに狙わないのは、仲間が死ぬかもしれないからなのかな?意外と仲間思いなドラゴンだね。まあそのおかげで水の方は片付けれた」

 

振り回されてる中、右腕に持っている竜殺しで力の限り頭に突き立ててやった。

 

体の痺れと、激痛はまだ残ってるし、そろそろ血を流しすぎたから貧血気味になってきたが、この程度まだなんとでもなる。

電気のドラゴンを仕留めるためにも、上空にいるためここから飛ばないといけない。

だから水のドラゴンを足場にして、思いっきり真上に飛んだ。

 

 

「グギャァァァァァ!!!!」

 

 

また力尽きる前に、水のドラゴンが馬鹿でかい咆哮を上げた。

 

「うっせぇ……な……っ⁉︎」

 

跳んだ直後に、咆哮を上げられたため体勢を崩してしまって、電気のドラゴンに翼ではたき落とされた。

 

「クッソ……毒と出血で体動かね……」

 

床に叩きつけられたあと、無理して立ち上がるも、なかなかいうことを聞いてくれない。

 

いつぶりだろうか、一面毒と炎のコラボレーションの海の中に放り込まれた時以来かな?こんなに死にかけてるのは。

 

でも、あの時はこんなものじゃなかった。

魔法ありきで、死にかけたんだから。

 

「っ⁉︎」

 

真上から雷が直撃した。さらに体が痺れてきた。

一撃死をしないのはわかったが、これを受け続けるのはなかなか辛い。

 

上を見上げると、地の有利を渡したくないのか、ドラゴンはずっと上空に留まっていた。

 

「……土台になりそうなものも、ない。でもあそこまで跳ぶのは今のコンディションだと不可能。さて、どうしようか……」

 

 

グギャァァァァ!!!

 

 

「今度は何を……」

 

ドラゴンは翼をめいいっぱい広げ、こっちに向けてきた。

 

また雷を落とすのかと思って、ドラゴンを注意深くみる。

 

「……おいおい、まさか…」

 

ドラゴンの体全体が光り出したかと思うと、バチバチという音が聞こえるほどの電気をドラゴンが蓄え始めた。

 

 

ズドォン!

 

 

音が止んだかと思うと、辺り一面に、雷を落としてきた。

避ける、なんて考えられないほど広範囲に。

 

 

「っ……がはっ……」

 

しかも、威力はさらに高いとかいうふざけたおまけまであった。

 

「……あー、これ、無理ゲーだ……」

 

もう立つ力すらない。その場に倒れこんだ。

道具を操作できたことから、回復薬は使えるんだろうが、生憎とそんなものは持っていない。

 

ドラゴンは私が倒れこんだというのに、まだ空に飛んでいる。

そいや、小さいやつもそこそこ警戒心強かったし、こいつも警戒心強いのかな?

 

「……あと、5分くらい……かな?」

 

私の命が尽きるまで、おそらく残り5分。

 

 

これは、賭けだった。()()()()()()()()()()()()()()()。でもそれ以外は動きそうにもない。

 

 

「ゲホッ……ああ、毒の霧はまだご健在か。つら……」

 

だんだんと、死に近づいて行っているのが、わかる。

久しぶりに味わったけど、死にそうになるってこんな感じだったんだね。

 

だんだんと、まぶたが重くなって、視界が暗くなってくる。

 

ああ、賭けに負けたか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜???〜

 

 

☆キーク

 

「緑の巨大なドラゴンは、魔物一警戒心が強い。そして、耳も格段にいい。

故に、敵が瀕死であろうと、その心音が止まるまでは、決して油断しない。

 

レプリカとの戦闘で敗れた青の巨大なドラゴンも、緑のドラゴンからしたら、レプリカを殺すための踏み台。

 

自らが堂々と戦うなんてものは、緑のドラゴンにとっては自らの寿命を縮めるのと同じ。愚行だった。

 

臆病と捉えてもいい。

だが、臆病だからこそ、ドラゴンの王というものにたどり着いた。

自然の弱肉強食の前では、臆病さこそが自らの命を長らえさせるための秘訣。

 

今回も、臆病が故に、青のドラゴンも利用し、確実に脅威である敵を、レプリカを仕留めに行った。

 

……だからこそ、いまあのドラゴンは驚いているだろうね。

 

確実に、心臓の音すら止まった相手に

 

()()()()()、なんてね」

 

今、モニターには人でいう眉間にあたる部分に竜殺しか突き刺さっている緑のドラゴン。名前は適当に考えたけど、たしかグリーングレートドラゴンとかそんな感じだったと思う。

あんなモブキャラいちいち覚えてないし。

 

レプリカはというと、倒れたまま右腕だけ上に上がっていた。

 

「いやー、にしても魔法を使えなくなったっていうのにレプリカはつよいねえ。あれでスノーホワイトと同じ志だったら何も文句は言わなかったのに!」

 

最悪の魔法少女とはいえ、トップクラスの実力だった『森の音楽家クラムベリー』の弟子、試験を突破したのちに、魔王塾で魔王によるスパルタ特訓。いや、訂正。たしかリンチだったはずだ。

 

本人の記憶をのぞいた時はそんな感じだった。

 

それを突破したのだから、魔法がなくとも強いのは当たり前だろう。

 

だって、クラムベリーとの戦闘の時も、魔王との特訓の時も

 

どちらも()()()()だったんだから。

 

「と、そんなことはどうでもいいね!さ、続きを見よう!あ、スノーホワイトをおもてなしする準備もしないと」

 

それにしても、多分レプリカは気づいていない。

あの赤い円の内側の効果は、魔法の使用不可()()()()()()事に。

 

 

 

 

☆レプリカ

 

しばらくして、目を覚ますと周りが本だらけのところで、椅子に座らされていた。私が戦っていた場所とは別の場所にいた。

 

「………ここは?」

 

「レプリカちゃん!目を覚ました!」「レプリカさん!よかったぁ……」

 

「珠……ペチカ、てことは、賭けには勝ったか……」

 

「息災で何より、レプリカ」

 

「……状況説明、して」

 

「いいだろう」

 

 

 

 

 

「なる……ほど。ゲホッ」

「レプリカちゃん⁉︎」

「……まだ、毒が抜けてないみたい……」

 

かいつまんで説明すると、あの後魔法の壁が消えてみんな一斉に中に入ってきたらしい。

 

え?さっきのは血をぶちまけただけです。

 

話を戻すと、その時に瀕死の私を見つけて、回復薬をありったけ使った。

でもそのままにしておくわけにもいかないから、ここまで担いで連れてきたとのこと。

しばらく探索していて、このテーブルに付いている椅子に座っている間はモンスターから敵対視されないということがわかって、座らせていた、とのこと。

 

「……毒消しみたいなのがあれば、嬉しいんだけど……持ってる?」

「ううん……ご、ごめんね…」

「こら、すぐ謝らない。気にしてないから、大丈夫。毒程度じゃ……私は死なないから」

「う、うん。あ!あとこれ」

「ありがと」

 

「あ、あの、レプリカさん。これ…」

「ん……」

「お腹減ってるだろうな、って思ったので…よかったらどうぞ」

「どうも……」

 

球と話し終わった後に機械のゴーグルを返してもらって休んでるとペチカがスープを持ってきた。

ええそうですよ。空腹でしたよ。

だから遠慮なくもらいました。

 

「……あー、だめだ。しばらく……動けそうにない……」

 

珠に断りを入れて、アリスの魔法が毒に対して聞くのかは知らないけど、毒を無理やり傷だと認識してみてアリスの魔法を使い続け机に突っ伏す。

 

「レプリカ、寝てるとこ悪いが報酬の件についてをファルに言っておいてくれ。獲得者本人が言わないとダメらしいのでね」

「今すぐ、お前の、脳天を砕いてやろうか………」

「突然の殺す宣言はやめてもらえるかな?」

「だったらわざわざ死にかけてきたやつが休んでるところを邪魔してくるんじゃねえ……」

「致命傷なんぞ、慣れっこだろうに。私は覚えているぞ。両腕なくなった状態で集団相手に24時間以上やりあったことを」

「……はぁ、お前相手に…まともな会話を……求めるのが間違いだったな………」

 

ファルを呼び出して、お金とマジカルキャンディーを全部プフレに譲渡することを言ったあと、『竜の盾』をプフレに渡して、再度眠りにつく。

 

このエリアでは、珠とペチカを守る以外は、もうなにもする気力がなかった。

 

 

 

しばらくして、流石に寝すぎだと巫女風に叩き起こされ、体調が万全でない状態、詳しく言うなら毒がまだ全身をまわってる状態で戦わされたため、3回ほど血を吐き出して戦闘を止められた。

と、同時に3日目が終わりそうなのか、荒野の街へ強制ワープされた。

 

いつものくだらないイベントが行われている間、寝て体力の回復に努めた。が、ドラゴンの毒は相当強いものらしく、中々消えそうにもなかった。

 

「(現実に戻ってから魔法で治すか……)」




後日談。

魔王パムと改めて本気でやりあった結果、やっぱりチートだと思い始めたレプリカだった。


突然ですが
感想欄、評価等で面白くない、とかではなく、超上から目線で、特に私を批判してくるだけしてきて、すぐに消すような奴は滅べばいい。と思い始めたこのころでした。
お陰で他作品のモチベがほぼ消えました(

読んでくださりありがとうございました。

レプリカについて(本編には全く影響しません)

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