からの数日たって、
「あ、ネタが全く思いつかん」
となり、本編を進めることに
さてと、今回は話多め。久しぶりのスノーホワイト視点もあるよ。
それではどうぞ
〜???〜
☆レプリカ
「だから私は思い立った!『魔法の国』がアイツらを放置するなら誰かがやらなきゃいけない!アイツらが本当に正しいのか試してやらなきゃいけない!私が悪者になってもいい、誰かがやらなくちゃいけないんだから!」
ゲームからログアウトすると、また別の場所にいた。が、見知らぬ場所、というわけでもなさそうだった。
そして、誰かがやたらと熱弁している。
「まあ、レプリカに関してはまだ保留だけど理想としてはアイツら以上に罰を与えなきゃ、と思ってるよ。あなたなら分かってくれるよね?スノーホワイト」
声のする方向を見ると、確か…キーク?がスノーホワイトと向かい合って座っていた。
「これはまた、珍しい組み合わせ…なこと。ゲホッ」
「…レプリカ、なんでここにいるの?」
「目の前にいるやつに、聞いてよ。スノーホワイト。私はいつも、こいつに意味不明な、場所に飛ばされてるんだ」
近づくとスノーホワイトは首も動かさずに人形のように固まったままこちらに聞いてきた。
「ああ、コイツは体ごとゲームの中に閉じ込めて試験をしてもらってるんだけど、今日は特別に私の空間にお邪魔してもらったんだ。スノーホワイトを説得するのにも、元とはいえ盟友だったレプリカはいたほうがいい、と思ったからね」
「…ちょっと、なにを、言っているのか、私には…理解ができない。……勿体無いけどあの魔法使って全回復するか……。ああ、私には構わず話を、どうぞ。私は……このくだらない
「出来もしないことを。そういうのを無駄な努力って言うんだよ?」
皮肉気味に言うと、キークにそう返され、余計に殺してやろうと言う思いが出たが、スノーホワイトが目の前ということを忘れてた為、案の定睨まれていた。
「……まあいいか。スノーホワイトの説得に私がいても、逆効果、だし…」
ゴーグルを…正確には魔法を見て頭の中を整理しながら適当な場所に座る。
「話が逸れたね。あなたなら分かってくれるはずだよね、スノーホワイト。誰1人殺さずに、『あの試験』を通過し、あいつを目論見ごと葬ったあなたなら」
「『魔法の国』の要求は魔法少女たちの解放。そして、レプリカ及び珠の身柄の引き渡し。後者は、場合によっては私はさせないけど」
「要求次第で聞いてもいいかなー」
なんか珠を引き渡すとか言ってるけど、まだ魔法の国は私についてわかっていないらしいね。
返り討ちにしてあげようか。
…いや、三賢人と痴女魔王あたりを組まされたらさすがに逃げの一手だけど。
「スノーホワイト、私の心を読もうとしたね?ひょっとしたら弱点があるかもとか思ってここにきた?そんなのあるわけないってば。あたしはここじゃ無敵なんだよ。何だってできるし何にも効かない。いわゆる神様なんだ。スノーホワイトの同期にねむりんって子がいたじゃん?あの子と似たようなもので、この世界にいる限り誰もあたしに手出しなんかできない。弱点なんかない。だから心を読まれて困ることもない」
…ああ、なるほど。そういうことね。
スノーホワイトの心を読んでみると、キークの魔法は『電脳空間を作る』ことらしい。
文字通り、自分自身がルールな空間を。
……前にそんな奴と戦った記憶が…あったような無いような。
と、スノーホワイトか出ようとしてる。これに便乗して出ようか。
うん、毒も完治。なかなか厄介だったね。
「…最後に一つだけ」
「ん?なになに。協力してくれるとか?」
「貴女は、勘違いしてる。目論見ごと葬ったのは、レプリカ。私じゃ無い。それに…私が携わってきた魔法少女狩りの活動の半分以上は、本来ならレプリカの手柄。それを、魔法の国が隠蔽して私の手柄のようにすり替えてるだけ」
「あー、そういやそんな噂あったね。本当だったんだ。それで?だからといってレプリカに対する考えは変えないつもりだよ?」
「……」
あー、そういやそんなことしたね。正確には魔法の国が隠蔽したんじゃなくて私がそういう風に申告しただけなんだけど。 私から頼んだことは内緒で、って言うのを添えてね。
上に伝わる頃にはわたしがやったってことは知られてないという感じになってただけ。
良くも悪くも、魔法の国の上層部は頭固いからね。いや、強情なのかな?
「って、ついてきてくれないと困る、って思ってるくせに…こっちのことは無視して出てくのね…」
と、皮肉交じりに言うが無言で立ち去ろうとしていた。それに続いて私も部屋を出た。
☆スノーホワイト
「…で、私に、何の…ようなの?」
私の心が読めているからなのか何も言ってないのに、レプリカは相変わらずの無表情で私についてきていた。
心を読んでみても、何も思ってないだけなのか、困ることがないだけなのか、それとも妨害をしているのか何も聞こえなかった。
「彼女の部屋でも言った通り。魔法の国は、貴女がゲームに巻き込まれているのを何故か知っていて、それで、チャンスとでもいうかのように貴女を何が何でも捉えようとしてる」
だから、予定通りに進める。レプリカを説得するために。
「……それで?」
「珠については、何も言われなかったから大丈夫だとは思うけど、貴女に関しては、前のようにどこかの部署の末端の魔法少女だけのチームでの捕獲はしてこない。多分、魔王パムを含めた主戦力を投下してくる」
「だから…?何が言いたいの」
レプリカにとっては、最悪な相手である魔法少女を投下してくる、ということにも大して興味は示されなかった。
いや、単に
「実は、魔法の国はこうも言ってきた。『
「そんな
レプリカからの冷たい、刺すような目で見られ、すこし後ずさりをしてしまったが、気を取り直して、本心の部分を言うことにした。
「…私は、あなたまで失いたくない」
「は…?」
「そうちゃんが死んで、もうあんな悲しい思いをしたくなくて、頑張った。でも、リップルは無事だけど、珠の安否も分からなくなったし、ハードゴア・アリスも、突然連絡を取れなく…なって……。そんな中、私と一緒に戦ってくれて、そうちゃんの友達でもあった、レプリカまでもが…私の前から…いなく、なるなんて…、私、には……耐え、られ…ないの」
「…そう」
「だから、お願い…。レプリカ。この件が終わったら、私と一緒に……」
話し出すと、今まで押さえつけてきた感情が、一気に溢れ出てきて、呂律もうまく回らなくなった。
視界も、すこしぼやけてしまった。
「……保留」
「え…?」
「…珠を死なせない…と言うの、なら、別にその案に乗っても、いい。……元々、私が『魔法の国』を嫌っているのは、一度、珠を人質に、されていたから。…珠を絶対に、死なせないと言うのなら、そして、『魔法の国』じゃなく
いい答えは帰ってこないと思っていたばっかりに、レプリカの返答に思わず『何か裏があるのか?』とも思ったが、魔法を使うも、特に聞こえてこなかった。
「そんなに驚かなくてもねぇ……。元々…私は、ラ・ピュセルがいない今は、珠以外のことは、至極どうでもいい…」
「…ねえ、一つ聞いてもいい?」
「…?」
「レプリカにとって、そうちゃんって、何。私って、何…?珠って…なんなの?」
レプリカを見てると、いつも分からない。
時には他人を生かすために自らを犠牲にしたり、時には自分のことだけを考えて他人を攻撃したり、それだけのことをするだけの力があるのだから、他人の指示は受け付けないのかと思うと、そうでもない。
かといって全てを聞き入れるわけでもなく、たとえ同じ相手からの指示でも平然と無視をすることもあった。
私との戦闘の時だって、殺そうとはしていなかった。
が、他の魔法少女相手だと何の遠慮もなしに命を摘み取っていく。
けど、私や珠以外の相手は、戦った時は絶対に殺すのかと言うとそうでもなく、レプリカと戦って重症を負ったものの生き残っている魔法少女も多くいる。
レプリカを少し見ないだけで、別人になっていっている気がして、どれが本当のレプリカなのか、分からなくなってくる。
「……そうだ、ね。まだ、私ことについては、完全に理解して…いないんだ。君は。
……珠は、私が命を賭してでも守るべき存在。何においても、最優先。たとえ、誰かが死にそうでも、お偉い人からの命令があろうとも、たとえ、この世のすべてが崩壊しようとも、珠は何よりも大切な存在。……もし仮に、珠とそれ以外のすべての人間の命を天秤にかけられたと知ったならば、私は何の躊躇もなしに、珠を選ぶ」
「なんで、そんなに珠に執着してるの?」
「……好き、だから」
「え…?」
意外な言葉が返ってきて、思わず声が漏れてしまう。
「……君も知っての通り、私は、
そして……何よりも大切だ、と思えた。実の肉親なんかよりもね。
それと同時に、私は、とても、この世に吐き気を催した。だって、周りの人間は、ただ周りより学校で求められる勉学や運動能力が少し劣っている、というだけで、珠をごみを見るような目で、見ている。
私からしたら、そんな奴らのほうが、ゴミで、クズで、何よりも受け入れがたい生物だった。
……長くなりそうだから、この辺にしとこうか。まあ……簡潔にまとめたけど、こんな、感じ。私にとって、珠はすべてで、珠のためならどんなことでも、やってやる。
ラ・ピュセルは、たぶん……珠以外で、はじめて私が、自らの意思で、かかわっていてもいい、と思った人間…なのかな?最初は、ただの正義感の強い、バカ、くらいにしか思っていなかったけど、……私が、人を殺したことがある、ということを知ったにも関わらずに、私と、友達になろう、とか言い出すし、私が、過ちを犯そうとしているなら、全力で止めてくれる、と、約束も、した。
……二度と、その約束は、叶わない、けど。
スノーホワイトは……そうだね。できれば、殺したくない人間、ってだけ」
「それは、私は、いざとなれば殺す、ってこと?」
「そう……いうことになるのかな。私にとって、一番の存在は、珠。その次はラ・ピュセル。……で、かろうじてその次に入るのが、スノーホワイト。……別に、私は、もし仮に、珠も、ラ・ピュセルも、君と何もかかわりがなく、どちらからも守ってくれと言われていなかったら、
……どこかで、勘違いさせたのかもしれないけど、本来、君は私にとってどうでもいい存在。ただ、珠が、ラ・ピュセルがいたからこそ、私は君に干渉しているだけ。ラ・ピュセルに、珠に、『スノーホワイトに力を貸してあげて、守ってあげてほしい』と、頼まれたからこそ、私は君に殺されかけていたとしても、君を殺さないし、君が殺されかけていたら、助ける。君の心が、壊れそうになっているのなら、私は、珠のことが何もない限りは、君を気に掛ける。
……これで、君への返答には、なった……?」
「う、うん。ありが…とう」
「それじゃあ、私の背後で気配を殺してる……痴女魔王には、帰ってもらってもいいかな?」
「…いつから、気づいてたの?」
もし、レプリカと戦闘になった時に備えて、現代魔法少女最強である『魔王パム』を、連れてきていたことが、いつの間にかバレていた。
「いつから……って言っても、あの
「はっはっは。完璧にばれてるな。また魔法の数を増やしたかな?それとも経験を、いや正確には死地を経験したか?」
と、何もなかった場所から、突如魔王パムが現れた。
いったいどうやって隠れているのか、相変わらずわからない。
「…どっちも正解ですね。あいかわらず、過去を覗く力でも持っているんですか?」
「カンだ」
「……その一言で済ましてくるあたり、イラつきますね」
「師匠の師匠に対して相変わらず冷たいねえ。もう一回やりあうかい?」
「……毒と炎、電気、絶対零度の海のコラボレーションをしてこないのなら……」
「ああ、あれはやっぱり君にとってもトラウマなのか。これはいい情報を聞いた」
「……そんなことをしなくても、貴女は私に勝てるでしょうに」
いつの間にか二人の間で、バチバチと火花が散っているように見えた。
レプリカにこれだけ言わせる魔王パムは、改めてすごい魔法少女なんだと再認識していると、いつの間にか二人で戦っていた。
レプリカがこんなに話す場面って、無印の最後のほうを除くと、結構久しぶり、じゃないかな?
そして魔王パムが、姿は初登場。
limited編をあまり読み込んでないから口調がわからん……。よし、読み直そう、と思い至りました。
しかし、衝動買いしたラノベやがっこうぐらしも買わないとなぁ……
やること多い!
しかし楽しい
読んでくださりありがとうございます
レプリカについて(本編には全く影響しません)
-
好き(受け入れられる)
-
嫌い(受け入れられない
-
どちらでもない