restart編終わるまで少し走り抜けれたらなーと思ってます
それではどうぞ
「……ちゃんと、ファルは伝えてくれたんだね」
「やーやー、一体どういう風の吹き回しかな?君から取引をしたい、なんて」
目を覚ますと、例のキークのいる電脳空間にいた。
(ファル、メンテナンスに入ったらキークの部屋に出るように設定してって言って。キークに交渉をしたいことがある)
(…どういうことぽん?)
(そのままの意味。魔王を倒すために、キークに、交渉をしたい)
「ふんふーん。さてさて、で、何を交渉したいのかな?」
「…まず、魔法の使える数の縛りをなしに。3つなんて縛りじゃ、今のままじゃどうあがいても魔王には勝てない。
そして、私個人が持つ道具の持ち込みの許可。
最後に、現在残っているプレイヤーを全員一箇所に集合させること。
ひとまずこの三つ」
「ま、そうくるだろうなー、とは思ってたよ。でも質問。さて、三つ目の理由を教えてちょ」
「……本来、魔王っていうものに、三パターン考えてた。
1つ、魔王っていうモンスターの場合
2つ、魔王パムの場合
3つ、プレイヤーの中に魔王がいる場合
コレまでの犠牲、地球防衛軍みたいな格好が残したっていう
『裏切り者がいる』っていうことやネズミ野郎の変な死に方から、三つ目のパターンが一番可能性としては高いと思っていた。
私たちの目的は『魔王の討伐』だけど、もし仮に魔王って役割を与えられたプレイヤーの目的が『魔法少女の全滅』だったら、と考えていた。もし仮にそうなら、いつも通りの、魔法少女同士での殺し合い。
それなら余程のことがない限りは負けないから、別に大丈夫だと、タカをくくっていた。
でも…魔王パムが現れてから、プレイヤーが魔王、っていうのはなくなった。
でも、ならば裏切り者は?ネズミ野郎の不自然な死は?誰がやった。
それに加えて、今回の『記憶回復装置』ときた。
んで、あの序盤で私と
あいつは、『音楽家、もう終わったんじゃないのか』って、言ってた。
そこから考えられるのは…
今回の参加者全員、
そしてお前の目的は、その魔法少女を、再度試験し、お前のお眼鏡にかなわないやつは、殺す。
…こんなところだろ?」
「んー、80点!惜しいね」
「…あっそ」
「それで、話はどう繋がるのかな?」
「……今回の参加者全員が、殺し合いを勝ち抜いた魔法少女だとして、クラムベリーの考えに、同調しなかった魔法少女しかいない、なんてことは無いだろう。
今回、率先して、クラムベリーのような殺し合いを目的として動いていた奴がいる。ネズミの時に、誰がやったかまでは、7割がた確信までは至れたけど、まだ魔法を全員のを把握してないから確信できなかった。
けど、魔王パムが現れたことで、それに関してはほぼ確信に至った。
他の参加者も同様だろうね。
なら、もうバレたと悟ったやつは何をするか?
至極単純。知っている奴を全員殺す。
私でもそうするしね。
だけど…私は、今生きている全参加者に、警戒されている。しかも…私自身、今はパーティメンバーだろうが、誰だろうが、欠けさせないと、言っている。
なら…殺し合いを望んでいる奴を牽制するためにも、全員を纏めて、一箇所に集めてやればいい。
そうすれば、たとえ他の奴が誰が殺していたのか気づいたとしても、殺し合いまでは発展しないだろう。
なぜなら…殺し合いをしたいなら、まず私を殺さなきゃいけない。そんなことは、誰もできないと、わかっているだろうからね」
「なら、全員でかかってきたら?」
「あんな烏合の衆の雑魚共に、私が負けるとでも?ナメるなよキーク」
キークは、一瞬たじろいでいた。が、そんなことはどうでもいい。
「そんで…どうなの、この提案、飲むの?」
「んー、飲んだとして、私にはどんなメリットがあるの?」
「私は、今後、お前の命令に絶対服従。どんな汚れ役でも、どんな理不尽な命令でも、受けてやる。それでどうだ」
「ふーん……。たとえば、三賢者を殺せ、みたいな命令でも?どこかの部署を完膚なきまでに潰せ、ってのでも?」
「もちろん」
キークの質問にも間髪入れずに返してやる。
「……」
そうするとキークはしばらく考え込んだ。
「…うん。いいよ。んじゃ、次はそのようにしてあげよう。
えーと…魔法の使用に関する制限を消して、本来の持ち物以外の道具の持ち込みをレプリカのみ可能に。あと…初期スポーン地点を荒野の噴水周りに設定、っと。これでオーケー?」
「もちろん…。それじゃあ、この空間から出して。そうだね…私の生まれた町にある、私がラ・ピュセルトとスノーホワイト、2人と会った砂浜でいい」
「オッケー。んじゃ…約束を守ってね」
「
「…?まあいいや」
その後に、キークに外の現実世界に飛ばしてもらった。
「……。よし、始めよう。時間は有限だ。たった3日であんなチート魔王に勝つ手段を確立させることなんかできない。とにかく勝率を上げる方法を…」
けど、その前に…
☆リップル
本当に、本当に驚いた。
今日も街を散策していると、砂浜に突然誰かが現れた。
注意しながら様子を伺い、誰かわかった瞬間に、とても驚いてしまった。
なぜなら、ずっと消息不明で、生きているのかどうかすら分からなかったレプリカだったから。
珠に、生きている、ということだけは前に聞いていたが、その後は珠すら消息が分からなくなっていたから。
でも…
「(魔法少女殺し…見つけたら、必ず連絡を入れろ、できるのなら捕らえろ、とは言われているが…)…⁉︎え、き、消えた⁉︎」
砂浜で何か作業をしていたかと思うと突然消えた。
まさか…気づかれた?
いや、そんなわけはない。少なく見積もっても100メートル以上は離れているし、殺気も何も出していない。
極限まで気配を消して監視していた。
いや…レプリカの魔法ならば、可能か?
「とにかく、探さないと…」
「誰を、探してんの。リップル…?だっけ」
「⁉︎」
「あっぶな…」
真横から突然声が聞こえたので反射的に刀を抜き薙ぎ払った。
が、いとも簡単に避けられていた。
「全く…いきなり攻撃は、酷いよ…。んで…何の用?遠くからジィーっとこっちを見てたけど」
「……」
余計なことは言わないほうがいい。もし仮に殺し合いにでも発展したら厄介だ。
「…ふーん。私を、捕らえろっていう命令があるから、どうすればいいか、悩んでたんだ」
「⁉︎」
「それに…地位を上げたい、ねぇ…。何のためか知らないけど、やめておいたほうがいいよ…。と、忠告だけさせて貰うよ。かつてのスノーホワイトの戦友。リップル」
「それはどういう…」
「そのままの意味。あんな私利私欲にまみれた魔法の国で地位をあげるなんて、自殺行為に等しい。敵対視している派閥に無理難題を押し付けられて殺されるのがオチた。あと…心を読まれたことに大層驚いているけど…私の魔法を侮らないほうが、いいよ。今回は殺し合いまでするつもりはないかもしれないけど…次殺し合いになった時、すぐ死ぬよ」
なんで、喋ってもいないのに、『こうされたら困る』なんて思ってもいないのに。
「…私は、誰からコピーした、までは覚えてないけど、『どんな効果の魔法は何番か』を、魔法を使って覚えれる限りを覚えている。…単にいつ使われたのか分からないような魔法は流石に覚えてないけどね。もしくは単に魔法の効果を過小評価して言ってきた奴、私が勘違いしているだけ、って可能性もあるけどね…。そのうち魔法の効果がわかる魔法、なんてものがあればいいんだけど」
と、ぶつくさと色々言っている。
「…ま、話はこれで終わり。私は…やらなきゃならないことが、ある。だから…邪魔をするなよ」
「っ⁉︎」
「…そんな、身構えなくても、君から仕掛けない限り、やらない」
突然の殺気に思わず身構えてしまった。
…昔は、こんなオーラを出すほどではなかったはずだ…。
「…一体、今まで何度手を汚した。レプリカ」
「さぁ…数えたことがない」
「数えてない…?手を汚したということには否定しないのか」
「…?なんで否定する必要がある。意味不明な事を聞くな」
最後にそう言い終わると同時にレプリカはまた消えた。
〜ゲーム開始の数分前〜
「…よし、ひとまずこんなものでいいでしょ」
この三日間で用意できるだけのものは用意した。
うん。なんとかなる…か?
とにかく、
その結果が、今目の前にある、十数個の宝石だとかネックレスだ。
本当ならもっと作っておきたかったけど、身体が持たないからこれが限界だった。
「まずは始まって飛ばされた瞬間に…--------を潰す」
いや、潰すは語弊があるな。
四肢をへし折る、くらいでいいでしょ。
「…もう時間か」
もう1分を切っていた。
勝負は……始まった瞬間だ。
誰も人質にされないよう立ち回る。
一瞬、意識が落ちたかと思うと直ぐに、いつも通り目を覚ました。
その瞬間にあたりを一周、グルッと即座に見回す。
全員がなぜか同じ場所にいることに戸惑っている奴が大半だったが、その中でもすぐに動いていたやつが1人。
ズガァン!
持たせていたという、+10の補正がかかっている武器だろう。
弓を迷うことなく探偵風…ディティック・ベル、だっけ。それに向かって矢を撃ち込まれた。
「いっ…てぇな、クソが」
弾くのは間に合わないと判断して、当たる前にディティック・ベルとの位置を魔法にて交換して私があえて受けた。
腹を貫通して結構痛い。
…あれ?痛い?
「…なにすっだぁ」
「わざわざ、戦力を減らすような真似をしないでほしいな、メルヴィル」
「--------」
…なんて言ってんだよ。
矢を思いっきり腹から引き抜いて魔法を使い治癒する。
「--------!」
「…なんて言ってんの、ラズリーヌ」
酷い訛りの混じった言葉は、やっぱり聞き取れない。
心の中を読んでみるもおんなじような感じでよくわからん
全員がメルヴィルに対して戦闘態勢を取っている中、ラズリーヌだけがメルヴィルの言葉を理解して戸惑っていた。
「め、メルっちは…『どうせ私がやったことはバレているんです。だから、いまこの場で出来うる限りの戦力を削っておきたい。どうせ魔王討伐は少数精鋭。だからいま必要な最低限の戦力以外はこの場で殺す。魔王を討伐した後に私が生き残るために』って…。ど、どういうことっすか!」
「どういう事もなにも、そのまんまの意味だろ。もし私が同じ立場ならそうするさ。悪事が露見したとしても、知っている奴を全員潰せば問題ない。けどさ…メルヴィル。お前今の状況わかって言ってんの?今は1人でも多くの戦力がいるんだよ。それをわざわざ減らすってことは、お前は一生このゲームから出られなくしていっているようなもんだよ」
「……」
「…はぁ、69。対象、私を中心に半径1キロ内にいる魔法少女」
まだ何かを企んでいたので、めんどくさかったから私を中心に半径1キロ内の魔法を全てかき消した。
「⁉︎ちっ…」
「……!させるか!」
メルヴィルはいつの間にかこちらに走ってきていて、さっきまでいた場所のは消えていた。多分魔法だろう。
しかもあろうことか、珠を狙いやがった。こいつ。
そんな奴に容赦できるわけがない。
なんて言えれば一番いいんだろうけど……。
ここは殺さないことが一番いいのは頭では理解してるわけで。
「っ!邪魔ずんなぁ!」
「黙れ」
また珠との位置を入れ替えて、人質に取ろうとでもしていたメルヴィルと再度拮抗する。
弓を走りながら構え、撃ち込んできたので今度は正確に蹴り飛ばして起動を真上にしてやる。
蹴りこんだ後に今度は殴ってきたからそれを掴む。
「お前は!こっぢがわだろ!」
「何言ってんの、お前」
メルヴィルは激昂してデタラメに攻撃をしてきた。
こんな相手なら、魔法もそんなに使わなくても…いや、完全に無効化させるために、使えるものは全部使おう。
「っ!」
「おっと」
今度はどこで手に入れたのか散弾銃を持ち出してきて顔に向けてきたので銃身を掴んで無理やり腹に向けてやる。
バゴォン!と撃ち込まれるがほぼゼロ距離だったから風穴が空いただけだった。
けどまあ、その程度はもう
「⁉︎」
「はい捕獲」
腹を文字通りぶち開けたのに戦闘を続けたことに驚きを隠せていなかった。ああ、そういやここまで大怪我したのは見せなかったね。
まず魔王にも使った魔法で、動きと魔法全てを封じてその上からメルヴィルを地面に倒し、四肢と地面を同化させ固定する。
更に思考能力を奪う。
「ガフッ…。ゲボッ…。くっそ、慣れてきたとはいえ4種類は流石に無理があるな…」
「れ、レプリカちゃん!だ、大丈夫⁉︎」
「うん…大丈夫。珠に手を出そうとしたんだ。この程度で終われるだけマシだと思えよ。…ああ、思考能力消してんだった」
さて、腹を先にぶち抜いて貰っててある意味よかったね。内臓ごとやってくれてるからこの傷を治せば魔法の同時使用による反動も勝手に治る。
んじゃ…これからどうしようか
申し訳程度にリップルを出しました。
もっと別のことにしたほうがよかったかな…?
さて、レプリカが勝つ手段はあるのか。
どうなのか。
必死に考えます(震え声
読んでくださりありがとうございます
レプリカについて(本編には全く影響しません)
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好き(受け入れられる)
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嫌い(受け入れられない
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どちらでもない