ありがたいことです。
さて、今回は前言ったとおりルーラ戦です。
それではどうぞ
淡雪ミヤビは、ふつうの子供だった。
あることを除けば。
成績もそこそこよく、人付き合いもいい。
スポーツも大概できる。
けど、珠をバカにされた時のみ異常に怒る。
昔、小学生の頃珠はいじめられていた。
最初は上履きを隠すから始まり給食をとても少なくされたり、陰湿なものが多かった。
そのことを珠に相談された時、ミヤビは怒りに震えた。が決して表情には出さなかった。
なぜなら、珠が怖がるから。
できるだけ優しい笑顔で励ましていた。
その次の日、ミヤビはいじめの首謀者、いや首謀者だけでなく関わった全員にいじめをやめて、謝るように言った。
正確には、脅した。
これ以上やるというなら殺す、と。
それにより大半はやめ、謝った。
しかし首謀者はやめなかった。
むしろいじめは酷くなった。
その後………その首謀者たちは学校に突如来なくなった。
家にも、公園にも、どこにもいなかった。
警察が何ヶ月も捜索しても出て来なかった。
これについては、学校の中の一部………珠をいじめていた人は全員気づいていただろう。
【ミヤビが何かした】と。
実際にその通りだった。
脅しという警告をしたにもかかわらずやめなかった首謀者たちは
帰り道に、突如首にハサミを突き立てられていた。
すぐさま息絶えていた。
それももちろんミヤビのやったことだ。
わざわざ他人を使うなんてことをミヤビはしない。
その後、死体は山奥の中に埋められた。
これをただ数回繰り返すだけだった、とミヤビは言うだろう。
ミヤビにとって、重要なのは珠のみであってそれ以外は基本的にどうでもいい。
自分の命でさえも。
「がはっ…」
「ほら…さっさと立ってくださいよ…」
僕は寺の外でルーラを再度殴り飛ばした。
それにより軽々とルーラは山の中へ吹っ飛んだ。
「くっそ…。なんのつもりよ!リーダーに手を出すなんて!」
「何を言ってるんですか………。私は、今現在を持ってルーラ組を抜けているんですよ…。それに、今やっていることは………
僕はゆっくりと歩きながら近づく。
それを見たルーラは一歩ずつ後ずさりする。
足に力を込めて突進しルーラの横を通り過ぎた。
ルーラの左腕を巻き込んで。
「え……?」
それは、見事にルーラの腕を折っていた。引き千切ろうかと思ったけど流石に無理だった。
「いやぁぁぁ!」
「あーもう、うるさいですね………たかが腕が一本折れたくらいで……。言いましたよね?私は……あなたを死なない程度に嬲る、と」
「う、うるさい!魔法が使えればお前なんて……」
「へぇ……じゃあ使ってみてくださいよ」
あえて、私は挑発した。
「後悔するなよ…馬鹿が!ルーラの名の下に告ぐ。レプリカよ、自害しろ!」
そうして、ルーラは王笏を構えて言ってくる。
それにより僕は自分の首を掴みにかかっていた。爪が食い込んでくる。
「……ふっ、馬鹿はそっちですよ。ルーラ」
「え?きゃっ!」
ルーラの足元に珠の魔法で穴を作った。
それに王笏を構えていたルーラは見事に落ちていった。
「ふぅ、やっぱり………あのポーズをとってないとダメらしいね…」
そう言いながらも私はルーラが上がってくる瞬間を待つ。
そして、跳躍して出てきたルーラをピンポイントで蹴り飛ばした。メキメキ、という感触とともにルーラが飛ばされ、木に叩きつけられた。
「ほら、さっさと立ってくださいよ……まだまだやるんですから………。これくらいでへばらないでくださいね…」
と、ルーラに近づき胸ぐらを持ち上げながら言う。
その表情は、ルーラは怯え、レプリカは無表情だった。
「ホラ」
「あぐっ!」
まずは残っていた腕を折った。
次に膝蹴りを顔にする。
いい具合に血が出てくる。歯でも折れたのか。
つぎは脚だ。
右脚を持って思いっきり殴ってへし折ってやった。
ボキッ!という綺麗な音がなった。
「も、もうやめて……おねがい……」
そこまでしたところでルーラは命乞いをしてきた。
「……いいですよ。これくらいにしておいてあげます……。けど、わかってますね?これ以上たまを馬鹿にしたり…肉の壁にしようと考えたらこんどは……ころしますから」
怯えながらもコクコクと頷くルーラは滑稽の一言だった。
『それじゃあ、今週の最下位の発表だぽん』
ルーラの足をもって、乱暴に引きずって-----とは言っても、入る直前に抱えたが-----寺まで戻ると同時にマジカルフォンからファヴが言う。
ああ、最下位の発表だっけ。
『今週いちばん少なかったのは------
ルーラだぽん』
その時のルーラの思考はどうなっていたんだろうか。
レプリカに殺されかけて、見逃してもらえて安堵して、その直後にキャンディー所持数が最下位と聞かされ死ぬことが決定した。
「なんでよ!どういうことよ!」
「私に言わないでくださいよ………」
ルーラは僕にそんなことを言ってくる。
「
「じゃあなん……で…」
言い終わる前にルーラは血を吐いた。
変身も解除され床に横たわる。
「汚いなぁ……。冥土の土産にに一つだけ言っておきますね……。これは、スイムスイムによるクーデターですよ」
「………!!!なん……で……」
最後に信頼しているやつに裏切られたような表情、といってもそのままか。そんな表情をしながらルーラは生き絶えた。
「いやー、うまくいったね」「マジクールだったよね」「嫌な奴がいなくなった!」「偉そうにしてる奴がね」「キャンディー分けてくれない奴が」「馬鹿だよ阿呆だの悪口ばっか言ってる奴」「ホンット嫌な奴」
ルーラが死んだことによりストッパーが外れたのかピーキーエンジェルズは悪口を一気にいう。
「………死体は私が片付けておく」
スイムスイムがそう告げルーラの死体を担ぐ。
「別にスイムちゃんがやらなくてもいいのに」「そうそう、新リーダーだもん」
「今日はこれで解散。各人自由行動」
「ルーラのモノマネうまーい」「マジクールだねー」
「スイムスイム………それじゃあ私たちはこのグループからは抜けるから………。もう既に抜けた後だけど改めていっておくね」
「うん……わかった…」
そうして、僕と珠は寺を後にした。
「グスッ……グスッ……」
「珠、もう泣かない」
「でも……でも……」
「大丈夫だよ………。絶対に珠は……死なせたりしない」
変身を解いて家に帰った。が、まだ泣いている珠を僕は撫でながらいう。
「グスッ……ねえ、ミヤビちゃん」
「ん?どうしたの」
「約束してくれない………?絶対に、絶対に珠の元からいなくならないって………」
「……わかった。約束する。私はどんなことがあっても珠の元からは離れたりしない」
「ありがと……」
そこまで言うと泣き疲れたのか珠は寝てしまった。
「……寝顔も可愛いね。けどここで寝たら風邪引くよ」
珠を抱き上げベットに運んで寝かせ布団をかける。
「珠………絶対に、何があろうと、君だけは守る。そう誓うよ」
小声でお休み、と言いながら私は部屋を後にした。
「で……何の用ですか?」
また、シスターナナに呼ばれた。
そして、なぜかこんどはリップルとトップスピードもいた。
「おい、なんでレプリカがいるんだよ!」
なぜかトップスピードは怒っている。
「レプリカさんは、1人であれだけキャンディーを稼がれてますし…それに人手は1人でも多いほうがいいので」
そんなことを言ってくるけど、ウィンタープリズンとトップスピード、リップルからは敵を見る目で見られている。
……なんで?
「あの……そこまで警戒されるようなことしましたっけ?」
「うっせえ!仲間を裏切るような奴を信用できるか!なんで……なんでルーラが死ぬんだよ!」
「……あれはですね、私は一切関わってません。やったのはスイムスイムですよ…。私はべつにルーラが生きていようが生きていまいが構いませんでしたが…」
そこまでいうとトップスピードはさらに怒って飛びかかってきそうだった。
それをリップルが制していた。
「本題に入ってもよろしいでしょうか?」
「さっさと入ってくださいよ…。なんのために呼び出されたんですか………」
それを言うとウィンタープリズンに睨まれる。
あー、こいつ多分同類だ。
「間違っていると思うんです」
突然何かを決め付けられた。
「なにが……」
「現状です。人の世を平和にするための力を与えられた私たちがなぜ争わねばならないのでしょうか。運営にも抗議文書を出しましたが黙殺されました。ファヴはそういものだから仕方ない、諦めてくれと……ですが、諦めていい問題ではありません。既に尊い犠牲が………」
……なにこれ、教会か何かの懺悔の言葉を述べる会か何か?
もしかしてこれを言うためだけに集められた?
リップルも同じような感情だったらしく舌打ちしてる。
それに、綺麗事しか言っていない。
綺麗事で何かを変えれるとでも思っているのだろうか。それに、人前で泣くのを恥だと思っていないらしい。
正直、こう言う人種は苦手だ。
「……」
「おい、どこへ行く気だ」
帰ろうとするとウィンタープリズンに呼び止められた。
「帰るんですよ…こんな綺麗事ばかり聞かされても私は協力する気はありませんし。それに……私に利益がない…。あとは……うざったいんです。私は……一度言いましたが大切な人以外は死のうが生きようがどうでもいいんですよ………」
言い切ると、突如目の前に壁が現れた。
「……なにをする気ですか?」
「ウィンタープリズン?」
「すまない、ナナ。もう抑えきれない。こいつは……いちど性根から叩きなおす必要がある」
叩きなおすとは、私と戦う、と言う意味でいいのだろうか。
「やれるものなら……やって見てくださいよ」
それを言うとウィンタープリズンは接近してきた。
左拳で顔を狙ってきた。
それを避けるとこんどは壁が突如後ろと左右、前にも現れ閉じ込められる。
「………ふーん、これがあなたの魔法ですか」
ウィンタープリズンの魔法は大方見当がついた。
おそらくは【壁を作り出せる】だろう。
そんなことを考えていたら横の壁が突如砕かれた。
その中から手が出てきて顔を掴まれる。
やられる前にウィンタープリズンの腹を蹴り突き放す。
それでもウィンタープリズンは壁でまた囲ってきた。
その壁を出されたところから破壊し死角をなくすようにした。
「はぁ……疲れた。さようなら………ウィンタープリズン」
「まてっ!」
私はスイムスイムの魔法を使って地面に潜って逃げた。
「逃げられたか………」
「ウィンタープリズン、大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ、ナナ」
と、ウィンタープリズンとシスターナナは抱き合う。
さて、みんなは分かってるだろうか。
帰ろうにも帰れなくなった魔法少女が2人いることを。
その人たちがいるにもかかわらず2人はこうしているのだ。
正直に言うと気まずいだろう。
だからか、魔女と忍者の格好の魔法少女はコーーッソリ帰ったそう。
どうでしたか?
VSルーラ戦と言いましたがあれは嘘です。
ただの一方的なリンチです。
そして、ウィンタープリズンとは、同族嫌悪というやつでしょうか。
気が合わなさそうです。
読んでくださりありがとうございました
レプリカについて(本編には全く影響しません)
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好き(受け入れられる)
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嫌い(受け入れられない
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どちらでもない