魔法少女育成計画 己の大切な人を生かしたい   作:紀野感無

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☆作者

お久しぶりです。まずは更新がこんなえらい遅くなってしまい大変申し訳ありません。
構想自体はありました。

しかしリアル忙しいわ、色々あって創作自体のモチベが消えかけるわ、子供の頃からの夢が叶う可能性が目の前に転がってきてるわで、めちゃくちゃ忙しくなってました。

現在は実家に戻りゆっくりしていた為、一気に書き上げました。先ほど述べたとおり構想自体はあったので。

実家にいる間に、夢物語編だけでも書き切れたらいいな、と思っておりますはい(小声

企業説明会だとか、就活も絡んでくるので絶対とは言い切れませんが……。(何なら他の作品もあります

近況報告としてはこんな感じですね。

今回のお話の前にあったことを軽く説明いたしますと

レプリカとクラムベリーの訓練にレプリカ母参戦
レプリカ串刺し
以上!

では、本編お楽しみください


☆レプリカ
今日は私の身の上の話を?

物好きなモノもいたものだ。
……そうだな。


一番記憶に残っているのは……あの子と、珠と出会えたこと、か。


それ以外のことを語ろうにも記憶がほとんど残っていない。
記憶処理とやらを施しているらしいが、なぜこの記憶だけが残っているのかは不明、だそうだ。

クラムベリー師匠も、僕の住む町で行われた魔法少女人材育成計画とやらも、もうほとんど記憶はない。唯一、珠以外のことで記憶にあるとすれば『ラ・ピュセル』くらいか。

あの変人。正義の味方気取りの子供。



それでいて



どうしようもなく、憧れてしまった。



私に笑顔を、一番初めに向けてくれたあの子を守るために努力を惜しまなかったように

あの、理想しか知らない子供、魔法少女は

同じように理想になるために
想い人を守るために

努力も、命も、何もかもを惜しまなかった。


そして道半ばで折れたあの子供は


明瞭に私に多大な影響を及ぼした。
私自身が感じ取れるほど。


いい意味でも、悪い意味でも。


今の私を昔の私が見たら一体何を言うのだろうか。
いや、何も言わなさそうだな。

昔の私もソコソコ壊れていたからね。
私は珠の前では真面目を取り繕っていたが、人を殺すことへの嫌悪感は一切なかったからね。


昔の私が、珠以外の人間に過去の汚泥を晒すなど当時には考えられなかった。

そもそも人を殺したことを、共犯者でもない限り他人に打ち明けるバカはそういない。

だが、確かにその人間性に触れ、思わず過去の罪を暴露してしまったのがかつての私。

言ってしまったときは、多分人生で最初で最後の、心の底からの後悔をしたよ。
ああ、これで私は全員からの標的になる、と。

ラ・ピュセルだけじゃない、珠を含んだほか全ての人類からの標的になる、とね



だがそれでも彼は変わらなかった。
変わることを知らなかったのか、変わりたくなかったのかは、知る由もない。






7話

☆クラムベリー

 

「もしもし。生きていますか」

 

串刺しにされた弟子を見ながら声をかける。本来なら生きているはずがないほどの重症だが、刺した瞬間から止血される魔法の道具らしく、血は一滴たりとも流れ出ていなかった。

 

が、それでも瀕死と言わざるを得ないでしょうが。

 

『クラムベリー。どうする気ぽん』

 

端末からファヴが出てきて開口一番そういわれる。

が、別に何も変える気はない

 

これまで通り強者を求めるだけだ。

淡雪家と出会えるとは思いもしなかったが。

 

どうやらこの魔法少女は未来の私だけでなく、今の私も満たしてくれる存在のようだ。

 

「……おっと、物思いにふけりすぎましたか。さてどうしたものか。全て抜いてしまっていいのでしょうかね。……まあこれで死ぬようなタマではないでしょう」

 

考えるのが面倒くさくなり一本ずつ手荒に抜く。案の定、抜かれた先から血は止まっていた。

全てを抜き終わるも意識は全く戻る気配がない。

 

魔法のポーチの中に手を突っ込み、一つの小瓶を取り出す。中身はもちろん例の回復薬。今は意識も失っているからショック死の心配もあまりないでしょう。

 

右腕でレプリカを抱きかかえながら左手と口を使い蓋を開け、中の液体をレプリカの口に流し込む。無理やり飲ませるために、鼻をふさぐ。ものの数十秒で中身をすべて飲み干した。

 

「手のかかる弟子ですね。ですが、これこそ醍醐味といえるでしょう。さて、レプリカと親しい魔法少女に預けに行きますか。ファヴ、珠かラ・ピュセルの居場所は?」

『……一番近いので珠だぽん。スノーホワイトと行動をしているぽん』

「どうも。では」

 

マスター用端末の電源を落とし、レプリカを抱え下山を始める。

 

 

 

それにしても……淡雪・エレガ・ノース。

 

次は是非とも私が独占させていただきましょう

 

 

 

 

 

☆たま

 

昔から、悪いことが起こった時は悪いことが立て続けに起こるものだった。

でもミヤビちゃんと一緒に過ごすようになってからはそんなことはなくなっていた。

 

だから、今回ミヤビちゃんが私のせいで大怪我を負ってしまった時なぜか心のどこかで『ミヤビちゃんだからきっと大丈夫」と思っていた。

 

けど、もうそんな事は言ってられなくなってしまった。

 

私のせいで、ミヤビちゃんが傷ついてしまっているのだから。

 

「そんな赤子の様な敵意を向けられましても痛くも痒くもありませんよ。珠にスノーホワイト。私は、今はレプリカを殺す気はありませんからご安心を」

 

そう、突然私たちの前に現れた森の音楽家クラムベリーさんは気絶しているミヤビちゃんを運んできた。無造作に投げられて、慌てて抱き抱えるも、昏睡しているみたいだった。

話を聞いているとどうやら、訓練の一環でなったらしい。

 

「そも、私は強い魔法少女にしか興味はありません。

なので、落第点である貴女方にも興味はありません」

 

「落第…」

 

「ええ」

 

落第点、その言葉がなぜか心に刺さる。

 

「特に珠、貴女は特に酷い。他人に守られてばかりで何も変わろうとしない。凡人以下です。

レプリカが何故、ああも貴女に入れ込んでいるのか私には到底理解し難い。

 

貴女は、彼女の隣には、守られる存在には相応しくない」

 

「そんな事……」

 

「そうですか?ならば何故レプリカが動くまで貴女はルーラにいい様にこき使われていたのでしょうね?もしこの世にレプリカという存在がいなければ、貴女はどうなっていましたかね」

 

「……」

 

何も、何も言い返すことができない。

その全てが言う通りだっだから。

 

「貴女自身が心の底から変わろうとしない限り、貴女は永遠にレプリカの足手纏い、枷にしかなり得ない。

私としてはそんなレプリカは御免被ります。ですので……

 

 

貴女は早い段階で殺した方が良さそうです」

 

 

「……っ!」

「そ、そんなこと!させません!」

 

「貴女達如きに私を止められるとは思えませんがね。今ならばレプリカも昏睡していますし、邪魔も入らないでしょう。では……」

 

 

死ぬ

 

 

そう思って後退りしたが、もう遅かった。クラムベリーが、すぐ、目の前まで……

 

 

 

 

おい

 

 

 

 

誰かの、声が響いた。

聞き取りづらかったけど、響いてきた場所が自分の手の中だと気づいた。

それと同時にクラムベリーは20メートルくらい距離を取っていた。

右手が酷く歪んで血が滴り落ちていて、骨折どころではない重傷を負っているのがわかった。

 

「……フッ、訂正しましょう。

珠、貴女はレプリカの枷ではない。むしろ逆。

 

レプリカの覚醒には貴女の存在は必要不可欠のようです。これはこれは、いい収穫です」

 

まさかミヤビちゃんが目を覚ましたのかと思って確認するも、昏睡したまま。一体何が……?

 

「では私はこの辺で。本来の目的は果たしていますので。目が覚めたらレプリカに伝えておいてください。

 

『今は誰にも手は下さない』と。

それでは互いに死なぬ様、尽力しましょう」

 

右腕の重傷を全く気にする素振りを見せずクラムベリーは何処かへ立ち去った。

 

張り詰めた糸が切れた様に、私は立つことができなくなってその場にへたり込んでしまった。

 

 

 

本当の殺意が、あんなに怖いものだったなんて、知らなかった。

今まで受けたことのある悪意のどれも比較にならない。

 

心の底から怖かった。

 

「珠、大丈夫?」

 

「はい。大、丈夫、です」

 

口が思う様に回らない。

体の震えが止まらない。

 

私は、ミヤビちゃんがいないとこんなにも、弱い。

 

何もできない。

 

 

 

前と一緒。

 

また、結局何も、自分から変えようとしない

 

弱虫でしかない。

 

 

 

 

 

嫌だ。そんなの。

 

 

 

 

 

ミヤビちゃんを守れるくらい、強くなりたい。

 

足手纏いって思われたくない。

 

 

 

 

 

ミヤビちゃんの、横にいたい。

 

でも強くなれなかったら。弱虫が治らなかったら。

 

……いや、そんなこと思ったらダメ。決めたことを、やり通さなきゃ、

 

私が弱いせいでミヤビちゃんが死ぬかもしれない。

私が死ぬかもしれない。

スノーホワイトが死ぬかもしれない。

ラ・ピュセルが死ぬかもしれない。

 

 

 

そんなの嫌だ。

 

私が弱いせいで死ぬなんて、嫌だ。

 

だったら、変わらなきゃ。

ミヤビちゃんからじゃない。スノーホワイトからじゃない。

 

 

私自身から、私の内側から変わらなきゃ。

 

「とにかく、レプリカを安全な場所に運ばなきゃ……」

 

「うん。……スノーホワイト」

 

「?」

 

「ミヤビちゃんを運んだあと、ラ・ピュセルと会いたいの。お願い、できないかな?」

 

「え?多分できると思うけど……。どうしたの?」

 

「お願いしたい事が、あるから。会いたいの」

 

「わかった。連絡しておくよ」

 

変わらなきゃ。ミヤビちゃんを守るためにも。友達を守るためにも。

 

 

 

 

☆ラ・ピュセル

 

「ごめん。人助けで遅くなってしまった。それで珠。僕に用事って?」

 

スノーホワイトから珠が会いたいと言っていることを知り、できる限り早く、途中だった人助けを終わらせスノーホワイトとの待ち合わせに使っている鉄塔に来た。

 

そこにはもう既に珠がいて、横にはスノーホワイトもいた。

 

「……」

 

「?」

 

よく見ると珠の手足が震えていた。心なしか、呼吸も少し荒い。

 

「……っ。ラ・ピュセルは、特訓を、してるって聞きました。

だから、私もそれに混ぜてくだしゃい!」

 

そして、盛大に噛んだ。

 

「きゅぅ……」

 

「お、落ち着いて。僕としては構わないけれど、何でまた?それに、僕よりレプリカの方が実力は上だから、レプリカに頼んだ方がいいんじゃ」

 

レプリカの名を出すと、(おもむろ)に珠の表情が崩れた。今にも泣きそうな方向で。

 

「え⁉︎ちょ、どうしたの⁉︎」

 

慌てて近寄ろうとすると急に頬をペチンと叩いた。

 

「……いえ、何でもないです。急なお願いで、それにキャンディー集めもしなきゃいけないのもわかっています。それでもお願いします!」

 

勢いよく頭を下げられ、余計に困惑をしてしまう。

少なくとも今までの彼女からは絶対に、そんな事は言わないと確信ができたから。

 

と言う事は、彼女を変える何かが起こったと言う事。起こったと言う事。それが分からないほど僕は馬鹿じゃない。

 

「……聞くのは無粋だと言うのもわかってる。でも、それでも知りたい。なんで急にこんなことを?君はレプリカと行動を共にしているから、戦いにおいて死ぬなんて事は殆どないと思うんだ。それでも君自身が強く在れたら、それに越した事はないと思う。

 

それでも僕は、君は僕やレプリカが身を置いている血生臭いところに来るのではなく、今のままでいいと、そう思うんだ。清く正しく、とても優しい君のままで」

 

分かっていながら聞くのは、本当に意地が悪いと思う。

 

 

でも、彼女の覚悟を聞いておかなきゃならない気がしたから。

 

 

キャンディーさえ集めていれば、絶対とは言い切れないが生き残れる。それにレプリカもいる。だから珠が戦闘(そんなこと)をする必要はない。

それにレプリカほどじゃないが、僕もそこそこ戦える自信もあるし、珠、スノーホワイトを守りきるという決意もある。

 

 

「……りたい」

 

 

消えそうな小さな声で、珠がつぶやく。

その先を急かさず、じっと待つ。

 

 

「私も!ミヤビちゃんを!みんなを!守りたい!もう守られるだけは、嫌なんです……。私が弱いせいで、ミヤビちゃんが、みんなが傷つくのが……」

 

 

そう言いながら、涙がポタポタと溢れ出ている。

それでもその目からは、確かな決意を感じる事ができた。

 

珠の言葉から察するに、レプリカの身に何かあったと考えるのが妥当か。

 

……あのレプリカの身に?そんなこと…。

 

いや、あり得ないなんて事はない。

 

レプリカが太刀打ちできない相手がいると言う事は、今の僕には到底敵わない相手がいる、と言うことになる。

 

僕も注意をしておかないと。

 

「わかった。レプリカを守れるほど強くなれるかどうかは約束できないけど、出来る限りのことはすると約束するよ。……スノーホワイト、どうしたの?」

 

「ううん、何でもないよそうちゃん」

 

どこか哀しそうな顔をしていた気がしたけど、気のせいなのかな?

 

「それじゃあ、どうしようか。今日から始める?」

 

「はい、お願い……します」

「そうちゃん、私も…お願いがあるの」

 

「え?」

 

スノーホワイトからも言われ、一瞬困惑した。

まさか彼女も?と思ったが次に聞こえてきたのは全く別のこと。

 

「レプリカさんを、ちゃんとみててあげて。私や珠じゃきっと……ダメだと思うから。レプリカさんはきっと、止めてくれる人がいないと無理をしがちだと思うの」

 

「確かに……。うん、ちょっと目を光らせておくよ。それじゃあこれからのことだけど、キャンディー集めはいつも通りやろう。終わった後に1〜2時間取って珠を鍛える。それでいいかな?」

 

「はい!」

「うん、大丈夫だよ。でもそうちゃん。無理をしちゃダメだからね?特にレプリカさんに関しては。私も一緒にいるけど、本っっっっ当に無理しちゃダメだからね?」

 

「う、うん。はい。わかりました」

 

いつもの彼女とは違う、やけに気迫の籠った、威圧的な声で近づかれて思わず後ずさる。

 

 

 

 

いや本当にこの時の彼女、ちょっと怖かった。

 

 

 

 

「……本当に、無理しちゃダメだからね。もう、嫌なの。友達が死ぬのなんて……。ねむりんみたいに、死んじゃったら……嫌だよ……」

 

「……っ!ああ!絶対死んだりするもんか!スノーホワイトも、珠も、もちろんレプリカも!みんな僕が守ってやる!」

 

スノーホワイトの泣きそうな顔を見て、反射的にそう宣言する。

もちろん本心からだが、彼女の泣き顔は見事に僕の心にクリーンヒットした。

 

 

けど、僕はどうやらレプリカに関して酷い思い違いをしていたと、後に悟った。

 

 

 

 

 

 

☆ミヤビ

 

「起きなさい。いつまで寝てんのよ穀潰し」

「……」

 

何かに蹴られ、激痛で目が覚めた。聞き覚えのある声の罵詈雑言を無視しながら辺りを見渡すと、自分の部屋だと言うのが分かった。

ただ、体を動かそうとするとめちゃくちゃ痛い。

 

……何があったっけ。

 

いで。無視すんなじゃねぇお前らと話す事なんてねえよクソ野郎。

にしてもどうやら結構な傷を負ったらしいね。体動かしたら痛い。

 

……ああそうそう。クラムベリーさんと特訓だとか何とか言ってたらあの憎たらしい顔の母さん(クソババア)が出てきたんだった。

 

それで……珠を馬鹿にしたから、そこから、記憶が……。

 

珠……は、いないって事はまだスノーホワイト達とキャンディー集めしてるのかな?確か、別れる前にそんな話をした記憶がある。

 

「それにしても、あの出来損ないの娘はどこよ。こんな夜中に外出するなんて、非常識にも程があるわ。そんな風に育てた覚えはないのだけど。そんな事だから……」

 

 

「あ゛?」

 

 

この女、今動けないから好き放題言ってるのか?僕を前によくもほざけたものだ。

 

「ふん、気に食わないならやり返してみなさいよ。出来損ないにくっついてる金魚の糞が」

 

「その言葉、後悔すんなよ?」

 

育てた覚えがないだ?育てた事なんざないだろう。早々と見捨てたのはお前らなんだから。

 

「……っ‼︎」

 

体を無理矢理起こそうとすると、さっきまでの比にならない程の痛みが襲ってきて、思わずよろける。

 

そこを狙ったかの様に、何か硬いもの。バットの様なもので殴られる。

 

そのまま壁に叩きつけられ眩暈がする。

 

「ああ、やっぱりお前みたいなのは引き取るんじゃなかったわ。あの人にはこの家を譲ってもらった恩があるから引き取ったけれど、お前みたいなのはとっとと捨てるべきだった。どうしてあの火事の時にお前も一緒に焼けなかったのかしら。どうせなら珠も一緒に焼けてくれていたらよかったのに」

 

 

 

 

「じゃあ、お前を殺してやるよ。お前の家族も、何もかもを、壊してやるよ。もう我慢ならない。お前は、お前たちは、珠のためにも、いない方がいい」

 

 

 

言葉が全て聞こえたわけじゃない。それでも、最後の言葉だけは許容できなかった。

 

 

一般人に正体がバレてはいけない?

 

 

 

 

 

ならば、正体を知った者は全て殺せばいいだけだ。








信じられるだろうか
人を殺したことのある相手に対し「この事は誰にも言わない。その代わり、この事が終わったら罪を償ってくれ。そして、また友達になろう」と彼は何の裏もなく、さも当然のように言い放った。

言い放った時、スノーホワイトの心を読む魔法を……正確には困っている声が聞こえる魔法か。それを使っていたから間違いない


その時の私は笑うしかなかったさ。


軽蔑し、離れていき、珠にも何かしら言うことまでは確定していると思っていたからね。
そしてその後、全員から命を狙われ、リアルでは警察と追いかけっこする羽目になると思っていたから。

というより、そもそも約束事として見ても意味が分からない約束だった。

だが彼はこのことは誰にも言わず、墓までもっていった。

死ぬまで、口約束であるはずの『誰にも言わない』を貫き通した。



彼は確実に私をいい方向にもっていきかけた。



だが彼の死は、より悪い方向に

後戻りなどできないところまで私を捻じ曲げた。



彼の理念のおかげで、今の私がいるといっても過言ではない。
今では感謝もしている。

彼のおかげで、彼女を、珠を死んでも、何と思われようと、何をしてでも守ると決意ができたのだから



私は、彼女の笑顔を守れたらそれでよかった。



だが周りがそれを許さない

だから私は実力行使に出た。

彼に教わった。己の心を裏切るな、と。

だから

何に変えてでも
たとえ彼女が私を殺すことになろうとも
私は彼女を守る

レプリカについて(本編には全く影響しません)

  • 好き(受け入れられる)
  • 嫌い(受け入れられない
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