淡雪ミヤビの実母。年齢○歳
「淑女に年齢は聞くものじゃありませんよ?」
「淑女…誰がですか?」
「私だよ!」
「とまあ、なんか戯言いってますけどお嬢様の年齢は100は超えてるんじゃ無いですかね?」
「超えてないわよ!ふざけんな!まじめに受け取られるだろうが!」
超が付くほどのド変態。ドSでありドM。
己の血を引く最強の魔法少女を作り殺し合うのが夢。
「乱暴にされるのも乱暴にするのも大好き」「痛みは私にとって快楽と同義」と
人外と交わる事もしばしば。
交わる相手が強ければ容姿は二の次。ただ流石にブッサイクな男とかは嫌だとか。
変なところでちゃんとした人間の感性がある。
また、出産の痛みが過去に魔王と殺し合った時に匹敵するとかで暇さえあれば自分の体で子を作り出産しようとしてるバk……物好き。
「そんな汚れた物を見る目で見るんじゃねえよ人形風情が。まだ新品のままだっつうの」
「新品のままというか、新品の状態に戻してるだけでしょう?」
「そりゃ《ピーーーーー》ってめっちゃ痛気持ちいいのよ。一回切りなんて勿体無いじゃないの。
それに魔法少女の血筋だけよりも人外の細胞取り込んだ方が強いモノ生まれそうじゃない?特に魔法の国の生物ってみんなこっちの事情なんか考えずに乱暴にしてくれるから大好きなのよ。特に《ピーーーーーーーーーーーー》を持ってるのも多いから余計に痛くなれて気持ち良いのよね」
「お嬢様、本気で気持ち悪いので黙ってもらっていいですか?」
魔法『誰からも尊敬されるよ』
「どこぞのババアの
「嘘乙です。使う前に殺すか心へし折るんだから。後始末任される側の気持ちも考えてくださいね?」
☆レプリカ
スノーホワイト、ラ・ピュセルの2人を相手取る。
普通ならめんどくさいと思うところだがこの2人に限っては別。
むしろ同時に来てくれた方が戦いやすい。
「どうしたの、きなよ」
スノーホワイトを盾にすると最も簡単にラ・ピュセルは足を止める。
逆にラ・ピュセルを盾にすればスノーホワイトは足を止める。
そうだよね、君たち普通の人は、そうでなくては困る。
だけれど、何度倒そうとも立ち上がってくる。
体はとっくに限界だろうに。
少しイライラしてきている自分がいたけど何とかそれを諌める。やっぱりここは、スノーホワイトを物理的に戦闘不能にする方が良いかもしれない。
脚に力をこめてラ・ピュセルに体当たりし、数十メートルぶっ飛ばす。
スノーホワイトがラ・ピュセルを見て叫んでいたけど、あいにく隙だらけな状態を見逃すほどお人好しじゃない。
真正面から殴りつけるも流石にそれは防がれる。
けど一回後手に回らせて仕舞えば後はどうとでもなる。
足払いをして地面に伏せさせ首を思い切り掴む。両足を踏みつけ動けなくする。
「ぐ……う……」
「心配しなくても殺さないさ。ただ、手足の一本か二本程度は、潰させてもらうよ」
「やめ……」
ラ・ピュセルを横目で見るもやっぱり相当無理していたらしく、まだ立てていない。これなら邪魔はされないだろう。
どうしようか、脚か、腕か、いや目を潰すとかでもいいかもしれない。
「脚に……するか」
右腕を散弾銃の銃身へ変化させ、スノーホワイトの右脚へ向け、引き金を引く。
「ダメっ!」
けど横から来た衝撃で僅かに狙いが逸れた。
ほんの少し掠っただけだった。
体当たりしてきた方を見ると、そこに立っていたのは珠だった。
……そう、やっと、決意してくれたんだ。よかった。
それで良いんだ、珠。
「ミヤビちゃん。友達同士で傷つけ合うなんてもうやめようよ。私、そんなつらそうな顔してるミヤビちゃん見たくないよ……」
「珠、もう止まれないんだ。私は、ボクは……
君を救うためならなんでもやってきた。
君が笑顔になるならなんだってやった。
色々な人に珠の良さを伝えようとした。
みんなにも珠と仲良くなって欲しかった。
だけどそれは無理だった。皆、君を忌み嫌い、迫害する。
もうそんなのはうんざりなんだ」
「でも、みんなじゃない!私を見てくれる人は……」
「ラ・ピュセル、スノーホワイトはそうだろうね。だからこそ私は、珠を2人に託した。
私なんかよりも良い関係になれると確信できたから。この2人は絶対に珠を見捨てたりしないと確信できたから。
でも去年にグループワークで一緒になった人は?
それよりも前に仲良くなろうとしてくれた人は?
仲良くなれたあの人はどうなったか、仲良くなろうとしていた人が裏で何をしていたのか、忘れた訳じゃ無いでしょう?
それに珠の母親、父親、妹、弟。
あいつらが珠に何をしてきたのか、珠自身が一番わかってるでしょう?
君の悲しむ顔なんてもう見たく無い。
君は悪く無いのに周りより少し劣ってると言うだけで迫害され、君の悲しみに満ちた偽りの笑顔を見るのなんてもう、うんざりだ。
ボクの好きな人が辛い顔をしてるなんて、そんなのボクが許さない」
「私も、ミヤビちゃんのそんな辛そうな顔してるの、見たく無いよ!私が…私が弱いせいでそんな顔させちゃうなんて、耐えられない。だから強くなりたいって思ったの。
ミヤビちゃんの、ラ・ピュセルの、スノーホワイトの横に堂々と胸を張って立てるようにって。
なによりも、ミヤビちゃんの役に立ちたいって、そう思って……たのに」
珠は今にも泣きそうな顔をして訴えてくる。
ああ、わかってた。珠がそう言うのはわかってたよ。
でも後戻りはもうできないから。
いくらゴミクズとは言え珠の家族に手をかけたボクは、珠の横にいる資格なんて、未来永劫こない。
ごめんね、珠。
そんな懺悔の言葉を飲み込み、構える。
「何度でも言おう。
ボクを止めたければ、ボクに一撃入れて見せろ。正義の味方達」
ボクが思い切り踏み込みに行くも、珠は臆することなくその場に立ちボクをまっすぐ見据える。
うん、もう大丈夫そうだね。
☆???
「うんうん、見習いのヒヨッコにしては中々。流石は清楚様(笑)の娘。アナタ様と軽く
「そう?」
「いやいや、戦った張本人でしょう」
「羽虫の実力なんていちいち覚えてないわ」
「いつか足元を掬われますよ?」
「それはそれで面白そうじゃない?」
「わぁお流石ド変態」
「うっさいわね。ほら、藍と喪音。早くきなさい」
「は、はぃ。あ、あのぉ。お姉様ぁ。これぇ……」
「お、お姉さま。これはいくら私でも……」
「じゃあソイツに持たせと来なさいよ。でも慣れておいた方が良いわよ?これから先もっとそういうことしてもらうんだから」
どうやら新人の喪音と藍はナマモノのホルマリン漬けが気持ち悪いらしい。
一つだけ言うならば
当たり前だ。
私だって気持ち悪い。流石に慣れましたけども。
それとババ……げふん。お嬢様、私に押し付けるのやめましょうか?
だけどそんな願い虚しく藍と喪音は片腕の入った入れ物三つと目玉の入った容器を手渡しじゃなく投げて渡してきやがった。お嬢様の入れ知恵だろこれ。おい。
「もう、落ちて割れたらどうするんですか」
「その時はお前の目玉をくり抜こうかしらね」
「またまたぁ。出来もしないことを」
せめて私に致命傷を入れれるようになってから言ってほしいですね
「よっ、ほっ。お?お?上手くいったのでは?」
何とか割れないように全部積み上げることに成功!多分!何個か液体漏れてる気がするけど!
「喪音、お前は剣を持った魔法少女。藍は私の近くで待機。ガラクタは……好きにしろ。レプリカを殺さなきゃ何でもいい」
「わーいやったぁー」
久しぶりに好きにしろ命令をされて嬉しい反面、荷物持ちさせられてるのには遺憾の意ですよおぜうさま。え?なに、足だけで戦いつつこれ壊すなとか言いませんよね?
あ、藍が持ってくれるそうです。さすが何処ぞのbbaとは違いますねぇ!
おっと睨まれた。顔狙うのはまあ良いとして
☆ラ・ピュセル
「はぁ…はぁ…」
おかしい。
「っ!やぁっ!」
「……!」
ミヤビが珠とスノーホワイトの攻撃を避けた先を狙い、剣を振り下ろす。しかし腕を剣に変形させ受け止められる。
受け止められると同時に横から蹴りを入れに行くも今度はバックステップで避けられる。
その後ろから珠とスノーホワイトが追撃しにいったが今度は地面に潜って逃げていた。
「(やっぱりだ。勘違いかと思っていたけど、間違いない。……ミヤビのやつ)」
ずっとおかしいと思っていたことは確信に変わった。
ミヤビの動きが明らかに鈍くなっている。それはダメージによる鈍りじゃないのが一目瞭然だった。
明らかにボクを、スノーホワイトを、そして珠を傷つけないようにひたすら守り、避けに徹している。明らかに反撃できる場面ですら一瞬動きを止めボク達が避けれるようにしている。
それがわかった瞬間にボクの頭はすごく冷静になった。
同時にものすごく叫びたくなった。
ふざけんな、と。手を抜くんじゃない、と。
一方でミヤビが珠をどれだけ大切に想っているのかもわかっていたからその言葉をグッと飲み込む。
今はそんなことを言うよりも行動をする方が大切だと身に染みてわかっているから。
「珠、スノーホワイト」
「「?」」
「全力で行く。レプリカに重傷を負わせない、とかはもう考えていられない。一刻も早く決着をつけに行く。だから……協力してくれ」
2人が頷くのを確認して、大きく深呼吸をする。
何しろ、もう体が限界に近いのだから。気合を入れないと。
「2人はとにかく足止めを頼む。その後は……僕がやる」
「わかった。無理しないでね?」
「ラ・ピュセル……あの」
「わかってる。無理もしないしレプリカを殺すなんて真似はしない。だから……力を合わせてレプリカを止めよう」
☆淡雪ミヤビ
体が重い。
鉛に覆われてるみたいだ。
3人を相手して死なず、全員を無力化。万全な状態ならできたかもしれない。
でも、今は無理だ。
「…っ!」
嗚呼、その顔だ。珠のその悲しみに満ちた顔を見るたびに動けなくなる。
珠の敵に回ることも珠と戦うことも覚悟していたのに、彼女の顔を見るたびにその覚悟が揺らぐ。
だけどここで負けてしまったら、全てが無に帰る。
それだけはあってはならない。
珠に必要なのはボクじゃ無い。
そんなことはわかってる。
でも願わくば
ボクがずっと横にいたかった。
嗚呼、ただそれだけだったんだ。
他の何もいらない。
ただ横に君がいてくれるだけでよかったのに。
君のあの無邪気な笑顔が見られたらそれでよかったはずなのに。
一体ボクは何処で失敗したのだろうか。
…‥いや、そんなことはどうでも良いのかもしれない。
今ボクが為すべき事を考えろ。
無駄な事を考えるな、淡雪ミヤビ。
☆ラ・ピュセル
攻防はすぐに終わった。
レプリカの動きがさらに鈍くなったところを珠とスノーホワイトが腕を掴んで止め、そこを狙って剣を振り下ろす。
ようやく届いた剣は自分でも驚くくらいアッサリと、レプリカの胸を斬った。
避けようとも防ごうともせず、レプリカはこっちをみて力無く笑っていた。まるで死を宣告された人のような。
レプリカが仰向けに倒れ、さっきまで銃と剣になっていた両腕が普通の手に戻っていた。
「……ボクの負けだ」
その言葉を聞き、スノーホワイトと珠は力が抜けてしまったのかその場にへたり込んでいた。僕は未だ激痛走っている体を無理やりうごかし、ミヤビの足元へ立つ。それを見てか、珠とスノーホワイトもミヤビの周りに集まってきた。
レプリカは傷こそ治したものの倒れたまま動こうとしない。
「はぁ…はぁ…おい、レプリカ」
「ケホッ、……なんだよ」
「聞きたいことがある」
「だろうね。その前に…スノーホワイト、ひとつだけ、いいかな?」
「?どうしたの?」
「……何をとは言わないけど、立ち位置をもう少し遠いところにするかボクの足側に来てもらえると非常に助かる。今そこに立たれると、非常に困るし、目が開けられない」
レプリカがそう言った瞬間、スノーホワイトは一気に顔が赤くなり、僕の方に移動してきた。……?一体何を。
「で……何だっけ?」
「ミヤビ、お前途中から手を抜いてただろ」
「失礼な。誰が手を抜くか。どうやって君たちを傷つけずさも良い勝負をしてるかのように見せて負けるのか。それに全力を注いでいただけだ」
「それを手を抜いてるって言うんだよ!」
「じゃあ殺す気で君達を相手しろと?珠を傷つけろと?そんなの死んでもゴメンだね。珠を傷つけるくらいなら自ら死を選ぶ」
「じゃあなんだよ、元から負ける気だったとでも言うのか?」
「ああそうだよ」
全く悪びれず、自分が負けることを是としていた。
そんなレプリカの意志に、考えに、心底腹が立っていた。
お前は、命をかけて、全力を尽くして珠を守るんじゃなかったのか。
僕はいつのまにかレプリカの、淡雪ミヤビの近くに行き、胸ぐらを掴んでいた。
「ふざけんなよ!お前は!珠を助けるんじゃなかったのか!そんな自分の意思すらこのザマなのか淡雪ミヤビ!」
「ちょっ、ちょっとそうちゃん⁉︎」
「ラ・ピュセル⁉︎」
スノーホワイトと珠に停められるが、そんなので僕の中の怒りは収まらなかった。
「何度も言っただろうが。珠に本当に必要なのはボクじゃない。ボクの行為を珠が知ってる以上、ボクの存在は珠にとって悪以外のナニモノでもない」
「それでもだ!僕の知ってるお前は!どんなことがあっても自分の意思を貫き通す奴だったはずだろうが!それがなんだ!お前の言う珠を守りたいって言う意志は所詮その程度か!」
「珠を守りたいからこそだよ!ボクという存在がいることでより珠を傷つける?そんな存在なら要らないんだよ!ボクの根底にあったのは一つだけだ!珠を傷つける存在を消す!ただそれだけだ!
ああそうさ。ボクはずっとそうしてきたさ!他の全てを犠牲にして、自分の意思を貫いてきた!どんなことがあっても命をかけて珠を、ボクの好きな人を笑顔にしたかったさ!だけどボクのやったことは!
……珠を笑顔にするどころか、悲しませてるだけだった。珠を害する人間を、殺しても、止めても、珠の代わりにボクが殴られても、……何をしても、珠の顔から偽りの笑顔が、悲しみに満ちた笑顔が無くなる事はなかった」
最初こそ叫んでいたレプリカの声はだんだんと小さく、儚く、そして泣きそうな声になっていた。
「ねえラ・ピュセル。教えてくれよ。ボクは何をすればよかったと言うんだ?ねえ、珠。君はどうしたら哀しみの、偽りの笑顔から解放されたの?ねえスノーホワイト。珠は魔法少女の世界ですら良いように使われて最終的には肉の壁に、復讐のための捨て駒にされるところだった。
ねえみんな、教えてよ。ボクは……何の為にこの世に存在してたんだよ。たった1人の好きな人の笑顔すら守れないゴミのような存在が、これ以上何ができたんだ」
「じゃあ僕らを頼ればよかっただろ!」
もう我慢が出来なかった。
己の内に湧き上がる激情のまま、レプリカに向かって怒鳴る。
「お前のやってきた子を肯定する気も否定する気もないけどな!自分1人で全部やろうとするなよ!少しくらい僕達を頼れ!1人じゃ無理だと悟ったんだろうが!何で少しも相談しなかった!お前にとって僕達はそんなに頼り無いのか!」
「頼っているだろうが!珠をお前達に任せると!」
「そこにお前がいないと無意味なんだよ!いい加減分かれ!」
パチパチパチパチ。
そんな中突如、拍手の音が鳴り響く。
音の発生源に目をやるとメイド服を着ていて悪魔のツノのようなものが生えている奴がいた。
そして周りによく響く、大きな声で喋り出す。
「いやぁいい物を見せて頂きました。
意地と意地のぶつかり合い。
互いに異なる正義のぶつけ合い。
そんな喧嘩、ぶつかり合いの先にできる何にも変え難い確かな友情。
まさに青春と呼ぶにふさわしい!
そんな王道、私大好物ですがマイシスター……マイマスターだっけ?えーと、カンペカンペ……」
メイド服を着た悪魔?のようなやつは服の中をガサゴソと探り始めていた。一体何がしたいんだ?
ふと、本当になんとなく横目でレプリカを見ると驚愕に満ちた顔をしていた。
「……おい、ラ・ピュセル」
「?」
「今すぐ、珠とスノーホワイトを連れて、逃げろ」
「え?どういう……」
レプリカの言葉の真意がわからず聞き返そうとすると先ほどのメイドが何かを見つけたのか再度大声で喋り始める。
「あったあった。えーと……マイマスターである私めのおぜうさまは見飽きていて、さっさとあなた方のデータというか体の一部を
「一体何を…」
「早く逃げろ!」
「ああん。いけずですねぇ。少しくらいあーそびーましょっ!」
その瞬間、大地が破裂したのかと思うほどの音が鳴り響いたかと思うと僕の横から1人の気配が消えた。
メイド(仮)
一応形式上は淡雪・エレガ・ノースの部下兼見張り。
が、互いにいい暇つぶし相手と思っている。魔法無しの肉弾戦のみに限るのなら魔法少女の中でも最強格。
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後書き
さてはて、終着点は見えてきましたのでそろそろ夢物語も終わりとなるでしょう
終着点は見えていますので、頑張って書き上げます
感想をくださった方、この場をお借りしてお礼を。
また読んでくださった方ありがとうございました。
感想や評価などを頂けるととても嬉しいです
レプリカについて(本編には全く影響しません)
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好き(受け入れられる)
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嫌い(受け入れられない
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どちらでもない