魔法:不明 ミヤビの母親曰く『使い勝手の悪いゴミ魔法』
肩書き上は淡雪家を見張り魔法の国へ報告する役目を持っている。本人はサボっている上、命令を聞く気もないらしいが。
魔法:声でどんなものでも表現できるよ
魔法少女になる前から不思議な力を扱え、そのことから魔女として幽閉されていたところを新しい素体を探していたミヤビの母親に拾われた。それ以来お姉様と慕っている。
魔法:みんなとすぐに打ち解けられるよ
すごくオドオドしているのが特徴だが実力は折り紙つき。ミヤビの母親の遊び相手になれる程度には強いが本人が気弱なのと戦いが嫌で常にミヤビの母親の近くに引っ付いている。
淡雪・エレガ・ノース
魔法:誰からも尊敬されるよ
対象は多くても5人程度。それを超えると魔法をかけたのが速い順に魔法が解ける。現状、かけられている魔法少女は1人。
淡雪ミヤビの実の母親。ミヤビのことは大勢孕んだ子種のうちの一個、くらいにしか思っていない。が、ミヤビの成長具合によってはミヤビの子種を孕むのもやぶさかではないと考えている。
☆レプリカ
「珠、ラ・ピュセル、スノーホワイト。あのメイドは私がやる。君たちは他2人を頼む」
「わかった。負けるなよレプリカ」
「そっちこそ」
「ミヤビちゃん…死なないでね」
「もちろんだよ珠。これが終わったら……色々と話したことがあるから、よろしくね」
「それじゃあ…デュエルゥ!かいしぃ!……でしたっけ?」
メイドの腑抜けた声にほぼ全員の力が抜けてしまう。がその隙を見逃さずにメイドへ向かって飛び込み殴りつける。
が、私の方向を見ずに受け止められてしまう。
片手で事足りるという余裕の表れだったのかボクを見て鼻で笑ってくる。
だけどそんな事は気にせず、掴まれている上から、強引に、メイドを押し込む。
「お、よ、よ?」
「ガァッ!」
「あだっ⁉︎」
力で押し負けたのが意外だったのか体勢を急いで建て直そうとしていた。が、それよりも早く、強く、地面に叩きつける。
「今なら、変な魔法も、使えないだろ。使ったとしても、私のが届く方が早い」
「ちょちょ、ターイムターイム!」
メイドの訴えを聞き流し、打ち込んでいた右腕を中心に音の爆発を起こす。一度だけでなく、何度も何度も、執拗に。
「……」
爆発により盛大に砂煙が上がってしまい目の前ですら視界があやふやになる。
しかも少し手を浮かせた瞬間にメイドの感触が消えた。砂煙を消し飛ばすためにもう一度音の爆発を起こす。一気に砂煙が消え、辺りを一瞥できる。
「……チッ、どういうカラクリだよ。避けれるはずが、無い」
「いやはやいやはや、危なかったですよ。まさか単純なパワーで押し負けてしまうとは。失態失態。大失態たいたーい。あとこれすごく無いです?あの近距離でも無傷なんですよねぇこれが!いやはや便利な魔法ですよ貴女にも分けてあげたい!分けれないけど!」
電灯の上に立っていたメイドは服すら無傷だった。本当に意味がわからない。ゼロ距離で、しかも殺す気で一切の手加減なしに魔法を打ち込んだはずだ。
「お得意の散弾銃変化をしないでくれて助かるラスカルでした。いやぁかりに散弾銃だったら少なくとも服は交換すべきでした」
「じゃあ次はそれでやってやるよ」
横目でチラとラ・ピュセル達を見てみると善戦しているのはわかった。
仮にこれでラ・ピュセルが負けた時に援護として来られても困ると思い、早く決着をつけるべきか。だけどあいつの魔法が未だに分からない。様々な魔法を使って攻撃を仕掛けたが悉くが無傷。ならばとゼロ距離での音爆発をやってみたけどそれすら意味がないときた。
…防御に特化している魔法か?
「むっふっふー。私の魔法が分からないですか?ふふーん教えてあげましょうか?ほれほれ、お願いしますって土下座すれば教えてあげなくもないですよ?」
「黙れ」
話を聞くだけ無駄だ。早く、素早く殺すことだけに専念しよう。
「ほれほれ、私にパワー勝ちしたご褒美に、すこーし本気でやってあげますよ。少しだけ、ですけどね」
「ほざいてろ」
☆ラ・ピュセル
レプリカとメイドの戦闘が始まると同時、僕も花を纏う喪音と名乗る魔法少女へ向く。クラムベリーと格好は似ているのに感じるのは真逆。クラムベリーが静だとしたらこいつは動だろうか。
「お姉様に手を出す不埒者!私が成敗します!……いや、成敗しちゃいけないんだっけ。…ま、いいです!とりあえずは…」
そう言いながら手に持っているマイクを口元へ。そしてそのまま…
「ドゴォン!」
「⁉︎」
「あ、あれえ?ちょっと方向間違えちゃったですね失敗失敗」
マイクに向かって叫んだかと思うと僕の横にあった木が思い切り爆発した。
「次は外しませんよ!スゥーー、バァン!」
嫌な予感がしてその場から飛び退ける。するとさっきまで立っていた場所にあったのは散弾銃でも撃たれたかのような銃痕。
「一体どういう魔法だ…銃なんて持って……」
「次!行きますね!」
不可解すぎるけれど、殺し合いの相手が使っているどういう魔法か、なんてものは考えている暇がないのはクラムベリー、レプリカとの戦闘で嫌という程身に染みていた。
考えていた思考を放棄してこれ以上先手を取られない為に駆け出す。
今確定しているのはマイクに向かって叫ばれると何かが起こるということ。
それだけでも分かっているだけまだマシ、さらに言えば事前動作がある分クラムベリーよりも遥かに対応しやすい。
「(殺さず、なんてのは考えるな。僕が死なないことが最優先なんだ)」
向こうは殺しに来ている。だから僕もその土俵に立たなければならない。理想を言えばマイクを弾き飛ばし、無力化すること。だけど仮にマイクを吹き飛ばしたからと言って無力化できなかったら?そんなたらればを考えていても答えなんて出ないのはクラムベリーに嫌という程叩き込まれた。
だからこそやるべきは物理的に戦闘不能にすること。相手を出来る限り気遣った戦闘ができるほど甘くはない。この世は漫画やアニメの世界じゃないのだから。それに……僕は相手の生死に気を使えるほど強くない。
「ドプン!」
「うあっ⁉︎っ、やっ!」
突然足元が沈んだ。地面を見ると先ほどまで地面だった場所は底なし沼のような液体状になっていた。体が沈み切る前に剣を巨大化させ少し先の地面に突き刺しそれを支えにし何とか沼から脱出する。
「わー!凄い凄い!これ初見で対応したのお姉様達以外で初めて見ました!感激です!」
「それは、どうもっ!」
脱出後も足を止めずに走る。残り数メートルになったところで喪音は再度マイクを構えた。
「させるか!」
また何かを叫ばれる前に剣を少し小さくし、マイクに向かって投擲する。
「ガギィン!」
だけど
「乙女の顔を狙うなんてこのヒトデナシ!傷付いたらどうするんですか!仮にも私は歌って踊るアイドルですよ!」
「殺す気できてる相手に気を遣えるほど僕は強くないんでね」
尻尾と脚を支えにし出来得る最大の力で殴り飛ばす。手応えはあったけれど吹っ飛ばされた喪音は変に歪んでいる腕を気にする様子もなくこちらを見て怒り出した。
「むむー。殺す気なんてありませんよ!お姉様がアナタの、えーと、そう!遺伝子が欲しいとのことなので殺しはしません!お姉さまはアナタとの子供を欲していますから!」
「ブッ⁉︎」
わずかでも油断しないよう気を張っていた。が、唐突なカミングアウトに思わず咳き込んでしまう。……聞き間違い、だよな?
「な、何言ってるんだ?誰が、誰との?子供を?」
「お姉様がアナタとの子供を!です!それに1人だけじゃなくて大勢欲しいそうですので!それに準じてアナタの遺伝子をたくさん取って帰るんです!それが私に下さった役目!ですので!私はアナタ…」
「ストップ!ストーップ!」
「?なんですか」
「こっちのセリフだ!急に何を言い出すんだ!」
「何を、と言われても。ちゃんとこちらには殺す気がないというのと、何をしたいのかをちゃんと伝えろってお姉様に言われていますので。現にお姉様、アナタと子供をたくさん作ってみようって」
「はーい喪音ちょっと黙りましょうねぇー」
「え?ふがっ」
ミヤビの母親を名乗る魔法少女がいつの間にか喪音の後ろに立って強引に口を塞いでいた。
……仮にも僕は中学生なんだ。この手の話に弱いのは仕方ない、と思いたい。
「喪音。どこで何を聞いていたのかは知らないけれど、私が誰にでも股を開くような女みたいに言わないでくれる?」
「え?え?でもお姉様。言ってたじゃないですか!ラ・ピュセルが想定より上物だったら孕むのもやぶさかじゃないって!」
「シャラップ!前提と意味が違うのよ!私は普通の人間と同じ工程で孕む訳じゃないの知ってるでしょうが!アンタの言い方だとさも私が喪音にラ・ピュセルと交わってこいって命令しているみたいじゃない!」
「え?いやいや何を言ってるんですかお姉様。いくらお姉様を慕っている私とは言えそんなことしませんって」
「さも私がおかしいみたいに言わないでくれるかしら?それに前、私の命令ならどんなことでもするって言ってたのは嘘かしら?」
「むー!そんな訳ないじゃないですか!だけどそれとこれは話が別です!それに第一!あんな女の子の顔目掛けて剣をブンブン振り回すような人を女の子なんて私認めません!それに…あんなに胸大きいなんて!全国胸小さい連盟の敵です敵!」
「僕は男だ!」
これ以上女と勘違いされたままだと大切な何かを失いそうな気がし、大声で間違いを訂正する。すると喪音の方は目が点になりながらミヤビの母親と僕を交互に見た。
「……え?ええ?お姉様、それ本当ですか?」
「はぁ…」
それに対してミヤビの母親は答えることなくこちらを気怠げに見ただけだった。
まるで同情しているみたいに。
「変かもしれないが僕は男だ!」
「お姉様の子供と同年代でしたよね!てことは中学生くらいの!」
「え?あ、ああ」
「お姉様わたくし俄然やる気出てきましたわ!見ててください無傷で捕まえてみせますわ!」
「捕まえなくて……いやいいやもう。好きにやってきなさい」
「はい!ではラ・ピュセルさん不束者ですがよろしくお願いします!」
「なんか会話おかしくないか⁉︎」
「ほんっとうにお気の毒。楽に負けれないわね」
☆レプリカ
「っ!」
「おおー高い高い。ふむふむ肩車とかこのような景色なんですね」
「こ…のっ!」
「いよっと」
攻撃の隙を突かれたのか、さっきまで目の前にいたはずのメイドは今度は私の頭の上に立っていた。ついでに顎を蹴り砕いてきて。
さっき本気を出すとか言ってから私が攻撃を受ける回数が明らかに増えた。それが示すのは、さっきのメイドの言葉はハッタリでもなんでもなく、本当に今までのはお遊びだった、ということ。
それに……
「(クラムベリーさんよりも、速い)」
明らかにいつも組み手をしていたクラムベリーさんよりも、なんなら
「だから…どうしたレプリカ。死ななければいい。勝つまで、殺せるまで殺しに行けばいい。これくらいで弱気になるな」
コイツは、コイツらは確実に殺さなきゃならない。ボクの本能がそう言っている。だからボクは本能に従うまで。
「……あちゃあ。時間切れですか」
「は?」
傷を治し再度攻撃を、と思うとメイドが上空を見ながらそう呟いた。
一瞬何を、と思ったが思考を捨ててメイドの隙をついて右手指を剣の鋒へ変え、喉元目掛けて突き刺す。
が手応えはなく代わりに足に激痛が走る。下を見てみるといつの間にか両足の甲に杭のようなものが突き刺さっていた。
「意趣返し成功〜にひひっ、目には目を!歯には歯を!突き刺しには突き刺しを!なーんて言っていたいんですがそうも言っていられないですます。暴れ過ぎましたかねぇ」
「?」
ボクのことを一切見ずに未だ上空をヘラヘラしながら眺めていた。それに釣られて上を見てみると、黒いナニカが浮遊していた。
何かをキョロキョロと探しているようだった。
「っ⁉︎」
一瞬、ほんの一瞬だけ目が合った。途端に今まで感じたことのない寒気がし身構える。
その瞬間目の前に降ってきたのは、翼を持った黒い人形。そうとしか言い表せなかった。
「うへぇ、やっぱり。ということは…」
「…」
「ですよねぇ。はーやだやだ」
黒い人形はボクに見向きもせずメイドへ襲いかかる。メイドはのらりくらりとした避け方は変わらずとも明らかにボクの時よりも速い。
だけどコレはチャンスかもしれない。
あの人形が誰の何の目的でかはわからない。が、あのメイドを狙っているのは明白。殺し方なんてどうでもいい。殺せればいい。そのためなら何でも使う。
「むむーっ。ちょっと想定外の外。コレは一度撤退しオゼウサマの元へ合流するとしましょう」
「…」
「逃すか」
「イーッヒッヒッヒ。ではまたすぐにお会いしましょう。だいじょーぶ。ほんの僅かなお別れですので悲しまないでくださいね。ほなまた〜」
黒い人形と共に延々と追撃を仕掛けるも何一つ当たらず、おどけた様子を崩すこともなくメイドは目の前から姿を消した。……死ぬほど腹が立つ。
「…」
「消えた…本当に何なんだ」
黒い人形はボクには何も興味がないのか
「いや、どうでもいい。珠たちと、合流しなきゃ」
わからないことを延々と考えても仕方がない。目の前の脅威が消えた。だから珠を守るために、珠のところに、行かなきゃ。
いやぁ、変態というか倫理観ぶっ飛んでるやつ描くの…楽しいです
それはそうと魔法少女育成計画restart編アニメ化決定!!!
いやはや、嬉しい限りですね!まあ本編に無印編の主要キャラは殆ど出ないんですけどね…w
ただ、無印編の2倍くらいのボリュームだから何話構成でいくのか、もしかしたら端折ってアニメ化するのか気になるところです
だがそれら全てを置いといて
ただただアニメ化されるのは嬉しい限りです
好きな作品をまた布教ができる(´∀`)
皆さんもぜひリアルタイムで見ましょう。私は見ます(確信
それともう一つ。まさかまさかのミヤビの絵を描いてくださった方がいらっしゃいまして
掲載許可をいただけたのでここの後書き及び小説情報のあらすじへ掲載しておきます
【挿絵表示】
この場をお借りして改めてお礼申し上げます
それでは読んでくださりありがとうございました
感想や評価などをくださるととても嬉しいです
レプリカについて(本編には全く影響しません)
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好き(受け入れられる)
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嫌い(受け入れられない
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どちらでもない