魔法少女育成計画 己の大切な人を生かしたい   作:紀野感無

8 / 64
えー、何と言いますか。

そろそろ主人公チート化し始めてきます。

魔法の面においては、ですが。
格闘術などではまだクラムベリーや強化されたウィンタープリズンには及ばないと思いますが


いやー、残酷な描写を書いているとき、なぜかゾクゾクッとおなるんですよねえ。
想像してしまって


・・・・あれ?私って実はM⁉


と、そんなことはどうでもいいのです
それではどうぞ


7話

僕と珠はスノーホワイトの元へ向かおうとした。

けど、どこにいるのか見当もつかない。

 

「………しょうがない。たま、別れて探そう。いい?他の魔法少女とあった場合……トップスピードとシスターナナ以外とあった場合は、絶対に逃げること。マジカルフォンで僕を呼んでね。これは約束して」

「う、うん。わかった」

そして、珠と別れ別々の行動をとる。

 

「さて…困っている人の声が聞こえるって魔法でも聞こえないってことは…ただ悲しんでるだけなのか。それとも…別のことに追われているのか」

 

とりあえず、いそうな場所をかたっぱしから探す。

スノーホワイトへ目をかけるのはラ・ピュセル----颯太からの頼みもあるが、何より珠が

 

(スノーホワイトには生き残って欲しい。だって、わたしの憧れの存在だし。一番魔法少女だと思うから…)

 

と、言ったからだ。

正直にいうと、スノーホワイトのこともどうでもよかった。生きようが死のうが、僕と珠には関係ないんだから。

 

けど、死ぬことによって珠が悲しむなら話は別だ。

珠と同様、全力で生きながらえさせる。

 

「にしても…アイテムの代価が寿()()って、なにを考えてんだか」

『いま、みんなが晒されている危険に比べれば寿命なんて些細なものだぽん』

 

独り言を呟くとファヴが出て来て勝手に返答してくれる。

 

「ああ、ファヴ。いいところに。スノーホワイトの場所を教えろ」

『チクリ魔は嫌われるぽん』

「いいから、教えろって言ってんだ」

『だめぽん』

 

チッ、変なところで融通の利かない奴だな。

 

「……?あれ、マジカロイド44?」

 

工場にあった煙突に登り、周りを見ているとマジカロイド44が裏路地の方に行っている。

その前を見ると黒い……なんというか、不思議の国のアリスの真っ黒バージョンみたいなのがいた。

 

不思議に思い、その裏路地の周辺を凝視して見ると…

 

「いた…!」

 

スノーホワイトがいた。泣いているのだろうか。

近づいている魔法少女に気がついていない。

 

「まずいな…あれが敵だったら…」

 

非常にまずいことになる、

そう思った僕はすぐさま煙突から飛び降りようと思った。

けど。気づかれては元も子もないので静かに、けど急いでおりた。

 

「……?あの黒いのも魔法少女?けど、なんのために…」

 

黒い魔法少女(?)がスノーホワイトに近づいているのを影から見ていた。

スノーホワイトはすぐにそれに気づき怯えながら後ずさりしている。

 

そんな中、突然何かが切れる音がした

 

と、思うと黒い魔法少女の首が文字通り胴体から切り離された。

血飛沫を派手に上げ、支えのなくなった頭がゴロンと転がり落ちる。

体も、前のめりに倒れた。

 

「………!」

 

それは、マジカロイド44による仕業だった。

よく見ないと分からなかったが手の指の先から細い糸のようなものが伸びていた。

スノーホワイトの目の前に立ち背後にあった鋼鉄のトタンをまるで豆腐のように切り裂いた。

 

「やあ、助けてしまった形になったデスね」

 

マジカロイドはスノーホワイトに話しかける。

 

「チャットでは何度かお会いしたデスね。マジカロイド44です。んー、にしてももう少し、こう。吐き気がこみ上げるとか、悪寒に包まれるとかエクスタシーに貫かれるとか、そういう心の動きがあると思っていましたが。嫌悪感はそれほどデスか。生理的嫌悪感という奴だけデスね」

 

表情はなかったが声の調子はどこかおどけている。

 

「やはり、カラミティ・メアリがあれほど殺したがるのは理解しがたいデス。けど、まあ今日の秘密道具はそんなものもそんなに感じれるものでもなくてよかったデス。一日ランダムで便利な道具が取り出せもたまには役に立ちますね」

 

どうやら、カラミティなんたらの使いらしい。

推測だが…魔法少女を殺せとでも命じられたのだろうか。

それで、スノーホワイトを標的にしてのか?

 

まあ、そんなことを考える暇はない。

珠がまだ来ていないのが幸いしたかもしれない。

 

こんな、人の死を感じて欲しくなかったし。

 

 

と、私情はそろそろやめよう。

 

 

スノーホワイトにマジカロイド44が迫っていた。

スノーホワイトは逃げている。

 

だから……

 

「ちょっと待ってもらえますか……?」

「おや、なんデスか?」

「れ、レプリカ……!」

 

2人の間に割って入った。

 

「えーと、レプリカさん、デシたっけ?邪魔をしないでもらえせんデスか?」

「邪魔って……スノーホワイトを殺す邪魔を、ですか……?」

「そうデスよ?」

 

それを聞いてスノーホワイトとマジカロイド44をあえて交互に見る。

 

「まあ……そうですよね。別に私は……あなたが何をしようが関係ありません……」

「そうデスよね。あなたならそういうと思いましたデス」

 

そう言うと、スノーホワイトが泣いてしまった。

ああ。うるさいな。

 

「けど……私は……やらせるつもりはありません。ラ・ピュセルに……たまに頼まれましたから……。スノーホワイト、私はあなたの味方ですから、安心してください」

 

そういうと、泣き止みこっちを見て来た。

まだ目には驚きのと安堵の混じったような感情が混ざっている。

 

「そうデスか。じゃあ、あなたも…サヨナラ」

 

そういい、マジカロイド44は右手を振り上げてきた。

それに備えるように構え……

 

「え……?」「いやぁぁぁぁ!!!」「え……あ……」

 

た所で、急にマジカロイド44の動きが鈍る。

 

胸元を見ると赤く染まっていた。

それに、何かが突き抜けている。

 

それは……人の腕だった、

人の腕が、マジカロイド44の背中から突き刺さり心臓を貫いていた。

そして、腕が引き抜かれ大量の血が吹き出てくる。

 

僕やスノーホワイトの服が所々赤く染まる。

僕のに至っては半分以上赤くなってしまった。

 

「…………」

 

スノーホワイトはショックで気絶してしまった。

 

「……あなたは…」

「?」

「あなたは……スノーホワイトの、敵、ですか?味方、ですか?」

 

と、抱えられている首が動き喋る。

正直…結構気持ち悪い。

 

「………今は味方のつもりですよ。少なくとも今は……。それで、あなたはどうなんですか?」

 

「わたしも…スノーホワイトの味方……です」

 

「そう…。それで、一つ聞きたいんだけど…………なんで首が取れてるのに死んでないの…………?」

 

「ああ、これは……」

 

と、黒い魔法少女が自分の頭を頭を首の位置に戻すと……

 

傷が綺麗にふさがり、首と胴体が完全にくっついた。

 

「わたしの魔法です…。傷が治りやすいっていう……」

 

……これは、いろんな意味でラッキーだったのかもしれない。

 

「それで……スノーホワイトはどうする?」

「私が連れて帰ります…。家はわかるので」

「そう、じゃあ……頼むよ」

「わかりました……」

 

 

 

それから珠とすぐに合流した。会うまでに確認したが、魔法はあれから3つほど増えていた

⑪森の音楽家クラムベリー

⑫マジカロイド44

⑬ハードゴア・アリス

 

の3つだ。

クラムベリーさんのは、音を操る魔法。色々と汎用性が高そうだ。

マジカロイド44のは使えない。

なぜか?ランドセルみたいなものがないから。

あれがないと取り出せないらしい。

ルーラとかラ・ピュセルの魔法はこっちで用意したやつでも使えるくせに変な所で融通が利かない。

けど、何と言ってもハードゴア・アリスの魔法だ。

常時発動できるようにしておけばほぼ不死身なようなものだ。

これからは常にこれにしておこうか。

 

 

「あ、ミヤビちゃん。スノーホワイトは見つかったの?」

 

「うん、黒い魔法少女が家まで連れて帰ってくれた」

 

「そうなんだ、大丈夫そうだった?」

 

「いや……大丈夫じゃなさそうだったけど今は何日かそっとしておいてあげた方がいいと思う」

 

「そ、それより。ミヤビちゃん…」

 

「?」

 

珠が寄り掛かってくる。

なんだ?また何かあったのか?

 

「どうしたの」

 

 

 

「あのね……死んで?」

 

 

 

ザクッという音がする。

珠の手にはいつの間にかナイフが握られていて僕の腹に刺さっていた。

 

血が、滲み出てくる。

 

「あははー。イェーイ!」「やったー!」

「「やったーやったーやったったー!」」

 

突如、さっきまで珠だったものはユナエルに、ナイフだったものはミナエルになった。

 

……そういうことか。

反撃をする前に、まず治さないと……。

 

「…っ!」

「うぉぉ?」「びっくりしたあ」

 

まず、先に壁を作った。

そして、アリスの魔法を使う。

さっきは首が飛んで大丈夫だったんだ…きっと大丈夫だ。

 

「⁉」

 

そう思って魔法を使おうとすると今度は右腕が体から離れた。

即座に離れようとすると今度は左腕が離れた。

 

どうやら、斬り飛ばされたらしい。

 

距離を取ると、そこにはスイムスイムがいた。薙刀の刃の部分だけ出刃包丁にしたような武器を持っていた。

 

「ああ…そういうことか」

 

そう自分の中で納得をしながらも魔法を使う。おそらくは、僕を殺しに来たんだろう。

そして、血が止まったあたりでまたスイムスイムが迫ってくる。

 

「くっそ……」

 

体制を立て直そうにも両腕がないとあまりにも不利だった。

 

()った……」

 

そして、体が文字通り真っ二つに分かれた。

そのまま、天使二人とスイムスイムはどこかに行ってしまった。

 

「ゲホッ……甘いなあ。しっかりとトドメを刺さないといけないよ……」

 

まさか、アリスの魔法がさっそく役に立つとは思わなかった。

 

「まあ、トドメもクソもないか。ほぼ不死身だし。いやー、いい魔法だ。さて………すこーしだけ、やり返してやろう」

 

そして、私は、スイムたちの根城であるあの古い寺に行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぐすっ……ミヤビちゃん」

 

私は、ミヤビちゃんと別れた後すぐにスイムちゃんとはちあってしまった。

言われた通りすぐに逃げようとした。

 

すると、後ろからはユナミナちゃんが迫っていた。

殺されるのかとパニックになりかけているとスイムちゃんは何もしないから、あの寺に来てほしい、と言われ、何かをできるわけでもなかった私はそのままついていく羽目になってしまった。

 

すると、三人はとんでもないことを話し始めた。

 

【どうやったらレプリカを始末できるか】と。

 

けど、心のどこかで私は心配していなかった。ミヤビちゃんは離れないと約束してくれたから。きっと大丈夫だろうと。

 

けど、血まみれで帰ってきたスイムちゃん。それに喜んでいたユナミナちゃんを見て私は絶望してしまった。同時に悟ってしまった。

 

ミヤビちゃんが………殺されてしまったと。

 

「たま……」

「いやっ!こないで!」

「これで良かった……レプリカはとても危険。そのうち、多くの魔法少女を殺す。だから……これ以上被害を増やさないためにもこうしたほうがよかった」

「そんなこと…………そんなことない!レプリカちゃんは…ミヤビちゃんはそんなことしない!」

 

と、柄にもなく叫んでしまう。

スイムちゃんはあきらめたように今度はユナミナちゃんと話す。

 

内容は……次はウィンタープリズンとシスターナナをやる、という内容だった。

私は…………どうすべきなんだろうか。




どうでしょう

次話……スイム組が荒れますよー(ゲス顔)

感想や考察などもも随時待ってます

読んでくださりありがとうございました

レプリカについて(本編には全く影響しません)

  • 好き(受け入れられる)
  • 嫌い(受け入れられない
  • どちらでもない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。