主人公の黒い部分が露わになるかと。
それに伴い、残酷な描写が多いのでご注意を。
それではどうぞ
「これでよし……。たま、暴れないでね……」
私は、スイムちゃんに首輪-----ルーラにもらったもの------をつけられロープで柱に結ばれた。
首輪はミヤビちゃんにルーラ組を去る際にもういらないから、と取ってもらったのだが拾って来たのだろうか。
結ばれているのはただのロープらしいから引きちぎろうと思えば引きちぎれるんだろう。
けど、今の私にはそんなことをする余裕なんてなかった。
「それじゃあ……シスターナナとウィンタープリズンを呼ぶね」「アイサー」「今回もうまくいくといいねぇ」
どうやら、あの2人を殺すという目的は変わっていないらしい。
私は……どうしたらいいのだろう……。
「さーーてと、行くか」
僕は例の寺に向かう。
それは、もちろん報復をするためだ。
わざわざ殺しに来てくれたんだ。僕もそれ相応に対応してあげないと。
おそらく、今の僕の顔は笑っているような、ブチギレているような感じだろう。
「……あ」
そして、寺の前で
ウィンタープリズンとシスターナナがいた。
「………やあ、どうも。シスターナナ。ウィンタープリズン。採掘場以来ですね……」
「私は二度と見たくなかったがな」
「ウィンタープリズン!すいません、レプリカさん。それにしても、なぜあなたがここに?」
「それはこっちのセリフですよ……あなた達はスイム達とは組んでませんよね…?」
「実は、スイムさんが私たちの活動を耳に入れたらしく、お話をしたいと言われまして。それで会うことにしてみたんです」
と、その後も聞いてもいないことを横でグダグダと言われ続けた。正直、ウィンタープリズンのこともあり聞いているふりをしていたが中々に辛い。
殺気を隠しながらだから。
「それじゃ……私がやることとは関係ないと…いうことですか…。それならお先にどうぞ…。わたしは話がややこしくなってしまっても困るでしょうし、外で待っていますよ…」
「わかりました。では、できるだけ手短に済ませますね」
そして、2人は寺の中に入って行った。
手短かに済めばいいが。
「ナナ、気をつけてね。クラムベリーのときのようなことになるかもしれないから」
「大丈夫ですよ。ウィンタープリズンは心配性ですね」
レプリカと別れ、寺に入りながらナナと話す。
やはりナナと2人きりの時間はいい。
他人には、病んでいるのかとか言われるかもしれないが別に否定するつもりはない。
それでいうと、レプリカの言うことにも別に非を唱えるつもりもない。
ナナ以外は、どうだっていい。ナナの為なら、私の命ごときいくらでもさし出そう。その考えには同意だ。
ただ、どうしょうもなく、相入れない。
「お久しぶりです。スイムスイム。先日はキャンディーの贈り物を頂きありがとうございました」
ナナがスイムスイムと話し始める。今の状況がどんなに悪いことかを話し、説得し始めた。
「………?」
なんだ、視線を感じる。ただの視線ではない。
……殺気のような感じがする。それも
不思議に思ってその方向を見るも何もない。周りを見渡してもスイムスイムと犬のような魔法少女が柱につながれているだけで他には何もない。
「ほんのついさっき、スノーホワイトとハードゴア・アリスからも協力していただけるというお返事をいただきました」
そこまでナナがいうと、スイムスイムが一歩ずつ近づいてくる。
3歩目まで近づいて来たところで、私はナナを庇うように前に出る。
「ゴー」
すると、突然スイムスイムが何かを言った。
と、同時に後ろでナナの悲鳴が上がった。
スイムスイムに注意をしながらも後ろを振り向く。
そこには……ナナが2人いた。
片方は指をさしており、もう片方は震えている。
震えている方が指をさしている方を押しのけ私の方に抱きついて来た。
反射的に優しく抱きしめた。次の瞬間には、短剣で胸を貫かれていた。
抱きついて来たナナが離れると胸から血が溢れてくる。
すると、先ほどまでナナだった人物とナイフが2人の天使に変わる。
「………!そういうことかっ!」
ははは、天使はなんという愚かなことを。たとえ偽物だとバレていても変身を解除しなければ私は………反撃できないでいたというのに。
「逃げろ!」
そうナナに叫ぶ。そして追わせないように壁でナナと私たちの間を塞ぐ。
息ができない。意識が薄れる。けど、まだ数秒は行けるはずだ。
魔法を行使し天使たちを閉じ込める。
合計にして8枚もの壁を出した。
そして、一歩で間合いを詰める。左手を固く握り締め天使たちを囲っている壁に向かって思いっきり突き刺す。
「にげっ……」「ユナ!」
そして、中にいた片方の天使の頭を掴む。
「ありがたいよ…お前らが変身を解除しなければ…私はお前たちに手出しをできなかった」
力任せに天使の頭を壁に叩きつける。
すると、グシャッという音とともに頭が潰れた。
もう一体いる。短剣に変身していた天使が。
そいつも潰さなければ…
動揺しているもう片方の天使に手刀を振るおうとしたが出血のせいでうまく動けない。
案の定にげられてしまった。
もう一度、最後の力で手刀を喰らわせようとすると突然右側に体が傾いた。
みると、右足が切断されていた。
その直後には右腕が切断された。
飛ばされていく右腕を私は見送った。
「(あの手で…あの指で…シスターナナの髪を梳いたこともあったな…。ナナは……もう気配はない。にげてくれたのか……。ああ、ナナ。君は…生き……て………)」
そして、意識はだんだんと暗闇に落ちていった……。
「(へえ、なかなか思い切ったことをやるねぇ。けど………どういう了見なんだろうね。珠をあんな風に扱うっていうのは)」
私は、スイム達が行った内容を全て見ていた。
まあ、ウィンタープリズンが死のうが生きようがどうでもいいが……問題は珠だ。
どういうことだ。首輪をつけてロープで柱にくくりつけるというのは。
それにより、僕の頭の中の怒りは更に増した。
だから…………
「はーーい、どうも………お二方。……報復に来てあげたよ」
真正面から、堂々と、壁を突き破って入ってやった。
それを見たスイムは、表情こそほとんど変わらなかったが確実に驚いている。
珠は、これらの光景を見て気絶していた。
まあ、その方がありがたい。なぜなら、もっと刺激的な光景がうつるから。
「なんで……なんでユナが……」
そんな中でもミナエルは、まだユナエルが死んだことにショックを受けているらしい。
「あー、うっさいよ。クソ天使。たかが仲間が1人死んだくらいでピーピー泣いてさ」
「ああ⁉︎お前に何がわかるんだよ!」
「それとも何か?他人を殺す覚悟はあるくせに自分達が殺される覚悟はないってか?笑わせるねー。そんな覚悟もないくせに人を殺すのか。そんなんだからあんな有利な状況で駒を失うんだよ」
そこまでいうと逆上して来たミナエルは突っ込んで来た。
その途中で包丁になって突っ込んで来たのでスイムの魔法を発動させ攻撃を透過させる。
そして、透過させた直後に魔法を解除し体を反転させ、先ほどの包丁にかかと落としを決める。
すると、包丁が曲がった。その直後に変身を解除してしまったミナエルを見ると、見ただけでも左腕の骨が折れているというのがわかった。
「……なんで生きてるの?」
「さあ…何でだろうねぇ。お前達が、珠を使って、私を、殺しにきたから、地獄から、蘇ってきました」
「ふざけないで…」
こんどはスイムが迫ってくる。
そこらへんにあった石を蹴りつけて見たがあちらも透過した。
ということは魔法を使っているんだろう。
だから、僕もスイムの魔法を使った。
薙刀を振り下ろしてきたのは避けなかった。なぜなら、避ける必要がないから。
それをみてスイムは更に驚く。
その隙を使い鳩尾に拳を当てにいく。
すると、今度も
お腹を抱えてうずくまりながらもスイムは【なんで?】という考えを浮かばせているかのような顔になってる。
が、そんなことに答えてやる必要はない。
僕は、珠を優しく抱えて別の場所に避難させ耳栓をした後、未だに痛みで叫んでいるミナエルの元にくる。
「な、なんだよ…!」
「いやいや、こうするだけだよ」
そして、足を踏み降ろす。
それはミナエルの細い足を綺麗に折った。
ミナエルは、何が起こったかわからない、と言う顔をしている。
けど、それだけでは終わらない。
何回も、何回も、グシャッ、グシャッと言わせ足をひたすらに踏み砕く。
天使の悲鳴が心地いいのは気のせいだろうか。
もう、原型がわからなくなってくると次は腕だ。
まずは右腕。
肘の部分で本来曲がる方向とは真逆に曲げてやる。
最初こそ少し詰まったが、2回目ほどで綺麗に折れた。
ミナエルの悲鳴はもうとっくのとうに聞こえなくなってきている。よほど痛みが続いているのか。
左腕は、先ほどの地面にかかと落としをした時に折れていたので放置をする。
こんどはスイムスイムだ。
手元にあった武器は拾って使わせないようにしておいた。
そして、スクール水着の胸元をつかみ、顔を殴る。
すると、バキッという音がした。どうやら、歯が折れたらしい。
けど、そんなことも御構い無しに今度は胸元をつかんでいた手をいきなり離す。
そして、落ちてきていたところを顔に膝蹴りをする。
スイムが空中で反転して仰向けに床に落ちる。そして、気絶をしたらしい。動かなくなった。
「おっと……そろそろ天使を助けないと死ぬか…」
そこまでして、天使が死にかけだったことを思い出しミナエルに近づいた。そして、私の額とミナエルの額を合わせる。
そして、ハードゴア・アリスの魔法を使い傷を治してやる。
「な、なんで……」
「死んだほうがマシだった、とでも考えてた?残念。君には、まだまだ死んでもらっちゃ困るんだよ。報復できないからね。君には死の方がマシだと思うくらいのことをしようと思ってたんだけど、片方はウィンタープリズンがやっちゃったからね。さーてと、傷も癒えたし、再開だよ♪」
「い、いやだ……もう……痛いのはいやだ…」
「そんなことは知るか。お前が拷問にかけられるのはもう決定事項だ」
スイムはどうでもいい。
いちおう、あれでも珠のことを仲間として考えてくれているらしいからな。
けど、お前はダメだ。なぜなら、お前はルーラ同様珠を道具としてしかみていないし、私を殺す手段で珠の格好を利用した。
それだけで、お前は十分こういうことをされる罪がある。
私は天使の足を掴みながらスイムに近づき一度叩き起こした後1日は確実に昏睡するよう後頭部を少し凹むくらい強く殴った。
「うん、これでよし………。さて……」
天使を見るとヒッと言い怯えてきた。
そろそろ命乞いをしそうだから先に喉を潰すかな。
今度は、予定通り最初に喉を潰した。
そしてスイムの持っていた武器で天使の腕のちょうど真ん中で斬り割っていく。
感覚的には、野菜を半分に切っている感じだ。いい感じにザクザクと斬れる。
肩まで行ったところで斬り落とす。
血が思ったより出たのでそこらへんにあった火で無理やり止血をする。
次はいきなり腹に武器を突き立ててやった。
天使の口から血が溢れ出てくる。
死んでも困るのでもう一度額を合わせ治す。
それを、何回も、何回も繰り返してやった。
〜犬吠埼家〜
「………あれ?」
私は、目を覚ますとなぜか家にいた。
どうやら、あの後気絶してしまったらしい。
スイムちゃんが運んでくれたのだろうか。
と、そんなことを考えると不意にポケットの中がなった。
慌てて取り出してみるとそれはマジカルフォンだった。
画面を見ると、ファヴが出て来た。
誰かからメッセージが来たらしい。
『やあ、元気かぽん?』
「元気じゃないよ…。ミヤビちゃんも死んじゃって、スイムちゃん達はどんどん殺す方向に向かっちゃってるし……。私、どうしたらいいのか頭の中がぐちゃぐちゃして……」
『あー、そんな中悪いんだけど伝言を預かってるぽん。えー相手は
「えっ⁉︎ミヤビちゃんから⁉︎ミヤビちゃん生きてるの?ねえ!ファヴ!教えて!」
『落ち着けぽん。レプリカが、目を覚ましたなら隣の部屋に来てくれ、だそうだぽん。たっく、わざわざこんなことに使わないでほしいぽん』
「それってどういう……」
『じゃ、伝えることは伝えたぽん〜』
と、疑問が消える前にファヴが消えていった。
「隣って……確かミヤビちゃんの部屋だよね?」
部屋から出てミヤビちゃんの部屋の前に来る。
スゥーハーと深呼吸をしてドアノブに手をかけ
「だーれだ」「きゃっ!」
開けようとすると突然目を塞がれた。
……あれ?この声って…
「ほらほら、当てないといつまでも真っ暗だよー」
「……ミヤビちゃん?」
と、言うと視界が明るくなる。
振り返ると……そこにはミヤビちゃんがいた。
正解〜といいながら笑っている。
「〜〜〜……!ミヤビちゃん!」
「へ?へ?ど、どうしたの⁉︎」
思わず抱きついてしまう。涙も自然と溢れてしまう。
ミヤビちゃんが苦しそうにしてるけど手を緩めれる気がしない。
「ミヤビちゃんミヤビちゃんミヤビちゃん………!よかった………生きてた……」
「当たり前だよ。約束したじゃん。僕は珠の元から絶対に消えないって」
「うん……」
久々に、思いっきり泣いたんじゃないかと思う。
けど、今回ばかりは許してくれると思う。
だって、嬉しさと安堵の涙なんだから。
〜クラムベリーの住処〜
『クラムベリー、朗報だぽん』
「おや、どうしましたか?」
ピアノを弾いていると端末からファヴが何やら嬉しそうな声で言って来る。
『レプリカのことなんだけどー、だいぶキてるぽん。あれは、珠絡みになると本当にすごいぽん。いやー、まさかスイムスイム達を圧倒するとは思ってもいなかったぽん』
「それは本当ですか。あの魔法を持つスイムスイムを、ですか」
『本当だぽん。いやー、やっぱりコピーの魔法ってチートだぽん。あ、でも悲報もあるぽん。ウィンタープリズンが死んじゃったぽん。スイムスイム達に殺されちゃったぽん』
「そうですか……」
それは勿体無いことをした。やはり、あの採掘場の時に最後まで殺しあうべきだった。
だが、それとは別にレプリカも中々熟して来たのがわかる。
やはり、私の目は間違ってなかった。
「だけど…まだまだ…もっと、熟れるまで……」
その日は、いつにも増してピアノを弾く力が増した。
どうでしょう?
ミナエルの体にはミヤビの恐ろしさが嫌という程叩き込まれたことでしょう。
そういえば、limited(後)まで読んだのですが、いやーやはりまほいくは面白いですね。
書けるだけ書いていくつもりですが、リスタートはどうするか迷っています。
そこらへんも感想欄とかでご意見くだされば嬉しいです。
読んでくださりありがとうございます
レプリカについて(本編には全く影響しません)
-
好き(受け入れられる)
-
嫌い(受け入れられない
-
どちらでもない