マガジン片手に転生   作:うたまる♪

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暇つぶしに書いているだけと言うか、いいアイデアが思いつかなくて殴り書きしてるだけの作品を読んでくれてる人がいることにびっくり!そして感謝!


逃走と闘争って一歩間違えると大変なことになる

数日後、最近の僕は普段より二割増し警戒しながら学園へ向かっている。と言うか正直な話、学園に行きたくなかった。だっていきなり襲われたんだよ?そう言うのは前口上垂れてからするのが普通でしょ(マガジンでは)。にもかかわらずいきなり襲い掛かってくるとかわけわからん。毎日登校するたびに学園に行ってまた襲われないか非常に不安だ。正当防衛とは言え、こちらも手を出してしまったから何を言われるかわかったもんじゃない。これを教訓に、これからは不用意に知らない人の誘いに乗らないようにしよう。

 

 

僕は当面の面倒事に溜息を吐きながら乱丸事件についての解決策を考える。

 

 

とりあえず、あれから数日過ごして気が付いたことだけど、身体がスムーズに動くと言うか、なんというか。乱丸の言ってたとおり、身体操作能力はかなり上がっているっぽい。足の運び方一つ、身体の姿勢、それらに無駄がほとんどないように感じる。

次に、自分の眼の性能を確認したところ、数コンマレベルの動きすらこの目には見えるという事が分かった。ただし、長時間集中していると頭痛が発生する。これは今後、眼を使う事に慣れていけば解決する問題だろう。

最後に気配察知能力も以前と比べるとありえないほど上がっていた。特に自身に向けられる『意』には凄く敏感になっている。おかげでさっきからこちらに向けられている視線が気になって仕方がない。

 

 

今日はバイトが無い日なんだ。落ち着いてマガジンを読みたい。最近、色々とイレギュラーなことが起きているから碌にマガジンを読めてないんだ。正直、ストレスがめっちゃ溜まってる。手元にマガジンがあるにもかかわらず読むことができないって唯の拷問じゃん。俺に何の恨みがあるんだよ(半ギレ)

 

 

そうこうしている間に無事に学園に辿り着く。学園に着いた瞬間、こちらに向けられる『意』が増えた。それは敵意だったり、注意だったり、はたまた敬意だったり、謝意だったりする。向けられている感情がバラバラ過ぎて統一性を見いだせない。敵意って言うのは多分昨日の事が原因だとわかる。注意も似たようなものだろう。残りの二つが意味が解らない。僕は特に尊敬される様な事をした覚えは無い。更に謝られるようなことはされたけど、あのプライドの高そうなお嬢様が素直に謝罪をするはずがない。よってこれもわからない。困ったもんだ。まあ、実際実害はないから放置しててもいいか。

 

 

余談だが、なぜか兵藤は欠席だった。

 

 

その事に喜ぶクラスメイトが多かったことに僕は苦笑を零した。彼の人望の無さと言うか、嫌われ方がすごいと言うか、ここまでくると寧ろ清々しいくらいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の授業を終え、僕はいつも通りバイト先でマガジンを堪能していた。ああ、最近は色々悩み事が多くて気持ちよく読めないけど、やっぱりマガジンはいいものだ。そして、楽しい時間と言うのはあっという間だ。僕は閉店時間ぎりぎりまで店でマガジンを読み、閉店すると同時に帰宅を開始する。さて、帰ったら飯でも食べるか。

 

 

気分よく、自宅への帰路に着く。暫く歩いていると妙な違和感に気が付く。僕が家に近づくにつれ、人気が少なくなっている。その事に気が付くと同時に向けられる敵意と殺意。僕は自身に向けられている殺意の原因に目を向ける。するとあら不思議。空から翼の生えた人が降りてくるではないか。僕自身何を言っているかわからないが、実際に翼の生えた人が三人、明らかにこちらに向かって降りてくるのだ。何、マジックか何かですか?

 

 

「この人間がレイナーレ様の言っていた危険人物か?」

 

 

「さあ、でも人払いの結界に気が付くってことはそうじゃない?」

 

 

「どうでもいいッス、さっさと殺してしまえばいいんじゃないッスか?」

 

 

「それもそうだな、計画は最終段階まで進んでいるのだ。余計な邪魔をされる前に消してしまえば問題ない」

 

 

わおっ、物騒な言葉のオンパレードだ。殺すだの消すだの、マジで言ってる人初めて見たよ。こういうありえない状況でも焦らないって言うのは僕もこういうのに慣れてきたって言う事かな?わーい、まったくうれしくない!

 

 

「では人間、出会ってそうそうだが死んでもらおう」

 

 

三人組は何処からともなくピカピカ光る槍のようなものを生み出し、こちらに向けてくる。うん、これアカンやつや……

 

 

「全力でお断りさせていただきます!」

 

 

こういう時は全速力で逃げるんだぜ☆

警察官から逃げ切った僕の極力を舐めるなよ!

 

 

 

僕は脇目も振らずその場から走り去る。逃げている最中にピカピカ光るモノが身体に当たりそうになるけど気にしては駄目だ。止まったら殺られる、そんな気がする。ちくしょー!こうなったらやってやろうじゃないか!何が出るかは知らないが、死ぬよりマシだ!

 

 

「マガジン!」

 

 

僕はとりあえず、マガジンを空に掲げる。とにかくこの窮地をどうにかできそうなキャラクター、カモン!

 

 

『誰だ、オレを呼んだ奴は?』

 

 

出てきたのは誰だ!?できるなら逃走に向いた奴が良いぞ!FAIRY TAILのメストみたいな!

 

 

『あ?また背中に翼を生やしたバケモンか』

 

 

言葉の口調的にメストじゃない。いや、何かスッ極やらかした気がするのは何でだろう?僕は恐る恐る背後を振り向く。そこに居たのは―――――――

 

 

『オレを呼んだのはお前か、クソガキ』

 

 

―――――――――宇宙の理の探究者『CODE:SEEKER』、別名

 

 

捜し者さんじゃないですかヤダー!確かに逃走系の能力者が良いとは思ったけどさ、人選ミスも甚だしいだろ!確かに捜し者の異能『絶対空間』は逃走に向いてるけどさ!この人絶対逃走しないよ!いや、逃走じゃなくて闘争に走るよ!

 

 

『チッ、あの屑ども、気に入らねぇ。鴉みてえなうすぎたねぇ翼をまたオレに見せやがって』

 

 

駄目だこの人!?完全に殺る気だよ!裁いちゃうきだよ!

 

 

「ちょ、タンマ!戦わなくていいから!僕はこの状況をどうにかしたいだけだから!」

 

 

『そうか、なら皆殺しが手っ取り速いな』

 

 

駄目だ!言葉が通じない!?確かに僕の安全を考慮するなら目の前の敵を皆殺しにするのが手っ取り速いんだろうけど、それ駄目だから!犯罪だから!『うざいな、よし殺そう!』その発想駄目だから!その発想はサイコパスだから!?

 

 

「ふん、我らに怯えて独り言を発しだすとは」

 

 

「当然だドーナシーク。人間のような脆弱な生物は、我々のような存在に恐怖することしかできないのだからな」

 

 

「どうでもいいスけど、さっさと終わらせないスか?鬼ごっこもそろそろ飽きてきたし」

 

 

アカン!そんな言葉この人の前で言ったら駄目だよ!?馬鹿なの?死ぬの?自殺願望者か何か!?

 

 

そんな僕の考えとは裏腹に捜し者は裁きの言葉を告げる。

 

 

(クズ)が、そんなに命が惜しくないならオレが殺してやる。死ね、クズども』

 

 

ちょっと待ってえぇぇぇぇ!

 

 

僕の制止の声は無情にも捜し者には届かなかった。空間ごと切断する一撃が目の前の三人を斬り刻む。

 

 

「………」

 

 

やっちまった……

 

 

どうしよ、これ。やばいよ、僕は殺す気はなかったのに殺しちゃったよ!なんてことしてくれんの捜し者さん!

 

 

『クズが死のうとオレには関係のない事だ。絶対的悪であるオレに楯突いたんだ。殺されるのが当然だ……っと言いたいが、クソガキ、てめぇのせいで殺し損ねた』

 

 

捜し者の言葉に反応するかのように三人の呻き声が聞こえる。よ、よかったぁ~。死んでなかった。

 

 

『ちっ、このオレを使役するなんざ気に入らねぇが、まあいい。今度呼ぶときは昔の頃のオレにしとけ、オレみたいな奴ばっか呼んでるとてめぇ、人格崩壊すんぞ?』

 

 

捜し者は乱丸の様に意味深なことを言って帰って行った。てか、みんなして一方的に告げて帰るって酷くね?僕嫌われてんのかな?

 

 

とりあえず、捜し者の言葉がどういう意味かは気になるが、今はこの場から逃げることが先決だ。僕は捜し者の異能『絶対空間』を使えるか試してみる。うん、使えるようだ。僕は嬉しいような嬉しくないような気持ちを胸にその場から姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

後日、金髪女子が転校してきた。

 

 

 

 

 

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