他にも好きな作品の技やキャラを続々と登場させていきたいと思います!
あの後、塔城さんに店の中で滅茶苦茶何度も頼み込まれ、渋々参加することを許可………しなかった!
って言えればどれだけよかったことか………
塔城さんが、何度も何度も店の中で頼み込むものだからバイト先に話が広がってしまい、仕舞いにはバイト先の店長が登場する惨事に発展してしまった。
必死に頼み込む少女
無碍にしているように見える僕
どっちが悪者にみえる?
僕はこの話が、今後の生活にどれだけ影響が出るかという事を考えた。人間関係に罅が入りバイトを続けにくくなる。それに加え、この幸せな空間でマガジンを読むことができなくなる。収入源が無くなる。マイナスの要因しか無い!
仕方がない、全ては快適にマガジンを読むためだ!
という事で僕は渋々、本当に渋々!塔城さんのお願い(脅迫)でその決闘みたいなやつに参加することになった。そしてすぐに後悔した。
「大丈夫ですか、白銀さん?」
「……そう思っているなら君は観察眼を養う事にした方がいいよ」
僕は絶賛何故か大量の荷物を担ぎながら山を登っている。何でこうなったか凄く聞きたい。正直、こういう肉体労働は僕の担当じゃないんだから勘弁してほしい。
「ところで塔城さん、この荷物の中身は一体何なの?」
隣で同じ大きさの荷物を背負っている塔城さんに聞いてみたところ。
「お鍋やフライパン、入浴剤、風呂桶、ダンベルに木刀、他に食材とかが入っています」
必要な物は最初から用意しておきなさいよ。ってかフライパンとかは常備されてるものなんじゃないの?絶対に余計な荷物だよ。
「それとそこに生えてる山菜はやめておきな。それはヨウシュヤマゴボウって言いって嘔吐や下痢、多量摂取すると精神障害を起こすこともるからやめたほうがいいよ」
僕は山に生えている山菜を取りながら登っている塔城さんに一つ助言をする。
「……山菜に詳しいんですね」
「昔は山の方に住んでいたからね」
昔はよく山菜を取りに行ったりしていたからこういう豆知識は豊富なんだよね。というかおかしいでしょ、何でこんなところにトリカブトやらスイセイがあるの?危険にもほどがあるでしょ。ちょっとした好奇心で食べたら死にかねないよこれ。
塔城さんと談笑しながら登っていると前の方で兵藤が息絶え絶えの状態で休憩をしていた。
「お先」
「頑張ってね~」
この荷物を背負った状態で山を登るのは中々に辛い。隣で余裕そうな表情をしている塔城さんは少しおかしいと思う。
「ほら、早くなさいイッセー!」
「あらあら、ふふふ」
「が、頑張ってください!」
それよりもおかしいのが彼女たちだ。何でゲストできてる僕が荷物を持ってるのに君たちは何も持っていないんだい?僕には謎で仕方がないよ。君たちは凄い理不尽なんだね。正直、部長さんから未だに謝罪もないし、話し方は上から目線で傲慢だし、ストレスが溜まる一方だ。
「ま、負けてたまるかぁ~!」
急に元気になった兵藤は猛ダッシュで山を駆け上がっていく。あんなに我武者羅に走っても疲れるだけだろうに。
実際のところ、白銀が未だに登り続けていられる理由は、身体操作能力によって疲労を最低限まで減らしているからだ。そうでなければ、白銀は早々に体力切れで脱落していただろう。その為、今の白銀は常に身体操作を意識し、少しづつだが乱丸の身体操作能力に近づきつつあった。当然、白銀はその事には気が付いていない。本人は如何に楽に登れるか、と楽をすることしか考えていなかったりする。
「到着よ。ここが今日から暫くお世話になる別荘よ」
どうやらここは部長さんが保有している別荘の一つらしい。雰囲気からお嬢様だと考察してたけど、まさか別荘を保有しているとは……。そうなると本格的なお嬢様育ちだと考えられる。それも世間の事をよく知らず、自分の思い通りになる小さな世界しか見てこなかった箱入りお嬢様ときた。道理でこっちの話を聞かずに一方的に、高圧的に話をしてくるわけだ。
「それじゃあ私達は着替えに行くわ。覗いちゃだめよ?」
安心してくれ、僕は君の着替えに微塵も興味はない。
「き、着替えぇぇぇぇ……!」
兵藤、君の覗きへの執念はある意味評価に値するよ。その執念を別の場所で使う事が出来ればもっといいと思うんだけど。
「……覗いたら殺します」
塔城さん、安心してくれ。この社会不適合者は僕がちゃんと見ておくから。
「イッセー君、僕も向こうで着替えてくるけど……覗かないでね?」
「マジでぶん殴るぞこのイケメン」
僕にはそっちのけは無いから安心してほしい。
修行PART1
「あの時は不意を突かれてやられたけど、今回はそうはいかないよ!」
木場は素早い動きで白銀に接近し、横薙ぎに木刀を薙ぐが白銀に容易く受け止められる。木場は自身の一撃をいとも容易く受け止められたことに動揺することなく続く二撃目を放つ。しかし、今度は木刀で防ぐこともせず、半歩身を引くだけで避けられる。
「やっぱり遅いな」
白銀の呟きが木場の耳に届きピクリと反応する。明らかな挑発だ。
「じゃあ、これはどうかな!」
木場は素早い自身の速さを生かし、右左と残像を作る勢いで動き、白銀を攪乱させようとする。しかし、白銀本人からしたらそれは体力の無駄以外何でもない。木場の動きには一つ一ついや、それ以上の数の無駄が動きに含まれている。白銀の眼に掛かれば、その無駄は次に何をするのか、どう仕掛けようとしているのか丸わかりだ。例えるなら、あらかじめ相手に何をするか伝えてから攻撃するテレホン攻撃のようなものだ。
「ここッ!」
木場の全力の一撃が、白銀の背中を襲う。だが、その一撃は白銀が予期していたものだ。白銀は体幹の軸をずらし、流麗な動きでその一撃を避ける。そして仕返しと言わんばかりに木場の喉元に木刀をそえる。
「ッ!?何時の間に躱したんだ……」
「す、すげぇ……」
「無駄が多すぎる。第一、君は刀を使わないのに木刀で特訓をする意味はあるの?」
白銀の純粋な疑問に、木場は苦笑を零すしかなかった。
修行PART2
「……えい」
「大振り過ぎ」
「……えい!」
「体重移動があからさま」
「…えい!」
「連撃中の軸がぶれ過ぎ」
「えい!」
「一撃一撃が単調すぎ」
「文句!ばかり!言わないで!ください!」
白銀は現在、塔城と組み手をしながらアドバイス?をしていた。若干、塔城の機嫌が悪くなっているように見えるのは気のせいだろう……きっと。
「
次の瞬間、白銀の気配が変わる。それに反応した塔城も距離を取る。白銀は指に力を集中させていく。やがてその力は一点に集中されていき、血管が浮き出るほどの力が籠められ、小さな針の様になっていく。
「見様見真似、奥義―――――――――」
――――――――尖牙神勁!
白銀から放たれる一撃。塔城は寸でのところで躱すことに成功する。いや、白銀本人が躱すことができるようにわかりやすく放ったことで躱すことができた。
バキャッ!
「………」
「ま、マジかよ……」
塔城と兵藤は余りの事に唖然とする。
それもそうだ、白銀の一撃は背後にあった木を貫通し、腕が木から生えているような状態になった。
「流石に完璧にはできないか……」
白銀は木から腕を引き抜くと、木を貫いた指は赤く腫れあがり、爪は割れ、赤く染まっていた。
「…さっきの技、凄いですね」
「まあ、まだまだ技として呼べるような代物じゃないからね」
この技は『凶拳王』山ノ上清盛の奥義、尖牙神勁。掠るだけでも肉を抉り獲り、心臓をいとも簡単に抜き取るほどの威力を持つ一撃必殺の技だ。
「……さっきの技、教えてもらってもいいですか?」
「う~ん、僕自身教えれることはあまりないと思うけど、まあいいんじゃない?」
その後、白銀からダメ出しをくらいながら塔城は組手を続けていく。その際に、参加した兵藤は塔城に何度も殴り飛ばされたのはご愛敬。
他にも修行することがあったらしいが、白銀には魔力など言われてもわかる訳が無く、というか、そんな事(設定)に付き合う必要性を感じなかったため、参加せず、塔城の特訓に時間を費やした。
悪魔?魔力?そう言う設定ですね、わかります。