作者はどう対応したらいいかわからないや!
さて、ライザー戦ですが、とっとと終わらせたいんですが、長くなりそうな予感。これは駄作回になるぞ!
五日目の修業から地獄だったと白銀は言う。
今まで我流で尚且つ危険が無いように戦っていた白銀だったが、可士太郎の指導はそんな考え方を捨てさせるには十分だった。
『見てから反応してんじゃねぇぞ真似野郎!』
『テメェ自身才能はねーんだからキリキリ動けぇ!』
『太刀筋が悪い!もっと素振りしろ!時間が足りないなら寝る間も惜しんで振れ!』
鳴りやまぬ罵倒を浴び続けながら白銀は必死に動き続けた。ほぼ24時間マンツーマンで可士太郎の指導を受けた。時には可士太郎の代わりに塔城にアドバイスと言う名の罵倒をしていた。マガジンを読む時間すら与えられず、ただひたすらに剣を振り続けた。時には朝日が昇るまで剣を振り続けていた時もあった。強さに執着の無い白銀からしたらこの時間は唯の拷問に近かった。白銀も安易な気持ちで呼ぶんじゃなかったとすごく後悔していた。その成果もあってか、白銀の実力は格段と上がった。だが、可士太郎曰く『今回の修業は急場凌ぎに等しい。継続して続けなければすぐに練度は元に戻っていくだろう』とのこと。可士太郎のおかげもあってか、白銀は一時的に数十段実力を上げ、塔城も数段実力を上げることができた。
そして白銀には全く関係の無い運命のかかった戦いが始まる。
23時45分
そこには戦闘に備えたオカルト研究部と何故か巻き込まれた白銀が各自戦闘準備に備えていた。
木場は籠手を両腕に装着し、塔城はオープンフィンガーグローブを装着、部長、副部長は紅茶を飲み心を落ち着けていた。対して兵藤とアーシアはそわそわと落ち着きのない様子できょろきょろとしている。白銀はようやく可士太郎から解放され、嬉しそうにマガジンを読んでいた。合宿の間、マガジンを一切読むことができなかった白銀は大層ご満悦そうな表情でマガジンを読んでいた。
「部長、一つ聞きたいことがあるんですけどいいですか?」
「何かしら?」
緊迫とした空気の中、兵藤が一つ質問をする。
「部長にはもう一人
兵藤の言葉にアーシア以外のオカルト研究部の全員がピクリと反応する。白銀は我関せずとマガジンを読んでいるが、実際のところそんな奴が今までいたのかと思っている。
兵藤は一瞬触れてはいけない話題だったかと後悔したが、リアスはカップを置き説明を始める。どうやらその僧侶は訳ありのようで今回は参加できないらしい。白銀からしたらそんな訳など知ったことではなく、訳ありで参加せずに済むと言うなら無関係である自分を巻き込まないでほしい、と思ったが口には出さない。その言葉が面倒をさらに引き起こすとわかっているから。白銀はあくまで助っ人枠としての参加に手を貸すだけだ。出過ぎた真似はする気はまったくない。
「皆様レーティングゲーム開始十分前となりました。準備はお済みになりましたか?」
突如、魔法陣と共に銀髪のメイドが姿を現す。白銀はどういったマジック何だろうか、と考えるが深くは詮索はしない。余計な事にはかかわらない、それが白銀だ。既に深くかかわっている気がするが、そこはご愛敬といこう。
「今回のレーティングゲームはご両家の皆様に中継され、魔王ルシファー様もご覧になります。それをお忘れなきようお願いします」
このメイドの対応を見て白銀は思った。『ああ、この人も部長さんと同じで残念な人なんだな』っと。白銀は凄く残念なものを見るような視線で銀髪のメイドを見る。すると視線に気が付いたのか銀髪のメイドは白銀にお辞儀する。
「初めまして、グレモリー家の使用人グレイフィア・ルキフグスと申します。この度はお嬢様の助っ人枠としてレーティングゲームに参加することでよろしいでしょうか?」
「これはご丁寧にどうも。今回助っ人枠として参加する白銀刃夜です。僕の名前は覚えてもらわなくて結構ですので」
グレイフィアは白銀の自己紹介に表情は微動だにしていないが、遠回しにかかわりたくないと言う意思が感じた。それだけでリアスと白銀の関係がうまくいっていないことを悟った。流石貴族の使用人と言ったところだろう。
「今回、白銀様はゲスト枠としての参加となりますので、駒は
「わかりました」
白銀は『兵士』、『昇格』の言葉でレーティングゲームはチェスに近い格闘技か何かと推測する。そして、グレイフィアの昇格の無い兵士と言う言葉に表情には出さないが、内心面白くなかった。チェスにおいて最も警戒することの一つが兵士の昇格だ。兵士が昇格することによって流れは大きく変わる。そして、昇格の無い兵士は唯の捨て駒でしかない。白銀はリアスが自分を捨て駒代わりにする可能性を考えていなかったわけではない。だが、その可能性がかなり高いという事がこの話で再確認できた。
「そろそろお時間となります。皆様、魔法陣の方へ。開始時間になりましたら専用のフィールドに転送させられます。空間は使い捨てとなっておりますので、どのような派手なことをしてくださっても構いませんので思う存分にどうぞ。尚、一度転送されたら最後、ゲームが終了する、または戦闘不能になるまで転移は使用不可能となっておりますのでお気を付けください」
グレイフィアの長い説明を聞きながら、緊張感が増す一同。その中でただ一人白銀は状況の整理をしていた。
グレイフィアの説明を聞く限り、今から行く場所は使い捨ての場所、そしてその場所から帰る手段はゲームが終了するか、戦闘不能になるまで。前者はまだいい、しかし、後者はまずかった。戦闘不能になるまで、その定義が曖昧なのだ。戦闘不能になるまで、それは身体が動かなくなるまでなのか、それとも四肢の一部が欠損するまでのなのか、それとも取り返しのつかない傷を負うまでなのか。それが分からないという事はかなり危険だ。最悪、死ぬまで退場させてもらえないことも考える。唯の一般人である白銀がこういった貴族の争いごとに関わって唯で帰されるわけがないと言う可能性もある。口封じ代わりに殺される可能性も考慮している。白銀はもしも殺されそうになれば死んだ詐欺でもやってやろうと考えていた。異能『細胞再生』を使えば死亡詐欺も可能だ。今までの言葉を聞く限り、まともな戦闘では無いことがわかる。最悪、地雷やミサイルの一つがあることも視野に入れておくべきだろうと考える。
「ではお時間となりました。転送を開始します」
その言葉と共に視界は白く染まった。