マガジン片手に転生   作:うたまる♪

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何書いてんだろって思った作者


やっぱマガジンはいいね!

目が覚めたら知らないベットで寝ていた。

 

 

正直、二度も同じネタを突っ込んでくると思わなかった。まあ、あの老人が狙ってやってるってことはなさそうなんだけど。

 

 

それにしても新鮮と言うか気味悪い気分だな。この部屋の事なんか知らないはずなのに知識としては知ってる。しかも事細かく、今の自分がどういう状況かも知識として入ってる。まるでコンピューターにデータをインストールしたみたいだ。

 

 

それは置いといて

 

 

今の僕の名前は白銀刃夜(しろがねじんや)、名前は変わっていない。変わっているとしたら両親は既に他界していて今は一人暮らしをひているってところ。他に変わっていることと言ったら身長が少し縮んでいて、大学生だったはずなのに今は高校生という事になっているぐらいか。思ったより環境が整っていることに僕はビックリだ。まあ、親がいないという事にはあの老人に感謝したいぐらいだ。正直転生して、急にこの人たちが親だと言われてもどう対応したらいいのか、自分には皆目見当もつかない。だからこそ、転生先に形だけの両親がいなかったことに若干安堵する。

 

 

さて、今の自分の置かれた大まかな状況はわかった。まずやらないといけないことがいくつかあるな。

 

 

一つ、現在の僕は高校生だ。学校の友人関係がどのようなものか知識としてはあるが、実際にどういった人柄の人間か、またはどこまで深く交流を躱しているのかがわからない。知識しかない故に判断できない。

二つ、バイトを探さないといけない。知識の中には僕以外の親族は居ないことが分かった。すなわち、今の僕は両親の遺産でどうにか生活をしているという事になる。幸い、今住んでいるアパートは月4万程度の良心的価格だ。食事代、電気代、ガス代等も考えたら節約すれば月にかかるお金は6万ほど。正直今のままでは高校卒業後、痛い目を見るのは間違いない。すなわち、ひっっっじょーーーーに遺憾なことながら僕は働かなければいけない。

三つ、これは早急にに確認しなければいけないことだ。この家のどこにマガジンがあるのか探さなければいけない。今確認したところ、目に見える範囲ではマガジンが置かれていない。あの老人の話によれば特典としてマガジンがどこかに置いてあるはずなのだ。僕は大至急この家の中を探索し、マガジンを探さなければいけない。

 

 

 

――――――探索中…………――――――

 

 

ない!ないないないないないない!家の中をくまなく探したけど、一冊たりともマガジンが見当たらないんだけど!ちょ、おまふざけんなよ!?マガジン持って転生できるって聞いたから転生したのにさ~、肝心なマガジンが無いってどういう事よ!マジでふざけんなよ!これじゃあ、何のために転生したのかわかんないじゃん。

 

 

マジで待ってくれよ。まだ今週の合併号読んでないんだよ。FAIRY TAILとかめちゃくちゃ続きが気になる終わり方だったじゃん。他の作品も結構良い感じに気になってきた作品があったのにさ~、ふざけんなよマジで。もう何でもいいからマガジン詠ませてくれよ。

 

 

そう思いながら四つん這いになりながら絶望する僕の前にドサッと言う音が聞こえる。ん?何の音だ?

 

 

そう思い顔を上げるとそこには一冊の本、そう!マガジンが置いてあった!しかも今週号のだ!

 

 

その瞬間、歓喜のあまり『ヒャッハアアアッ!』と叫びまくってしまった僕の事を誰も責めることはできないはずだ。その際におとなりさんから『うるさい!』やら『静かにしろ』やら『ニョ』と言う言葉が聞こえた時はすみませんと謝った。ってか最後の一つだけ可笑しい声が聞こえた気がするんだけど気にしたら負けだと思う。

 

 

とにかく僕は高揚する気持ちを抑えながら今週号のマガジンを読んでいく。

 

 

なるほど、こういう流れになるのか、って何にこいつ?ドチートキャラじゃん。登場する作品間違ってるでしょ。こんなのどうやって倒すんだよ。この作品はここに来てやっと主人公が良い感じになってきてるし、先にすごく気になる。やっと自分の武器を十全に扱えるようになってきたって感じだよね。あの作品はこの窮地をどうやってすり抜けるのか気になるわ。目が覚めたら美人が下着姿で上に跨ってるって誰でも混乱するわ。

 

 

うん、よく読んだ。最新号を読むと先週号も読みたくなる。あ~、先週号のマガジンとか出てこないかな?まあ、流石に出てこないって……あれ!?目の前に会ったマガジンが消えたぞ!?どこいった!?

 

 

次の瞬間、僕の目の前にマガジンが出てきた。ってこのマガジンは!?先週号のマガジンだとぉ!?ま、まさかあの老人は過去、現在全てのマガジンを僕に与えてくれたと言うのか!?やっふぅーーー!何という事だ!僕にとって夢のようなものだ!めちゃくちゃ嬉しい!マガジンと単行本とで描写が違うシーンとかある作品もあるから正直凄く嬉しい!よっしゃあ!今日はオールだ!マガジンを読めるだけ読んでやるぜ!

 

 

何か色々昔のマガジンを読んでいったらやたらと眼が良く見えるようになったんだけど、僕の気のせいかね?

 

 

余談だが、一日通してマガジンを読んでいたら次の日学校があったことを忘れ、大遅刻をやらかした。知識でしか知らない人たちに笑われたのは酷く恥ずかしかったとだけ言っておこう。

 

 

 

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