マガジン片手に転生   作:うたまる♪

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無茶苦茶だ!
こんな流れと文章構成で物語を書こうとするなんて!


気に入った!

私の名前はリアス・グレモリー、私は今ある人間の特殊な願いを叶えるために転移している。さて、私を呼んだのはどこの誰かしら?

 

 

「あら、これはどういった状況なのかしら」

 

 

転移先は室内ではなく室外。それも明らかに普通ではない状況だ。赤い血だまりの中に沈む男が一人、上空には傷だらけの堕天使が一人。そして、この場にいる全ての者を圧倒する存在感を醸し出す男が一人。これだけのモノが揃っていたら誰でもわかる。この男がこの現場の元凶だ。

 

 

「ほう、奇妙な紋章が出てきたと思えばまさか中から女が出てくるとはな。オレの異能とは違う別の力か。どういった能力か知らねぇが、面白い!お前はオレの『捜し者』足りうるか、直々に見定めてやろう」

 

 

目の前の男が何を言っているかは私にはさっぱりだ。どうやらまともに話が通じるような相手ではないらしい。男の言っている『異能』やら『捜し者』が何かは知らないが、そんな事はこの男の身体に直接聞けばいい事。話の通じない相手には実力行使が一番だ。

 

 

「勝手に考察して勝手に納得しないでほしいのだけど、ね!」

 

 

私は滅びの魔力をバスケットボールくらいの大きさまで膨らませ、目の前の男に向かって放つ。相手がどんな力を持とうと、私の滅びの魔力は簡単に打ち消せやしない。威力は抑えてある。手足の一本なくなる程度の怪我で済む。

 

 

男は私が放った一撃をじっくり観ている。その際、男は一切身動ぎすることなく、私の攻撃を避けようともしない。そのまま私の一撃は男の左腕を消し飛ばした。余りにも不可解な行動だが、相手の力を削ぐことと此方の力を示すことはできたはず、ここら辺で温情をかけてあげましょうか。

 

 

「どう、私の一撃は全てを滅ぼす。さっきの一撃は手加減してあげたけど次はそうはいかないわよ?このまま滅ぼされたくなければ、貴方の知っていることを全て話しなさい。そうすれば、貴方の命は助けてあげるわよ?」

 

 

さあ、さっきの一撃で私との実力差は理解したはず。賢明な判断ができるなら早々に命乞いをするはず。もしも、実力差も理解できな愚か者なら手足消し飛ばして達磨にしてから情報を引きずり出してやる。

 

 

「ククッ、クハハハハハァ――――――――ハハハ」

 

 

私の言葉を聞いた男は狂ったように笑い始めた。やはり話が通じるような人間じゃないようね。あれは所謂狂人のようなタイプ、ああいうタイプは死ぬまで止まらない。力に溺れたはぐれ悪魔と一緒ね。

 

 

「ハハハ………ずいぶん笑わせてもらった。これだけ馬鹿笑いしたのは久しぶりだな」

 

 

「何が可笑しいのかしら?」

 

 

「可笑しいに決まってんだろ?(クズ)が自分の強さに酔っている姿なんざ滑稽過ぎて笑わずにはいられねぇよ」

 

 

「なっ!?」

 

 

今の言葉は聞き捨てならない!私が自身の強さに酔っているですって!

 

 

「ふざけないで!強がりも大概になさい!私は自分の強さに酔ってなんかいない!私は貴方なんかより強い!現に貴方の左腕は――――――――」

 

 

()()がどうかしたか?

 

 

う、嘘でしょ?私は目の前の在りえない光景に愕然としてしまう。そんなはずはない!だって!

 

 

「な、何で……あ、貴方の左腕は私が消し飛ばしたはず!?」

 

 

ありえない!あの男の左腕は滅びの魔力で消し飛ばされたはず!それにも拘らず、あの男は()()()()でこちらを見ている。男の眼は凄く嫌な眼だ。男の瞳は残酷なほどに冷たく私を見据えている。まるで私を値踏みするかのように、何より私の考えていることを全て見透かしているような瞳に言いようのない寒気を覚える。

 

 

「いくら回復系の神器(セイクリッド・ギア)を持っていたとしても欠損した体を修復することなんてできるはずがない!そんな強力な神器(セイクリッド・ギア)があるはずが、まさか禁手(バランス・ブレイカー)に至っているとでもいうの!?」

 

 

これは流石に計算外だ。まさか部分欠損を修復できるほどの神器(セイクリッド・ギア)を持っているだなんて!これはますます野放しにしておけないわ!ここで何としても滅ぼさないと!

 

 

「さっきからオレの知らねぇ言葉が聞こえてくるな。『神器(セイクリッド・ギア)』、『禁手(バランス・ブレイカー)』、それに『滅び』の力。小娘がホラ吹いているだけだと思っていたが、存外嘘ではないらしいな。青い炎以外で初めて見たな、現存しないエネルギーや状態を。気に入った、小娘、貴様は殺さないでおいてやる。もう少し力を付けたらまた相手をしてやる」

 

 

男はそう言い、私に背を向け歩き出す。

 

 

「ふざけないで!貴方みたいな危険人物を野放しにできるわけないでしょ!」

 

 

部分欠損で駄目なら、その存在全てを消しと飛ばしてあげる!身体を全部消し飛ばしてしまえば修復も何もないはず!

 

 

「消し飛びなさい!」

 

 

私は特大の滅びの魔力を形成し、男に向けて放つ。威力はさっきの比にならない!人間には堪え切れる代物じゃないわ!今度こそ消し飛ぶはず!

 

 

空間切断(SEVER)

 

 

瞬間

 

 

大地が崩壊する

 

 

「なっ!?」

 

 

目を疑う光景だ。

 

 

私の渾身の一撃はいとも簡単にかき消され、公園は無残に荒廃した大地に速変わりした。一瞬の出来事だった。私には何が起きたか皆目見当もつかない。唯分かったことが一つだけある。あの男は私の実力を遥かに上回っているという事。

 

 

「今のオレは機嫌がいい。一度だけ見逃してやる。だが、次は無いと思え」

 

 

男は私に一方的に言葉を告げ、その場から去って行った。

 

 

「くっ!」

 

 

悔しい、私の領地で勝手な振る舞いをしているにも拘らず、私にはあの男を止めることができない。悲しいほど圧倒的な実力の差、今の私ではあの男には敵わない。私があの男に戦いを挑めばそれは戦いにならないだろう。殲滅、虐殺だ。一方的に嬲り殺されるだけだ。

 

 

「あの人間、危険だわ。ソーナにも言っておいた方がいいかもしれないわね」

 

 

それはそうと、私、魔法陣で呼び出されたんだったわね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ククク、何故かしらねぇが生きている。しかも、ご丁寧に別の身体でだ。さて、今からどうするかッ!?」

 

 

この感じはロストか!?あの程度の異能量しか使って使ってねえのにロストするのか!ククッ、運が良いのか悪いのか、わかったもんじゃないな。

 

 

意識が遠のきやがる。今後の事はまた、次回……かん……る、か……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めたら地面で寝ていた件について。

 

 

おかしいな、さっきまで公園を歩いてたはずなのに、いつの間にか家の近くの道端で寝転んできたなんて。可笑しい病気にでもかかってないよね?

 

 

ま、いいか。速く帰宅して夕食作ろ。

 

 

 

 

 

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