僕とポケモンのサバイバル生活 作:なきぼくろ
襲われていたフシギダネを助けた。しかし、コラッタに囲まれてここて死ぬと思っていた。
しかし、そうはならなかった。
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空から見ると僕とフシギダネを中心に二重丸が描かれている様に囲まれていた。
僕とフシギダネを囲うコラッタ達、そして、コラッタ達を囲むピチュー達の仲間。というおかしな状況であった。
多分僕らを助けに来てくれたのだろう。漸く安心できる。
「ふぅー」思わずため息が出てしまった。
コラッタ達は自分達にとって危険とわかったのだろう、一目散に逃げ出す。しかも、それをみすみす取り逃がす者はいない。すぐにコラッタ達は捕まった。
こちらにもポケモン達が寄ってくる。さっきまで起きていたフシギダネも死からの恐怖に解放されて安心したのだろう、眠っていた。傷つかないように抱えていたフシギダネを優しく渡す。
その直後に急に眠気に襲われた。瞼によって視界が暗くぼんやりとしていく中、最後に瞳に映ったのは黄色い振り子であった。あぁ『催眠術』か。
目が覚めたら体が縮んでいた...。なんてことは無かった。
周りは黒石で出来た洞窟だった。外の光が入ってこないので、かなり奥にいることが分かる。正面には金属で出来た扉があった。真っ暗ということは無く所々にマイクラの光石に似たものが張り付いている。
「あれっ、そういえばなんでここにいるんだ?」振り子を見てからの記憶が無い。でも悪いことはなんにもしてないからすぐに出してもらえるよね。なんて甘く考える。
暫くはじっと動かずにいたけど、暇になってしまった。周りにいい物ないかなぁと部屋の隅々までさがす。
一番気になったのが、光石だった。
これを持ち帰ったら蛍光灯の役割を果たしてくる。『ひかり』ってやっぱり大切なんだなぁ。現代社会ではなかなか気づけなかった。なんとかして持ち帰りたい。
他にもなにかないかな、なんて辺りの石ころをいじっていた。
「動かなくて頭おかしくなる。」ヒステリックな声を上げそうになるのを何とか抑えて声を出してしまう。脱出する方法を面白可笑しく考える脱獄ゲームも、石いじりもとっくのとうに飽きた。あれからもう2日は経っている。正確な時刻は分からない。1日目は心にも余裕があった。なんせ排泄物を何処に溜めておくか悩むレベルだったのだから。
けれど、そんな時間も長くなかった。
集中しない時間が多いとどうしても嫌なことまで想像してしまう。
家族のことが真っ先に浮かぶ、次にここに一生閉じ込められて老いていく自分、もし出れたとしても野垂れ死にする未来のこと。段々と溢れてくる不安。今迄冷静に考えることを無意識の内に放棄していた。そうしないと、不安で押し潰されてしまうから。