ソードアート・オンライン-君と共に在るために-   作:ちぇりぶろ(休載中)

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という事で16話になります。
いよいよ本業が忙しくなっていき更新が3日に1回ペースになってしまってます。
ですが、更新は当たり前ですが続けていきます。
遅くても3日に1回のペースを維持していきますのでよろしくお願いします。

では、どうぞ!


【16】在るべき場所

 タクヤLv.98

 ユウキLv.90

 ジュンLv.87

 テッチLv.86

 タルケンLv.86

 ノリLv.85

 シウネーLv.85

 

 

 sideユウキ_

 

 

 2024年08月05日 18時25分 第47層 フローリア マイホーム

 

 ボクはリビングで自分で淹れたココアとクッキーに舌ずつみをうちながらタクヤの帰りを待っていた。

 今日1日はずっとマイホームでゴロゴロしていたボクは退屈すぎてクッキー焼いたり剣を磨いたりとしていたがそれもすぐに終わってしまい暇を持て余してる。

 

 ユウキ「タクヤ…まだかなー…」

 

 今いないボクの愛しき人は血盟騎士団団長さんと一緒に最前線の迷宮区でマッピング作業を進めている。

 それは何故かと言うとタクヤの前科に憤りを感じているプレイヤーがいるらしく、その人達にタクヤの必要性を分かってもらう為の処置だとアスナから聞かされた。

 ボクから言わせてもらえばタクヤは団長さんと並べる程の実力者なのだからそんな事しなくてもいいと思うのだが、事はそう簡単には進まないのが現実だ。

 タクヤが笑う棺桶(ラフィン・コフィン)に入って攻略組を2人殺している。

 殺されたプレイヤーはオレンジギルドにも所属し、悪事を働いていたのだが殺した事には変わりないとタクヤは言っていた。

 タクヤは責任感が強い為、どんな理由があろうとも自分のした事にはそれ相応の罰が必要だと語っていたのを覚えている。

 

 ユウキ「タクヤ…まだかなー…」

 

 本日何度目とも分からない一言を呟きながらココアを口に含む。

 甘くトロけるような舌触りがボクの口の中で広がり、雑念がかき消されていく。

 今日の夕飯は何を作ろうかと考えていた時、タクヤからメッセージが届いた。

 内容は今から帰るという事と誰かを連れてくるとの2つの伝言が簡潔に書かれていた。

 

 ユウキ「知り合いって…誰かな?」

 

 ボクはほとんどの時間をタクヤと一緒に行動していたがボクが知らない人って誰か予想出来ない。

 ボクに名前を伝えない所を見ると共通の知り合いではないから尚更だ。

 

 ユウキ「と、とりあえず夕飯の準備しなきゃ!」

 

 ボクは早速キッチンに向かい夕飯の準備に取り掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2024年08月05日 18時40分 第47層 フローリア

 

 ストレア「わぁ!すご〜い!お花だらけだね〜!」

 

 タクヤ「フローリアは花がメインの層だからな。

 フィールドを出ても植物型のモンスターしかいねぇし」

 

 オレとストレアは47層のフローリアの商店通りを歩きながら真っ直ぐマイホームへと向かっていた。

 ストレアは47層には初めて来たらしく色々な風景や街並みに目を奪われていた。

 

 タクヤ「ストレアは普段どこの層を拠点にしてるんだ?」

 

 ストレア「ん?よくわかんない」

 

 タクヤ「は?…拠点にしてる所がないのか?

 じゃあ、今までどこで何やってたんだよ?」

 

 ストレア「それがよく憶えてないんだよね〜。

 最近の事しか思い出せないんだよ〜」

 

 ますます意味が分からなくなってきた。

 オレに自分の事を話したくないのか単に本当に憶えてないんだろうか真実は闇の中だ。

 前者ならまだ分からないでもないが、後者だったとすれば1種の記憶喪失だという事になってしまう。

 自分の名前や戦い方以外はストレアに関する情報がまったく入ってこない。

 

 ストレア「あっ!あの丘の上のログハウスがタクヤの家なの?」

 

 タクヤ「え?あぁ…そうだ」

 

 ストレアの事を考えている間にもうマイホームへと着いていた。

 とりあえずみんなには知り合いを連れていくとメッセージを送ったが、まぁ…大丈夫だと思う。

 オレはドアノブに手をかけた瞬間、背筋がゾッとする感覚に襲われた。

 

 ストレア「どうしたの?」

 

 タクヤ「いや、ちょっと寒気が…」

 

 あの感覚が何なのかは分からないが一先ず中に入ろう。

 扉を開けるとテーブルの上には豪華な料理がずらりと並ばれていた。

 

 シウネー「あ、おかえりなさい」

 

 タクヤ「ただいま…。どうしたんだこれ?」

 

 シウネー「今日はタクヤさんがお客様を連れてくると言われてたのでユウキが頑張って作ってくれたんですよ。

 …そちらの方がそうですか?」

 

 タクヤ「あぁ。コイツはストレア。今日いきなりおしかけてパーティを組んでここに来たいって言うからそのまま連れてきちまった」

 

 ストレア「やっほ〜!ストレアだよ〜よろしくね〜」

 

 ストレアはシウネーに挨拶するや否や抱きついた。

 これ…みんなにもするからストレアなりの挨拶なんだろう。

 

 シウネー「ひゃっ!は、初めまして。私はシウネーと言います…」

 

 タクヤ「所で、ユウキや他のみんなは?」

 

 シウネー「あっはい…。みんなももうじき降りてくると思います。ユウキは先にお風呂に行ってます」

 

 ストレア「え!お風呂あるの?私も入りた〜い!

 ね〜いいでしょ〜」

 

 タクヤ「わ、分かったから抱きつくな!

 好きなだけ入ればいいだろっ!!」

 

 ストレア「やった〜!!じゃあ、早速行ってくるね〜!!」

 

 タクヤ「あっ!バカ…ユウキがまだ…って速ぇよっ!!?」

 

 オレの静止も聞かずストレアは風呂場へと掛けて行った。

 

 シウネー「な、なんだか…すごい人ですね…」

 

 タクヤ「今日1日振り回されっぱなしだよ…」

 

 シウネーが乾いた笑いを見せるがオレはため息しか出なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 sideユウキ_

 

 

 ユウキ「ふぁぁ…いいお湯…」

 

 ボクは料理も作り終わりちょっと疲れたので先にお風呂に入る事にした。

 疲れていた体がだんだん癒されていく感覚に包まれながらボクは天井を見上げていた。

 すると、奥からドタドタと走る足音が聞こえてくる。

 タクヤが帰ってきたのかと思ったが、足音は徐々に近づいてきている。

 

 ユウキ「え?何?」

 

 ボクは訳が分からず風呂場のドアに視線を移す。

 そこにガラス越しで誰かのシルエットが現れた。

 見る限り男性陣ではないようだが、シウネーやノリでもない。

 明らかに違うと断言出来る。

 何故なら、あの2人に無いものをシルエットの人は持っているからだ。

 

 ユウキ(「お、おっぱいがでかい…!!」)

 

 バストはどう見てもボクの数倍はあり、ウエストからヒップにかけても見事な曲線を描いている。

 テレビとかでよく見ていたモデルさんみたいだ。

 途端に自分の貧相な胸を見て落胆してしまった。

 あれぐらい大きければタクヤとも今よりやれる事が出来るだろうに…と考えていたが恥ずかしくなり頭の中から消去する。

 

 ユウキ(「でも…だとしたら誰かな…?」)

 

 この家にはカギを使わないと入れないし、タクヤ以外は基本1人で帰って来た。だとすればタクヤの知り合いという線が非常に高い。

 瞬間、ドアは勢いよく開けられシルエットの正体が全裸で現れた。

 

 ストレア「わぁ!結構でっかいね〜!!…ん?あなたは?」

 

 ユウキ「えっ!!?いや、こっちのセリフで…てかなんで入ってきてるんですか!!?」

 

 ストレア「え〜タクヤは入っていいって言ったよ〜!

 あっ!タクヤのギルドの人だよね?私はストレア。よろしく!」

 

 ユウキ「あ、ボクはユウキです。

 よろしく…じゃなくて早く閉めてくださいっ!!!!」

 

 ストレア「ユウキね!じゃあ一緒に入ろ〜?そ〜れ!!」

 

 ストレアはその場から風呂桶に飛び込んできた。

 いくら広いと言っても飛び込まれると流石に危ないし、お湯も流れてしまった。

 だが、ストレアにはそんな事は関係ないようだ。

 

 ストレア「ぷはぁ〜…気持ちいいね〜!!」

 

 ユウキ「ゲホッ…ゲホッ…。ストレアさん!!

 急に飛びこないでください!!」

 

 ストレア「ごめんごめん。…ふぁぁ…生き返る〜」

 

 少し変わった人だなと思ったストレアは体を浮かせ、楽な姿勢で風呂を堪能している。

 

 ユウキ「…」

 

 ストレア「どうしたの?私をじっと見て…」

 

 ユウキ「えっ!!いや、別に…」

 

 ストレアの大きな実が2つプカプカとお湯の上に浮いてしまっている。女のボクから見てもドキドキしてしまう光景だ。

 だが、それと同時にボクの絶壁はそんなのは幻想だと言わんばかりにボクに現実を叩きつけてくる。

 

 ユウキ「はぁ…不公平だ…」

 

 ストレア「?」

 

 ボクとストレアはしばらくお湯に浸かってから風呂から出る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 タクヤ「よっ!上がったか…」

 

 ボクとストレアさんが風呂から上がってきた頃には既に全員が席についている。

 ボクもタクヤの隣に座るとストレアさんも逆隣に腰掛けた。

 

 ストレア「どれも美味しそうだね〜!!いただきま〜す」

 

 スリーピング・ナイツ「「「いただきます」」」

 

 オレ達は各々好きな料理を小皿に移す。

 どれも手間がかかっていてとても美味しかった。

 

 ストレア「おいし〜い!!すごいよユウキ!!」

 

 ユウキ「そ、それほどでも…//」

 

 ストレア「タクヤ〜これも美味しいよ〜はいあ〜ん」

 

 ユウキ「!!?」

 

 タクヤ「なっ!!自分で食べれるからいいって!!」

 

 ストレア「いいからいいから!はいっ!!」

 

 タクヤ「んぐっ!!」

 

 ストレアはオレの口に無理矢理てり焼きチキンを入れてきた。

 確かに香ばしく程よいソースとマッチして非常に美味しかった。

 ただ、これが普段通りに食べれていたらもっと美味しかったハズだ。

 背後に何やら恐ろしい空気を醸し出しながらユウキが言った。

 

 ユウキ「…何してるの?タクヤ」

 

 タクヤ「えっ!?いや、待て!!これはストレアが勝手に…!!」

 

 ストレア「なになに〜?タクヤ、照れてるの〜?」

 

 タクヤ「一言余計じゃっ!!」

 

 ユウキ「ボクだってそんなのした事ないのに…。タクヤっ!!」

 

 タクヤ「はいっ!!!!」

 

 ユウキの呼びかけに予想以上に出た声で返事をする。

 絶対にやばい状況が待っている。

 下手したら死んでしまうかもしれない…。精神的な意味で…。

 

 ユウキ「は、はい…あ〜ん…」

 

 タクヤ「いや、自分で…」

 

 ユウキ「は?」

 

 タクヤ「いただきます!!」

 

 オレは口を開けてユウキからのあ〜んを受け入れる。

 確かに美味しいのだが素直に味わえない自分がいた。

 

 ユウキ「美味しい?」

 

 タクヤ「とても美味いです…」

 

 ストレア「むぅ〜!タクヤ!私のも食べて〜!!」

 

 ストレアも負けじと別の料理をオレに差し出してくる。

 

 ユウキ「むっ!!ストレアさんのはいいからボクのを食べてよ!!」

 

 ユウキもユウキで別の料理を突きつけてきた。

 

 タクヤ(「誰でもいい…!!助けてくれぇ!!!!」)

 

 他のみんなに目配らせをして助けを求めたが誰1人として助けようとする意思がないのか黙々と料理に舌ずつみを打っている。

 

 タクヤ(「なんでだぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」)

 

 ストレア「ほら〜!!タクヤ〜!!」

 

 ユウキ「ボクのを食べるよね!!タクヤ!!」

 

 タクヤ(「もう…どうにでもしてくれ…」)

 

 オレはもう抗う気力が尽きた。

 やられるがままに料理を食べていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 スリーピング・ナイツ「「「ご馳走様でした」」」

 

 ストレア「ごちそうさま〜!あぁ美味しかった!!」

 

 何とか地獄は乗り越えたオレはすぐさまソファーにもたれ掛かった。

 

 ユウキ「そう言えばストレアさんはこれからどうするの?」

 

 ストレア「ストレアでいいよ〜。よかったら泊めて欲しいな〜。

 って言うか私もギルドに入れてよ〜」

 

 スリーピング・ナイツ「「「えっ!!」」」

 

 タクヤ「…オレは良いけど最終的にリーダーのユウキが決めるから」

 

 ユウキ「えっ?も、もちろんボクも良いけど…ストレアはいいの?」

 

 ストレア「うん。ど〜せ行く所ないからさ〜…」

 

 行く所がない…か。

 ストレアの話を全て信じるなら彼女は今までたった1人でここまで戦ってきた。

 しかも、記憶も曖昧になってしまい頼れる人が周りにいないという現状に置かれていたストレアにはかなり不安に思ったハズだ。

 

 ユウキ「…ストレア。これからもよろしくね!!

 ここがストレアのお家だからね!!」

 

 ストレア「お家…?」

 

 タクヤ「あぁ。ギルドに入ったからにはもうストレアも仲間だ…。これからも頑張ろうぜ!」

 

 ストレア「仲間…?そっか…。うん!これからよろしくね!!」

 

 晴れてストレアはスリーピング・ナイツのメンバーとなりみんなとも次第に打ち解け合っていた。

 後日、ストレア用の個室をリフォームする為、エギルに連絡を取っていると…

 

 ストレア「私、タクヤと一緒に寝た〜い!!」

 

 ユウキ「そんなのダメに決まってるじゃん!!!!」

 

 などと言う正直言って不毛なやり取りを交わしている内に、じゃあ3人で寝るという事で勝手に解決してしまっていた。

 

 タクヤ「なんでだよっ!!?

 オレはソファーで寝るからストレアはオレの部屋使えばいいだろ!!!」

 

 ユウキ&ストレア「「え〜…」」

 

 タクヤ「え〜…じゃねぇよっ!!!!」

 

 2人は渋々であったが了承し、自室へと戻っていった。

 オレもみんなが行ったのを確認するとリビングの照明を消してブランケットをかぶり眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 タクヤ「ん?」

 

 オレはドアの開く微かな音で目が覚めた。閉じようとする瞼を擦りながらテラスへと視線を移す。

 テラスへのドアが開いていた為、誰か外にいるものだと思い、恐る恐る外を確認してみる。

 そこには、月明かりに照らされながら腰を掛けているストレアの姿があった。

 

 タクヤ「…どうしたんだ?」

 

 ストレア「あっ、タクヤ〜…ごめんね〜起こしちゃった?」

 

 タクヤ「いや、いいけどよ…眠れねぇのか?」

 

 ストレア「…最近夜寝ようとしたら恐い夢見ちゃってさ。

 なかなか寝付けないんだよね〜…」

 

 タクヤ「…」

 

 オレはストレアの横に腰を掛け、ストレージから酒とグラスを2つ取り出した。

 

 タクヤ「飲むか?」

 

 ストレア「じゃあ…貰おうかな」

 

 ストレアに酒を注いだグラスを差し出し、1口飲んだ。

 オレも自分のグラスに酒を注いで1口飲む。

 程よい酸味が口の中で広がり体を温かくしてくれた。

 

 ストレア「タクヤは…寝ないの?」

 

 タクヤ「そうだな…ストレアが眠たくなるまで付き合ってやるよ」

 

 ストレア「…優しいんだね。タクヤって…」

 

 タクヤ「オレはいつだって優しいんだよ」

 

 オレとストレアは2人で月明かりの下酒を交わしていた。

 1時間が経った頃ぐらいからストレアがうとうとし始めたので部屋で寝るように言った。

 

 ストレア「…ねぇ、タクヤ…」

 

 タクヤ「ん?」

 

 ストレア「私…怖いの…また、寝ちゃったら怖い夢を見ちゃうんじゃないかって…」

 

 タクヤ「…」

 

 オレは自分用のブランケットを2人を包むようにして上から被せる。

 多少大きめのものだった為、人2人入っても充分だった。

 

 タクヤ「仕方ないからいてやるよ。だから…安心して寝ろよ。

 オレがついてる。心配するな…」

 

 オレはストレアの肩を抱いて自分へと近付ける。

 ストレアも次第に睡魔に襲われて寝息をたて始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ストレア(「…あったかい。…これが…愛情…なのかな…」)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 sideユウキ_

 

 

 2024年08月06日 07時00分 第47層 フローリア マイホーム

 

 ユウキ「ふぁぁ…」

 

 サンサンと降り注ぐ光を全身で浴びながらボクは起き上がった。

 ゲームの中とは言えもう8月。

 アインクラッドの気象設定も現実世界と同じで夏真っ盛りだ。

 じんわりと汗が滲んでいた体が気持ち悪かったのでシャワーを浴びる事にした。

 冷たいシャワーで体と頭を叩き起し、体を拭いて朝食の準備に取り掛かる。

 キッチンに向かう途中でテラスのドアが開いているのに気づいた。

 

 ユウキ「誰かいるのかな?」

 

 テラスへ出てみるとタクヤとストレアが仲良く寝ていた。

 いや、ボクからしたら仲良く寝られると困ると言うか羨ましいと言うか…とりあえず2人を起こそうと近づいた。

 

 ユウキ「タクヤ!ストレア!起きて!!」

 

 タクヤ「ん…後5分…」

 

 ストレア「ん〜…あつい…」

 

 ユウキ「こうなったら最終手段だよっ!!」

 

 ボクはキッチンから中華鍋とお玉を両手に持ち、勢いよく中華鍋にお玉を打ち付けた。

 近所迷惑になりかねない程の音量を2人の側で鳴らすと耳を抑えながら飛び起きた。

 

 タクヤ「な、なんだ!!?火事か!!?地震か!!?」

 

 ストレア「うるさ〜い!!」

 

 ユウキ「やっと起きたね!!早く中に入ってよ!!」

 

 タクヤ「あ…ユウキ。おはよう…」

 

 ストレア「おはよ〜ユウキ〜」

 

 ユウキ「2人ともおはよう!

 …タクヤ、後でちょっといいかなぁ?」

 

 タクヤ「は、はい…!!」

 

 ストレア「?」

 

 2人をリビングへと入れて朝食作りに取り掛かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 sideタクヤ_

 

 

 2024年08月05日 09時00分 第47層 フローリア マイホーム

 

 朝食を食べ終わったオレ達は今日の活動について話し合っていた。

 

 シウネー「じゃあ今日はみんなでレベリング兼素材集めという事でよろしいですか?」

 

 ユウキ「おっけー!問題ないよ!ねっ?タクヤ!」

 

 タクヤ「そ…そうでふね…」

 

 オレは先程ユウキからのお説教を食らい頬が何倍にも腫れ上がった為、滑舌が上手いことならなかった。

 シウネーや他のみんなも状況を察してか何も言ってこなかった。

 

 ジュン「じゃあ、どこでレベリングするんだ?」

 

 テッチ「60層辺りとかは?比較的楽だけど…」

 

 ノリ「60層だとあんまし美味しくないんだよね〜…。

 ここは思い切って70層辺りを攻めるってのはどう?」

 

 タルケン「確かに、この人数でしたら70層クラスのモンスターが相手でもいけると思います。リーダー、どうでしょうか?」

 

 ユウキ「ボクは全然オッケーだよ!!

 じゃあ、71層にしようか?素材とかもいろいろあるし」

 

 ストレア「それじゃあそこへレッツゴー!!」

 

 オレ達は身支度をすませ71層へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2024年08月06日 10時30分 第71層 密林フィールド

 

 先日キリトとアスナに誘われてきた71層にオレ達はやって来ていた。

 とは言っても、ここは鉱石を採りに出向いた鉱山とは真逆の方角に位置し、現実世界のアマゾンなどを想像させる熱帯林だ。

 当然、モンスターの種類も異なる為気の抜けるような所はどこにもない。

 

 タクヤ「足場がすべりやすいから気を付けろよ」

 

 ユウキ「平気平気!心配しな…─」

 

 ベチャッとした音がした。

 大体平気とか言う者ほどすべりやすいとは言うが、ここまで綺麗にハマられると逆に称賛したいものだ。

 ユウキの手を引っ張り起こしながら先へと進む。

 ここに来てからまだ1時間ぐらいだが、ジュンとシウネーは1Lv上がっている。

 今の最前線が72層である事からかなり経験値は増えていくはずだ。

 しかも、この周辺はあまりプレイヤーが探索していない為もしかしたらレアアイテムなども見つけられるかもしれない。

 そういった好奇心を胸に秘めながらも警戒を怠らずにやらなければいけないのだ。

 

 タルケン「それにしても…なんだか蒸し暑いですね…」

 

 ノリ「あー…酒がのみたーい…」

 

 テッチ「行く前も飲んでなかったっけ?」

 

 ストレア「でも、確かに暑いね〜。そうだ!服脱いじゃお…」

 

 ユウキ&シウネー&ノリ「「「ダメぇぇぇぇぇっ!!!!」」」

 

 女性陣が総出になってストレアを止めた。

 こんな所で装備を外すのは自殺以外の何ものでもない…ちょっぴり残念に思った事は内緒にしておこう。

 

 ユウキ「タクヤ…?何考えてるの?」

 

 タクヤ「な、何も考えてないっ!!」

 

 最近ユウキのエスパーじみた読心術が怖いの一言に尽きる。

 もうユウキに隠し事は出来そうにないな。

 

 ストレア「だって〜暑いんだも〜ん」

 

 ノリ「だからって脱ぐ事ないでしょ!このおバカ!!」

 

 シウネー「一応ここには男性陣もいますから…」

 

 ストレア「え〜私は別にかまわないけどな〜」

 

 ユウキ「ダメ!!ゼッタイ!!」

 

 男性陣からすればなんて会話してるんだと思ってしまう。

 その証拠にもれなく全員顔が真っ赤だ。

 

 タクヤ「と、とりあえず…まだ早いけどここいらで休憩するか…」

 

 ジュン「そ、そうだな!ちょっと休憩しよう!そうしよう!」

 

 ストレアの爆弾発言を回避する為にも少し頭を冷やしたいオレ達男性陣は休憩を提案する。

 女性陣も了承して安全エリアを探し、そこで休憩を取る事にした。

 

 ユウキ「ダメだよストレア…。

 もうちょっと羞恥心ってものを考えなくちゃ!」

 

 シウネー&ノリ(「ユウキがそれを言うの?」)

 

 ストレア「は〜い。なんだかユウキってお母さんみたいだね〜」

 

 ユウキ「え?そ、そうかな…」

 

 ストレア「で、タクヤがお父さん!」

 

 タクヤ「お、オレ?」

 

 いきなりお父さんと言われても何と返したらいいのか分からない。

 オレそんなに老けて見えるのか?…違うか。

 

 ユウキ「タクヤがお父さんでボクがお母さん…」

 

 ストレア「うんうん!2人ともお似合いだもん!」

 

 タクヤ「はぁ…」

 

 これからもストレアに振り回されると思うと前途多難だとか考えていたらユウキは満更でもなさそうにしている。

 いや、オレも嬉しいけどね。なんていうか改めて言われると途端に恥ずかしくなるというか…とにかくアレですよ。

 そんな会話も程々にしてオレ達はレベリングを再開する事にした。

 

 ストレア「あれ〜?奥に何かあるよ〜」

 

 ストレアの指差す方に目をやると少し密林が開けた場所があった。

 中央には何か祭壇があり、何かのイベントかと思い先に進んでみる。

 

 ジュン「なんだこれ?」

 

 タルケン「どうやら祭壇のようですが…」

 

 タクヤ「試しに調べてみるか」

 

 オレは祭壇を触ったりして調べてみたが何かある訳でもなく、特にこれといったものは何も見つからなかった。

 

 シウネー「何かアイテムが必要なのでしょうか?」

 

 ユウキ「うーん…。必要なアイテムを持ってないからイベントが発生しないのかもしれないね」

 

 ノリ「まぁ、今はそんな重要じゃないって事だね」

 

 ストレア「…」

 

 タクヤ「どうした?ストレア」

 

 ストレア「えっ…ううん。何でもない…」

 

 特に何も起きない為オレ達はこの場を後にしてレベリングへと戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 密林フィールドでは昆虫型や植物型のモンスターが大量発生しており、片っ端から倒していく。

 ユウキはその系統のモンスターは苦手なのでほとんどユウキ無しで進んでいく。8層の洞窟でのクエストを思い出すなぁ。

 

 ストレア「いや〜いっぱい倒したね〜私もレベルが上がったよ〜」

 

 ユウキ「へへ〜ん。ボクだってレベル上がったよー!」

 

 ストレア「じゃあ、どっちがレベル上げられるか勝負しようよ!

 負けないからね〜」

 

 ユウキ「いいよー!!ボクだって負けないからね!!

 ただでさえ他の所で負けてるのに…」

 

 ストレア「?…何か言った〜?」

 

 ユウキ「ううん!!別に!!あっモンスター!!いっただき〜!!」

 

 ストレア「あ〜!!ずる〜い!!」

 

 ユウキとストレアは2人でレベリング対決を始めてしまった。

 レベリングを始めて2時間が経った。

 みんなも順調にレベリング出来ている。

 シウネーもタルケンにレベルが追いつき満足気な顔をしていた。

 

 タクヤ(「そろそろみんなも疲れてきてるだろうし休憩挟んだ方がいいな…」)

 

 時刻は12時を回っており、疲労も見え始めていた。

 

 タクヤ「みんな、休憩挟んで…」

 

 オレがそう言おうとした時、突如地鳴りが発生した。

 

 タクヤ「みんな!伏せろっ!!」

 

 地鳴りは次第に強くなっていき、あちこちで地割れが起きていた。

 このままじゃ危険だと判断したオレはすぐさま全員に転移結晶で街に飛ぶように言った。

 

 ストレア「タクヤ!!私、転移結晶持ってないっ!!」

 

 タクヤ「!!…シウネー!!ストレアと一緒に転移してくれ!!」

 

 シウネー「わかりました!!ストレアさんこっちへ…!!」

 

 ストレア「ありがとうシウネー!!」

 

 ユウキ「タクヤ!!」

 

 タクヤ「慌てるな!!落ち着いて転移を…」

 

 地割れが一気にフィールドを巡りオレのいる場所もヒビ割れていく。

 転移しようとしたが、衝撃が強すぎて転移結晶を放してしまった。

 

 タクヤ(「やべっ…!!」)

 

 地割れは大きな穴を作り出し、オレはその穴に呑み込まれてしまった。

 

 ユウキ「タクヤ!!」

 

 ユウキが手を伸ばしてくれたがあと1歩届かずそのまま落下してしまった。

 

 タクヤ「うわぁぁぁぁぁぁぁっ」

 

 ユウキ「タクヤぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 ユウキの叫び声も次第に小さくなっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2024年08月06日 12時40分 第71層 ???

 

 頬を冷たい感触を受けたオレはゆっくりと目を覚ました。

 状況から察するにまだ生きてるようだがHPはレッドゾーンまで迫っており、ポーチからポーションを取り出し回復を計る。

 

 タクヤ「…ここは」

 

 辺りは何も見えず暗闇に覆われていた。

 灯りになりそうな物をストレージから探してみると野営用のランプを見つけたオレは実体化させ、火を灯す。

 

 タクヤ「久しぶりに穴に落ちたな…。さて…」

 

 試しに転移結晶を使おうとするが、効果は発揮されずどうやらここは結晶無効化エリアに当たるらしい。

 そんなエリアになっているという事は少なからず脱出方法が別に用意されているハズだ。

 火を周りに灯してみると1本の道が現れた。

 すぐ様行こうとすると上から何やら叫び声が響いてくる。

 

「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」」

 

 タクヤ「ちょ…!えっ!あっ!」

 

 オレは思わずキャッチの体制に入り、2つの影を受け止めた。

 正確にはクッションになりダメージを減らしたのだ。

 

 タクヤ「いってぇ…」

 

 ユウキ「いたたた…」

 

 ストレア「う〜…」

 

 タクヤ「なっ!?ユウキ!!ストレア!!どうして…!!?」

 

 落ちてきた影はユウキとストレアだった。

 とりあえずポーションを2人に渡し、回復させてから事情を聞いた。

 

 ユウキ「だって!タクヤが心配だったんだもん!!」

 

 ストレア「私も!!」

 

 タクヤ「だからって考えなしに飛び込んで来るんじゃねぇ!

 死んじまったらどうするんだ!!」

 

 ユウキ「そこはタクヤがキャッチしてくれるって信じてたから!!」

 

 なんとも大胆な事を思いついたなと感心してしまう。

 そんな保証どこにもなかろうに。

 

 ストレア「いや〜それにしても暗いね〜。

 どこまで落ちてきたんだろ?」

 

 タクヤ「多分、100mくらいだな…。他のみんなはどうした?」

 

 ユウキ「みんなにはタクヤを連れて帰るから先に行ってって言っておいた!」

 

 タクヤ「はぁ…また、みんなに心配かけちまうな…」

 

 ストレア「とりあえず、まずは出口を探さなきゃだね!」

 

 ここでじっとしていても仕方ないのでオレ達はどこに繋がっているか分からない道へと進む事にした。

 しばらく歩いているが道が別れる事もなく、ましてや出口に向かっているという感覚も感じられずただひたすらに歩き続けた。

 

 ユウキ「どこまで繋がってるんだろうね?」

 

 タクヤ「71層にこんな地下通路があるなんて聞いた事ないけどな」

 

 ストレア「進めば何かあるよ〜」

 

 本当に何かあるのかは分からないが進む以外の選択肢がない為、オレ達は歩き続ける。

 すると、奥の方で光が見えてきた。

 

 ストレア「もしかして出口じゃない?」

 

 ユウキ「よーし!行ってみよう!!」

 

 タクヤ「あっ!!油断するんじゃねぇぞ!!」

 

 光を目指してユウキとストレアの後を追う。

 だんだんと光が強くなっていき、やがて白い空間へと着いた。

 特に何がある訳でもなく、中央に黒い大理石を思わせるような物が置いてあるだけだ。

 

 ストレア「何だろこれ?」

 

 タクヤ「迂闊に触るなよ!何かのトラップかも知れねぇ…」

 

 恐る恐る近づいてみると石の上には何やらキーボードのようなものが並べれている。

 

 タクヤ(「これは…もしかして…()()()()()じゃないのか!?」)

 

 コンソールとは運営側が用意したゲーム内からシステム等を設定したり出来るものだ。使うには対応のカードキーが必要になる。

 

 ユウキ「…どう?タクヤ」

 

 タクヤ「おそらくだが…これはコンソールかも知れない…」

 

 ストレア「コンソール?」

 

 タクヤ「あぁ。GMがゲーム内からシステムに干渉できるものだ。でも、何でこんな所にあるんだ?…待てよ。もしかしたら…」

 

 オレはおもむろにキーボードをタップしてみるとコンソールは奇怪な音を発しながら起動した。

 

 タクヤ「…」

 

 起動したとなればもしかしたらだがこの世界にプレイヤーを今すぐにでもログアウトさせられるかもしれない。

 オレは全神経をコンソールに集中させ操作する。

 何故だろうか。このコンソールの使い方が手に取るようなわかる。

 もしかしたらもしかするぞ。

 

 ストレア「すご〜い…。どんどん画面が出てくるよ…」

 

 ユウキ「タクヤ…今、何してるの?

 ボクにはもう訳がわからないよ…」

 

 タクヤ「今やってるのはこのゲームの設定を変更出来るかどうか調べている。それさえ出来たらみんなログアウト出来るからな」

 

 ユウキ「ログアウトっ!!?そんな事出来るの!!?」

 

 タクヤ「あくまで可能性の域を出ない…。

 でも、何かしらの情報はあるハズだ。」

 

 キーボードをタップする速度がどんどん加速していくのを感じる。

 ここまで来て手土産1つないと後味が悪すぎる。

 さらに奥へと侵入してみるがそれらしいものは何も見つからなかった。

 

 タクヤ「くそっ!ダメか…」

 

 ストレア「ログアウト出来ないの?」

 

 タクヤ「…そういう類のはなかった。…すまねぇ」

 

 ユウキ「タクヤが謝る事じゃないよ!

 元々あるかどうかも分からなかったんだから…」

 

 タクヤ「あぁ…。でも、何かしらの情報を引き出せたらこの先の攻略にも使えるかもしれねぇ…」

 

 再度、キーボードをタップしそれらしいものがないか隈無く調べる。

 すると、フォルダの1つにカーディナルと名付けられたものがあった。

 そのフォルダをクリックしてみるとそこにはカーディナルの仕組みや機能などが記載されていた。

 

 タクヤ「これは…カーディナルシステムの情報か…。

 あのクソヤロー…こんなもん作りやがって…!!」

 

 茅場晶彦という男の凄さがこんな所で分からせられるとは思わなかった。

 カーディナルはその性質上、人間の手を借りる事なく様々なクエストの作成やモンスターのパラメータのバランス…最終的にはプレイヤーのメンタルチェックまで全てを行っているようだ。

 こんなモンを本当に人間の手で作れるのかと思いたくなるような内容だった。

 その中でオレが目についたのは、プレイヤーのメンタルチェックというものだった。

 内容としてはプレイヤーが一定以上の感情の起伏が見られた際にそのプレイヤーの元へカウンセリングプログラムを積んだAIが現れたメンタルを回復させるというものだった。

 だが、このプログラムは他のものとは違い、まだ実用段階ではないらしい。その証拠にまだ1度もそれが行われた形跡がないのだ。

 瞬間、オレの頭の中で疑問が生じた。

 

 タクヤ「…」

 

 ストレア「今度はどうしたの?」

 

 タクヤ「ユウキ…ストレア…。

 お前達…SAOに囚われたって聞いた時なんて思った?」

 

 ユウキ「え?…そりゃあ、すごく悲しくなったし、怒りもしたかなぁ?」

 

 ストレア「私はその時の記憶はあんまりないかな〜…」

 

 ストレアはともかくユウキはそう感じたらしい。

 オレもそうと知った時、怒りもしたし憎んだりもした。

 つまり、()()()()()()()()()()()だったのだ。

 なら何故、このプログラムは起動していないのか。

 もしくは起動していないのではなく()()()()()()()()()()()()()()()…。

 いわゆる負の感情が囚われた事実を知った時にプログラムが処理出来ない程の量でエラーが出ているのではないか…。

 だとしたらそのプログラムはどうなるのだろうか。

 カーディナルによって削除される?

 いや、起動出来ていないんじゃいくらカーディナルと言ってもそれは不可能だ。

 なら、一体どうなって…。

 

【あっ!ホントだ〜!これがギルドタグなんだ〜…。

 初めて見たよ〜】

 

【私…怖いの…また、寝ちゃったら怖い夢を見ちゃうんじゃないかって…】

 

 そんな事…ある訳ない。

 あったとしてもそれは可能性の話だ。

 だが、もし…もし、オレの考えてる事だとしたら…。

 

 ストレア「タクヤ…怖い顔になってるよ…」

 

 タクヤ「…」

 

 ユウキ「タクヤ?」

 

 オレはキーボードを操作してメンタルチェックの部分にカーソルを合わせた。

 正式名称はMHCP(メンタルヘルスカウンセリングプログラム)

 そのプログラムには2つの試作型が用意されていた。

 1つはMHCP001コードネーム"Yui”…。

 そしてもう1つは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 MHCP002コードネーム"Strea”

 

 




どうだったでしょうか?
少し早い気がしたんですがストレアの正体を暴いてしまいました。
もう少し伸ばすのもアリかなとは思ったんですが、ここで明かすというのも先の展開次第でいいのかなと思いましたのでそうしました。
受け入れられるかはわかりませんがよろしくお願いします。

では、次回!
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