がっこうぐらし!―Raging World―   作:Moltetra

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すっごく短いです。いつもより3000字くらい。
でもこの後の展開的にここで切らないと中途半端になるなって思ったんです許してください。


25.不穏

 

 どこからか包丁の音が聞こえていた。微睡みの中、懐かしい記憶がふわりと舞う。味噌汁の香り、具は確かわかめと大根にほうれん草。器用に同時進行で目玉焼きも作りながら、いつの間にかソファで二度寝を決め込んでいた俺を背中越しに起こしてきたんだ。

 

「……お兄――お兄さん!」

 

 俺を兄と呼ぶ声。左肩を優しく叩かれて、薄く目を開けた。

 

「もう、朝です……悠里、さんが、起こしてきて……って」

 

 たどたどしい言葉に、俺はつい笑ってしまう。まったく、朝からこんな茶番を繰り広げるとは……一体誰だ? ゆっくりと上体を起こすと、すぐに肌を刺すレベルに冷たい空気が体を冷やそうとしてくる。思わず身震いしてしまうが……確かに、朝だ。カーテン越しに見る窓は微かな光のみを通しているが、そこそこの明るさらしい。

 

「誰だ、美波か?」

 

 声の主は薄暗さのおかげで顔は見えない。大あくびをしながら昨日悠里が枕元に置いてくれていたコートを取ろうと手を伸ばすが、いつもの感触はそこにはなかった。

 

「あ、コートなら、私が……」

 

「カーテン開けてくれるか」

 

 このままじゃ殆ど見えない。この家は面積も大きいが、驚くのはその間取りだった。小さなホテルだと言われても違和感を全く感じないどころか、元々どういう意図で造られたものなのかすら予想できない。大方別荘か、変わり種でシェアハウスだろうと思ってるが。そうだとしてもこんな辺鄙な場所にあるのもな。

 全身の倦怠感に小さく唸っていると、丁寧にカーテンが開けられシックな内装が露わになる。それと同時に、俺を起こしに来た声の主も―――

 

「……お前は」

 

 久城結楽。この家の所有者にして、ここ最近で一番新しく、それでいて最年少のメンバー。……いや、まだメンバーにはなってないか。とはいえこの家に一時とはいえ上がり込んだ身分だ、悠里達も恐らくこの子を見捨てはしない。

 

「あと、これ……コート、です」

 

 少女は恐る恐る灰色のコートを差し出す。その目は―――まず目を合わせてくれない。余程俺が怖いのか、まあ無理もないが。

 

「ああ」

 

 コートを掴むと軽く翻してからさっと左腕を通し、右側が落ちる前に通した左手で掴み直す。後はお粗末な右腕を袖に入れて、襟を正せばいつもの格好だ。とはいえ下に着ているのはタートルネック1枚、まだこれでは寒いが……寝起きで着替える気力なんかない。

 

「お前は? 寒くないのか」

 

「え……だ、大丈夫……」

 

 昨日と様子が違うな。まあいいか。この子の面倒は女性陣に任せよう。怖がられているのに無理に世話を焼いても意味はない。

 

「行くぞ」

 

 俺の荷物一式が置いてある棚からレッグポーチを引っ張り出してくると、少女は俺の様子を伺いつつ扉を開けて出て行った。そのまま足音は階段の方へ。そしてとたとたと降りてリビングの方へと……下からは「起きた?」という悠里の声に、忍の「あいつ寝起きクソ悪いんだよなぁ、人殺しそうな目で見られなかった?」という声。俺って寝起きだと目付き悪いのか。だからあの子は俺と目を合わそうとしなかったのかもしれない。

 レッグポーチを装着して部屋を出ようとした瞬間、いつもの嗅ぎ慣れた匂いに気付く。コートかと思えば、違う……この部屋に漂って………あっ……

 

「……えっ」

 

 この部屋にはベッドが2つある。元から客間らしく、まるでリゾート地のホテルの様な配置で……俺はそのベッドの入口側に寝ていた。そしてもう片方を使っていたのは誰か? 忍でも尊さんでもイツキでも、ましてや坂上でもない。勿論あの少女というのもない。冬用に白のもこもこしたあの寝間着、もといパジャマは……間違いなく悠里の物だ。

 綺麗に畳まれて更にはベッドメイキングまでされている所を見るに……最早隠す気すら見られない。

 

「んー……まあ、いいか」

 

 ここまで堂々とする以上問い詰める気すら起きない俺は、もう完全に諦めの境地に入りながら部屋を出た。

 

「雅さん、おはよう」

 

「ミヤの割には寝起きいいじゃん」

 

 2人はテーブルを囲うソファに対面する形で座っていた。キッチンの方では尊さんと美紀が雑談しながら朝食の準備をしている。悠里はノートと睨めっこ、忍は銃を磨いている。そして俺を起こしにきた少女は、目の前で黒光りする銃に怯えながら悠里の腕にぴったりとくっついていた。

 

「シノ、子供の前であまり銃を出すな」

 

「んぁ? まあ、確かにそうか……つっても磨く以外にすることねえしな。それはそうとミヤ、体調はどうだ?」

 

「少しだるい以外は問題ない」

 

 シノは「あーね」なんて相槌を打ちながら銃をホルスターにしまうと代わりにバッグから小さな箱を取り出す。表と裏、それぞれ確認した後放り投げて来た。

 

「ビタミン剤。期限ギリだけど」

 

「あーねぇ」

 

「2人って……似てるのよね」

 

 唐突な似ているという発言。何の話だ? 俺と忍は悠里に目を向けた。

 

「あ、ごめんなさい。考えてた事が出ちゃって……」

 

「そんな似てるか?」

 

 忍が俺をじっと見ながら首を傾げる。俺も似ているとは思えない。顔も声も、性格すらも。辛うじて掠る所はいくつかあったとしても、それは生きている上で誰かしらと合致するであろうありがちな部分のみ。

 ずっと立っているのも面倒で、俺は忍の隣に座る。ほら、座り方も違う。俺はかったるそうにやや浅く座り、右足を組む。一方忍はザ・ノーマルな座り方。

 

「なんというか……雰囲気かしら? 面持ちというか、気の持ちようというか」

 

「似ててもおかしくない。こいつとは長い付き合いだからな」

 

「ペットは飼い主に似るって言うし、それじゃねえかな」

 

 ニヤニヤと、忍お得意のいじり癖が俺を襲う。ここで無視すれば無言は肯定と見なされる。だが反論するとなんだかんだで俺が不利になる。こういう場合、どれだけ自分の体力が奪われないようにスルーするかが重要だ。

 

「……」

 

「ミヤ? なんで急に黙んだよ」

 

「俺さ、まだ疲れてんだよね。クソだるいんだよね」

 

 精一杯の疲れたアピール。もう言葉すら適当になってきた。語彙力というか、気の利いた言葉を考えるのも面倒くさい。

 

「さっきのキメときゃ大丈夫だろ」

 

「仮にキメて体は万全になってもメンタルが……なんか10時間ぐらい甘やかされないとMP回復しねえわ」

 

「なるほど、添い寝をご希望と……若狭さんお願いします」

 

「んな事言ってねえ」

 

 急に呼ばれた悠里は呆気にとられた表情で目をぱちくりさせている。まあ当然の反応だ。

 俺達の会話はよく周囲に飛び火する。常に何も考えず思った事を口に出しているおかげで、周りの人間も少なからずダメージを受ける面倒なシステムだ。勿論普段からこうと言う事はない、今はまあ……お互い気が抜けているからだろう。

 

「それで? 今後の方針は?」

 

 そして唐突に真面目な話になるのもご愛嬌。さっきよりも幾分低くなった声に、キッチンにいる尊さんが聞き耳を立てているのがわかる。

 

「当分ここで一服しようかと思う。お互い移動ばかりで疲れてるだろうし。追っ手の事は……あぁ、追っ手を考えれば早急に移動が必要か。とはいえ聞き出せた情報では食糧はあと4日分しかないと言っていた。捜索も今日で打ち切りだと」

 

「相手の気が変わらなきゃそうだろうな。少ないとはいえ4日分、道中で補充するとなればあと1日踏ん張れるだろ」

 

「まあ、それを抜きにしても構成員も1人行方不明、となれば普通ならそいつが担当していた区画を重点的に探せばいい」

 

 忍は浅く頷くと、バッグから地図を取り出す。そこにはメモも一緒に挟まっており、敵を目撃した時刻や場所が記されていた。その紙を手渡してくると、何かの答えを待つように俺の顔色を窺っている。

 地図とメモに記されている情報を照らし合わせてみる。最初こそまばらだが、ここに来るまで3度発見されている。発見地点と逃げた方向から大まかな進路まで算出したのか、時間が経つにつれてかなりの頻度になっていっていた。

 そして最後に発見されたのは俺達と合流する少し前、ならあの1人だけのヤツは先遣か? とは言っても、あまりにも精確過ぎる。敵方に忍をよく知るヤツでもいるか、相当頭が切れるか……勘が良いか。

 仮に全て仕組まれた現象だとすると……嫌な言葉が過る。

 

「囮……?」

 

「え、囮? わりぃ、その発想はなかった。で、なんで囮だと思った?」

 

「今までの目撃情報はどれも最低2人組を徹底している、なのにあいつは1人だった。はぐれたか、自信過剰で離脱したか……もしくは損害覚悟の餌か」

 

「餌、か………やっべぇ、かもしれねぇな」

 

 どうやら心当たりがあるらしい。忍は目頭を押さえながら完全にソファに身を預けてしまう。

 

「やべぇのか」

 

「クッソやべぇな、これ追って来てるヤツらのリーダー格わかっちゃったわ」

 

 あー嫌な予感する。そういう事するのは性格悪い証拠だ。俺とどっこいどっこいのレベルだなこれは。

 

「いやぁ、女なんですけどね? 黒髪で背が低くて胸のデカい……。ミヤのタイプだろうなアレ」

 

 ちらっと悠里を見た忍は、周りに見えない様に指さして小声で「あれに近い」とか言ってくる。いや俺は別に見た目にタイプとかはそうそうないんだが。

 だが俺も釣られて悠里をチラ見すると、頭の中で黒髪にして少し身長を縮めてみる。

 

「どう?」

 

「……悪かないけど、性格は?」

 

「壊滅的」

 

「チェンジで」

 

「2人共なにか失礼な事考えてないかしら?」

 

 若干キレ気味の悠里に2人して全力で首を振ると、にっこりと笑ってくる。余計怖い、性格悪いより全然いいけども。

 

「それと雅さん、私は良いけどあまり他の女性をいやらしい目で見ちゃダメよ?」

 

「自分は良いのかよ……愛されてんな」

 

「見ないから。まず歳の差考えろよ、あと犯罪だから」

 

「ミヤいつも言ってたじゃんか、国としての機能がなくなった時点で法律は飾りって」

 

 お前は一体どっちの味方だ。最早俺を困らせる事に全力を尽くしてないか?

 

「で! その女どんだけ性格悪いんだよ」

 

「一言で言い表すなら戦闘狂。最初は結構臆病な性格だったんだけど、その甲斐あって俺のお目付け役になって……いくらか話す内にとあるヤツに憧れた結果豹変した」

 

「なんだそのはた迷惑なヤツは」

 

 忍が訝し気に睨んでくる。悠里もそれを見て、何かを察したらしい。……えっ、もしかして俺か? 俺に憧れた結果戦闘狂になったとかどういう事だ?

 

「……どういう話を?」

 

「所謂武勇伝ってやつだな。俺と尊さん、どうやってここまで来たかを話す下りでどうしてもお前の話は出てきちまうだろ? 要所要所ピックアップしていったんだが、それがかなり強烈だったらしい。一番驚いてたのは1人で感染者30体以上と人間6人を壊滅させた話だったな」

 

 あれかぁ……あれはもう、運が良かったとしか言えないものなんだがな。

 

「雅さんって……本当に何者なの?」

 

 以前からよく言われている言葉を悠里が改めて口にする。

 

「なに、色々と変態で常識も通じない上に信念だけは通すアホですよ」

 

 こいつ殺してやろうかマジで。思っていた事が顔に出たのか、悠里の隣に座る少女はビクッと震えた。そしてまるで母親に縋るかの様に、さっきよりもきつく腕にしがみつく。

 当然悠里もそれに気付き、「どうしたの?」と言いながら作業を中断して少女の頭を撫でる。あれは将来いい親になるかもしれないな。もっとも、こんな世界じゃ将来なんて考えている暇はないが。

 

「相手があの女だとすれば、雅と同じく小細工は通用しねえだろうな。捻くれてるのもあって誘導系の罠より単純に威力を持たせた物の方が掛かりやすい」

 

「要するに自分を相手にしろと?」

 

「そういう事になるな」

 

 忍はニヤつきながら頷いた。

 

「誘導系に掛からないってのは、俺なら反対の行動をするって事だ。誘導の反対に誘導すればいい。それか、もっといい“餌”を用意するか……」

 

「なるほど……勝利の鍵はそこか!」

 

「……念の為聞こうか、『どんないい手を思い付いたんだ?』」

 

 わざとらしく聞くと、待ってましたと言わんばかりに忍が話を聞いていた悠里も含めて一瞥し始める。ああ、これはわかったぞ。そいつに効く最高の餌は―――

 

「あいつにとっての最高の餌。……つまり雅、お前だ」

 

「知ってた」

 

 予想するまでもなく、直感でわかる。クソデカ溜息を吐きながらなんてこったと洋画風にジェスチャーをしてみると、忍もそれに応えてあえて指さして「モテ男め」と言うようなジェスチャーで返す。

 だが、先程忍が一瞥した中で唯一表情を曇らせている人物が1人。

 

「……正直、これ以上雅さんに危ない事はしてほしくないの」

 

 その言葉に忍も同じく“曇らせる”。悠里の言葉も、その顔も。心配そうに見上げる少女の顔も。それら全てが嘘ではないと物語っている。

 忍は突き詰めてしまえば俺と同じく効率主義者だ。どれだけ自分達の被害を少なく、それでいて相手の被害を大きくできるか。そこは本意ではない、あらゆる事も楽しむ方向に持っていく天才だ。だが考え方を別の方向に向ければ、それまた別の天才にもなり得る。

 その点、俺は一点特化。真に効率を求め、自分が楽しいと思えるのもその効率を高めた時。そして俺が快感を感じるのは………一方的に敵を蹂躙した時。誰かを痛めつけるのも怒らせるのも、得意分野であり生甲斐にもなる。正に歪んだ人格だ。

 

「今はいつ誰が乗り込んでくるか分からない状況で、こんな事を言うのはおかしいかもしれないけど……出来るなら誰にも怪我をしてほしくない」

 

「……変わらないな、悠里は」

 

「ごめんなさい。こんな時に何を言ってるんだって言いたいでしょうけど」

 

「いや。……そのままでいい。お前はそのままで」

 

 互いに微笑むと、忍はこれ以上口を挟む気も失せたのか席を立つ。そして俺の背後から一言、耳打ちしてきた。

 

「大事にしろよ」

 

 うるせえな。こちとら会った時から……大事にしてきたつもりだ、結果は伴ってないがな。

 

「……なんて言ったの?」

 

 内容が気になる悠里が思わず聞いてくる。

 

「いい奥さんになるなって言っといたんだ」

 

 悠里、赤面。まさか口に出してその続きを言ってくるとは。俺は思わず笑ってしまうが、何故ここで笑えてしまったのか、わからない。何故真っ赤になる悠里を見て……

 生まれてきてから何度出したかわからない溜息。幸せが逃げるとよく言うが、俺の場合これでいいのかもしれない。だって、ここまで充実した時間は……俺には到底処理できないから。

 

「朝ごはん、できましたよ」

 

 美紀の報告で悠里から総員起こしの号令が掛かる。俺は少女と共に駆り出されそれぞれ部屋へと向かった。

 

 

 

 ―――冬の朝は冷える。それぞれが凍えながら眠り、中にはまともに眠れなかった人間もいる。それでも私達は冷えて霜の張り付いた缶詰と、何の温かみもない水を飲んで一日の始まりを体感した。

 私達は、俗に言う懲罰部隊だ。日々の素行不良から配属された人、重大なミスを犯した人、単にやる気のない人、そして私の様な“罪を擦り付けられた人間”。私の名前は『飛鳥』、ぱっとしない、喋らない、地味、空気が読めない、単純にうざい。親にも捨てられた、この世に産まれるべきではなかった……そんな存在。

 隊員の疲労は極限まで溜まってる。昨日は2人倒れた。一昨日は1人死んだ。死ぬ人は弱い人だ。そんな中、片腕になっても1人で生き続けた人がいる。

 

「あぁ、会いたいなぁ」

 

 胸の奥で燃え盛る感情。これは一体なんだろう、あの人なら教えてくれるのかな。忍さんの言っていた、全てを見透かす眼と頭脳を持つあの人なら。

 後ろで煩い声が聞こえる。なに? また死んだの? いいよ、頭を潰してそこら辺に捨てといて。私は素っ気なく指示を出す。この人達は言われなきゃ何もできない。年下で、それも女だって馬鹿にするけど、自分じゃなんにもできない弱い人達だ。

 でもあの人なら。あの人なら……あの人なら、きっと。私を上手く“使ってくれる”に違いない。

 めらめらと燃える感情は、いつの間にか熱い何かに変わっていた。血が滾る、身震いする、体の奥がきゅうっとする。あの人なら、私のどうしようもない感情も全部どうにかしてくれる。もうすぐ会えるとわかってから私はもう限界だ……

 

 お母さん、やっと見つけたよ。私の神様を。

 




また新キャラ出すのか……しかも今度は女性キャラか。これは荒れるな。
他人事の様に思った感想は間違いなく自分の想いでした。プロット通りなのに。俺プロット作るの下手なんじゃないか?

週刊で出すと言ったな? 間違いなく言ったよ、覚えてます。なんでこうも上手くいかないかな現実ってのは。

遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。私はただただ寝正月を過ごしました。特に体調崩してないんですけど。

かなり前にがっこうぐらしの単行本を読み、次号最終巻だと知りました。1週間くらいへこみました。急展開が過ぎないか? 人の事言えないけど。
でもその後に2巡目みたいな感じで別時系列かアフター的なヤツ出るんじゃないかなと薄々期待してます。叶いそうにありませんけど。

ともあれお読みくださり本当にありがとうございます。ゆっくりと書いている中、励みとなるのは皆様のご感想と閲覧数です。本当にありがとうございます。
次回はなるべく早めに投稿したいと思いますのでよろしくお願いします、これ何回言いましたっけ?

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