作戦と怒りの雁夜、怯える運び屋
昨夜の戦いから数時間後、パキパキと首を回しながら庭で朝のラジオ体操する運び屋が居た
昨夜の戦いでランサー陣営の脱落の知らせを受けた
ランサー陣営は結局の所、セイバー陣営にサーヴァントのランサーのディムロット倒され、虫の息状態で離脱したマスターは運び屋に後をつけられ、自分の陣に戻った瞬間に関係者一人と一緒に殺された
その後、監督官からキャスターの暴走の知らせと討伐指令がかかった後、雁夜は眠りに着いたのだった
そして今、ラジオ体操している運び屋がいる訳で有る
「いっちにーさんしー」
「・・・何してるんだ?」
「ん?カリヤか」
「まぁ、見ての通りだが」と今の状態を見せ、起きてきた雁夜に言う
「そうか・・・、ん?英霊もラジオ体操するのか?」
「ん?んー
俺の場合は、癖みたいな物だよ」
「癖?」
「朝から鍛錬を積むと同じような感覚だ」
「あぁ、なるほど」
「で、カリヤ・・・どうする?」
「?、何を」
「キャスターを殺すかどうかの話だ」
「・・・そうだな、監督官の情報のキャスターは殺人鬼のマスターと居る
しかし、キャスターの情報は何処から仕入れたのかが気になる」
「他陣営のマスターの情報は回収出来なかったのか?」
「・・・すまない」
「そうか、・・・」
「・・・どうするんだ」
「今夜、キャスターが現れた時、101を差し向けて同盟を組むふりをするか、もしくは」
「瞬間に殺すか?」
「そうだ、が安全策なら前者の方が確実に討ち取れる」
「・・・、ん?ところで101の奴は?」
「あぁ、アイツか?アイツは今、ライダーの所に行ってる」
「はぁ!?なんでだ!?」
「ん、俺の宝具の人海戦術で発見した」
「・・・お前」
「イエスマン達に褒めておくよ」
「そういう意味じゃない-!」
<こちら出張ギャラクシーニュースラジオの時間だ>
ラジオ体操番組が終わると、ニュースの時間になり騒がしい声が雁夜の台詞を遮った
<なんか昨日の出来事なんだけど、冬木市全体に正体不明の生物が居たそうだ
良く分らないが、とにかく宇宙人だったら誘拐されないように気をつけろよ、オレはスィイイイイドック!!こんな感じで行くからよろしく!!>
「「・・・」」
二人は沈黙してラジオを聞いていたが、雁夜がラジオの電源を切ったのち、運び屋に顔を向けた
「おい」
雁夜が放った言葉は怒気が纏った声で、運び屋に放った
そして運び屋は、死後の人生の中で初めて怯えた
その後、運び屋は語る
「カリヤを怒らせたら蟲の軍勢が来て死に掛けた、カリヤを怒らせないほうが良い」
と・・・