白髪の男、雁夜は夢を見ていた
101と書かれた服を着た男がガラスの扉越しに二人の男を見ていたて
「父さん、父さん!」と叩き、叫んでいた
そして爆発が起こり、一人の男は倒れ
もう一人の男は扉により「息子よ・・・走れ・・・走れ・・・!」
と言い、倒れた
息子と呼ばれた101の男は膝をついた
場面はグルリと変わり、二人の男が見合っていた
大国の国旗を背中に縫われた服を着た男は訴えていた・・・
仮面を着けた男は聞いてなかった・・・
お互いの後ろには沢山の死体が転がり、血を流し、死の恐怖から逃れる為にもがいていた
「運び屋よ・・・今更、言葉は無用の物だ」
「そうか、残念だ」
「犠牲の無い戦争は無い」
「・・・重要なのは捨てる事か」
そして雁夜は目を覚ました
「・・・こ、こ、は?」
雁夜は床(とこ)から起きると横から「ここはアンタの家さ」と声がした
雁夜は横を向くと、白衣を纏(まと)い、眼鏡をかけて座る男が居た
「お、まえは?」
「アルケイド・ギャノン、医者だよ
まぁ・・・アンタが呼んだサーヴァントの仲間だ」
「サー、ヴァ、ントの・・・?」
「まぁ、落ち着け・・・
今、運び屋達は蟲を潰してるんだ」
「蟲?・・・!!桜ちゃんは?!桜ちゃんは無事なのか!!」
「サクラって言うのか分からないが、その少女は隣で寝てるぞ」
「隣で?」
そう、運び屋が掴んだ者とは雁夜が言った、桜であった
桜は間桐に養子の娘になり、101と運び屋に「キモい」と言われた人だった者に酷い事をされていた
しかし、その桜は寝息を立てて寝ている
「よ、よかった・・・」
「・・・安堵(あんど)している所、悪いが
良い情報と悪い情報が有る・・・聞くか?」
「情報?」
「あぁ・・・」
場所は変わり、地下室の階段
「おい!ブッチ!!働け!!」
「ふざけんなぁ!
なんでトンネルスネークのオレ様がラットローチもどきを潰さなきゃならねーんだ!」
「いい加減にしないとケツの穴に弾丸を打ち込むぞ」
「お、おい・・・冗談だよな・・・101」
「・・・さてね、ほらBBガン貸すから・・・さっさと殺れ」
「畜生!!」
文句を呟きながらもゴキを潰すリーゼントヘアーの男ブッチと黒い笑いをする101
「上下関係がハッキリしてるな」
「B-pu・・・」
それを見て、足でムカデを潰す運び屋と円球で浮かんでいる人工頭脳を持つ機械ED-Eが肯定するように鳴いた
「助からないって、どういう事だ!!」
「「!!」」
雁夜の声が階段付近まで響いた
「101、頼む」
「・・・分かりました」
「お、おい!落ち着け!
落ち着かないと身体が!!」
「うるさい!!桜ちゃんが助からないってどういう意味だ!!」
「だから・・・」
すると突然
ガラリと戸が開き、101が入る
「アルケイドさん、マスターさん」
「101!ちょうど良い所に!」
「おい!どういう事なんだ!!」
「{Charisma}落ちついて、まず訳を聴かないと」
「{成功}あぁ・・・すまない、えっとアル・・・」
「アルケイドだ」
カチャリと眼鏡をかけ直すアルケイドと落ち着く雁夜
「まずは無断ながら蟲の摘出手術をしたのだが、人体に危険な部分が有ってだな
まず脳の神経に蟲が入り込み、張り付いているんだ」
アルケイドは説明をする
「なっ!!」
「手術跡は残して居ないが、勝手ながら手術をしたのは、すまない
しかし人命優先とさせて貰った」
「そうか」
「アルケイドさん、あとはコッチに任せていただけないでしょうか?」
アルケイドは迷ったが
「・・・分かった、101に任せる」
101に話を託し、アルケイドは蟲退治に向かった
「まず、自己紹介を101といいます」
「間桐 雁夜だ・・・
まずお礼が言いたい・・・桜ちゃんとオレを救ってくれてありがとう」
「いえ・・・では、これからの話をしましょうか・・・」
次回に続きます