雁夜は目を覚まし、時計を見た
時刻は朝の七時だった・・・
彼は辺りを見回すと、一人の青年が座って寝ていたいた
雁夜は自分の手の甲を見て、「夢では無かった」と呟いた
朝になったら初めに取るのは何か?
答えは食事である
今、雁夜は桜と自分を含め、十二人と二匹が食事を取っていた
そこには人とカウントして良いか、分からないが・・・二メートルを越す黄色と青の人間型の化け物がプルプルと箸で豆を掴む作業をしていた
まさに平穏な日じょ
「んな訳、あるかアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアああ!!」
「・・・何が?」
突然、吼(ほ)えた雁夜に対し、冷静に対処する二十歳前半の男でチェック柄のスーツを着た運び屋が言う
「何かじゃない!!
何なんだよ!!なんでサーヴァントが飯を食ってるんだよ!!」
「いや、腹空いたし」
「知るかぁああ!!つか何だよ!!その青と黄色のヤツは!!」
「私はフォークス」
と黄色は自己紹介する
「おばーちゃんは、リリーだよ」
と青のヤツは言う
「・・・もう良い
で、お前等の正体って何だ?」
何かを捨て、頭を抱える雁夜は101と運び屋の事を聞き始める
「んー、正体か・・・職業柄は運び屋で
荒野の運送をしている者だ、だったが正しいがな」
運び屋は、ハアハアと息使いが荒くなりながら桜にお粥を食べさせているベロニカの頭を叩き気絶させ
「おばーちゃん、この百合からこの子(桜)を近づけないようにして」と言った
「うーん、一言で言えば旅人かな
あ、この姿だと19歳の頃ですね」
101と書かれた服を着た101が答える
「名前は?」
「名前は・・・無いに等しいから101で良いですよ」
「そうそう、名前なんてプレイヤーが決めるから良いの良いの」
「・・・なんか何気に凄い事を言ってないか?
まぁ良い、で・・・どうしてここまでしてくれる」
「何が?」
「オレの治療や桜ちゃんの治療をして、あの化け物を殺したんだ?
何が目的でここまでするんだ?」
この判断は正しい、雁夜は未熟ながらも、なりたての魔術師である
サーヴァントでも元をたどれば人間であるからだ
「・・・そうだな
ま、丁度良いだろう・・・
まず雁夜、お前は聖杯戦争に出なくてはいけない
今、おばーちゃんに出されたお粥を食べている桜ちゃんの為に」
「・・・そうだ
オレは桜ちゃんの為に出る」
「そこでだ
俺達が協力する、考えも一致してるしな」
「何?」
雁夜は驚いた、サーヴァントとの考えたのが一致してる事に
「だが、お前等は願いとかないのか?
聖杯戦争に勝利した者は願いが叶うんだぞ」
「確かに魅力的だ、しかし101と俺は違う
思うんだよ、人間だった時に叶える努力をするれば良いんだ」
「それに桜ちゃんと101と俺の境遇が似ていることだ」と運び屋は言う
「似ている?」
「私達に家はないですし、親族も居ない
だからアナタを治療し、聖杯戦争に出るんです
それに・・・」
101は突然、会話に入り込み、こう言った
「桜ちゃんの親をぶん殴る、親としての責任を破棄した親の責任を取ってもらうためにね」
「確かに」と雁夜は呟いた
この桜(こ)の不幸の責任を取ってもらうのに丁度良い機会(チャンス)だ
乗ろう、こいつ等となら勝てる
そんな気がして、こう言った
「令呪を一つ使う、俺と共に桜ちゃんを救うのを手伝ってくれ」
「「了解」」
こうして契約は完了した
おまけ、ワカメ髪の父
「あのよ、悪いがアイツなんとかしないか?」
101の仲間のジェリコが、仲のいい雰囲気の中に入り、雁夜の後ろにある外の木を指差した
雁夜が後ろを見て、窓ガラス越して、有る者を見つけた
「・・・アニキイイイイイイイイイ!!!!」
反応が遅かったが木にロープで宙吊りになってぶら下がっている兄の姿に驚いた雁夜
「誰がこんな事を!!サーヴァントか!!運び屋!!屋敷の書斎に来てくれ、結界を張るからな!!」
「あ、あぁ・・・」
雁夜は急いで書斎に向かい、居なくなると101が呟いた
「ごめんなさい、宙吊りにしたの私です」
と・・・・
今回運び屋が着たのはベニーのスーツで、101は101ジャンプスーツです
次はバトルかなー?
と思いながら書きます
ちなみに作者の服装は
ベガスは改良型ライオットギア装備とファイヤーヘルメット
3はライリーレンジャーなどのユニークコンバットアーマーとコンバットヘルメットです