Fallout Fate/Zero   作:ミスターサー

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番外編、101と運び屋が呼ばれた理由1

キャピタルウエストランド・メガトン

一人の老人が酒を飲み、映画に出てくるような皮膚がボロボロなゾンビと話していた

ゾンビの種族はグールで、元人間であったゴブに愚痴を言っていた

 

「なぁ、ゴブ

俺は・・・いつになったら故郷に帰れるのかな」

 

「・・・」

 

またこの話か、とゴブは頭を抱えた

老人とは、もう五十年間の付き合いである

彼は放射能の原因でグールというゾンビになり、歳を取らなくなったが奴隷として何年も扱きを使われた事も有った

 

その主人も四十五年前に病死した

原因は急性のアルコール中毒だった

 

メガトンの住人は、酒場の権限をメガトンに貢献してきた当時の老人に譲ったが

老人は、ゴブに貸すことにした、一月(ひとつき)の売り上げの三割を貰うが、無職になるよりはマシであり、ゴブは老人に助けられたものなので、反対はしなかった

その代わりに老人が死ぬと自動的にゴブの店になるように契約をしてあるが

 

「なぁ、ダンナ

悪いことは言わねぇが故郷の事は諦めろよ

いくらダンナでも変えられない事が有るだろ?」

 

「・・・分かっているさ

あれは、嘘だったのか・・・監督官を信じた方が良かったのか・・・

いまだに答えは分からない」

 

「ビール貰おうか」

 

「・・・飲みすぎだ」

 

「・・・」

 

 

 

 

 

 

老人が帰ったのは、深夜であった

ビール瓶を片手に持ちながらの帰宅であった

 

「ウーイ・・・

くそ・・・!なんだ!俺の人生は

なんなんだ!!俺の人生はよォ!!」

 

老人は酒を飲みながら過去を思い出していた

人外だったが、心の底から友だった者は事故死し

同郷の友は、病気で死に

愛犬は長年の古傷が悪化で死亡

 

限りない死を見てきた老人は、もう孤独でしかなかった

 

「人生を・・・故郷でやり直せれば、こんな悲しみに明け暮れないですむのに!!!!」

 

ガツンと自宅の目の前にある机を叩く老人

 

「なら、チャンスをやるよ」

 

「?」

 

老人は後ろを向くと、家の壁に寄りかかっている刺青が彫られている青年が居た

 

「おまえ・・・は?」

 

「そうだな、ま

復讐者だと言っておこう」

 

「復讐者?」

 

「そうだ

アンタ、人生を変えたくないか?」

 

「人生を?」

 

「そうだ

その願いを叶えるチャンスが有る」

 

「その方法は、何なんだ?」

 

「なに、死ぬことさ」

 

バス・・・

 

「・・・は?」

 

老人の頭から血が出てくるのを感じながら絶命した

 

「一名様、ご案内」

 

復讐者は笑っていながら拳銃を投げ捨て消えた

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