幻想郷 それは結界を隔て、現代の裏にひっそりと存在するもう一つの世界
そこには人間と、それ以外に妖精、妖怪、神などが平和に暮らす事が出来る理想郷
アリスは幻想郷について簡単に纏めて話した
外の世界から忘れ去られた楽園
そこには人間だけではなく、多種多様な種族の生物がいる事
そこに迷い込んだんだ人間の事を外来人という
アリスの口から告げられた事実にのび太達は戸惑った
スネ夫「それじゃあどうするんだよ…!タイムマシンも使えない 通信手段は途絶えたこの状況で、僕たち帰る事出来るの!?」
スネ夫のこの言葉にドラえもんはただ黙って見てる事しか出来なかった
ジャイアン「ふざけんじゃねぇよ!おいドラえもん、なんとかしろよ!!」
スネ夫「ここに連れて来たのび太とドラえもんの責任だっ!どうしてくれるんだよ!」
その言葉にしずかは反論した
静香「ちょっと待って!のび太さんとドラちゃんは何も悪くないわ!私たちが、一緒に行くって言ったことだし…
それにタイムマシンでのトラブルでこうなった訳だから…」
その言葉に二人は反発する事は出来なかった
のび太「で、でもさ タイムマシンが直ったらまた元の時代に帰れるんじゃないの?」
スネ夫「のび太、お前さっきの話聞いてたのか?時空探査機もタイムテレビも使えなかったんだぞ?直ったとしても使える訳ないだろ!」
のび太「そ…それじゃあ僕たちはもう…」
絶望の中で、アリスは手を差し伸べた
アリス「そんなに落ち込まないで!もう帰れないなんてことはないわ」
ドラえもん「それは、帰る方法があるという意味ですか?」
アリス「えぇ、もちろんよ」
その言葉にのび太達は明るい顔に戻った
ジャイアン「ほ、本当か!?どうやって戻るんだよねぇちゃん!」
アリス「(ねぇちゃん…)それは霊夢…、博麗の巫女に頼む事よ」
みんな「博麗の巫女?」
元の世界に帰る方法で、何故巫女の名前が?
疑問に思ったが、帰る事が出来るなら手段は問わなかった
アリス「みんな今すぐにでも帰りたそうね…わかったわ 私が霊夢の所へ連れてってあげる」
のび太「本当ですか!?」
静香「でも、いいんですか?見ず知らずの人にここまで親切にして下さって…」
アリス「いいの 気にしないで!迷った外来人を助ける事は好きでやってるし、それに…」
スネ夫「それに?」
すると、アリスは自分の作った上海人形を持ち、
アリス「私が作ったこの人形を目を輝かせて可愛いって言ってくれて嬉しかったの はい」
静香「…え?」
アリスは上海人形をしずかに渡した
アリス「これは私からの贈り物 あなたなら大切にしてくれると思うわ 受け取ってくれるかしら?」
突然のプレゼントに驚いたが、しずかは満面の笑みを浮かべて
静香「あ、ありがとうございます! 絶対に大切にします!」
それを見て微笑んだアリスはのび太達に、「いいお友達ね」と言われて、一同は大きく頷いた
片付けを済ませた後、アリスは真剣な顔でのび太達にこう告げた
アリス「いい?絶対に離れちゃダメよ? 森の中には凶悪な妖怪がいるから、決して迷子になってはいけないの 命が失う事もあるから、いい?」
のび太達はこの言葉は決して脅しではない事は分かっていた
アリスが使った魔法、そして幻想郷の世界の話
ここは自分達が知っている常識から大きく外れた世界なのだ
一同は洋館をでて、博麗の巫女がいるという【博麗神社】へと向かった
今進んでいる場所は森の中でも道が整備されている場所で、そこを歩いて行くと博麗神社に着くという
のび太達は談笑をしながら先を進む
すると
?「ようアリスー!そいつらは誰だー?」
誰だろうと思い、後ろを振り向く
しかし誰もいない
いや、いた
振り向いた場所から見上げた所に、箒に跨って飛んでいる黒いトンガリ帽子を被った少女が
アリス「魔理沙じゃない この子達は外来人で、いまから博麗神社に行く所よ」
魔理沙「なんだ、やっぱり外来人だったか お!この青いのって、どっかの本で見た海坊主か!?」
海坊主とドラえもんを比較したのび太達は笑いを堪えてドラえもんの方をみた
ドラえもん「誰が海坊主だ!僕はネコ型ロボットだい!」
アリスと同じやりとりをしていた所を見ていたアリスは、「ドラえもんも大変だなぁ」と同情していた
魔理沙「お前ロボットなのか!?凄いなぁ!なぁちょっと見せてくれよ」
そういうとドラえもんに近づき、ヒゲを引っ張ったり口を手で開いて覗いたりした
魔理沙「へ〜 ネコ型ロボットって言ってる割にはネコに見える所はヒゲくらいだなぁ
あと、手が団子みたいだし足短いし、よくこんなので生活できるよな!」
と、ボロクソに言われる始末
少々涙目のドラえもんが可哀想になったのび太は、魔理沙に向かって「でも、僕達の大切な親友なんです あまり悪く言わないで下さい」とフォローした
その言葉を聞いた魔理沙はドラえもんを見て、少し反省した
魔理沙「あー、えーっと…悪かったな 悪気があってやったわけじゃないんだよ」
アリス「どの口がいうんだか あなたの日頃の行いを見れば悪気が無いなんて嘘に決まってるわ」
魔理沙「人聞きの悪い事言うなよ〜」
静香「あの…あなたは?」
魔理沙「あぁ、自己紹介が遅れたな 私は霧雨 魔理沙 ただの魔法使いだ」
見た目からして魔法使いというのはわかる
現に空を飛んでいたからだ それも漫画やアニメで見たまんま箒で飛ぶ姿
一同の自己紹介は割愛(ボクドラえもん)
魔理沙「お前ら、霊夢の所に行くんだろ?私もついて行くぜ!」
のび太「え?魔理沙さんもですか?」
アリス「まぁ魔理沙が霊夢の所に行くことはわかってたけどね… まぁいいわ 魔理沙、付いてくるならこの子達を守りなさいよ」
魔理沙「もちろんだぜ!私に任せてくれ!
…なぁ、これ思ったんだけどさ」
スネ夫「え?なんですか?」
魔理沙「これ
飛んでった方が早く無いか?」
少し沈黙して、アリスが呆れ顔で
アリス「あんたバカでしょ?外から来た人間が魔理沙みたいに普通に空飛べると思っているの?」
そう言われた魔理沙は「あ、確かに」と照れながら笑ったが、
ドラえもん「確かに!すっかり忘れてたよ」
ジャイアン「こんな時に忘れてたとはな ドラえもんはホントバカだぜ!」
スネ夫「それ、ジャイアンが言えた事じゃないと思うけど…」
ジャイアン「なんだと!?もういっぺん言ってみろ!!」
スネ夫「わあ!ゴメン!冗談だってば!!」
そのやりとりをみたアリスと魔理沙は不思議そうに見ていた
アリス「えっと…もしかして貴方達飛べるの?」
のび太「はい!ドラえもん!」
ドラえもん「うん、わかってるよ!」
ドラえもんはお腹にあるポケットに手を突っ込んで、軽快な音楽と共に取り出したのは
テッテレー!
ド「タケコプター!」
それは昔の子供が遊んだ事があるであろう「竹トンボ」に似た道具だった
魔理沙は興味津々で目が子供のように輝いていた
珍しいものが好きなのだろう
アリス「こんな小さいので空を飛ぶことが出来るの?」
のび太は飛べることを見せようと、タケコプターを頭につけ、スイッチを入れた
羽が回転するとのび太の体が宙に浮かび、自由に飛んで見せた
これにはアリスと魔理沙は驚いた
外来人で、能力もなさそうな子供が自由に空をとんだからだ
アリス「凄い…」
魔理沙「すげえ!なぁ私にも使わせてくれよ!」
アリス「あなたはその箒があるでしょ?それで我慢しなさい どうせ借りたら返さないんだから」
魔理沙「おいおい、人聞きの悪いこというなよな
そんなこと言って本当は自分も使いたいんだろ?」
アリス「そ、それは…」
それを聞いたドラえもんは
ドラえもん「はい これを頭につけて、このスイッチを押すんですよ」
アリスにタケコプターを渡して使い方を教えた
スイッチをおすと空に浮き上がった
最初はコントロールが難しかったのだが、これでも空を飛ぶことが出来ていたのですぐに慣れた
アリス「本当に凄いわ…!ドラえもんさんは凄い物を持ってるんですね」
ドラえもん「いやぁ、それほどでも…(照」
一同は空を飛び、森を越え、湖を越え、博麗神社へ向かった
ここは博麗神社 神社の縁側でお茶を飲み、煎餅を食べている少女がいた
?「はぁ… 今日はいい天気ね」
お茶を飲み、そう呟いたその時…
?「ん?あれは…魔理沙じゃない」
魔理沙「おーい、霊夢〜 遊びに来たぜ!」
霊夢「なによ、どうせまたお茶とお菓子目当てに来たんでしょ?あんたにあげるものはないわよ」
魔理沙「そんなこというなよ〜
…とそれは置いといて…霊夢!仕事だぞ」
霊夢「はあ?仕事?あんたまた厄介事を持って来たんじゃないんでしょうねぇ」
魔理沙「今回は私じゃないぜ アリスが外来人を連れて来たんだよ」
霊夢「アリスが?」
魔理沙「お、来たぜ」
そう言うと魔理沙は鳥居の方に指を指した
霊夢はその方向をみると、空を飛んでこっちに来るアリス達が見えた
アリス「もう、魔理沙ったらいきなり飛ばして…付いてくるとか、守ってやるとか言ってたくせにやっぱりこれよ…」
スピードを上げていった魔理沙に追いつこうとしたが、タケコプターにはかなわず、必死に追いかける羽目になったと言うわけだ
スネ夫「魔理沙さんホント早いね 流石魔法使いだ」
ジャイアン「すげえなぁ…俺も魔法使いになって見たいぜ」
(ジャイアンが魔法使い…?)
のび太達は魔理沙を見た後だったので、魔理沙の服装をしたジャイアンを想像してしまうが笑いを堪える
見ていた霊夢は恐る恐るアリスに質問する
霊夢「アリス…その外来人って能力者?」
アリス「いいえ、普通の人間とネコ型ロボットよ」
霊夢「???」
霊夢はドラえもんを見て、ネコ?これが?と思ったが、ドラえもんはそれを察したのか、「耳は無くてもネコ型ロボットです」と答えてきたので、納得するしかなかった
霊夢「まあ詳しい話は後で中で聞くわ 私は博麗 霊夢 楽園の素敵な巫女とは私のことよ?」
突っ込むべきかわからなかったので、敢えて突っ込まずに自己紹介をした
のび太「野比 のび太です」
ジャイアン「剛田 武だ みんなからはジャイアンって呼ばれてるぜ!」
スネ夫「骨川 スネ夫です」
静香「源 静香です」
そして最後に
ド「ぼくドラえもん」
自己紹介を済ませて中に入ろうとすると、賽銭箱に目をやった
中は自分が見てきた中で一番少なかった
それを見ていた事に気付いた霊夢は「素敵なお賽銭箱はそこよ」と、賽銭箱に指を指した
アリスと魔理沙は、「なにも子供に集(たか)らなくても…」
そう思ったが、スネ夫は
スネ夫(なんだか可哀想になってきたなぁ 今から帰らせてくれるかもしれないから…)
そう思ったスネ夫は自分の財布から千円札を出し、賽銭箱に入れた
すると
シュッ
霊夢が残像が見える程凄い速さで賽銭箱の前に来た
そして驚いた
霊夢「え!?千円札!?こんなにいいの!?」
まさか子供から千円札が出てくるとは思っていなかったようでびっくりしていた
スネ夫「ええ、いいですよ この世界から帰れるなら千円なんて安いものですよ」
一度でも言ってみたい
のび太はそう思った 流石お金持ち
霊夢「ありがとう!ささ、入って入って!」
お賽銭を入れたら急に印象が変わった所をみると、この人お金に困ってたのかな?
そう思わずにいられなかった…
気前よくお茶と茶菓子を出して来てくれたが、それを目もくれずのび太は霊夢に話を切り出した
のび太「あの、僕たちは元の世界に帰れるためにここに来たんです」
霊夢「ええ、アリスから聞いたわ あなた達、運が良かったわね アリスの家の近くに落とされて」
スネ夫「と言うと?」
霊夢「魔法の森には妖怪はもちろん、そこに生えているキノコが厄介なのよ」
静香「キノコ?…何か胞子が出ていて危険とかそう言うのですか?」
霊夢「よくわかったわね そのキノコから人体に危険な胞子が出ていて、吸い込むと体が麻痺したり最悪の場合は死に至ることもあるのよ」
魔理沙「でもキノコが生えてるといっても全ての森にって言うわけじゃないんだ
アリスの家近辺や道とかは生えてないんだ そこに人間も通る時もあるからな」
アリス「まぁ魔理沙はキノコ目当てに森を飛び回っているから生えてない場所で人が倒れてたら魔理沙の所為になるけどね」
魔理沙「おい、そりゃないぜ」
冗談(?)も飛んで和やかな雰囲気だったが、本題に戻った
霊夢「確かに私は結界を開いてあなた達を元の世界に帰す事はできるわ でも…今すぐは無理ね」
ドラえもん「どう言う事ですか?」
霊夢「実は昨日結界の異変が起きて、結界の修復をしたのよ 直したばかりだからあまり結界を弄る事が出来ないの」
静香「え?それじゃあ私達帰る事は出来ないの?」
霊夢「結界が完全に修復すればいつでも開いてあなた達を元の世界にって出来るんだけど、それが出来るようになるには1年かそれ以上待ってもらうしか…」
のび太達は言葉を失った
一年もここにいなければいけないのか?学校はどうなるのか…家族が心配しないのか…
色んな事を考えてしまう
ジャイアン「まぁ絶対に帰れない訳じゃなかったんだ!それで良かったじゃねぇか」
スネ夫「でも1年もかかるかもしれないんだよ?パパやママが心配するよ」
ジャイアン「それならタイムマシンを修理して、俺たちがタイムマシンに乗った時に戻ればいいじゃねぇか!」
スネ夫「た、確かに…」
静香「でもそんなに待てないわ…」
帰れる事は帰れるが、1年以上という長い期間ここに滞在しなければいけないのか…
そう思ったとき、霊夢は口を開けた
霊夢「そう落ち込まないで もう一つ方法があるんだから」
のび太「もう一つ?それは…」
霊夢「それはこいつに頼む事よ 出て来なさい、紫!」
そう紫という人を呼び出した
すると何もない場所から、具体的には棚の前の空間から亀裂が走り、口を開いた
それを見たのび太達は驚きつつも、その開いた口の中をみて驚愕した
ジャイアン「お、おい!あれって、時空乱流に巻き込まれた時に出て来た目玉じゃねぇか!!」
静香「ねぇ!中から人が…」
目玉のような背景の口から、人が現れた
「みなさんご機嫌よう 私は八雲 紫 この幻想郷の創始者よ」
文才ほんとに無くてすまんorz
他の方の幻想入りを参考に作っているのですが、上手くいかなくて焦る私(笑