今回はモンスターファームと魔界戦記ディスガイアの絡みを書きたくて始めた訳ですが、ディスガイア編はほとんど考えていません。
モンスターファーム編は書き終えたので、読者の皆様の反応を見ながら続編と言いますか後編にあたるでディスガイア編を考えていこうと思った次第です。
とりあえず、読んでみてください♪
第1話:召喚されしはファーム
眠いから寝ていた。そうして目が覚めたら全く知らない場所にいた。というのは、そうそう経験することなんて普通はないわ。
悪の組織による誘拐か、はたまた寝ボケてランニングに出掛けて他人の家に入ってしまったのか……。
いや、ここが何処か分からない訳じゃないんだけど、現実と認めたくなかったってことね。
いや、これも冗談。面白そうだから認めているわ。
「おやおや、これは見たことがありませんが随分と可愛らしいモンスターですね。新種でしょうか?」
「私も始めてみますがピクシー種ですかね?
どっちにしても、私自身の初めてのモンスターはこの子なんです♪
大事に育てます!」
私の意識が正しく気がついた時、そこは知らないけれど良く知った場所だったわ。
◆ ◆ ◆
私が元居た世界ではゲームの世界。それが私にとって『モンスターファーム』というゲームの認識だったわ。
だけど何の因果か、私はこの世界にモンスターとして円盤石から再生され、ゲームではお馴染みのホリィと一緒に暮らすことになったわけなのよ。
突然だけど、この冒頭はどうでもいいから気にしないでね。
「……あ、えっとそのね……、私があなたのブリーダーのホリィって言うんだけど……、これからよろしくね」
「あなた新人ブリーダー?
モンスターにも色々とあるんだから、あんまり馴れ馴れしくしないでくれる?
私はそういうの嫌いなのよ」
「あ……、ごめんね」
「(あ、この子可愛い♪)」
神殿で再生されてすぐ、「これで私も助手からブリーダーに出世した♪」などと面白いことを言っていたホリィは私に睨まれて弱気になっているけど、ヤダこの子可愛い♪
ペットにしたいと思っちゃったし、明確な主従関係を気付いたところから物語が始まるわ。
理由は分からないけど、私という悪魔はこの『モンスターファーム』の世界に迷い込み、モンスターとしてその生涯を送る(飽きたら帰るけど)ことになるみたいだから細かい事をいちいち気にしていてもつまらないし。
そして私達が今いるのは、彼女――ホリィが前に助手をしていたブリーダーと一緒に使っていたファーム。
「ふぅ~ん、なかなか設備が整った良いファームじゃないの。
あなた新人ブリーダーなのに随分と設備投資にお金かけたのねぇ?」
「えっと、私が前にお世話していたブリーダーさんが雪山探索から帰ってこなくなったから正式に譲り受けたんです。
四大大会で何度も優勝するくらい凄い人だったのよ♪」
「いや、そこまでは聞いていないわ。
それよりも私のご飯と寝床は最高のものを用意しなさいよ」
「……はい」
「(うわぁ~、いじめたくなっちゃう♪)」
モンスターは人間よりも強い。これは当然であり、人間は手から雷や炎を出せないし空も飛べない。
ホリィもブリーダー助手として鍛えてはいるんでしょうけど、モンスター相手に勝てないのは分かるんでしょうね。
だって私、とっても情熱的なんだもの♪
「それじゃ、住まわせてもらう以上お金は稼いであげるわ。
四大大会も制覇してあげるし、名誉もくれてあげる。
でもあんたは私の奴隷で、私がご主人様。OK?」
「えっと、私何か気に障っちゃったかな?
これから二人で一緒に戦っていくんだし、ブリーダーとモンスターの関係をもっと良く……」
「私がご主人様で、ね♪」
「……はい、御主人様」
この子も大変ねぇ~。最初のモンスターが私みたいなのだなんて♪
他人事だけど、仮にも前の世界でそれなりに楽しく快適に暮らしていたんだから、可能な限り快適な生活を追及してやるんだから!
でもねぇ~、問題があるとするなら私は前に居た世界で魔王クラスだったってことなのよね。
「ホリィ、あなたのブリーダーランクは最速で名人位まで上げたげるから感謝しなさいよね」
私は夜魔族の魔王クラス。数多の魔王と拳を交えた“魅惑の百合狂い”ラクサギ様なんだからね!
~後書き~
あんまりオラオラ系の女主人公って書いていませんし、そういうノリです。
ちなみに主人公のラクギサは、魔王クラスであって魔王ではありません。自分の魔界を持っていませんので。
このあとのディスガイア編ではホリィを魔神の役職に据えて適当な魔界をかっぱらう予定。
そしてライバルは治作コラボで自身6作目の主人公“呪術王”シュナムクルってことで。
この前編では登場予定ありませんが。