ファーム戦記ディスガイア   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 ホリィは独占欲が強くない訳ではないのですが、「ご主人様(ラクギサ)は絶対に自分を一番に考えてくれる」と信仰しているので安心している訳です。
 まぁ、実際にそうなので今のところ問題はないのですが、もう少し修羅場を書いてみたい気もしますね♪





第6話:これにて完成

 魔界運営が軌道に乗り始めた今日この頃。

 城の中を見て回れば、あちこちで私に愛を誓った女の子たちがせっせと働いている光景は目を癒してくれる。これが日常になりつつあることに魔王になって良かったと改めて認識させられるものね。

 

 それなりの大きさの魔界だけあって魔王城も大きいから掃除も大変だけど、掃除や片付けなんかの雑用は地獄から取り寄せたプリニー隊に任せているから私の恋人たちは私を癒すのがお仕事♪

 

 それにしてもプリニー隊だけど、連中にもホリィの魅了能力は効くのね。

 すっかりホリィの指示系統に隷属してプリニーらしからぬ働きを見せているし。

 

 

「オレらも元・人間ッスからね。

 人間という種族のまま寿命や老化とは無縁で悪魔以上の強さを持つホリィさんには惹かれるッス!

 ラクギサ様のこともホリィ様のご主人様ってことで尊敬してるッス!(嘘)」

 

「そう、ならこれからも口を滑らせたりしては駄目よ。

 “強い”悪魔には短絡的なのが多いけど、“恐い”悪魔となると、強さにプラスαの要素があるのよ。

 そして私はそのプラスαを持つ悪魔。

 私を怒らせないでね?」

 

「……(ゴクリ)」

 

 

 ホリィがパッと見で優しげで素朴なイメージを持っているから私のことを甘く見ていたんでしょうね。

 プリニー達の私を見る目が、命すら諦めたように恐怖に染まっているもの。

 

 実際、私を怒らせたら魂ごと消滅させるつもりだから生命の危機でもあるのでしょうが、私は無駄な出費が嫌いだから意味も無く殺すことはないわ。

 意味も無く、はね。

 

 

「ご主人様~。プリニーたちが何か失礼でも?」

 

 

 こちらの不穏な空気を感じ取ったのか、城の裏手で庭師たちに指示を出していたはずのホリィが瞬時に駆け付ける。

 この子もテレポートが使えるのかしら?

 

 

「いいえ、何でもないわ」

 

「そうですか。てっきり私はプリニー達がご主人様を軽んじているのかと思って要らぬ出費の心配をしてしまいましたよ♪」

 

 

 そう言うホリィの手には血に染まったナイフが……。

 

 

「え? ああ、この血ですか?

 先ほどご主人様への挑戦者がありまして、『人間を魔神の役職に置いている魔王なんてたかが知れている』などと言われたので、魔神として、人間の私が殺しました♪」

 

「そう、どうだった?

 何だかんだでホリィって誰かを殺すのは初めてじゃなかったかしら?」

 

「何も感じませんでした♪

 だって私にはご主人様への愛が溢れているんですもの♪」

 

 

 血に染まったナイフを持ったまま笑みを浮かべるホリィ。

 

 こ、これはもしや『恍惚のヤンデレポーズ』というやつではないかしら!?

 まさか漫画やゲームが大好きな私の生涯で、このポーズを実際に見る日が来ようとは……眼福、眼福♪ ムフッ♪

 

 

「それじゃプリニー達、ホリィの始末した雑魚悪魔の死体を処分しなさい。

 一応言っておくけど、戦利品をネコババしようものなら魂の消滅は覚悟することね」

 

「「「どっひぇ~ッス!!」」」

 

 

 クモの子を散らすとはまさにこのことね。

 ホリィのヤンデレ笑顔と私の殺気のコンボでこの魔界の厳しさも理解出来たでしょう。

 

 それじゃ、早速私の魔王としての仕事を始めるとしましょうか。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 私の彼女たち――いわゆる親衛隊のみんなはそれぞれの得意分野を活かして私を中心として上手く動いてくれている。

 特に指示を出さなくても完璧に理想通りの行動。

 

 私がすることと言えば、集められた近隣魔界の情報と仕入れや帳簿の確認。……それすら誰かに任せても問題ないのでしょうけど、これはトップとしての義務ね。

 自分の魔界の運営状況すら把握できていないようでは私自身が余所に出向いた時に恥をかくもの。

 

 そして、これらは魔王としてよりも、商人として一番大切な仕事。

 では魔王として一番大切な仕事は? と聞かれれば……、

 

 

「だんだん大きくしていくわよ♪」

 

 

 私に忠誠と愛を捧げた彼女たちの肉欲を満たすこと。

 それが私の一番の仕事よ。

 

 

「彼女が増えれば増えるほど夜魔族で良かったと心から思うわね」

 

 

 夜魔族の特徴は姿を自由に変えられること。

 これはどんな相手でも虜にするための能力なんだけど、私は生まれながらの自分の容姿を気に入っているから顔やスタイルを変えることはしないわ。

 変えるのは「手」。それも他の悪魔の手に変化させるとかじゃないの。

 植物の根のように広く太く長く、全員の穴という穴を塞ぎ、搾り、濡らす。……触手に変化させるのよ!

 

 その数1107本。これだけの数の触手を操れるだなんて魔界広しと言えど私くらいのものね。

 だからこその魔王でもあるんだけど。

 

 え? 恋人たちの人数と触手の数が違い過ぎるって?

 んふふ~、それはね♪

 

 

「見て、ホリィ様のあの勇姿を」

「たった一本の触手に悶える私たちを超える実力。

 流石はラクギサ様の正妻ね!」

「いつかは私も……でも無理ぃぃぃ~♪

 たった一本でももう耐えりゃれにゃいのぉ~♪♪」

 

 

 確かに、流石としか言いようのない光景。

 ホリィは私の触手を一人で千本も受け入れている。

 体を貫かれ、それでもシゴく手を止めず、舐める口からは蕩けるように唾液が滴り、触手の方が疲弊していく。

 

 

「ご主人様! もっと、もっとです!

 私にご主人様のすべてをください!」

 

「言うじゃないのホリィ。

 空も飛べない火も吹けない、ちょっと小突いただけで死んでしまう脆弱な人間という種族の限界を性的にも超えているのね♪」

 

「それがご主人様への愛の証明ですから!」

 

「それじゃ本気を出すわよ?

 朝まで寝かせないけど大丈夫?」

 

「むしろ壊すつもりで来てほしいです。

 私を人間という括りで考えていては精神崩壊するのはご主人様ですよ♪」

 

 

 よく言ってくれたわ。何度も言うようだけど、流石は私の嫁!

 

 他の恋人たちはみんなイっちゃったから残りの触手と新たに生み出した触手を合わせる。

 その数なんと108万本!

 

 

「イクわよ!」

 

「イキます!」

 

 

 私とホリィ、二人の愛と性欲がぶつかり合った末に勝ち残るのはどちらなのか?

 そんなことはどうだっていい。この勝負は勝ち負けじゃない。お互いの愛を融合するための儀式なのだから。

 

 そこまで考えたところで私の意識は途絶えた。

 

 

 

 

 

 

 

 ~後書き~

 

 

 




ホリィ「ご主人様の恋人ですもの。時間操作くらいお手のものです♪」

ラクギサ「でも時間操作の能力って絶頂状態で身体の時間を止めるのがベストな使い道よね」

 それなんてクリムゾンw (キングクリムゾンではなく)


 時間操作能力を発酵食品などに使う発想が出ないあたりがラクギサの商人になりきれないところで、
 そういう行為を真っ先に思い浮かぶ辺りが百合としては極まっているというところ。

 とりあえず魔界購入編はここまでです。
 この先はまだ書いていませんが、折角ですし『ディスガイア4』のヴィータ版を買ったら4と絡めた内容にするのもありですね♪

 でも、とりあえずは『魔女と百騎兵』のプレイ日記を書き上げなければ!
 未プレイの人で興味がある方は『小説家になろう』の私の活動報告を読んでみてください♪
 かなりエグいのでディスガイアと同じノリだと思っていたら主人公の主のメタリカという、吐き気を催す邪悪に心を抉られますから♪

 ではまた書き上がったら投稿します♪
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