ファーム戦記ディスガイア   作:ヨイヤサ・リングマスター

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 ~前書き~

 モンスターファームの世界での通貨は「ゴールド」です。1ゴールド=1円なのかは分かりませんが、飴玉一個買うことも出来ないそうなので日本円と大差ないでしょう。
 そんな感じで進めていこうと思います。
 5月3週。


 ◆ ◆ ◆


第3話:手始めに金稼ぎ

 ランクが上がる公式戦の開催までまだ時間があるので大会に出てみた訳よ。

 ほら、私って肉体労働とか面倒だから荷物運びや畑仕事で汗にまみれるの嫌だし、ホリィの蜜を舐め取っている方が健康的な汗が出せるし。

 

 そんな訳で、毎日豪勢な食事と高級な家具を取り寄せたことでファームは金欠。

 Eランクの大会とはいえ、1000ゴールドというそこそこの大金が手に入るのだから出ない手はないわ。

 ひと月の食費が高級なお肉を食べたとしても300ゴールドしか掛からないから大金だわ♪

 

 

「炎の壁」

 

 

 この世界では魔法? みたいな技を使うのにも呪文詠唱が要らず、しかも技を出すのに必要なエネルギー――<ガッツ>が元の世界における魔力だったのは幸いね。

 魔王クラスの中でも上位に食い込む私の魔力は、手加減が難しいから全員病院送りにしちゃったわ。

 

 

『強い! 強すぎるぞ新人のラクギサ選手!

 それもそのはず、ラクギサ選手のブリーダーは、あの! 四大大会を制覇した名人ブリーダーの助手をしていたホリィさんなのです!!』

 

 

 実況の声はそんなことを言っているけど、そのホリィの首に首輪と鎖が付けられていることには触れないのね。

 私としても面倒なのは嫌だけど、彼女が私の所有物ってことを公表してもらえればホリィに近づく男を潰す手間が省けてちょうどいいのに。

 

 あの子、あれで結構モテるから近づく男どもを追い払うのも面倒なのよね。

 

 

「ご主人様、試合お疲れ様です」

 

 

 タオルを控え室に戻るとタオルと水筒を差し出してくるホリィ。

 教育した甲斐があるってものね♪

 

 

「ん、ありがと。

 でもホリィ。何か忘れていないかしら?」

 

「あ、すみませんでしたご主人様」

 

 

 ホリィは急いで手に持っていた水筒の蓋を開け、中身を口に含むと私に自分からキスをしてくる。

 

 

「ん……コクンコクン」

 

 

 ふぅ、やっぱこれよね。可愛い子に口移しで飲ませてもらうと何でも美味しく感じるってものよ♪

 これは魔界に帰ってからも友人らに自慢が出来る良い拾いモノね♪

 

 

「さぁ~て、帰るわよホリィ。

 今夜もベッドで可愛がってあげるから楽しみにしていなさいよ」

 

「はい! ご主人様♪」

 

 

 結構結構コケコッコー♪

 調教は順調。すっかり私無しじゃ生きられない身体になってきたようだし、駆け足で段位をあげても二年半ってところかしら?

 こっちの世界も楽しくなりそうだわ♪

 

 

 翌日の朝、新聞にて「悪魔的強さの新人コンビ現る」って書かれていたけど実際に私は悪魔なのよね。

 これで他の大会に出た時も相手が棄権してくれれば楽なんだけどそう上手くいくかしらね……。

 

 

 

 

 




 ひと月の食費が300ゴールドで済むはずはないのでしょうが、そこはゲーム準拠です。
 アニメでは一食事に食材を普通に使っていましたが大会の賞金はゲームと同じくらいでしたからね。普通に考えたら大会に出まくってもそこまで贅沢はできなさそうです。
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