ラクギサの強さは、やり込みゲームとして有名なディスガイア基準ですので、モンスターファームにおけるフルチューン(全能力値999)程度など、「たかが」と一蹴できるレベルです。
なので戦闘シーンをお互いが拮抗して手に汗握るような演出に出来ませんし、
書き手としても、私の好みの問題として好きではないのでバトル要素は大幅にカットします。
とはいえ、「試合」で一般市民からも分かりやすい勝利を得なければ本当の意味での勝利が出来ないので、FIMBA要人を暗殺して名人位を取ることは無理です。
ラクギサは、あくまでも試合の中で四大大会の四天王を倒してFIMBAの改革を行おうと考えているのです。
◆ ◆ ◆
カルナボの爺さんが死んだあとも、FIMBAは問題なく組織として盤石なまま過ごしている。
まったく、あの爺さんほどの大物が死んでもすぐに変わりを用意できるだなんて、今のFIMBAは悪い意味で一枚岩になってしまっているのね。
「ご主人様。本当に私たちが出来ることはないんですか?」
「ええ、何もないわね。
今の私たちに出来ることと言ったら、ランクを上げて、誰がどう見ても完全勝利で四大大会を制覇するしかないわ」
大会運営そのものまでFIMBA主導で行われているんだからね。
低ランクの内はまだしも、Sランクなんかだと判定勝ちは狙えそうにないし。
まぁ、この私がモンスター相手にそうそう負けるとは思えないけど。
「一番の問題は社会的地位よ、ホリィ。
私の実力はこの世界の常識が当てはまらないから、大会で負ける要素はないの。
だから搦め手を使われないように、何も知らない一般市民からの人気を多く稼ぐ必要があるわけよ」
公式戦以外の大会にも参加はしているが、今のところ全戦全勝。
私にとっては程度の低い相手と試合をするだなんて面白くはないけど、「人気」が無ければ四大大会を制覇して名人位の肩書を得てもFIMBAの汚職を証明するには信頼が足りないでしょうからね。
まったく、汚いことをやる連中に限って、自分を良く見せるのが上手いものね。
「それで何が言いたいかと言うとね。
私は誰が相手でも負ける要素はないの。
だから仕事や修行を行う必要もないけど、人気は欲しいの。分かる?」
「あっはい。分かります」
「本当に分かっているの、ホリィ?
強さは申し分ない私がさらに人気を得るために何を求めているのか」
「……えっと、その、……美しさ……ですか?」
「ビンゴ♪ じゃあ『あなた』が今何をしてほしいのかその可愛らしい口で行ってみなさい♪」
この会話の流れからホリィはすでに気付いているのでしょうが、私からではなく、彼女の口から言わせたい。
だって、私は彼女のことを本当に気に入っちゃっているんですもの♪
「……わ、私を、ベッドで可愛がってくださ……い……」
「は~い♪ 良くできました♪
どこを可愛がってほしいのかも言えたら尚良かったけど、今はまだいいわ」
そう! 私は夜魔族! あらゆる者を魅了し虜にして初めて輝ける悪魔!!
ホリィとの愛の語らいこそが、私の悪魔としての部分をより一層鍛えてくれるわけよ。
それこそ、修行で汗水流し、日雇いのバイトであくせくするよりもずっとね。
そうしてホリィとの性的な修行と、無駄のない鍛えられたホリィの全身を舐めまわして楽しみ続けた私は人気がぶっちぎりの100の状態で、Sランクになったというわけ♪
さぁ、四天王たち! 覚悟しなさいよね。
体中をぬめぬめとしたキスマークだらけにしながら私は愛と勝利と、ついでにカルナボ爺さんのために戦う決意を再確認するのだった!
~後書き~
ラクギサは「ディスガイア」の世界から来たので、<携帯袋>と<倉庫>が使えます。
探検で得たアイテムは「モンスターファーム(無印)」の最大所持数の16個以上持てる訳で、
何が言いたいかと言うと、カララギ遺跡から根こそぎ取って返った金の塊や各種宝石などで資金は莫大です。
これはこれで何かと活かせる気もしますね♪