カンッ
先程から何度も聞いた音。金属と金属がぶつかり合う音を聞きながら一人の少年は笑った。あぁ、これこそ求めた世界だと。歪んで、恐ろしい、狂気を含んだ笑顔で声を出したながら少年は笑い続けた。
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「おぉ」
初めて見る景色に僕は思わず感嘆の声をあげた。これが偽物とはいまいち信じれないな。そう思うくらい、この世界は完成度が高い。ソードアートオンライン。それがこの世界の名前だ。剣で生きるこの世界にぴったりな名前だ。この世界への感想はこのぐらいにして、そろそろ武器を買いに行くとするか。
武器屋に来たはいいが、特にこれといってピンとくるものはない。ここは無難に片手剣にするか。武器を買ってから僕は一つ悩んでいる事がある。それは、このゲームでの攻撃 【ソードスキル】の使い方がわからない事だ。とりあえず、自己流でやってみるか。そう思い、草原に行くと黒髪高身長のイケメンと赤髪の変なバンダナをしたイケメンがいた。よく見ると、黒髪の方が赤髪に教えているようだ。ちょうどいい。僕も教えてもらおう。
「なぁ、僕にもソードスキル教えてくれないか?」
「キリトー。コイツもソードスキル教えて欲しいって言ってるんだけど大丈夫かー?」
「1人ぐらいなら大丈夫さ。」
気前がいいな。彼からしてみれば余分な手間だろうに。
「ありがとう。黒髪君。僕の名前はReaperだ。よろしく。」
「俺はキリトだ。よろしくReaper。」
「俺はクラインだ。」
「それじゃあ1度ソードスキルをやってみせるよ。」
キリトはそういうとイノシシ形のモンスターに向かっていった。キリトが構えると、剣が段々光っていった。そして、剣が当たる距離になると一閃。イノシシ型のモンスターはそのままポリゴン片となり消滅していった。
「すげーだろ。これがソードスキルだぜ。」
「なんでクラインが自慢気にしてるんだよ。コツとしは溜めることかな。後はシステムが自動でアシストしてくれるからそれに合わせて動くだけさ。1回やってみたらどうだ?」
「そうしてみるよ。」
キリトの動きをイメージして、イノシシ型のモンスターに向かって剣を振り抜く。が、ソードスキルは発動されなかった。そして、そのままイノシシ型のモンスターの突進を食らうことになった。
「あれー?なにが違うんだ?」
「Reaperは自分で動かそうとしすぎだ。構えるだけで自分は何もしないつもりでやってみたらどうだ?」
言われた通りやってみる。
「おぉ。できた。」
「なにー!?俺もまだできないのに、お前もうできるのか。くそー。俺も早くソードスキルで敵を倒してー。」
その後、クラインもソードスキルができるようになり、3人でイノシシ型のモンスターを倒していると、
「もうこんな時間か。俺はピッツァを予約してるからもう落ちるけどお前らはどうするんだ?」
「俺も落ちるよ。多分そろそろ妹が呼びに来るからな。」
「僕はまだ続けるよ。戻っても暇だしね。」
ホントはそれだけが理由ではないが、この場言うことではないだろう。というか誰かに言うような話ではないな。
「おい。ログアウトボタンがないぞ。お前らはどうだ?」
「俺も無いな。」
「僕も無いね。」
「バグか?」
「バグにしてはおかしくないか?こんなバグ今後の信用に関わるぞ?」
「まぁ、そのうち出られるようになるんじゃないか?」
「俺のピッツァがー。」
そんな風にクラインが嘆いていると、突如視界が一変した。ここはどこだろうと思い、周りを見渡すと始まりの街だというのがわかった。そして、自分達以外にも多くの人がここに集められているのもわかった。
「強制転移。恐らくここで、今の状況の説明と謝罪がされるんじゃないか?」
すると、空中にマントのようなものが浮かんだ。マントは自分を茅場だと言った。そして、キリトの予想どうり僕達の状況を説明してくれた。ただ、内容は予想していたものとはまったく違ったが。茅場の話しを要約するとゲームから出るにはゲームをクリアしなければならないということ。それと、このゲームで死ぬと現実世界でも死ぬということ。そして、プレゼントという鏡を見ると顔をが現実世界の顔になっている。
「ちょっと来てくれ。」
キリトに引っ張られ付いていく。
「さっきの話が本当だとすると、いち早く次の街へ行かなければならない。俺はβテストでどこを行けば安全か知っている。一緒に来ないか?」
キリトの話はとても魅力的だ。この話を受けないやつはあまりいないだろう。そう考えていると、
「俺他のゲームで知り合ったやつらがこのゲームの中にいるだけど、そいつらも一緒っていうのはダメか?」
キリトが黙る。恐らく、何人も連れていくことは出来ないのだろう。
「わりーキリト。俺やっぱあいつらを置いてけねぇ。俺は後から行くぜ。」
「わかった。Reaperどうする?」
「僕もやめておくよ。自由に生きる。それが僕の信条だからね。」
「そっか。」
そういいながらもキリトの顔は曇っている。きっと僕達の心配をしてくれているんだろう。優しい子だな。
「じゃあなキリト。おめー案外可愛い顔してんだな。Reaper。てめーそんなイケメンだったのかよ。憎らしいな。」
「おう。お前もその野武士みたいな顔の方が似合ってるぜ。」
「ハハッ。ありがとうとだけ言っておくよ。また会えたらいいね。キリトもまたね。」
「ああ。」
そんな会話をして僕達は別れた。さぁ、これからどうやって生きていこうか。とりあえず、必要なのは情報だな。そして、さっきまでいた場所に戻るとパニックを起こした人ばかりでまともに情報を聞けそうになかった。こんな事ならキリトから情報だけでも聞いておくべきだった。今更後悔してももう遅いが。どうしようかと悩んでいると。後ろから肩を叩かれた。誰だと思い後ろを向くと、小柄な顔に鼠のような三本線の書かれたの女の子がいた。
「困ってるみたいだナ。オネーサンが助けてやろうカ?」
聞くと何でも情報屋だそうだ。
「僕はこのゲームの事を単なる暇潰しとしか考えてなかったから情報が全然ないんだ。よかったら教えてくれるか?」
「普段は金を取るんだけどな、今は状況が状況だしタダにしといてやるヨ」
「ありがとう。そうだ、名前を聞いてもいいか?僕はReaperだ。」
「いいゼ。オレっちはアルゴダ。」
その後情報を聞いた後、情報が欲しかったら連絡してくれということでフレンド登録をして別れた。もう夜になる今日はもう休もう。そう思い宿屋へ歩いていく。部屋で1人になると、僕は思わず笑みがこぼれてしまった。仕方ないだろう。こんな楽しそうな事今までになかったのだけら。そう心で呟いた。
えっと、まずこの作品を読んでくれてありがとうございます。作者は今まで読み専で、今回が初投稿になります。なので、間違っている点などは多々あると思います。その時は、教えてくれるとありがたいです。できればこの作品の感想をもらえたらなと思います。次回はもうちょっと長くする予定です。また読んで頂けると嬉しいです。主人公はオリキャラなのでイメージしにくいと思うので下にキャラ紹介を書いておきます。
名前 神宮寺 空 じんぐうじ そら (本名)
Reaper (プレイヤーネーム)
年齢 15歳
職業 高校生(1年生)
外見 髪は白で、顔は甘い感じの顔をしている。(イメージは黒執事の主人公です。)程よく筋肉も付いていてスレンダー。(SAO内での外見です。)