バカと祝福と召喚獣   作:兎熊猫男

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思ったより早く書けたので出せる内に・・・
今回全てカズマさん視点です。


後タグとキャラ設定にゆんゆん追加しました。


自己紹介と宣戦布告

「えー・・・私は2年Fクラスの担任の福原慎です」

 

先生は一度黒板の方を向いたがすぐにこちらに向き直り自己紹介をした。

 

「おい雄二、もしかしてこの教室にはチョークすらないのか?」

 

「ああ、さっき見たらチョークの粉しかなかったぜ」

 

先生は教室を見回し・・・

 

「卓袱台と座布団は人数分用意されていると思いますが何か足りない物はありますか?」

 

「先生、俺の座布団に綿がほとんど入ってません!(須川)」

 

「我慢してください」

 

「先生、僕の卓袱台の脚が折れてます!(明久)」

 

「木工ボンドを支給しますので自分で直してください」

 

「先生、窓が割れてるから風吹いて寒いんですけどー(亜玖亜)」

 

「わかりました、後でビニール袋とセロハンテープの支給を申請します、自分で直してください」

 

「せめてダンボールとガムテープ・・・というか修繕ぐらいやってよ!」

 

「それ以上は用意出来ません、我慢して下さ・・・(ガラガラ)・・・替えの教卓を用意してきます」

 

いや酷過ぎるだろ・・・仕方ない、後で廃材でも探して隙間風ぐらいは何とかしておこう。

 

 

「おい明久と和真、ちょっと話があるから廊下に出てくれ」

 

「ん、ああ・・・」

 

「僕も?」

 

 

 

「で、話って何だ?恵美や亜玖亜と付き合いたいというならお前も抹殺しなければならなくなるんだが」

 

「俺にはもう彼女が居るから安心しろ、話ってのは試験召喚戦争についてだ」

 

「もう仕掛けるのか?」

 

「ああ、前々からやってみたかったからな・・・和真だって妹2人がこんな所に居るのは嫌だろ?」

 

「その通りだし反対はしないが本音は?」

 

「翔子と本気の勝負がした・・・って言わせんな!」

 

 

 

 

 

「あ、僕この後で学園長に呼び出されてるから今日仕掛けるんなら参加出来ないかもしれないよ?」

 

「そういや朝鉄人がそんな事言ってたな・・・観察処分者から外されるとか何とか」

 

「マジか・・・早い方がよかったがそれなら明日からにするか」

 

「おっと、先生戻って来たな・・・詳細は任せるぞ雄二」

 

「分かった」

 

 

 

「それでは・・・廊下側から自己紹介していってください」

 

「演劇部所属の木下秀吉じゃ、よろしく頼むぞい」

 

「秀吉ー!俺と付き合ってくれー!」

 

「ワシは男子じゃ!」

 

あいつ最近は女子に見られる事が減ったがまだ0じゃないんだな・・・

まあ未だに間違える奴がF以外に居るとは思えんが。

 

「・・・・・・土屋康太、写真部所属」

 

相変わらず無口な奴だ・・・

だがあいつの情報収集と写真の腕は信用出来る。

 

 

「料理研究部所属の須川亮だ、宜しく」

 

あいつは最近俺と同じ苗字の女子と付き合い始めたのを切欠にして俺に物理、明久に料理を習っている奴だ。

俺が知る限りでは物理の点数はAクラス下位程にまで上昇、明久曰く料理の腕は中華に限り敵わないそうだ。

 

(中略)

 

「我が名は佐藤恵美!佐藤和真の妹にして、飛び級してきたもの!」

 

「「「めぐみーん!俺と付き合ってくれー!」」」

 

「お断りします!というか親しくもない人がめぐみん言うな!」

 

「とりあえずモブD、モブG、モブMは人には言えない恥かしい秘密を学園中にバラ撒くからな」

 

「「「やめてください(社会的に)しんでしまいます!」」」

 

だが断る

お前達はこのクラス全員の見せしめになって貰う。

 

(((((奴だけは敵に回してはいけない・・・!)))))

 

Fクラス全員の気持ちが1つになった。

 

 

「島田美波です、ドイツ育ちで日本語は読み書きが苦手です」

 

めぐみんの奴よりによって島田の近くの席か・・・

まあ来たのが最後の方だったし仕方ないか。

 

「趣味はをムカつく男子を殴ることです!」

 

因みに明久が入院続きだった理由の6割はコイツの暴力、残り4割は姫路の毒料理が原因だ。

明久には世話になってるし個人的にも島田はムカつくので何かやらかしそうなら遠慮なく殴らせて貰おう。

 

 

「佐藤亜玖亜よ、保険委員に入ってるから怪我したら言って頂戴」

 

「亜玖亜さんすk・・・」

「おい止めろ!去年亜玖亜さんに告ったマツラギの末路を忘れたのか!?」

 

そういやそんな奴も居たな・・・

まあ寸前で止めたって許さないんだけどな。

 

 

「料理研究部所属の吉井明久です、気軽にダーリンって呼んでください」

 

「「「「「「ダーリーン!!(Fモブ全員&亜玖亜)」」」」」」

 

「すみません今のは忘れてください・・・」

 

明久の事だから場を和ませようとしただけのジョークだったんだろうが・・・

コイツ等以外とノリがいいな。

 

「おいちょっと待て、今女子が一緒に叫んでなかったか?」

「気のせいじゃないのか?」

 

十中八九亜玖亜の仕業だな・・・あいつは後でオシオキしておこう。

おっと、次は俺の番か。

 

 

「佐藤和真だ、部活は入ってない、一応俺が副代表らしいからよろしく」

 

「奴が噂のシスコンのゲスマか・・・」

 

「奴がロリコンのクズマか・・・」

 

「おい誰だそんな呼び名を広めた奴は!」

 

シスコンなのは否定しないが俺は決してロリコンじゃないぞ!

 

「では最後に・・・」

 

「あの・・・遅れてすいません」

 

ん?

 

「遅れると言う話は聞いてましたから大丈夫です、ちょうど自己紹介しているところなのであなたもお願いします」

 

「は、はい! 姫路瑞希といいます、よろしくお願いします」

 

奴もFクラスなのかよ!点数自体は次席クラスだしてっきりAクラスに行ったとばかり思っていたんだが・・・

 

「はい! 質問です!」

 

「は、はい・・・なんですか?」

 

「えーと、なんでここにいるんですか?」

 

「そ、その・・・試験の最中に熱を出してしまいまして」

 

何でこいつ猛毒料理ばかり作ってる癖に病弱なんだよ・・・

教室では島田にだけ注意してればいいと思ってたんだが面倒な。

 

まあ俺がやる事は変わらないけどな。

 

 

「最後に代表の坂本君、前に出て下さい」

 

「了解」

 

先生に呼ばれて雄二は教壇に立った。

 

「Fクラス代表の坂本雄二だ。代表でも坂本でも好きなように呼んでくれ・・・それはさて置き、みんなに一つ聞きたい」

 

雄二は周囲を見渡し、全員それに攣られて周りを見る。

 

「Aクラスは冷暖房完備の上に座席はリクライニングシート、ドリンクバーまで付いているそうだが・・・不満はないか?」

 

「「「「「「大ありじゃあーーーーーーーーー!!」」」」」」

 

気持ちは分かるが落ち着け・・・というか五月蝿ぇ!

 

「いくら学費が安いからってこの設備はあんまりだ!」

 

「Aクラスだって同じ学費だろ!改善を要求する!」

 

「そうだろう?だから俺達FクラスはAクラスに対して試験召喚戦争を仕掛けようと思う!」

 

ここで切り出すのか・・・

確かに早い方がいいとは言っていたがいくら何でも早過ぎるだろ。

 

「いや、無理だろ」

 

「勝てるはずがない」

 

「これ以上設備を落とされてたまるか」

 

「めぐみんが居ればなにも要らない」

 

最後の奴覚悟しておけ。

 

「そんなことはない、俺が勝たせてみせる」

 

「無理に決まってるだろ!」

 

「勝てる根拠ならあるぞ、今からそれを証明してやろう・・・康太、秀吉、明久、それと佐藤兄妹は前に出てきてくれ」

 

俺もか・・・まあいい行くか。

 

 

 

「まず康太、こいつは保健体育に限って言えば学年・・・いや学園1位の実力者だ!」

 

「保健体育1位・・・まさか奴があのムッツリーニだというのか!?」

 

「・・・・・その名は不名誉だ」

 

そういや康太のアダ名のムッツリーニってのは趣味が写真撮影=ムッツリスケベに違いないって理由で付けられたんだったっけな・・・

今時小学生だってもう少しマシな名前付けるぞ。

 

 

 

「秀吉も古典だけならAクラス上位に引けを取らない!」

 

「そういえば秀吉はAクラスの木下優子の妹・・・」

 

「ワシは弟じゃ!」

 

秀吉はどの教科もそつなくこなせるが古典だけは亜玖亜以上だからな・・・

まあ全体的に勉強出来るならFにはなってないと思うんだが秀吉の演技力は馬鹿に出来ない。

それに最近は亜玖亜と文系科目の強化に努めているし立派な戦力になる。

 

 

 

「佐藤兄妹は元々Aクラス並だし、特に佐藤恵美は飛び級でこの学園に来た程の実力者だ!」

 

「めぐみんは分かるが亜玖亜さんと和真ってそんなに頭良かったのか!?」

 

「ちょっと!それどういう意味よ!」

 

「だから普段の言動に注意しろって言ってるだろうが!」

 

まあ疑いたい気持ちは分かるけどな。

というかお前はどうして秀吉の時は疑わなかったんだ?

 

「おい、亜玖亜はまだしも和真の成績に文句があるなら聞こうじゃないか」

 

「めぐみん!私はまだしもってどういう意味なの!」

 

めぐみん・・・俺が言える事じゃないがたまには亜玖亜にも優しくしてやろうぜ?

まあ一緒にFに来てる時点で充分優しくしてるんだが。

 

 

 

「勿論俺も本気を出す!」

 

「坂本って小学生の頃は神童とか呼ばれていたらしいな・・・」

 

「マジか!つまりこのクラスにはAクラス並の奴が6人も居るって事なのか!」

 

おいおい・・・雄二は中学時代荒れに荒れてたから勉強してなかったんじゃないのか?

まあ霧島と付き合い始めてから遅れを取り戻そうとはしてたがどこまで出来るのやら・・・。

 

 

 

「それに吉井明久だって居る!」

 

・・・

 

おい、一気に教室が静まり返ったぞ・・・

 

「誰だよ、吉井明久って」

 

「いや知らん」

 

お前等さっきの自己紹介を聞いてなかったのか?

あれは完全なノリと勢いだけだったというのか?

 

「雄二ぃー!どうして僕の名前を最後に呼ぶのさ!」

 

「まあ聞け、明久はな・・・あの【家庭科の帝王】だ!」

 

「「「「「ナ、ナンダッテー!?」」」」」

 

「確か家庭科に限っては教師を超えているとかいうあの噂の!」

 

「マジか!Aクラス所か教師レベルの奴が居たのか!」

 

まあ試召戦争じゃ選択科目の家庭科は選べないんだけどな。

だが明久は世界史や日本史といった暗記科目も出来るし、何より召喚獣の操作が抜群に上手いから間違いなく主力となる。

 

「とまあこれがFクラスの主力なんだが・・・どうだ?」

 

「何だか何処が相手でも勝てる気がしてきたぞ!」

 

「俺達なら行ける!」

 

「ならば筆を取れ!俺達に必要なのは卓袱台じゃない、システムデスクだ!」

 

「「「「「おおーっ!?」」」」」

 

 

 

「ってちょっと待ちなさいよ!何で主力でウチと瑞希が呼ばれないのよ!」

 

うわーメンドクサイ・・・

折角上がった全員のテンションが一気に下降しやがったぞ。

雄二も肩を落としてるし秀吉ですら青筋浮かべてやがる・・・仕方ない少し大人しくさせるか。

 

「島田・・・お前の得意科目と最高得点は?」

 

「得意なのは数学で点数はBクラス並よ!」

 

「お前さっきの話聞いてたのか!Aクラスに挑もうとしてるのにBクラス並じゃ全然使えねぇよ!」

 

「なっ!」

 

「ある程度の点数差はは召喚獣の操作で補えるだろうが、お前は操作が上手い訳じゃないだろ!むしろお前と姫路はド下手だと断言出来る!」

 

「って私もなんですか!」

 

「ついでに言うと姫路が主力に呼ばれなかった最大の理由はな、振り分け試験当日に熱出して途中退席しやがったからだよ!」

 

これは何も試召戦争に限った話じゃない・・・どれだけ高い点数出せたって本番に生かせなきゃ意味ないんだからな。

 

「じゃあ吉井はどうなのよ!何で観察処分者なのに主力になってんのよ!」

 

「明久が観察処分者になったのはお前の暴力と姫路の猛毒料理で入院して出席日数が足りなくなったからで勉強が出来ない訳じゃない!」

 

これは紛れもない事実だが理系科目は・・・うん。

まあ明久なら操作で補えるから問題はない。

 

「とにかく今のお前等はハッキリ言って足手纏いだ!今からでも主力になりたいなら漢字を読める様になれ!姫路は身体を鍛えてから出直して来い!」

 

「「・・・・・・」」

 

「流石和真の口撃力ね・・・あの2人がすっかり黙っっちゃったわ」

 

「スマンな和真・・・ついでに溜飲が下がったありがとう」

 

「気にすんな、思った事を言っただけだし・・・つーか理由を勝手にでっち上げちまったけど良かったか?」

 

「ああ、お前が言ったのがほぼ正解だからな・・・問題ない」

 

 

 

「さて、本来なら今日にでもDクラスに仕掛けるつもりだったんだが・・・どっかの誰かの所為でそんな気分じゃなくなっちまったな」

 

 

元々明久が学園長に呼ばれてたから明日仕掛けるって話だったんだがな。

まあ予定では今日仕掛けるつもりだったらしいし間違ってはいない。

 

「何よ!ウチが悪いって言うの!」

 

「黙れ元凶!」

 

「お前のせいで全員のテンションが下がっちまったんだろうが!」

 

「もう喋るな!」

 

モブ達がここぞとばかりに島田を攻める。

いいぞもっとやれ。

 

「くっ・・・」

 

 

「それじゃ姫路、Dクラスに宣戦布告してこい、開戦は明日の正午からだ」

 

「わ、分かりました!」

 

「なあ雄二、下位クラスが宣戦布告するとほぼ間違いなく酷い目に合うんじゃないのか?」

 

「島田は痛め付けられたのに姫路が無傷だと不公平だろ?」

 

「成程な」

 

暫くして姫路はボロボロになって戻って来た。

いい気味だ。




とりあえずここまで
続きは近日中に・・・

ちょっと地の文少ないかな?
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