バカと祝福と召喚獣   作:兎熊猫男

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お待たせしました(待ってねえって?泣くぞ・・・)
今回はDクラス戦前の話になります

それと前回忘れてたましたが席は

□□□ □□□□ □□□
□□□ □□□□ □康秀
雄□□ □□亜恵 □□□
和明□ □□□□ □□亮
□□□ □姫島□ □□□

といった感じになります


戦争前夜

キーンコーンカーンコーン・・・

 

「では本日の授業はここまでです・・・」

 

 

「やっと終わったか」

 

「まあ今日は部活がないから早く帰れそうじゃ」

 

「んじゃどっかで飯でも食いながら作戦でも・・・」

 

「スマンが今日はダクネスとアイリスが家に来るからな・・・今から明久を連れて準備せねばならんのだが」

 

「そういやアイリスと妹その2は明久に料理を習ってるんだったな」

 

「いい加減私の事は名前で呼んで貰いたいのだが」

 

「悪いが下手に名前で呼ぶと翔子がヤキモチ妬いちまうんでな」

 

「それなら仕方ないですね・・・」

 

「それでいいんだ!」

 

 

ピンポンパンポーン・・・

『2年Fクラスの島田美波さんと姫路瑞希さん、至急学園長室にお越し下さい・・・繰り返します』

 

 

「・・・・・・あの2人は何をやったんだ?」

 

「康太の知らん事をワシ等が知ってる訳がなかろう」

 

「あの2人の事じゃ知りたくもないが気にはなるな」

 

「ああ、多分だけど次の観察処分者に任命されるんじゃないかな?今朝それで妖怪ババアに呼び出されたし」

 

今朝はちゃんと学園長と呼んでいた筈なんだが・・・一体どんなババアだったんだ?

 

「道理で明久が1限に居らんと思ったらそういう事じゃったのか」

 

「ま、あの2人なら妥当だろ」

 

「亜玖亜、お前は料理出来ないんだし聞いて来い、決まった作戦は夕飯の後で話せ」

 

「分かったわ」

 

 

 

「ああそれと決定事項は先に言っておくが、Dクラス戦では妹その1とその2を出すつもりはないからな」

 

「おい、私と亜玖亜を出さないという戯言の理由を聞こうじゃないか」

 

「理由は2つある、まずDクラス戦の目的は他の連中を召喚獣の操作に慣れさせる事だからだ」

 

「観察処分者でもなければ召喚獣は頻繁に出す物じゃないからのう・・・操作で挑むしかないからには練習は必要じゃな」

 

「確かにめぐみんの腕輪はやり方次第だが一瞬で決着を付けかねない効果があるからな・・・下手に手の内を見せたくはないか」

 

「で、2つ目の理由は妹その1が総合0点だからだな・・・今回の戦争中は回復試験に集中して貰いたい」

 

亜玖亜は全力でそっぽを向いた。

 

「まあそういう事なら仕方ありませんね・・・それに私も点数調整してFに来ましたし回復試験に集中しましょう」

 

そういや姫路も熱で途中退席とか言ってたし総合0点だな。

あいつと一緒の部屋で試験は受けたくないが2人を一緒にさせたくはない・・・どうした物か。

 

「俺が何の為に姫路に戦線布告をさせたと思ってるんだ、ああすれば奴はどう思おうが親が明日にでも病院に連れて行くだろう?」

 

「そこまで織り込み済みかよ・・・なら俺はDクラス戦後に受けるか」

 

相変わらず2手3手先まで読むのが上手いな雄二・・・

コイツとだけは戦争したくねぇ。

 

「よし、それじゃ買い物だけしてさっさと帰るぞ」

 

「買い物はいいけど僕殆どお金ないよ?」

 

「明久は入院長かったですからね・・・仕送りだけじゃ入院費払えなくてバイト始めたんでしたね」

 

そのバイトを紹介したのは俺だけどな・・・明久は貴重なリア友でネトゲ仲間だし居なくなられたら困るし。

流石に入院費は払ってやれんがな。

 

「大丈夫だ、今回の食材はウィズの所で揃える」

 

「あ、それなら安心だね」

 

「あの人なら明久の現状を知ってますからバイト払いで許してくれるでしょう」

 

雑貨屋【ウィズ雑貨店】、ここが俺と明久のバイト先だ。

基本的に日用品や文房具なんかを扱ってるが缶詰や冷凍食品に野菜なんかも扱っている。

だが店長のウィズはやたらとマニアックだったり使い所がなさそうな物といった一般に需用が一切無い物を仕入れてしまう癖がある・・・

罵弐劉が居なかったらあっという間に潰れてたのは間違いない。

 

まあ頑張ってくれ罵弐劉・・・主に俺と明久のバイト代の為に。

 

 

 

「へいらっしゃ・・・誰かと思えば妹をダシにもう1人のバイトにちゃんとした物を食わせようとしているバイト1号ではないか」

 

「そそそそんな事実はねぇし!適当言うなよ!」

 

何でコイツは人の心を見透かしてる様な事を・・・!?

 

「おっと仕送り前で塩と水と砂糖しか口にしてないバイト2号も一緒ではないか・・・今日は2人共シフトは入ってなかった筈だが?」

 

「失礼な!今月は味噌も口にしているよ!」

 

「ツッコミ入れるのはそこでいいんですか・・・というか明久は調味料以外を口にして下さいよ!」

 

「出来るならしてるよ!」

 

まさかその味噌って亜玖亜がこの前ホームセンターの福引で当てた奴か?

良かったな明久・・・亜玖亜は今回のオシオキはなしにしてやろう。

 

「まあそれを知ってるんなら話は早い・・・バイト代から天引きで食材買いたいんだが」

 

「ふむ、察するに従姉妹に2人の料理を振舞うとでも約束して食材を買いに来たといった所か?」

 

「何で見ていたかの様に当たってるの!アンタ僕達のストーカーか何かなの!?」

 

「失敬な、どうせストーキングするなら貴様等より我輩の可愛い奥さんであるウィズにするわ!」

 

「「そりゃそうだ」」

 

俺と明久は見事にハモった。

 

「というかストーキングなら普段からやってるじゃないですか」

 

「見張ってなければ何を仕入れてしまうか分かった物ではないから仕方なかろう?」

 

「「「そりゃそうだ」」」

 

今度はめぐみんまで一緒にハモった。

 

「そういえば今日はウィズは居ないんですか?」

 

「豊胸について悩む余りウィズに相談したかった娘よ、ウィズなら今夕飯の買出しに行っているが近所の奥さん方に捕まってしばらくは帰って来ないであろう」

 

「な、悩んでませんし!まだ先がありますし!」

 

安心しろめぐみん・・・亜玖亜を見る限り希望はある!

・・・まあこれからはなるべくキャベツを出してやるか。

 

「まあ貴様等はよく働いてくれてるし辞められでもしたら困るのでな・・・今回だけは我輩が立て替えておいてやろう」

 

「「ありがとうございます!」」

 

「ついでに我輩が目を放した隙にウィズが仕入れてしまったこの怪しいレトルトパックも持って行くといい、というか持って行け!」

 

「これはパスタソースですね・・・ってイチゴ味、バナナ味、イカスミピニャコラーダ味、鯖チョコレート味?」

 

何そのどっかのアイドル達が好きそうなフレーバーのラインナップ・・・ウィズはよくもまあこんなキワモノばっかり見つけて来るな。

 

「カレーもあるね・・・ハバネロ味にジョロキア味にデスソース味って何なのこのキワモノと激辛のオンパレード!」

 

「仕入れたウィズも対外だがよくこんなのを作ろうと思ったな・・・」

 

「うむ、返品しようにも仕入れ先は既に夜逃げでもしていたらしくてな・・・結果的に大損してしまったのだ」

 

「それ計画倒産か何かじゃないのか?」

 

「そんな訳で仮にも食品を無駄にするのは抵抗があってな・・・少なくとも水と調味料だけの生活よりはマシになると思うが?」

 

「まあパスタソースに入ってるのは殆どがフルーツだし栄養はあるよね・・・貰います」

 

「毎度あり!」

 

罵弐劉の奴・・・タダで貰っておいて何だがキャベツが6玉もあるのは何故だ!

まあめぐみんにキャベツを食わせたかったし構わんが・・・重い!?

 

 

 

「さて、食材は揃ったが何を作るか・・・といっても殆どキャベツなんだが」

 

「うーん・・・まずは戻って米子ちゃんに聞いてみよう」

 

「あの子の事だから肉って言うと思いますけどね・・・」

 

因みに俺達の家は明久と同じマンションで隣の部屋だったりする。

この事実を知った時は本当に驚いたぜ・・・まあネットで知り合った奴がリアルの知り合いでご近所さんだったなんて事があれば誰でも驚くよな・・・多分。

 

 

 

 

「帰りましたよこめっこ、ちゃんといい子にしてましたか?」

 

「お帰りー!兄ちゃん、姉ちゃん、腹減ったー!」

 

うむ、めぐみんや亜玖亜も可愛いがこめっこは最強だな・・・異論は認めん。

 

「今から明久と一緒に作るからめぐみんと一緒にもう少し待っててくれよ」

 

「明久も一緒!ならパエリャー作って!」

 

「パエリャ・・・ああ、パエリアね。ちょっと部屋に鍋取りに行って来る」

 

「おお、仕込みはやっとくぞ」

 

ピンポーン・・・

 

「おや?お客さんですか?」

 

「ああ、ダクネス達が来たんだろ・・・めぐみん、ちょっとよろしく」

 

「分かりました」

 

 

 

「はいどちら様で」

 

「我が名は郁月 裕香!めぐみんのライ」

 

バタン

 

「ん?ダクネスじゃなかったのか?」

 

「ええ、新聞の押し売りだったのでお帰り頂き」

 

「ちょっとめぐみん!いきなり閉める事ないじゃない!」

 

「って何で普通に入って来てるんですか?」

 

「えっと入口で突っ立ってたから一緒に入って来たんだけど・・・僕の両手は鍋で一杯だったし代わりに開けて欲しかったし」

 

「ああ、明久と一緒に入ったんですか・・・納得です」

 

因みに明久にはこの部屋の合鍵を渡してあるし俺も明久の部屋の合鍵を持ってるので緊急時に限り勝手に入れる。

 

「まあ何だ、折角来たんだからゆんゆんも一緒に夕飯食うか?」

 

「え、いいんですか?」

 

「まあ今更1人2人増えた所で手間は変わらないし大勢で食べた方が美味しいからね」

 

ピンポーン・・・

 

「もうララティーナさんが来たのかな?」

 

「ではちょっと応対して」

 

「お兄様ーっ!」

 

おっと、俺をお兄様と呼んで抱きついてくる天使はこの世に1人しか居ない。

 

「おおアイリス、同じ学校なのに会うのは久しぶりだな」

 

正直料理中に抱きつくのは危ないので止めて欲しいがアイリスだから問題ない。

 

「って何で応対する前に入って来てるんですか!後何でいきなり和真に抱きついてるんですか!」

 

「海外暮らしが長かったからですわ!」

 

「ついでに言うと鍵は開いてたぞ?」

 

「まさか2人共・・・」

 

「あ、ゴメン・・・手が塞がってて閉めるのを忘れてた!」

 

「す、スミマセン!私がうっかりしてたから!」

 

「まあ応対する手間が省けたしよく考えたらダクネスも家の合鍵もってるからな・・・次から気をつけてくれよ」

 

 

そして1時間後・・・

丁度料理が出来上がった所で亜玖亜が帰って来たので食べる事にした。

明久が作ったのはこめっこのリクエストであるパエリアとキャベツ炒め、俺は鶏のから揚げとキャベツスープだ。

 

 

「「「「「「「頂きます」」」」」」」

 

「相変わらず明久様のパエリアは美味しいですわ!」

 

「ええ本当に・・・どうやったらこの味が出せるのか」

 

「うーん・・・やっぱり明久って調理師になった方がいい気がするんですけど」

 

「うむ・・・これは普通に店に出せるぞ」

 

アイリスとめぐみんはこの味を出したいと言って明久に料理を習い始めたんだったな・・・

まあ未だに出せてはいないみたいだが

それと亜玖亜とダクネスは丸焼き以外の料理を覚える気になれよ。

 

「何故かパエリアを食べた瞬間にプライドを砕かれた様な気が・・・」

 

ゆんゆんはorzになってる・・・

そういや妹と従姉妹が変わり物ですっかり忘れてたが大抵の女子は明久の料理を食うとそうなるんだった。

 

「明久!おかわり!」

 

「はいはい、ちゃんと嚙んで食べようね」

 

相変わらずこめっこはよく食う、しかも早い・・・しっかり食べて大きくなれよ。

 

 

 

そして食後、ダクネスが風呂に行ってこめっことゆんゆんとアイリスがめぐみんとス〇ブラで対戦を始めたので明日の戦争の話を聞く。

 

「・・・っていうのが作戦みたいだけど」

 

「成程・・・亮と明久に秀吉は小隊長、康太は情報収集、俺は代表に最後の止めか」

 

「和真の物理は康太の保健体育並だしDクラスは文系が多いらしいからこの配置は妥当だね」

 

「それと和真は物理だけでいいから回復試験受けてくれって言ってたわよ」

 

「そういや点数調整してたんだった・・・風呂入ったら復習しとくか」

 

 

 

「ああ!またこめっこの1人勝ちですか!」

 

「おやりになりますわねこめっこさん!」

 

「何で毎回私が最初にやられちゃうの!」

 

「わーい!また勝ったー!」

 

どうやらス〇ブラはこめっこ無双らしい・・・

やはり最強はこめっこか。

 

 

「亜玖亜、シャンプーが切れているのだが?」

 

「詰め替え持ってくからちょっと待ってて!明久居るんだから裸で出て来ないでよ!」

 

ナイスだ亜玖亜!でも次からは切らす前に詰めとけ。

 

 

「とりあえず部屋で復習でもするか・・・後で広場で落ち合おう」

 

因みに広場とは俺と明久のやってるネトゲの待ち合わせ場所の通称だ。

 

「そうだね・・・じゃあまた後で」

 

さて・・・明久も自分の部屋に戻ったし風呂が空くまで復習でもしておくか。




次回いよいよDクラス戦・・・
決着まで行くかは不明(ォィ
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