出会い
side ぐだ子
ハロハロ~♪私、藤丸立香。おおよそ高校生♪
今現在私は火の海のど真ん中にいま~す♪
........冗談抜きで死にそうです。
隣に頼もしい後輩が居なければ発狂してたかもしれない...
事はちょっと前に遡る...
私は元々普通の家庭で暮らしていたが、
ある日カルデアと呼ばれる組織にマスター候補とかゆうので呼び出され、
そこで偉そうな女性から「2016年で人類は滅亡する」と嘘か本当か分からぬことを言われ、
話の途中で襲い掛かってきた睡魔と闘うもアッサリと眠ってしまい、
それに怒った女性に放り出され、
自分の部屋となる部屋でさぼっていたDr.ロマンことロマニ・アーキマンに出会い、
暇潰しにロマンと喋っているといきなり爆破テロが起きて、
現場に行くとカルデアに来たときに私を案内してくれた後輩キャラのマシュ・キリエライトが瓦礫の下敷きになって死にかけていて、
彼女のお願いを聞いて手を握っていたらいきなり火の海の中にいた。
ダイジェスト説明終了っと‼
「先輩?誰に向かって喋っているんですか?」
「フォウ~?」
後輩キャラのマシュと白い謎のモコモコ生命体のフォウ君(マシュ命名)が首を傾げて聞いてきた。
「いや、なんでもないよ。」と返事をする。
.........確かに私、誰に向かって喋ってたんだろう...。
まぁ、それはさておき.......。
「所長、落ち着きましたか?」
私は倒壊した建物の陰に隠れて、某クローゼットの中のた〇し君並みに震えながらうずくまっている女性、オルマガリー所長に声をかけた。
「オルガマリーよ‼」
心を読んだ!こいつ、エスパーか!それともスタンド使いか!?
「声に出てるのよ!ああ、何でこんな三流マスターとこんな場所にいるのよ!こんなときレフが居てくれたら....ああ、レフゥ...何処にいったのよ...うっ、えぐっ...。」
因みに、レフとはマシュと一緒にカルデア内を案内してくれた優しげな(ちょっと胡散臭い)コンブヘアーのおっさん、レフ・ライノールのことである。
所長の信頼している人物の一人らしい。
「しかし所長、いつまでも落ち込んでいる訳にはいきませんよ。霊脈のポイントはすぐそこです。移動しないと逆にスケルトン等のエネミーが寄ってきますよ。」
「分かってるわよ!うう、もういやぁ....うっうっ、レフゥ.......。」
マシュの言葉でうずくまっていた所長と私達はやっと移動を開始したのだった。
「霊脈に魔力を求めてきたエネミーが群がっていますね...。排除します!先輩、指示を‼」
と言ってマシュは手に持っている大盾を構えてエネミーに向かって突進していった。
普通の人間ならば、それは自殺行為に等しい。
が、今のマシュはただの人間ではない。
所長曰く、今のマシュは最上位の使い魔たる英霊、「サーヴァント」と人間が融合した「デミ・サーヴァント」と呼ばれる存在らしい。
たった数体しかいなかったうえに、耐久性の低いスケルトンのエネミーは、マシュの攻撃でみるみる数を減らしていき、わずか数分で全滅した。
「....さて、何で霊脈?の上に来たんだっけ?」
「私の盾を使って召喚サークルを作り、カルデアと連絡をとるためですよ、先輩。サークルさえ設置できれば、カルデアから物資を受け取れるようになるだけではなく、戦力となるサーヴァントを召喚することができるようになります。」
「へー、そーなのかー。」
「では、召喚サークルを設置します。」
マシュが持っていた大盾を地面に置き、周囲に何かを書くと、盾を中心に光の環が広がり、幻想的な空間が展開された。
サークルを設置した直後、カルデアとの通信が回復し、Dr. ロマンと情報交換を行った。
因みに所長は通信が繋がったあとすぐにレフのことを聞いていたが、カルデアにレフがいないことを伝えられたらあと、また隅でうずくまり、何かをブツブツと呟いていた。
『...所長はそっとしておくことにして、立香ちゃんには今から戦力となるサーヴァントを召喚してほしい。』
そう言われた直後、手元に七色に輝く結晶のようなものが3つ出現した。
『今そっちに送ったのは聖晶石っていう高エネルギーの結晶体だ。それを使えばサーヴァントを召喚できるはずだ。』
「えっと、......どうやって使うの?」
『マシュの設置した召喚サークルに投げ込めばいいよ。あとはカルデアのシステムで勝手に召喚されるから。』
言われた通りに聖晶石を3つサークルに投げ入れる。
すると魔方陣のようなものが浮かび上がり、高速で回転を始める。
『...うん?なんだこの反応!?サーヴァント、なのか!?と、とにかく気をつけて‼今までにない反応だ‼』
その言葉を聞き、私はすぐにサークルから離れ、マシュは私達を守るように立つ。
サークルの光が強くなり、人型を形成していく。
そして、現れたのは不思議な少女だった。
紅白の変わった形の巫女服、濡れているかのような輝きを放つ黒い長髪、色白のきめ細かい肌、目は閉じているものの整った顔立ち、髪を束ねる紅いリボン、まるでコスプレイヤーのような姿をした少女が........そのまま地面に向かってうつ伏せに倒れた。
「「「...は?」」」 「キュー?」
呆気にとられて見ていると、もぞもぞと動きだし、「...いったい何が...。」と言いながら目を覚まして起きあがった。
「「えっ。」」 「どういうことなの!?」 「フォ~ウ!」
「なによ、これ...。」
そしてその少女は、まるで『何も知らない』かのように目を見開き、周囲の景色を見ていた。
to be continued...