河影 御月 は 目の前 が 真っ暗 に なった‼
すみません。
またしばらくは出せそうにありません。
時間とネタができたらまた書きます。
本編始まります。相変わらず駄文注意です。
sideぐだ子
目の前の少女の話は興味深いものだった。
『幻想郷』と呼ばれる人間と妖怪が共存する箱庭。
彼女と妖怪の賢者とやらによって成立した決闘法、『スペルカードルール』。
幻想郷における揉め事の解決法である『弾幕ごっこ』など、聞いたことのないもので溢れていた。
マシュは「行ってみたいです!」と目を輝かせ、所長は話が進むにつれて目のハイライトが消えて虚ろな表情になっていき、ドクターは唖然として聞いていた。
「そういえば、あなた達の名前を聞いてなかったわね。教えてちょうだい。」
彼女は周りの様子を一切気にすることなく名前を聞いてきた。
「では、改めて。私はマシュ・キリエライト。気軽にマシュと呼んでください。そしてこの子はフォウさんです。え~と...」
「霊夢、博麗霊夢よ。」
「はい。霊夢さん。」
「さんはいらないわよ。」
「いえ、つけたほうがしっくりするので。」
「そう、であなたは?」
「私は藤丸立香。よろしくね、霊夢。」
「藤丸...めんどくさいし『ぐだ子』でいいかしら?」
「え、何そのあだ名......」
「....リヨっとしててぐだぐだしてそうだから?」
「訳が分からないよ(° ω °)」
「なんかふと頭に浮かんで.......で、何その顔?」
「なんかフォウ君とは違う胡散臭い白い獣が頭に浮かんで.....淫獣?QB?うっ、頭が.....」
「しっかりしなさい....それはそうとぐだ子、あそこに突っ立ってるのは誰?」
霊夢は目のハイライトが消えている所長を見ながら聞いてきた。
「あの人はオルガマリー所長。一応私達の最高責任者だよ。」
『そして僕はロマニ・アーキマン。ドクターロマンと呼んでくれ。』
「オルマガリーにロマンね、覚えたわ。」
「オルガマリーよ‼」
目が一瞬で戻った所長は名前を間違えられたことに怒って抗議し始めた。
「オガルマリー?」 「オルガマリー!」
「オマルガリー?」 「オルガマリー!」
「オルガマリー?」 「オルマガリー!...じゃなくてオルガマリー!」
「冗談よ、もう覚えたわ。」
「ハァハァ...もう二度と間違えないでちょうだい。」
ある種のコントか何かだろうか?
「ところで、あなた自分がどんなサーヴァントなのか把握してるの?」
「いいえ、何も分かってないわ。そもそもサーヴァントってものさえ知らなかったのよ、分かるわけないじゃない。」
「...おかしいわね、サーヴァントは召喚された時にその時代の知識を得るはずなのに......てことはあなた、宝具使えないの?」
「宝具って何?」
『僕が説明するよ、ミス霊夢。』
「ミスはいらない、普通に霊夢でいいわよ。」
『わかったよ、霊夢。では、宝具とは何かを説明しよう。ちょうどいいし、立香ちゃんも聞くといい。』
『宝具とは、簡単にいえば人間の幻想を骨子につくりあげられた武装だ。英霊が生前に築き上げた伝説の象徴であり、物質化した奇跡、通称「ノウブル・ファンタズム」と呼ばれるものだ。有名なものはアーサー王の持つ聖剣であるエクスカリバーとかだね。要するに英霊の使っていた武器、もしくは英霊の生きざまを具現化したものさ。英霊はどんなに弱くても、必ず1つは宝具を持っているものなんだよ。』
「使ってた武器.....もしかして私のスペルカードとか宝具になってるのかしら。」
そう言って霊夢は袖の中から5枚のカードを取り出した。
よく見ると何か文字とイラストが描かれていた。
「それがスペルカード?」
「そうよ。私の代で成立した決闘法、『スペルカードルール』に使われる札よ。さっき幻想郷について話した時に弾幕ごっこがどうのって言ったでしょ。弾幕ごっこは名の通り弾幕を撃ち合って、弾を相手に一定回数以上当てれば勝ちというルールよ。だけどもうひとつルールがあってね、ただ弾幕を撃つだけではなく、その弾幕の美しさをいかに表現できるかも競うの。その時に使われるのがこのスペルカードよ。この札に自分の考えた弾幕の名前を書いておいて、撃つときにこれを掲げて宣言してから撃つのよ。『境界・二重弾幕結界』!みたいな感じで...」
霊夢が実際にカードを掲げて説明していると突然カードが光始め、やがてカードから溢れた光は、紅白の光で構成された美しい弾幕となり、近くの瓦礫の山を囲むように広がると弾幕の檻からさらに弾幕が放たれ、瓦礫の山を粉砕した。
その時、
「ギャー‼」 「オノレェ‼」 と声が聞こえた気がしたが....
「......ねぇ、今誰かいなかっt「いなかったわ。」うん、いなかった。」
『........今の反応は恐らくサーヴァントのものだろう。まさか説明に巻き込まれて倒されるとは思ってなかっただろうね。幸いにも敵意剥き出しだったから倒しても問題ないはずだけど......。』
「だからいなかったって言ってるでしょ!」
霊夢は否定してるけど........うん、やっぱりいたね。
ちなみに所長は威力に驚いて茫然としてる。
「........ねぇあなた!今!しれっとサーヴァント倒してるじゃない‼見直したわ‼召喚された時てっきり記憶をなくした弱小英霊かt「いちいち五月蝿い!」ひぃっ!!!」
「あのねぇ、これでも私、結構異変を解決してきたのよ?それこそ吸血鬼やら幽霊やら月の連中とかいろんなやつらを退治してきたし......」
「...へ!?吸血鬼!?あなた死徒と渡り合えるっていうの!?」
「...?死徒って何『大変だ‼』何よ!『わっ!ゴメン!ってそれどころじゃない‼』」
「どうかしたんですかドクター?」
「ロマン、どうかしたの?」
『今そっちにすごいスピードで何かが向かってる!この反応は...!』
ドクターが話し終える前に、黒い影が私達の前に現れた。
手に鎖を持ち、黒いもやに覆われている女性。
一目見れば分かる、明らかに人間を超越した存在感。
間違いなく、敵サーヴァントの襲来だった。
to be continued...
ちなみに、弾幕に巻き込まれて退場したのは、ゲームの方のランサーとアサシンです。