落第騎士の英雄譚~破軍の眠り姫~(一時凍結) 作:スズきょろ
えっと初めて書いたので、自信ないですけど頑張ります‼️
感想、評価、誤字脱字などお願いします。
プロローグ
太陽が真上に登り、気持ちのいい風が吹いていた。
時間は昼休み、生徒たちはそれぞれの場所で友達と笑いお昼御飯を楽しむ、学園生活での楽しい時間。
そんな中僕、黒鉄一輝は友達を探していた。学園内でも唯一の友達とも言っていいたった一人の友達。
「どこに行ったのかな?朝はクラスに居たのに・・・
まさか、またいつもの所にいるのかな?」
僕の探している友達は、性格はとてもマイペースでたまに突拍子もないことを言ってしまう、どこか常識が抜けている変わっている人だった。そんな友達は天気のいい日は決まって昼寝をしている。そのせいで、午後の授業は遅刻しているが、その友達はたいして気にしていなかった。
それどころか、『一輝と一緒にいられるから』とかなんとか言って、授業をサボっていた。
僕は
『僕の素振りを見ているだけで、つまらなくないのかい?』と、するとその友達は、
『そんなこと無いよ?ほら、一輝の剣って綺麗だから』って言ってくれたんだ。
僕は嬉しかった。今まで誰も、僕の剣の事を見てくれる人なんてなかったから、あの時は本当に嬉しくて涙が止まらなくなったんだっけ?
そしたら、その友達が柄にもなく慌てていたんだ。『ど、どうしたの!?えっ、えっと大丈夫!?』ってね。そんな珍しい友達を見て思わず笑っちゃったんだ。
それ以来、僕の横にはその友達がいつも座って僕の素振りを見ていた。休憩中は僕の話し相手になってくれたり、タオルとか飲み物とかも持ってきてくれていた。
「あっ、やっぱりここにいた」
「すぅ・・・すぅ・・・すぅ・・・」
そんな僕の友達は、いつものように学園の敷地内にある大きな木に背中を預けて眠っていた。
僕のたった一人の友達、
詩音は日本人にしては珍しい銀髪と紅い目を持っていて、僕は気になって彼女に出身を聞くと『私?私は日本人だよ半分ね。お母さんが外国人だったからハーフなんだ』と言っていた。
詩音は、この学園ではちょっとした有名人だった。天気のいい日のお昼は決まった場所で気持ち良さそうに眠り、詩音は上級生にそんな無防備で可愛らしい寝姿に人気があってファンクラブまであるそうだ。
そんな彼女には付けられた二つ名がある。
《眠り姫》
彼女の奥底に眠っている力とその実力、いつも気持ち良さそうに眠っている彼女に付けられた二つ名だった。
そんな《眠り姫》を起こすために僕は彼女の肩を揺らした。
「詩音、起きて~起きないと、ご飯を食べる時間なくなっちゃうよ?」
「ぅ・・・ぅん?・・・いっ、き・・・?」
「そうだよ」
「ふぁ~・・・んっ~・・・おはよう、一輝」
起きた詩音は、寝ていた身体を起こし伸びをすると・・・
「(きゅー)・・・」
どこからか可愛らしい音がした。その音の発生源を見ると、顔を赤く染めた詩音が立っていた。
「ふふっ・・・おはよう詩音、もうお昼だよ?」
「っ~~!!笑わなくても良いじゃない!恥ずかしいじゃん・・・///」
「ごめんごめん。
あのさ詩音、その、いつも僕とご飯食べてるけど・・・いいの?僕と一緒にいたら・・・」
「何が?私は一輝と一緒に食べたいから食べてる、それじゃあダメ?」
そう言って詩音は上目遣いをして可愛らしく、首を右に傾けた。
「そ、そんなことは、無いけど・・・」
(そんな顔をされたら何にも言えないじゃないか!)
「なら気にしない、気にしない!いざ、食堂へ!私、お腹空いちゃった!」
そう言うと詩音は、僕の手を引いて上機嫌で僕の前を歩きだした。僕はそんな彼女を見て微笑んだ。
「分かったよ、君には敵わないな」
「あっ、そうだ一輝!食堂まで競争しようよ!
負けた方が今日のお昼奢るってことで!ヨーイ、ドンッ!」
そう言うと詩音はいきなり手を離して走り出し、そんな彼女の突然の行動に僕は慌てて追いかけた。
「ちょっ、ずるいよ詩音!?」
「あははっ!知りませ~ん!お先に~!」
笑いながら僕の前を走る詩音。僕はそんな彼女にいつも救われていたんだ。
──────────────────────
誰かが私を呼んでいる。
「・・・・・・きて・・・」
誰?私を呼んでいるのは・・・
「・・・べる時間なくなるよ?」
目を覚ますと目の前にいたのは、私の友達、黒鉄一輝だった。
「ぅ・・・ぅん?・・・いっ、き・・・?」
「そうだよ」
「ふぁ~・・・んっ~・・・おはよう、一輝」
目を覚ました私は、寝ていた身体を起こし伸びをした。すると・・・
「(きゅー)・・・」
私のお腹から可愛らしい音がして、私は恥ずかしくなった。
「ふふっ・・・おはよう詩音、もうお昼だよ?」
そんな私を一輝は笑って見ていた。
「っ~~!!笑わなくても良いじゃない!恥ずかしいじゃん・・・///」
「ごめんごめん。
あのさ詩音、その、いつも僕とご飯食べてるけど・・・いいの?僕と一緒にいたら・・・」
「何が?私は一輝と一緒に食べたいから食べてる、それじゃあダメ?」
そう言って私は一輝の顔を下から覗きこみながら可愛らしく、首を右に傾けた。
「そ、そんなことは、無いけど・・・」
(ふふっ、顔真っ赤にしちゃって照れてるのかな?)
「なら気にしない、気にしない!いざ、食堂へ!私、お腹空いちゃった!」
そう言って私は、一輝の手を引いて鼻歌を口ずさみながら一輝の前を歩く。
「分かったよ、君には敵わないな」
「あっ、そうだ一輝!食堂まで競争しようよ!
負けた方が今日のお昼奢るってことで!ヨーイ、ドンッ!」
私はいきなり合図を出して一輝の手を離して走り出す。
「ちょっ、ずるいよ詩音!?」
「あははっ!知りませ~ん!お先に~!」
走り出した私の後を追う一輝。そんな一輝を笑いながら私は食堂へと向かった。
これは後に《眠り姫》改め、《龍帝》と呼ばれることになり、破軍学園の最強の一角を担い、世界中の全ての騎士から注目される存在になるそんな少女の話。
だが、それは、まだ先のお話。
作者「えー、いかがだったでしょうか?これから頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。」
詩音「よろしくね~」