俺の個性は”決闘者” (改)   作:司目

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お楽しみはこれからだ!

「ヒャーハッハッハァッ!!さぁ、でゅ↑エルだぁ!」

 

手札を一気に五枚引き走り出す。

「な、なんだぁ!?」「ランニングデュエル、アクセラレーション!」

瓦礫が散らばり敵と飛び道具が襲い掛かる中、四肢を動かしつつ敵の群れの中を縦横無尽に一気に走り抜ける。

【ダーク・グレファー】を召喚後、俺の前方で現れたり消えたりを繰り返す【インフェルニティ・デーモン】と他の【インフェルニティ・モンスター】に敵が攻撃を躊躇するがそんなことは知ったこっちゃない。このデッキは同じ満族同盟の友に協力を仰ぎ作り上げた、満族による満族の為の、満足するためのデッキで、これが通常運転なのだ。

というか俺の前で《墓地》と《フィールド》を行き来する【デーモン】を筆頭にモンスターたちが俺へ向けられる飛び道具や個性を避けてくれるのは有難いけど敵と見間違えて焦る。ちょ、ちょっとデーモン先輩前見て前!!頼むから!

 

壁や瓦礫を伝って空中を走り抜ける俺の右足に不意に鎖が巻き付けられ一気にバランスを崩された。

「ちょこまかしてんじゃねぇよクソ餓鬼ィ!!」「この野郎、馬鹿にしてんのかぁっ!?」

バランスを崩した隙に全敵が此方へ仕掛けてくる。だが俺は最後の仕上げとばかりにエクストラデッキからゾーンへカードを叩きつけた。

 

 

 

さあ、来いシンクロ召喚!

 

初代満足龍!ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン!!

二代目満足龍インフェルニティ・デス・ドラゴン!!

三代目満足ry…違う、煉獄龍オーガ・ドラグーン!!

 

 

 

敵に囲まれた俺の頭上から巨大な三体の黒くグロテスクで禍々しい龍が現れる。威圧するように咆哮した三体の龍達は俺を守る様に降り立ち息を巻いた。デデドン!(絶望)

…いや、でもちょっと待って。なんか満足龍に囲まれた俺の方が威圧感凄い。調子乗って初めてシンクロ召喚して打点3000並べてみたけど凄いごっそり体力持っていかれた上に俺のSAN値減って逝ってるんですけどぉ!!

 

「敵死すべし。慈悲は無い。」威圧感に悲鳴を上げ戦意喪失した敵達。俺は善良なヒーロー科の人間なので破壊(殺し)はしないが物理攻撃で気絶退場して貰おう。

「半端な覚悟で入って来るなよ!!ヒーローの世界によぉ!!」「ヒイイイィィィィ!!!?」「来るなぁ!!来るなアアァッ!!」

周囲にいた敵を全て蹴散らした後、三体の満足龍達は俺を不満足気に見下ろしてきた。

若干不満足気な唸り声に俺は無言の謝罪をする。すまん…すまん…中途半端な数で召喚して悪かった…俺のデュエリストレベルが満足じゃなかったせいで禁止から解放された『リーダー』を召喚できなかった…!!

せめてもう少しでも引きが良くて【インフェルニティガン】に制限に入ってなければ『リーダー』喚べたのに!!畜生、こんなんじゃ…満足できねぇぜ…!!

 

 

 

…ともかくカード発動しまくった挙句一気に打点3000のモンスター並べた疲労で膝を尽いた俺の後ろの階段からやって来る複数の足音。「おお、おおおおおおォォォ!!!!?ンだありゃあ!?新しい敵か!!!?つかデカッ!!キモッ!!!」

目を向けると勝己と鋭児郎が息を切らして目玉かっぴらいて立っていた。なんだ、同じ場所に飛ばされてたのか。

「おー、無事だったか、お前等…」「ッたり前だクソが!」「いや、お前が無事か!?顔真っ青だぞ!?」「…無事だけど満足はしてねぇわ…」「何があったんだよ…」

 

俺を囲む三体にドン引きする二人を失礼に感じながら向き合う。

聞くと二人ともあの靄野郎の報復に向かおうとしたが満足龍達の咆哮を聞いて先にこちらへ向かって来たんだとか。成程、なら俺も喜んでいくわ。でも見た感じ攻撃効かなかったし…、ロックバーンで攻めるか?

「…あのモヤモブ、『危ない』っつってたな」

勝己の発言に靄野郎の個性と行動を思い出し、言いたいことを察する。

「は?…ああー、成程?実体はあんのね。」「え、マジか!?」

なら攻撃効くかもな。ともかく【オーガ】だけを残し、背に三人乗って飛行しながらモヤ野郎を上空から探すことにした。

 

 

 

 

 

 

 

目を凝らして周囲を探した結果、中央の噴水広場で脳むき出しの敵と対峙するオールマイト先生と目的の敵連合を発見し【オーガ】が急降下した。地面への激突寸前に三人とも飛び降り乱暴に着地した瞬間、勝己が靄野郎を吹っ飛ばし首を掴み上げ地面へ抑え込む。

同じタイミングで現れた轟が脳むき出しの敵を氷結させる。隙が出来た『掌の敵』に鋭児朗と【オーガ】が奇襲をかけるが避けられてしまった。チッ。

「くっそいいとこねー!」「まァ、結果オーライだろ」「スカしてんじゃねえぞモヤモブが!」「平和の象徴はお前等如きに殺れねぇよ」

 

「かっちゃん…!皆…!」

 

 

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