俺の個性は”決闘者” (改)   作:司目

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雄英入学
コミュニケーションは・・・・苦手だな・・・


合格して職員室で先生がなんか「鼻が高いノーネ!」的なこと言っていたし、勝己が殺意に溢れた顔で俺を睨んできたが全部スルーした。それより俺は出久がどうやって合格したのか知りたい所存。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中学を卒業してからは俺は雄英高校近くのアパートで一人暮らしを始めた。理由は諸々あるが、高校が近くなったのは良い。

 

 

そして待ちに待った雄英入学式。

一度来たとはいえ、やっぱり日本で一番有名且つ人気の雄英。何もかもデカい。

1-A教室に入ると、既に何人かまばらに座っており、若干騒がしかった。出席番号も発表されてないので自由に座っていいんだと思う。

 

教室の一番後ろに座って、デッキを確認していると、横から黒い鴉みたいな頭をした生徒がやってきた。

「俺は常闇踏陰。よろしく頼む」。握手を求められたので此方も名乗って応じた。常闇の影から出ていたモンスター?も「ヨロシク」と握手された。

「そのカード達は何だ?」と興味深そうに聞いてきたので「俺の”個性”で使うカードだよ」とメインとサイドデッキ両方見せたら「そんなに持ってるのか。すごいな」と感嘆された。良い人だ。特に【BF】に興味津々だった。

常闇は見た通り、伸縮自在の鳥みたいなモンスターを身に宿している個性なんだと。何それカッコイイ。

親近感が湧いて【BF】を召喚してみようとしたが、前方の席に座っていた勝己と眼鏡の人が騒がしくなり、出久が教室に入ってきた。出久は教室の入り口で女子と会話していた。早速女子と仲良くなるとは中々やるなアイツ。羨ましい(直球)

先生・・・俺も女子と仲良くしたいです・・・・と切実に思ってたら、ほんとに先生が来て体操服に着替えさせられて運動場に集合させられた。

 

 

 

 

 

担任のス〇イプ似の先生…基、相澤先生の指示により入学式やガイダンスも無しに体操服着て集合するよう言われた。

運動場に着くと相澤先生が女子に「雄英は”自由”な校風が売り文句。そしてそれは”先生側”もまた然り」と返していたが、…それっておかしくないかな?

 

ともかく今から行うのが個性使用有の体力テスト。

確かに中学校は原則個性の使用は禁止されてたから、平均的な記録を国は取り続けている。

まぁ”個性”と言っても十人十色だからそうするしかないんだろうけど。

勝己が見本として個性有でソフトボール投げを行った結果、908mという訳の分からない記録を取った。単純に面白そうですげぇな、とモチベーションが上がったところで先生から無常の「最下位は除籍処分通告」。ファッ!?

 

第一種目の50m走は攻撃力は上げるが、スピードが速くなるようなそんな都合のいいカードがある筈が・・・あったわ【ロケット・パイルダー】。

試しに50メートル走と立ち幅跳びで後ろに向けて発動した結果3秒92と8m。反動で行き過ぎて止まれなかった。

”人”を対象にしての発動や装備解除の加減ができなかった為、おかげで物凄い目で周囲から見られた。やめろ!化け物を見る目で俺を見るな!

でもこの風圧に耐えきることが可能なら今度RRで(無言の飛行)をやってみたい所存。

 

それからはソフトボール投げで【ネオスペース】発動して【ネオス】に投げてもらった。突然俺の前に現れた【ネオス】と宇宙空間に皆驚いていたが、俺は自慢げである。見よ!これが俺のエースだ!強いぞー!かっこいいぞー!

結果は∞。【ネオス】は俺にサムズアップして帰ってった。

打点3000とフィールド魔法の維持は初めてだが行けるな。今度複数融合召喚に加えてC融合を試してみよう。

それからはそこまで都合の良いカードなど出る筈も無く、普通に受けたが、殆ど好記録。

”個性”だけじゃなく身体能力まで”決闘者”に影響されてる気がしてならないが、結果オーライ。

 

 

それより気になるのは俺の次の出席番号である出久である。確か出久は自分から俺に”無個性”であると明言していた。

けれど難関の雄英高校を合格したということは”個性”が発覚した、もしくは身体能力が他より抜きん出ていると思っていたが、彼の測定記録はほとんど平均より少し上ぐらいでこのボール投げで記録を出さなければ除籍処分宣告が下る。

一応勝己に「出久の”個性”って分かるか?」と聞くと「”無個性”のザコに決まってるだろーが!」と返され、その後に眼鏡の人に「無個性!?彼が入試時に何を成したかあ知らんのか!?」と突っ込まれた。え?何したの出久。

一球目で46mという記録を出した出久を見ると、

何やら”イレイザー・ヘッド”と呼ばれた相澤先生に”個性”を抹消され、指導を受けて俯いていた。本当に大丈夫だろうか?

 

そして正真正銘のラスト一球。

 

 

出久は705mという記録を打ち出した。

 

 

 

「やっとヒーローらしい記録出したよー」と喜ぶ女子、出久の個性に対して分析する眼鏡と、横で「スゲェな」と素直に感心する俺。よく見ると彼の指は負傷していた。成程、リスクがあったから今まで使えなかったのか。

隣の勝己のリアクションを見たら決闘者も吃驚な顔芸を彼は披露してくれていた。

不覚にも咽た俺を置いて勝己は出久に個性を発動させて突っ込んでいく。

が、すぐさま相澤先生が”個性”で無効化し拘束された。

そして「俺はドライアイなんだ」と言う先生。致命的じゃないですかそれ。

 

そして運命の結果発表。

 

「ちなみに除籍は噓な。君らの最大限を引き出す合理的虚偽。」の相澤先生の言葉で出久が死んだ以外は問題はなかった。

俺の順位は8位だった。

 

 

初日が終了し下校している途中、出久と眼鏡の人を見かけたので声を掛けた。

「飯田天哉だ。よろしく!」ときっちりした態度で握手を求められ、自己紹介をした。良いところのお坊ちゃんっぽいなこの人。委員長みたい。

その後真面目な顔で測定テストに対して考察する飯田に頷きながら歩いていると、後ろから∞女子が話しかけてきた。

彼女は麗日お茶子と名乗り、出久が照れた。

「デク」と呼ばれた出久は挙動不審に麗日に説明するが最終的に「でも『デク』って・・・『がんばれ!!』って感じでなんか好きだ私」の一言で「デクです」と即答した。何だ春が来てたのか。俺にもラブコメフラグ来ないかな。

「浅いぞ!蔑称だろ!?」っと突っ込む飯田に「春が来たんだ。察してやれよ」と言うと「春?もう既に4月だろう?」と返された。中々天然だなコイツ。

 

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