天音   作:脳髄

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分量が多いととっても読みづらくなるのでかなり削ったけどそれでもこのザマ。もう少し少なくして分けて投稿したいと思います。
あと、アンチ・ヘイトでは無いけど少しおぞましい。そんな作品にしていきたいですね!


腐敗する腸を

暖かい家庭に、暖かい食べ物、ゆらめぐ光

 

望んだことがないとは、頑として言えないものがそこにある。

今日はクリスマス。聖夜よりもサンタが、雪よりも期待が私の心にふりつもっているはず。

そうして窓を見つめていると、だんだん香ばしい匂いがしてきた。

美味しそうなお肉の匂いにつられてリビングに向かうとテーブル一面にご馳走で飾られていて私のお腹が恥ずかしそうに鳴いている。

サンタやプレゼントを待つより今はお母さんの作った料理をお腹いっぱいたべよう。

 

蝋燭が形を無くしてはケーキを染める。これで四度。

暖かすぎるのかな、残念だなぁ。

すっかりと高揚が冷めて、心が凍る一歩手前。

父と母が私を包み込んでくれたいつかを思い出して

生暖かくて居心地が良くなって私は満足した。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

あれはそれ、これはどれ?うざったいな!もうどうにでもなってしまえよ‼︎

 

そう私は悪態をつきたくなった。

それもひょんなことからというより、故意に産み出された気がしてならない、そいつはそんな驚天動地の仕上がりだった。

結論から述べよう。由比ヶ浜さんの料理はとても創作的だった。

材料の使いどころはてんでバラバラ、小麦粉、バター、卵に関しては

大雑把極まりない。ダマに固形に、あげくは殻。砂糖から塩にジョブチェンジ。

次はインスタントコーヒーを取り出したが、そんなことに気を使うことよりも!っとツッコミをいれたくなったが、比企谷くんは感心しているみたいで

 

「ほー、コーヒーか、確かに飲みものがあると食は捗るしな、気が利いてるな」

 

「はぁ?違うんですけど、男の子って甘いもの苦手な人が多いから、隠し味に使うだけだし」

 

いやいや、私の目に映っているのは山盛りの黒い粉。激しすぎる自己主張に思わず引いてしまう。

 

「「か、隠れて、ねぇ!ないよ!」」

 

「なら、砂糖でその分をっと!」

 

今度は白い山がそびえ立ってしまった。

彼女はどうやら引き算がとっても苦手らしく、足し算すればいいと思っているらしい。

ちょっと待って!そ、そんなにバニラエッセンスを使っても....!

 

 

 

そんなこんなで、出来上がった物体は材料からは想像できないほどの仕上がりだったと言わざるを得ない。

故に私をふくめて若干4名は現在、脱帽していて口を開くことすらままならない。

 

では前置きはここまでにして、私が脳内でくっきー(仮)レビューをしてみよう。

 

まず、黒い。硯を溶かしてその上に漆黒の着色料を一切の惜しみなく使い切った、そんな血迷ったなんてものじゃすまないほど気味が悪い黒ですっ!

この世の全ての悪もびっくり!圧倒的暗黒だね。

こうなると月並みな言い方でしか説明出来ないけどこのクッキー(仮)は間違いなく界面活性剤とか殺虫剤とかに分類分けされているものであって、間違えても口にするなんて論外だよ。

と言うよりそうであってほしくてたまらない。だってそうじゃなきゃこちらの、死に最短で逝ける芸術作品を食べなければいけないのだから。

 

「ごめん、私ちょっとお化粧を直してくるね」

三十六計逃げるに如かず。祈りは非力、永劫に届かないことは目に見えた。だってこれはその前に昇天もあり得る。

 

「俺も少しトイレに行ってくるわ」と彼もすかさず逃亡を図る。

 

「まちなさい、二人とも。貴方達には義務があるのよ」

断腸の思いを乗せた表情を浮かべているところから察するに、どうやら感情的には私達と同族だ。

 

 

「ちょっと白河さんとそこの不届者二人はこちらに来なさい。由比ヶ浜さんはケータイでクッキーのレシピをしらべてもらえるかしら?もう一度作るから私達が話を終えるそれまで、しっかりと目を通しなさい」

 

 

「あ、うん。なんかごめんなさい」

 

「いえ、気にしてないわ、料理が壊滅的なのはまだ経験を積んでないからだわ。だから一切気にしていないわ。えぇ気にしていない」

 

彼女の右手の木ベラがミシミシと悲鳴をあげている。

多分、勇者を成長する前に叩く魔王のような気持ちなんだと思う。

つまり雪ノ下さんの見立てでは彼女はこれ以上成長させてはいけないのだろう。

いや、そんなことは...。マイナスアップはありえないはずだよね?

 

「では、ちょうどいいので廊下に出ましょう」

 

由比ヶ浜さん除く一同は速やかに教室から退出した。私は雪ノ下さんが一瞬安堵して息を吐いたことを絶対忘れ......ます。1、2、3、ポカン!無事忘れました、はい、私は知りません。私が知っているのは自分が以来遂行中にも関わらず、ため息をはいてしまったことだけです。

それ以上には知らないのでちょっと他のところを見てくださいません?

厳しい視線は私にとって大変よく効く毒なので。

 

 

 

 

 

 

 

 

廊下は私の心中とは反比例して静かだ。話しているのは雪ノ下さんと白河さんでその内容はあのクッキーへの飽くなき探究心。

 

喋れば本題に戻って事態が動くので最悪食べることになってしまう。だから私は黙ることにした。

 

そのせいか、この場は気まずさより不思議が場を占めている。

私と比企谷くんに関してはこの依頼を諦めることを押しているけど、頑強な二人は、何故あんなのが出来てしまったのか不思議でしょうがなくてそれどころではないらしい。

 

解決へのとっかかりが掴めず、しばらくたったそんななか、比企谷くんの発言がようやく膠着したした事態を動かし始める。

 

 

「俺は義務だのなんだので自殺するのは勘弁だぞ。いやこの場合は強迫だから他殺になる。そうなると雪ノ下は冷たい鉄格子の中で臭い飯を食べることになるんだ。だからあれはもう捨てて依頼は無しってことで。白河さんだったか?なんつーか、超頑張れ」

 

「い・や・だ・なー!雪ノ下さんは依頼を受けると言ったんだよ。こうなったら一蓮托生でしょ?死なば諸共、それにまだまだ出来ることはあるんじゃないの?早とちりはよくないよ、ね?雪ノ下さん」

 

 

 

「ええ、答えは単純に努力あるのみよ。それと比企谷君。あれはすべて食べれたであろう材料をつかっているのよ。最悪でも呑み下すことはできるわ。だから成仏することはないはずよ、ゾンビ谷君」

 

 

比企谷くんは納得がいかないのか、顔をしかめてわずかな反抗を示している。

まぁ本人は命をドブに捨てる感覚なのだろうからそれも仕方ない。

それに私も雪ノ下さんの理屈は無理やりだと思う。

 

「そうそう、それにさ、比企谷くん」

 

そう切り出すと白河さんは比企谷くんの耳元まで近づき、

 

「ーーーーーーー。」

 

私達に聞こえない声のボリュームでなにかを告げる。

 

彼女はなにを言ったのだろう?まぁ、十中八九脅しだろう。

理屈とかを抜きにして、比企谷くんの表情の変化から抽象的にもそう感じた。

そして不思議なことにそれがパズルのように一つ一つ得心のいくように象られていく。

なぜだが、何かを訴えかけられたように頭が痛くなった。

 

 

頭痛に苦しむ私が教室に少し寄りかかるなか、白河さんは体を翻し、また尋ねる。

 

「比企谷くん、じゃあ君はどうすればいいとおもう?」

 

何も具体的でない質問だからか、比企谷くんにと指名されているはずの質問が、問われていない私に投げかけられているような気がした。

まったくもってひどい錯覚で気味が悪い。

 

 

私の煩悶を他所に、問われた主はさきほどとは少し様相が変わっていて

 

「いっそのこと市販のクッキーを自分でデコレーションする。あるいは由比ヶ浜にステップをしっかりと踏ませて料理させる。それこそ二つの導火線の内、片方は触れただけでその場で爆発が起こる場合ぐらいに慎重に」

 

 

「最初はそれが妥当ね。彼女に目を離したら刹那でも駄目みたいなのだから、まったく気が抜けないわね」

 

この場合はどちらを切ってもドンッ!だと、手の施しようが私たちにはない、それよりも出来るだけ早急に逃げた方がいいと思われる。

 

 

「九石、お前はなんか他にあると思うか?」

 

そうこうして話がまとまりつつあるなか、私にもお鉢がまわった。

 

 

「ご指名されても特にないかな。後は、うん、食べるのは雪ノ下さんの美味しい美味しいクッキーがいいくらいかな。」

 

「九石さん。おだてても無駄よ。もちろん貴方もさっきのクッキーを誠心誠意食べるのよ。貴方が依頼を直接的に解決へもっていくのは禁止されているけれど一助はしても良いのだから」

 

私の素直な感想さえこの扱いだ、私がどう見られているのかなんとなくそこはかとなく分かった一瞬でした。

 

 

ともかくようやく話にカタがついたらしいので教室に戻り、またクッキーを囲むことになった。やっぱりドス黒い、これ即ち怖くてたまらない。

額から冷や汗が滲み出るように溢れて一筋流れる。私はこれを口に運んだらどうなってしまうのだろう。

想像するだけで走馬灯がフライングし始めていてなんかヤケを起こしそうだ。

輪に入れてほしそうな、甘えてくる子犬のような由比ヶ浜さんを比企谷君が誘い、やっと心の準備を除いて万全にできた。

 

 

では、この世の全ての食材に感謝を込めて、いただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舌に触れるととても苦かった。

 

一噛みして舌が溶けるように消える錯覚。

 

二噛みして軽いやけどのようなヒリヒリとした痛みによって舌があることを思い出して

 

三、四で咀嚼するたびに唾液が溢れて喉に向かい流れていく。輸送されていく残骸が検問に引っかかっていくたび、焦げるような、破壊された廃墟から砂煙が舞うような悲しい気持ちと無慈悲に破壊されていく苦痛があいまっていく。

 

五で....

 

 

 

 

 

私たちは溢れる涙を止められなかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

私は比企谷くんが先ほど自販機で買ってきた飲み物で口を潤しているが、どうにも先ほどのクッキーをすすいでいるような気がしてならない。野菜生活が悪魔的に美味である。

それほどにさっきのクッキーもどきは厳しいものであった。

見た目のファーストインパクトもさることながら、実食のセカンドインパクトがこうも苦痛を感じるとまったく関係がない私でも少し可哀想になってきて、私からも何か言うことにした。

 

「えーと、由比ヶ浜さん?だったかな。悪いことは言わないからスーパーとかデパートでそれなりの菓子折を買ったら?」

 

もちろん、可哀想なのはこれをもらう側である。

 

 

 

「ツヅリン、諦めないで手伝ってよー。お願い!そんな目で諦めないでよーっ!」

 

由比ヶ浜さん、想いとか気持ちはね、あくまで調味料なの。目玉焼きとかハンバーグにソースをかけるでしょ?醤油でもポン酢でもいいけどね。それってさ、目玉焼きがちゃんと出来てるから、かけたときにもっと美味しく感じることが出来るの。目玉焼きが野良犬にあげるバン耳以下の場合はね、かけてもソース自体が好きな人たち、そんな好事家にしか好まれないの。

だからね、生ゴミに想いや気持ちを乗っけたところで、外見がクッキーだからって、騙されても正体に気づいたときにはゴミを渡しやがって、とそれは重い一撃を腹に入れられるわけ。

分かったらさっさと走って詫びの品、買いに行ってこい、タコがッ!と思う気持ちを収納して由比ヶ浜さんに優しく微笑む。ちゃんと微笑めてるか少し怪しい。

 

「流石にモテない男子でもこれを女子から贈られてたら半端なくガチギレするぞ」

 

どこからともなく賛同の声が上がった。いや、食べればわかる。私の意見は、正しい。これこそが膾炙されるべきである。

 

 

「ヒッキーだったら?」

 

「もちろん、何があっても絶対許さない。霊験あらたかな御人にそいつが俺をからかわなければよかったという後悔が俺の憎しみの臨界点を越えるまで恨み続けてもらう」

比企谷くんはスポルトップを親指と人差し指で挟み、長机に両手で寄りかかる。視線は遥か上を見ていて、一見怒りを抑えているようにも取れる。

 

「うぅぅ。ご、ごめんなさい」

 

精神的に屍の域に入りかけてる由比ヶ浜さん含めて三人のなか、由比ヶ浜さんに対して白河さんが一人だけポジティブなことを言いだす。

 

「まぁ、これからの伸び代に期待ってとこかな。ちょろっとこれは人にあげるには失礼だけど、次はなんとかあげられるようにね?」

 

「そうね、まだ、諦めるほどではないわ、もう少し頑張れば全体的に獣畜生並みにはなるはずよ」

 

 

「シラリン....、雪ノ下さん....そうだよね!頑張れば出来るよね!?」

 

 

いやいや、由比ヶ浜さん、これはないでしょー。白河さんはまだしも雪ノ下さんは明らかに慰めになってないでしょ。だって暗に貴方は今は獣や畜生以下だよ、って言ってるだもの。しかも料理に関してだけじゃなくて総体的に言われてるよ。

 

 

「うん、もう少し頑張ってみる!教えてもらってもいい?」

 

「ええ、任せなさい」

 

「うん、そうだよ、そのいきだよ!為せばなるからね!時間はまだまだあるから頑張ろうか?」

 

 

そう言いだした彼女らは机の上を少し片付けてもう一度クッキー作りの準備を始め出していて。それを私は遠目で見守ることにした。

 

 

 

再度作り始めて数十分が経ち、今度はマシなものに仕上がったのか、先ほどよりも断然良くなったと見た目から分かった。

美味しそうではないが、食べられないわけではなさそうで不味そうというより、苦そうだ。

それで万々歳だと思うのだが、どうやらお二方ほど納得が言っていないらしい。クッキーを睨んではため息を吐いたりと、自分の腕前を嘆いているらしいが、あそこからクッキーの形になったんだから充分どころか過剰じゃない?

 

 

「やっぱり、あたし料理に向いてないのかなー才能ってゆうの?」

 

作った料理から目を背け、はにかんだ笑顔を曇らし、まるで自分を慰めるように、そう言った。

甘い言葉を無責任に吐くだけでいいならいくらでも堕落させ、果てのない底に送ることはできるが、私の思う最適解である、肝心のかけるべき言葉が見つからない、というより見つける気はさらさらない。

 

そんなのは私のいないところで勝手にやってくれ。自分に能力を真に知って自分を貶めては自分の可能性を真っ二つに折る。お次は自分の不甲斐なさに涙を流し腫らした面で喚きながら帰るのだろうか。

 

 

あゝ心底どうでもいい。この流れで帰ってしまってもいいのだろうか?

ささっと教室から出ようとしたら

 

「この場合、解決方法は一つよ」

 

「といいますと?」

 

「努力あるのみ」

 

 

 

 

「由比ヶ浜さん、貴方さっき、才能がないって言ったわね?」

 

「え。あ、うん」

 

「まずはその認識を改めなさい。最低限の努力もしない人間には才能がある人を羨む資格なんてないわ」

 

辛辣、痛烈な物言いだがけだし至言である。

真っ向からこれだけ言われる経験は、人付き合いが多く、トモダチがこの指とまれであぶれるくらい、いても今までなかったのか、その顔には戸惑いと恐怖が浮かんでいる。

 

逆か、それだけ人付き合いに多忙だとそんなことをするほど一人に固執することがないのかな。そう考えたら辻褄が合いそうだ。

 

帰ろうとした足を止めて、その光景を眺めることにした。

 

 

由比ヶ浜さんはまだ懲りていないらしく、雪ノ下さんに言われてもへらっと自分を誤魔化して火に油注いでいる。そうなれば雪ノ下はヒートアップするわけで。

あーあ。結構厳しいこと言われてるね。嫌悪とかもありありと感じるし、由比ヶ浜さんはだいぶキツかったのか俯いちゃってる。

比企谷くんはドン引きのあまり一歩引いている。

 

スカートの端を握る拳は固く、表情は伺えない。今度は癇癪でも起こすのだろうか、我ながら性格が悪いことに少し興味が湧いてきた。

 

「か......」

 

か?あー、帰るか、妥当だね。言い方ももう少しあったしね。仕方ない仕方ない。さぁ!諦めておしまいおしまい。

 

「かっこいい......」

 

「「は」」

 

「建前とか-------」

 

私は完全に興味を削がれたので鞄を持って静かに調理室から出た。

 

 

 

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階段を下りて下駄箱に行くまでは数分もかからなかった。

もう、大丈夫だろう。比企谷くんもなんか考えているみたいだし、由比ヶ浜さんもやる気に溢れ始めた。

これも雪ノ下さんあってのものか。あの三人が揃うとなんか丁度良い感じだなー。

そんなことより今日も無駄な時間を過ごしてしまった。

そう自覚するたびに腹の虫が腸を食い破り、虫が取って代わって顫動するような不快さを味わう。

 

すでに日はオレンジに変わり始めて、今から帰れば暗くなる前には無事帰宅できそうだった。

上履きから靴に履き替えて、昇降口から出ようとすると、上履きの音が迫ってきた。

雪ノ下さん、いや比企谷くん?大穴、由比ヶ浜さんかな。

音が止み、私が後ろを向くとそこにいたのはその三人ではなく、

 

「やぁやぁ!突然いなくなっちゃってどうしたの?」

 

私を追いかけてきたのは白河さんだった。大ハズレである。

その笑みはあまりにも自然体であり、特段感情が込められているわけでもなく、かといって何も込められていないわけでもないように見える。

まったくもってわからない。

 

「ごめんなさい、実は塾の時間を間違えててさ、今週から時間を変更したから忘れてて。なかなかいい出せなかったけどあとはもう大丈夫かなって思ったから出てきたの」

 

口から出まかせとはよく言ったものでそれなりの理由を咄嗟に身つくろい、言った。

 

「そうだったの!?ごめんね、私たちのことにつき合わせちゃって、って今も時間取っちゃってるね、大したことも無いからもう行ってもいいよ、止めちゃってごめんね?」

 

「別に気しなくていいよ、私の不注意だからさ。じゃあ、ごめん。また縁があればその時はってことで。さようなら」

 

私は後ろの人物から何故か逃げるように少し早足で家へ帰った

 

 

 

 

 




いつしか形が肉づいていくと

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