ここは、人間たちに忘れ去られた者たちが集う場所、 幻想郷。
しかし、忘れ去られたと言っても時は流れる。山では、樹木が生い茂り紅葉を迎え、そして枯れ、
また若葉が芽吹く。
そんな変わりばえのしない幻想郷のもう一つの物語である。
「・・・て」
ん?誰だ・・・?
「・・・けて・・・」
誰だ?なぁ、あんたは一体誰なんだ?
「感情が暴走している」
感情が暴走?何のことだ?
「お願い、私を助けて・・・」
そう言い残して、声の主は消えていく。
「おい!ちょっと、助けるって誰をなんだよ!」
ピピピピピピピピピピピーーーーーーカチッ。
僕は、目覚ましの音で目を覚ました。
夢見が悪かったせいか少し汗をかいている。
僕の名前は、隆英(たかひで)
人間の里の外れに住んでいる。
ここ、幻想郷は、今から大体1200年くらい前に博麗大結界が崩壊したらしい。
しかし、600年前にご先祖が再構築して現在の幻想郷に至る。
しかし、再構築の際にかなり荒れたらしい。
その反動が今も残っている。そのひとつが、幻想郷住人の失踪である。
まぁ、そのおかげで今の職が有るのだが・・・。
僕の能力は、世界の軸を超える能力である。
しかし、この能力は、不定期で発動するものなのであまり使えない。
人間の里の外れに住んでいることもあり、人間の友達なんかできるはずもなく、
今日も1人で蔵の掃除をしていた。
「よいしょっと!」
ブワッ!!
「ゴホッ、ゴホッ!!」
「うぇ~汚い」
最近では、妖怪専門の仕事をしている為か蔵には薄気味悪い物が溜まっていた。
「コレはこっちで、あれはーー」
ガタン!ゴロゴロ!
「うわっ!!」
遂に棚に積んであった箱が、崩れたのだ。
「ったくも~これじゃあ全然終わらない!」
そう言いながら、片付けているとある物が隆英の目に入った。
「コレは、あの時の・・・」
それは、先月人間の里に住んでいる人から依頼で受け取ったお面の破片だった。
なんでも、はじめは何枚かあり気づくとこの破片だけになっていたらしい。
「あ~、これは今度霊夢に相談してみよう」
そうして、お面を箱にしまおうとした瞬間。
「・・・・助けて・・・」
「ん?今誰かが助けを・・・」
だが、あたりには誰もおらずただ静寂な空気だけが蔵に残っていた。
「気のせいか?」
しかし、このお面がいつの間にか隆英の手から消えていた事に気付かなかった。
そして、この出来事が隆英の人生を大きく変える事となる。
そう・・・この人に会うまでは・・・・。
如何でしたか。
是非感想をいただきたいです
隆英の活躍にもご期待を・・・。
次回は、新キャラが出ますので・・。